今日のニュースで最も大きく取り上げられたのは『小池知事の所信表明演説』、そして『豊洲問題』、その他は各局まちまちと言うところですかな。「小池知事の演説」では、パラパラとしか拍手が起きなかったので、大勢が野党と言う構図だろうが、小池ペースで「劇場都政」が今後も展開されるのでは…と思っている。豊洲は例によってああでもない、こうでもないと「決め手に欠く」報道でお茶を濁すバラエティーで終始する。

 外国で報じられる日本のニュースは『女の子が飼育されウナギに変えられ料理される日本の広告』があちこちで報じられている。ガーディアン、BBCをはじめ東南アジアでも報じられている。いずれもが、日本の「女性差別(世界経済フォーラムの女性差別ランキングでカザフスタン、バングラデシュ、ジンバブエに次ぐ104位だと報じている。)」、「幼児ポルノ」、AVへの「女性の強制出演」などと共に記事にされている。こちらの方がびっくりするくらいである。

 「世界が憧れる」「世界から尊敬されている」そんな日もあったのだが、ここ数年でそんなイメージは音を立てて崩壊している。原文は下に挙げておく。Huffington Postでおおよそがわかる。


                            2016年09月28日   Huffington Post
うなぎ養殖が盛んな鹿児島県志布志市が公開した、うなぎを少女に擬人化し男性が飼育するという「ふるさと納税」のPR動画「少女U」が差別的だとの批判が殺到し、公開から一週間足らずで削除された問題について、欧米メディアなどが「多発する日本の女性差別の例」として他の問題になった事例とともに続々と取り上げている。

フランスのAFP通信は、「日本の自治体が女性を貶めたとみなされる広告を作成し、炎上するのは初めてではない」と紹介。胸が強調された17歳の海女の萌えキャラで、反対署名を受けて撤回された、三重県志摩市の公認キャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」騒動を紹介している。

英ガーディアンは同様に「碧志摩メグ」やH.I.Sの「東大美女図鑑」の広告に言及、BBCでは乳牛になった少女が卒業式を迎えるというAGFの製品「ブレンディ」の広告を取り上げている。

さらに、米外交専門誌のフォーリンポリシーのサイトまでもが、「性差別ホラー映画」とのタイトルで取り上げ、「誘拐監禁された少女を想起させる」というツイッターユーザーの声を紹介した。

また、「史上初めての野党第1党の女性代表が誕生したにもかかわらず、この国は「まだ」女性の社会進出にモタついている」と厳しく批判。動画で少女が「養って」と発言するような、性別役割分業的な発想が背景にあることを示唆した。(引用終り)

    Japan swimsuit teen's eel ad pulled over sexism claims
                                  AFP•September 26, 2016
Tokyo (AFP) - An online ad featuring a swimsuit-clad teenage girl who turns into an eel was pulled Monday after Japanese internet users complained it was sexist.

Officials in far-south Shibushi yanked the commercial but insisted they had only wanted to draw attention to locally-farmed fish.
The bizarre two-minute spot began with a girl wearing a black one-piece lounging in a pool and asking a man to "feed me".
She is then seen lazing poolside and hula-hooping, before the film cuts to bucolic images of southern Japan.

 BBCは23日に『ポルノ映画』に強要して女優を出演させていた、というニュースを流したばかりなので、なおさら強烈である。
     Apology after Japan porn industry coercion claims
                                  23 June 2016  BBC
    Japanese ad showing girl turning into an eel gets pulled
                                27 September 2016  BBC
The advert, narrated by a man, opens with a teenage girl in a black swimsuit floating in a pool asking the narrator to feed her.
"I decided I would do everything I could for her. I gave her delicious food until she was full and made sure she could sleep well at night," the narrator says.
Scenes of the idyllic Japanese countryside are also shown in-between shots.


 東南アジアでも他の新聞(Washington Post, AFP)の転載記事として結構な扱いをしている。                       

                               Sep 27, 2016  Straits Times
TOKYO (Washington Post, AFP) - Officials in Shibushi, Japan, wanted to drum up some attention for their delicious, locally-farmed fish. So they filmed a glossy online advertisement meant to showcase their eels as some of the most exquisitely pampered and sustainable in the country.

Huffington Postが言うように、他の「女性差別」と絡めての報道である。ところが、一転国内で見てみると、何とものどかに『東京のグッドマナーを発信』しているのである。それを日本人のDNAといい、意識せずとも自然に発生する心遣いなのだそうだ。もう一年もすれば『東京しぐさ』として、文部省の道徳の教科書に載るのかもしれない。--事実の有無に関係なく「江戸しぐさ」を載せるのだから…--

  東京のグッドマナーを発信する「Tokyo Good Manners Project」始動
                                2016年9月21日   Time Out
東京に暮らす人たちが当たり前に思っているグッドマナーを再認識し、国内外に発信していく「Tokyo Good Manners Project」が始動。「Tokyo Good Manners Project」は、自分たちのグッドマナーに誇りを持ち、東京を訪れる世界中の人々に文化としてのグッドマナーを楽しんでもらうプロジェクトだ。スクランブル交差点を引き合いに出して、グッドマナーについて語っていた。「海外の方は、誰一人ぶつからず、お互い上手く避け合いながらこの交差点を渡る光景に驚いています。これは日本人のDNAや普段の生活に根付いている、意識せずとも自然に発生する心遣いからではないでしょうか」。

