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食文化の変化で 売れない 『鯨肉』を 世界を騙し、税金を使ってまで 手に入れようとする愚かしさ。       「アンネの日記」を破った犯人も、 右翼系ブログに影響されたと供述

 先に 日本の「調査捕鯨」に対する 国際司法裁判所の判決で 「全面敗訴」となったことを取り上げ、 日本近郊の捕鯨はともかく、 世界に打って出る捕鯨は 今後できなくなるであろう、と記事にした。 常連 「ニャン子太郎」さんから  次のようなコメントを寄せていただいた。 

なんか無性に鯨の味噌汁が食べたい。
あの脂の旨味と皮の食感がたまらん。
子供の頃はよく食べたのになぁ。。。。


 これは、 何か 私の記事に不足があるのでは … 、 少し追加しておこうと思う。 確かに、あの記事だけでは 日本の伝統文化 『鯨肉』を食すること が 失われるように取れたかも知れぬが、 国内の 「鯨肉消費」は わずかに 「3千トン」に落ち込んでいる。 もの (鯨肉) が無くて 落ち込んでいるわけではなく、 嗜好が変わった、のである。 米 (コメ) 同様、 「パン」や「麺類」に取って代わられて 消費が落ち込んでいる。 2年分の在庫を抱え、 国の委託を受ける財団法人 「日本鯨類研究所( 鯨研 )」は フーフー言っている。 ニャン子太郎さんには 毎日 「お国のために」 鯨の味噌汁を 食べていただかないといけないわけだ。

 まあ、 マスコミの報道自体が 『鯨の街「食文化失う」』などと 判決の趣旨を正しく伝えていないことも 問題なのだが … なにも 南極まで クジラ取りに出かける必要は無いわけで、 日本近海で 昔ながらの漁法で捕っていれば、 充分賄える程度の 『国内需要』であろう。 

 縄文時代は 「どんぐり」を食べていたが、 それは 「伝統文化」と 誰も思っていない。 それに変わる 「栗の実」や その他の果実に 置き換わっている。 そちらの方が「うまい」し、 簡単に手に入る。 『鯨』が 牛、豚に 置き換わっても なんら不思議はない。 その程度の認識で良くはないのか。

 グリーンピースが 次のような意見を載せている。 もちろん、 判決前であるので 『 今日の国際司法裁判所の判決がどのようになるかわからない。 日本が勝利することもありえる。 しかし、 いずれの判決でも、 時代錯誤の調査捕鯨が まったく不必要な事業であることを 露呈することは間違いない。 また、この裁判が日本政府にとって「商業捕鯨再開!」と非現実的なスローガンとともに振り上げてきたこぶしを下ろすには良い機会であることも確かだ。 この判決をもって、日本は南極海での捕鯨をやめるべきだ。』と 文末に述べているが、 その一部を引用して 紹介しよう。


                                       2014-03-31  国際環境NGOグリーンピース 引用

 もともと、「商業捕鯨の再開」を目指して開始されたのが南極の調査捕鯨事業だ。 しかし、30年近くが経ち、鯨肉の国内需要が下がり続ける中、南極海まで大型船団を送るという莫大な経費を伴う捕鯨が商業的に成り立つことはなくなった。

 実際、鯨研は年間50億円程度の予算を組んで調査捕鯨を行ってきたが、 これまで毎年受けてきた7億円~10億円程度の国庫補助金に加えて、 2012年度からは約45億円(鯨類捕獲調査改革推進集中プロジェクト)という多額の補助金を追加で受けることで事業を維持しているという。

 補助金を投じて「調査捕鯨」を維持し続けることで、 逆に「商業捕鯨の再開」が不可能であることを証明してしまったというわけだ。 今では、 「調査捕鯨を維持すること」が 目的となっている。

 2012年には、 大震災の復興のために使われるべき23億円もの税金が、 鯨研の借金返済に使われていたことをIKAN(イルカ&クジラ・アクション・ネットワーク)や グリーンピースが暴露して 会計審査院へ告発した。 会計検査院は 2013年に その使途が不適切であったと結論付けている。

