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慰安婦決議や慰安婦像は 「本当に朝日の記事」が 原因なのか。  年表を作って考えてみる。 主犯は 「朝日」に責任を押し付けようとする人々ではないのか。

 よくもまあ、 これだけ 「人格」的な問題で 話題が事欠かない内閣というのも珍しい。 その件で マスコミから 批判の声が上がらないことも 前代未聞である。 行革担当大臣で、 産経新聞「正論の執筆者」である 稲田朋美氏にたいして 次のような要求が行われているが、 回答なしだそうだ。  「朝日新聞」が、 32年後に謝罪したのだから 彼らも 30年くらいたてば 誤りを認めるのかもしれないが …
                                                     週刊金曜日 10月3日(金) 引用
 市民で組織する「『慰安婦』問題解決オール連帯ネットワーク」はこのほど、自民党の稲田朋美政調会長に対し、「慰安婦」に関する講演会での発言の訂正を求める要求書を提出した。

 稲田会長は今年7月、福岡市で開かれた講演会で、「慰安婦」裁判で「『20万人の慰安婦を数珠つなぎにして強制連行し、挙げ句の果て自殺に追い込んだり、犬に食わせたりした』という内容の証人尋問が事実認定され」たなどと発言。 -- 20万人を数珠繋ぎにすれば60kmを超えるだろう。(笑) --

 これに対し、同「ネットワーク」が7月末、裁判でそうした内容の事実認定があったことはなく、まったくのデタラメであり、「被害事実の信頼性を著しく貶める」として、発言の事実を問う公開質問状を送付。返答がないため9月8日に、発言の訂正要求書を再度、送付した。書面では「『慰安婦』問題について人々を間違った認識に導いている事態は、とうてい座視しえません」と抗議している。                                          (引用終り)

 弁護士で、大臣にもなった 国会議員が、 「裁判の判決」を 持ち出していうのだから、 一般の人々は、これを真実だと思っても 当然である。 もちろん、 ネットでは 急速に 「真実」 として 拡散した。 「朝日新聞」は その「証言」の裏を取らずに報じたことで ゛「産経新聞」などから 責任を問われている。 証言の真実性と、 その報道の両面が 今問題となっている。 この発言は、 それを追及している人々の行為である。 自分たちのことは 棚に上げるのか、 という声は 当然起こると思う。 一応参考までに 産経新聞の当該記事を 下に載せておく。

                                                   2014.7.27  産経新聞 部分引用
 慰安婦問題も、断固として反論しなければなりません。

 吉田清治という人が済州島で慰安婦狩りをしたと嘘の証言をし、朝日新聞が取り上げて問題になりました。後に、吉田本人が嘘だと認めているんです。いわれなき嘘が、日本政府に補償を求める「慰安婦裁判」にまで発展しました。日韓の間には(戦時中の損害の賠償請求権は解決済みとする)基本条約があるので、日本側が勝訴しました。

 でも、慰安婦側が主張した「20万人の慰安婦を数珠つなぎにして強制連行し、揚げ句の果てに自殺に追い込んだり、犬に食わせたりした」という内容の証人尋問が事実認定されたのです。

 なぜこんなことになるのか。日本側が反論していないからです。民事裁判は当事者が争わないことは、真実でなくても事実認定されてしまうんです。

 裁判で勝ったとはいえ、これでいいのでしょうか。私は、将来に禍根を残すと警鐘を鳴らしてきました。事実、日本の裁判では負けたけれど事実認定された人が、韓国の裁判所に訴え、日本の判決に書かれたことを証拠として出し、勝訴判決が出ています。中国でも同じですね。                                         (引用終り)

 この稲田朋美氏が 上記のような認識の下で 安倍総理に質問をした。 詳しい質問と答弁はリンク先で確認していただくとして、 (リンク → 詳しい質問と答弁) この件に関して 「産経新聞」は 次のように伝えている。

                                                      2014.10.3  産経新聞 引用
 安倍晋三首相は3日の衆院予算委員会で、朝日新聞が誤りを認めた慰安婦報道について「誤報で多くの人々が傷つき、悲しみ、苦しみ、怒りを覚えたのは事実だ。日本のイメージは大きく傷ついた」と述べた。

 また、「政府としては客観的な事実に基づく正しい歴史認識が形成され、日本の取り組みに対して国際社会から正当な評価を受けることを求めていく」と続けた上で、「これまで以上に戦略的な対外発信を強化していかなければならない」と決意を語った。                                                          (引用終り)