日本人のDNA2
 こんな大きな扱いのニュースでないものが、本当は我々にとっては身近だったりする。下のニュースなどはその一例であろうが、世の高齢者の方々は知っているのだろうか。

         75歳以上、保険料上げ検討
                                   2016/9/28  共同通信
 厚生労働省は27日、75歳以上の後期高齢者医療制度で、低所得者ら916万人の保険料を最大9割軽減している特例を廃止し、2017年度から段階的に保険料を引き上げる方向で検討に入った。法令で定める軽減幅は最大7割で、現在は税金を使ってさらに安くしているが、本来の規定通りにする。増え続ける医療費を賄うため高齢者にも負担を求め、世代間での公平性を高めるのが狙い。

 生活に直接の影響はなくとも、世の中全体が変わっていく例の一つとして、「最高裁判所長官」「日銀総裁」「NHK会長」「内閣法制局長官」についで、宮内庁長官までもが、『安倍総理』お気に入りの方に交代させられる。『天皇』の意向をリークした落とし前らしいが、天皇を尊敬するのでなく、「都合のいい天皇」が欲しいだけの集団、と言われる原因でもある。

                                  9月29日(木)  JIJI.COM
 宮内庁長官の風岡典之氏が26日付で退任し、山本信一郎次長が長官に昇格、後任の次長には西村泰彦内閣危機管理監が就任する。天皇陛下のお気持ち表明に至る過程で、宮内庁の対応に不満を持った首相官邸が、人事でてこ入れを図ったようだ。

 宮内庁幹部の異動は春が通例で、風岡氏も当初は来年3月末まで務めるとみられていた。政府関係者は、退任が早まった理由について「お気持ち表明に関し、誰かが落とし前をつけないと駄目だ」と語った。
 陛下の生前退位のご意向が官邸に伝えられて以降、杉田和博官房副長官らは、退位の自由は憲法上認められていないと判断し、負担軽減策の検討を進めていた。そうした中で陛下のお気持ち表明の動きが表面化した。官邸は宮内庁に対し、「陛下が思いとどまるよう動くべきだった」(関係者)と辛口評価だ。
 宮内庁次長には、事務次官経験者が各省の顧問などを経て就任する例が多く、西村氏の「官邸直送」は異例。警察出身者の起用は22年ぶりで、同じく警察出身の杉田氏の意向が反映されたとの見方がもっぱらだ。西村氏は、来月から始まる「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の事務局に宮内庁を代表して参加する。(引用終り)

 日々、「日本がいかに素晴らしいか」という番組ばかり見せられているのだが、先日『女子中学生を飼育してみたかった』として捕まった寺内樺風(かぶ)被告の裁判で、こんな少女の供述調書が「検察側」から発表された。 『少女は2014年3月に連れ去られて約1カ月後、寺内被告の外出中に無施錠の玄関から逃げ出した。公園で女性ら2人に助けを求めたが「忙しいから無理」などと取り合ってもらえず、「絶望した。他人が怖いと感じるようになった」という。』 突然「助けを求められても…」とは思うが、警察に連絡などの手段はなかったのか…と思ってしまう。

監禁少女、一度脱出するも助け得られず
                                 2016年9月27日   朝日新聞

 埼玉県朝霞市で少女(15)を誘拐し、2年余り監禁したなどとして、未成年者誘拐や監禁致傷などの罪に問われた大学生、寺内樺風(かぶ)被告(24)=東京都中野区東中野=の初公判が27日、さいたま地裁であり、被告は起訴内容の一部を否認した。

 検察側が読み上げた少女の供述調書などによると、少女は2014年3月に連れ去られて約1カ月後、寺内被告の外出中に無施錠の玄関から逃げ出した。公園で女性ら2人に助けを求めたが「忙しいから無理」などと取り合ってもらえず、「絶望した。他人が怖いと感じるようになった」という。翌日からは外鍵をかけられて外に出られなくなった。    (引用終り)

 最近の社会の異常さの例として、『安倍総理演説の際の自民議員の総立ちでの拍手』が話題になったが、もちろん『その手』の方々から、民主党の時もあった、という反論が結構ある。確か、「鳩山総理の所信表明」の時、演説の終了時に同様なことがあった。が、今回はまるで違って行われた。自然発生ではないことは、下の写真でもわかるように、「ここで『場内から拍手が沸き起こる』事を総理は知っていた。」、また「このスピーチを書いたものは『事前に1,2回の当選議員に立って拍手をする』ように指示していた」、さらに違うことは、総理も共に拍手したことだろう。

 このスピーチのyou tubeの動画を探すと、『安倍首相の神演説』として最初の4ページすべてがこの「動画」で沸き上がっている。最近、WIKIを見ると、寄付金の要請画面が出るが、あれだけ、奇妙奇天烈な歴史観を書きなぐった『辞書』など、もう使いようがないのであって、自然消滅を願う以外にないだろう。まだ、この件では、海外のニュースは聞かないのだけが救いであるが、日本社会に「自浄作用」を求めるのは、あまりに「能天気」なことだろうと思う。

後藤謙次よ!
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