 それ以前にも 調査捕鯨には、 天下り、 不正な鯨肉流通など 様々な問題が指摘されてきた。 その度に、 「捕鯨は伝統だ」というプロパガンダで 何とかその批判を避けることに成功してきた経緯がある。 しかし、補助金依存が高まり、 復興予算まで食い潰す調査捕鯨を 「純粋な科学」というのは 国際的にも、 国内的にも 無理がでてきた。

 そもそも、 南極海で日本が捕鯨を始めたのは 1930年代で、 当初は 戦費をかせぐために 鯨油をヨーロッパに販売することを目的としていたのだから、 伝統とは程遠い

 これまでの日本政府は、 捕鯨は日本の伝統文化であり、 南極の調査捕鯨は国際法に違反していない という主張に固執してきた。 その挑発的な発言のたびに、 南極海に近いオーストラリアやニュージーランドだけではなく 欧米諸国との外交問題となっていた。 そして、 2010年にオーストラリアが 国際司法裁判所に 日本の捕鯨が違法であると訴えるところまで エスカレートしたというわけだ。

 元外務省副報道官の谷口智彦氏は、 「経済的に多くを意味せず、 実現可能性においてゼロの主張を 無理にも続けるうち、 英豪加米といった 同盟ないし準同盟国の大衆を 少なからず敵に回し それでも税金や公的資金を投じ、 勝ち目のない戦いを挑んで 日本の評判を下げることを、 筆者は国益のバランス感覚を欠く状態と考える」 と書き、 日本の対外広報力アップの切り札として 調査捕鯨の無期停止を訴えている。                 (引用終り)

 グリーンピースくらいになると、 結構調べてから発言しているので、 なかなか参考になる。 このレベルの方が、 櫻井よしこ氏らと 討論しなくては、 「慰安婦問題や 南京虐殺」についての 実際がわかることは無いだろう。 日本の伝統が いつできたのかも 問題で、 戦後 「蛋白源」が 欠乏した折に 「鯨肉」は 注目を集めたのだあって、 「徳川将軍」が 鯨肉を 常時食べていたり、 右翼のスキな 天皇家が 「主たる献立」として 鯨肉料理を持っていたわけではあるまい。 -- 鹿やイノシシ、 狸などが 日本の伝統といわれるのなら、 まあ、 なんとなく納得できる。 --

 いずれにしても、 新しい食材に取って代わられた 「鯨肉」を 無理に 南氷洋まで捕りに行くことは、 国際的非難を浴びてまですることではないだろう。 そのへんを冷静に考えたい。 冷静にといえば 先に記事にした 「アンネの日記」破損事件だが、 実行犯として 逮捕された男の供述が 新聞で報道されている。

 よく「右翼の記事」にあるのだが、 「〇〇は 嘘だという事は もう一般に認められている。」という言い方である。 この 『アンネの日記』も アンネ自身が書いたものではないことは 広く知られている、 などと 書いてあるが、 世界遺産に登録する段階で 相当の検証が行われ 事実として認定されたものだが、 その前の 「巷の噂」レベルを取り上げ 今だに そういう主張を ブログでしている。 こんな物を信じるほうも 落ち度がある。 反対意見も 充分に聞き、 いずれが正しいか 判断せねばならない。 漫画1冊や、 〇〇さんの ブログだけを見て、 信じ込んではいけない。 

                                                     毎日新聞 2014年04月04日
 東京都内の公立図書館などで「アンネの日記」や関連本が相次いで破られた事件で、器物損壊容疑などで逮捕された東京都小平市の無職の男(36)が警視庁捜査1課の調べに「館内の防犯カメラに映らない場所に移動してやった」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。男は一連の事件への関与を認めており、同課はこのうち、杉並区内の図書館で関連本を破ったとして4日にも同容疑などで再逮捕する方針。ただ、言動に不自然な点があることから再逮捕後に精神鑑定を実施することも検討する。