 この総理答弁は どんな質問に対してなされたものか、 それを考えねば、 「右翼諸氏」らのように、 あらぬ文脈から 都合の良い点だけを抜き出して 証拠とする論法と同じになってしまう。 稲田朋美氏は このように尋ねたのである。

 私は弁護士時代から拘ってきたことがあって、それは日本の名誉を守るということであります。それは殊更日本が良いことをしたとか、日本は優れた国民であると言うのではなくて、謂れなき非難に対して断固反論するという当たり前のことを言ってきたわけであります。

 今年の8月5日、慰安婦問題について朝日新聞が32年経って誤りを認め、謝罪を致しました。慰安婦を奴隷狩りのように強制連行をしたという吉田清治氏の証言は虚偽であって、さらには慰安婦と挺身隊を混同したということは誤りだったということは認められたわけであります。

 しかし現在国際的には慰安婦問題は非常に憂慮すべき事態になっております。国連勧告やらアメリカの非難決議、そして慰安婦の碑が建てられています。そして何が言われているのかと言いますと、戦時中の日本が20万人の若い女性を強制連行して性奴隷にして監禁したと。

 さらに挙句の果てに殺害したという、あたかも日本がですね、誘拐、監禁、強姦致死の犯罪集団であるという汚名を広められているわけですが、それは全くの虚偽であるということであります。

  この吉田証言の虚偽を根拠として日本の名誉は地に堕ちていると言ってもいいと思います。国連から性奴隷国家と名指しで批判されて、アメリカの下院では平成19年に日本に対して謝罪をしろと、そして教科書で未来の子どもたちへ教えろと。いわばそれと同じ内容の決議が台湾、オランダでもされております。 … 
            (以下省略)

 どうも 稲田氏の頭の中からは、どこで仕入れてきたのかわからぬが、 「20万人の慰安婦を数珠つなぎにして強制連行し、揚げ句の果てに自殺に追い込んだり、犬に食わせたりした」という 「幻聴」が 消えぬようだ。 そんなことは、 どの決議書にも書いていない。 そして、 各国の 「決議」が、敗戦国の一新聞社の記事を根拠になされたわけでもない。

 まず第一、 「朝日の記事」が 国連勧告や、各国の非難決議、 慰安婦像の原因であるなら、 もっと早い年代で これらのことは なされていたはずである。 朝日が今話題の記事を報道したのは「1991年」。 慰安婦決議は「2007年」
何と16年もあとである。 諸外国が よほど「日本」に関心があったとしても 常識的に考えて これは長すぎる。

 では、 これらの事件の 『主犯』は 誰か。 私は、稲田朋美氏、 櫻井よしこ氏らによって行われた ワシントンポストへの意見広告 「THE FACTS」だと思う。 年表にしてみよう。

 1991年  朝日新聞が 朝鮮半島の慰安婦の誤報記事を載せ始める。

               …  16年間の空白  …

 2006年  第一次安倍内閣が誕生する。 慰安婦問題で 「軍や官憲によるいわゆる強制連行の直接の証拠は
         無かった」と 閣議決定。  河野談話見直しも示唆
 2007年  4月27日  訪米 ブッシュ大統領と共同記者会見  
                                       -- 以下は首相官邸HP引用 -- 朝日の記事ではない。
       (安倍総理に対し)従軍慰安婦問題について、ブッシュ大統領に説明したのか。またこの問題について改めて
       調査を行ったり、謝罪をするつもりはあるのか、また(ブッシュ大統領に対し)人権問題について、またアジア
       の歴史認識についての貴大統領のお考えをお聞かせ願いたい、との問いに対し --

       (安倍総理)慰安婦の問題について昨日、議会においてもお話をした。自分は、辛酸をなめられた元慰安婦
       の方々に、人間として、また総理として心から同情するとともに、そうした極めて苦しい状況におかれたこと
       について申し訳ないという気持ちでいっぱいである、
20世紀は人権侵害の多かった世紀であり、21世紀が
       人権侵害のない素晴らしい世紀になるよう、日本としても貢献したいと考えている、と述べた。またこのような
       話を本日、ブッシュ大統領にも話した。