 男は2月に杉並区立南荻窪図書館でアンネの日記など23冊を破ったとして、3月14日に器物損壊と建造物侵入容疑で逮捕された。その後の調べで、杉並区の別の図書館でも男が書棚から本を取る様子が防犯カメラに映るなどしていたことが判明した。

 捜査関係者によると、被害に遭った図書館の防犯カメラを解析したところ、本を実際に破っている姿は確認できなかったが、男は調べに「カメラの位置を確認し、映らない場所に移動して破った」と供述したという。

 動機については「インターネットで、アンネの日記はアンネ自身が書いたものではないとするサイトを幾つも見た。自分もアンネが書いていないと判断し、批判するためにやった」などと供述している。アンネの日記の筆者を巡っては、欧州で論争が起きたこともあったが、筆跡鑑定などから現在はアンネ・フランクの作品との結論が出ている。 【引用終り】

    調査捕鯨船から商品用に加工された鯨肉が運ばれる
   船内で 販売用の 鯨肉のダンボールに詰めていて、 調査捕鯨といっても 納得するのは 日本人くらいだ

 グリーンピースの 「調査や抗議方法」や 正しいとは 常に言えないにしても、 突きつける問題は 考慮に値することが多い。 日本の調査捕鯨が 国際的に認められなかったのも 彼らの働きが大きかったろう。

 「アンネの日記」 「従軍慰安婦」 「南京虐殺」など、 最近 ことあるごとに出てきる 「歴史的事件」は、 日本の過去、 それも 第二次大戦の (日本の立場の) 正当化を 画する人々が これらを否定してきた。 苦しい 「国内状況」から 国民の目を外に向け、 ナショナリズムを煽ることで 国家主義を推し進めようと計ってきた。 あちらから こちらから 著名な外国人の言葉の 「ごく一部」を持ってきて つなぎ合わせて、 その意見を正当化しようとしてきた。 「船内で 食肉用のダンボールにつめておいて」 調査捕鯨と言い募ることは 決して 国際社会で受け入れられないのと同様、 今の「歴史修正主義」は 国際社会では 受け入れられないだろうと思う。 


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COMMENT - 1

ヤマト  2014, 04. 08 [Tue] 14:04

日本の調査捕鯨でクジラ類は人間が食べる魚介類を
想像以上に多く食べていることがわかっています。
たとえば体長7.5mのミンククジラは1日に131~186kgの魚介類を食べています。
しかもミンククジラやマッコウクジラなど、もともと頭数的に
健全だったクジラ類が商業捕鯨の一時停止で大幅に増加しています。
日本鯨類研究所の試算では、
世界のクジラ類が1年間に食べる魚などの量は2.8~5億トンで、
世界の海面漁業の漁獲量(約9000万トン)の3~6倍にも達しています。
21世紀には、世界の人口増加に食料生産が追いつかないことが
心配されている一方で、漁業においては過剰漁獲の是正が
国際的な課題となり減船が必要になっています。
こうしたなか、日本はクジラやイルカを単に保護するのではなく、
魚など他の生物との関わりを考慮しながら
持続的に利用すべきであると国際捕鯨委員会などで主張しています。
―――――――
平成11年度版漁業白書
―――――――――――――――――
ちなみに日本以外の国でも捕鯨は行なわれています。
【クジラの年間捕獲数】
◆アメリカ・エスキモー&ロシア・チュクチ先住民:北極クジラ:67頭
◆アメリカ・マカ族&ロシア・チュクチ先住民:コククジラ:140頭
◆デンマーク:ナガスクジラ:19頭、ミンククジラ:175頭
◆ノルウェー:ミンククジラ:500頭前後
―――――――
日本捕鯨協会
http://www.whaling.jp/qa.html#02_01
―――――――――――――――――
ちなみにオーストラリアでは
年間300万頭の野生のカンガルーが食用に屠殺され、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%BC#.E9.A3.9F.E7.94.A8
絶滅危惧種のジュゴンは毎年1000頭近くが狩られています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%B4%E3%83%B3#.E4.BA.BA.E9.96.93.E3.81.A8.E3.81.AE.E9.96.A2.E4.BF.82

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