       (ブッシュ大統領)従軍慰安婦の問題は、歴史における、残念な一章である。私は安倍総理の謝罪を受け入
       れる。
自分は、河野談話と安倍総理の数々の演説は非常に率直で、誠意があったと思う。
私は安倍総理と
       共に日米両国を率いていくことを楽しみにしている。安倍総理は安倍総理の思うところを率直に語ってくれ
       た。 その率直さを私は評価する。我々の仕事は、過去から教訓を得て、将来に生かすということである、
       そしてそれは正に安倍総理がしっかりとなさっていることである。  --官邸HPそのまま原文である。 --

  ところが、 この会見からまもなく、 「非常に率直で誠意があった」はずの 安倍陣営から 国会議員多数の連名で
  「意見広告」が出されたわけだ。 大統領の面子は 丸潰れだろう。

 
 2007年  稲田朋美氏、 櫻井よしこ氏らが 『ワシントンポスト』(2007年6月14日)に 意見広告
         「慰安婦強制連行の証拠はない」という主張を展開

 2007年  米国下院「慰安婦」決議                  (2007.7.30 可決)
 2007年  オランダ下院「慰安婦」動議                (2007.11.8 可決)
 2007年  カナダ下院「慰安婦」動議                 (2007.11.28 可決)
 2007年  EU議会「慰安婦」決議                    (2007.12.13 可決)
 2008年  フィリピンの慰安婦対日非難決議             (2008..3.11 可決)
 2008年  台湾立法院「慰安婦」決議                 (2008.11.5 可決)

 その後も、 河野談話の見直し、東京裁判批判、 果ては ポツダム宣言受諾までイチャモンをつける始末である。

 2010年 6月   ニュージャージー州 バーゲン郡 パリセイズ・パーク - 公立図書館脇 慰安婦碑
 2012年 6月   ニューヨーク州 ナッソー郡アイゼンハワー公園 - 退役軍人記念園 慰安婦碑

 2012年11月  安倍晋三氏 稲田朋美氏 高市早苗氏 山谷えり子氏、 櫻井よしこ氏らが  
         日本軍「慰安婦」全否定、「慰安婦の強制連行はなかった」というWe remember なる意見広告を出す

         この件をきっかけにするかのように どんどん増えていく。 在特会の 電凸、署名も空しく

 2012年12月  カリフォルニア州 オレンジ郡 ガーデングローブ - ショッピングモール前 慰安婦碑
 2013年 3月  ニュージャージー州バーゲン郡ハッケンサック - 裁判所脇 慰安婦碑
 2013年 7月  カリフォルニア州ロサンゼルス郡 グレンデール - 公園 (慰安婦像)
 2014年 1月  ニューヨーク州ナッソー郡アイゼンハワー公園 - 退役軍人記念園 慰安婦碑 
 2014年 5月  バージニア州 フェアファックス郡 - 郡庁敷地内 慰安婦碑
 2014年 8月  ニュージャージー州ハドソン郡 ユニオンシティ 慰安婦碑
 2014年 8月  ミシガン州 デトロイト市 - 韓国人文化会館前庭 (慰安婦像)
 2014年10月  (予定):カリフォルニア州オレンジ郡フラートン - 博物館 (慰安婦像)

 今盛んに 安倍晋三氏 稲田朋美氏 高市早苗氏 山谷えり子氏、 櫻井よしこ氏らが  「朝日の記事」が原因で 『慰安婦非難決議』を 各国が行い、 慰安婦像が建てられているかのように わめき散らしているが、 年表で見てみると どちらかいえば、 彼らが原因 ( 彼らの戦略ミス ) ではないかと思う。

  こんな 「ヘマ」をする人々について行って 本当に日本は大丈夫なのか。 -- 私は彼らに組しないのだが …

      皆さんはどう思うだろう。 本当の『犯人』は 今騒いでいる 安倍氏や稲田氏、 そして櫻井氏。

      彼らにこそ責任があるのではないのか。
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COMMENT - 1

通りすがりのリカオン  2014, 10. 10 [Fri] 04:53

以前から思っていたがこうなったら安倍総理とそのお友達連中にはトコトンやってもらいその結果が何をもたらすかを身をもって知るべきじゃないかと思っている
それでも全て「朝日が悪い」で済ませそうな面子だが日本人全体が現実を知るのならそれはそれでアリだと思う

それでも現実が見えない人間が大多数な気もしないではないが・・・

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