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ロイターが 疑問に思う 日銀の姿勢。 「このままでは 国債の半分を日銀が所有」。 日銀マネーが切れた瞬間、国債も株も値下がりする … のあり地獄との批判も 

 日本の出来事について、 海外の通信社の記事を読むことが 『必須条件』になりつつある。 今回の日銀の 金融緩和策を 国内だけの情報に頼っていると、 一般国民は 「株価も 高いほうが 安いよりはよいだろう。」 「株価が上がれば、日本経済の景気も良くなる。そうなれば、消費者であるサラリーマンの給料も上がる。」 かのように考えている。 積極的にそう述べなくとも、 政府のそういう考えを 「批判的論調」もなく 伝えていれば 同罪である。

 日銀の金融緩和の記事が 最も多いのが 「ロイター」であることは 先にお伝えした。 さすがに、 「安倍内閣」も、 ロイターまでは ひざまづかせることはできなかったようだ。 
  ブラックホール
                       最近では 円相場 (オレンジ) と 株価 (赤線) は 全く連動して動いている。
         ブラックホール化する日銀の国債購入
                                                           Andy Mukherjee
[5日 ロイターBreakingviews] - 日銀の国債購入は「ブラックホール」の様相を呈し始めている。政府が発行する国債は日銀が吸収し続け、そこから2度と市場に出て来ない──。少なくとも、それが投資家の信じたいことだ。もし彼らの期待が変われば、日本国債市場への影響は厄介なものになりかねない。

 日銀の国債保有額はすでに約200兆円に上り、公的債務残高の24%に相当する。その日銀は先週、追加緩和に踏み切り、国債買い入れ額を年間50兆円から80兆円に拡大した。公的支出が大幅に増減しないと仮定すれば、来年には国債発行残高のさらに7%が日銀の重力に吸収されることになる。このペースが続けば、2018年までには日銀が国債の半分を保有することになる可能性がある。

 物価上昇率が2016年のどこかの時点で目標の2%に近づけば、日銀は資産買い入れをトーンダウンさせるかもしれない。ただそれでも、日銀は日本の国内総生産(GDP)の70%に相当する国債を持つことになる。日銀がバランスシートを縮小させるのは非常に困難になるだろう。

 それはなぜか。日銀が国債保有額を2007年当時と同程度の対GDP比12%に減らすと決断したとする。日銀は市場での国債売却や、満期償還金を国債に再投資しないことでそれを行うだろう。いずれの方法にせよ、そうなればGDPの3%に相当する国債を他の投資家が20年間買い続けなくてはならなくなる。

 日銀の代わりとなるこれら投資家が非常に高い(かつ潜在的に不安定な)利回りを求めないようにするため、日本政府は債務を減らす必要に迫られる。しかし、社会保障費の削減や、来年に予定されている10%への引き上げを超えた消費増税は、政治的に困難を伴うだろう。さらに、同時並行して財政・金融政策の引き締めが行われれば、日本の消費経済は半永久的な停滞に陥りかねない。

 より合理的な見解は、高齢化する日本社会には大幅なインフレは訪れないというものだ。今のところ、賃金の持続的上昇は見込めないことがはっきりしている。中央銀行は国債を売却する必要に迫られることもなく、日銀の金庫はブラックホールと化す。そこに飲み込まれた国債は2度と外には出て来ず、市場に残る国債は高価な軌道上にとどまることなる。正誤はともかく、投資家はそれに賭けている。 
                                                                   (引用終り)

         日本国債市場で高まる日銀の存在感

 この記事の下に 上のグラフ (縦軸の単位は 千億円の誤りと思う) があるわけだが、 こうやって見せられると 日銀の緩和策の異常さが よくわかる。 もちろん、 明日にでも 「出口戦略」が 発表されて 金融引き締めがあるかもしれないが、 言葉だけで 「ハローウィン マジック」だの 「バズーカ砲」だのと言ってくれるよりも よく分かる。 まだ、 日本売りとなっていないから 何とかなっているが、 そんなに 世界の「ファンド」は 悠長ではなかろう。

 今までは 「円高不況」しか経験したことがないから、 各企業が 努力を積み重ね 「経営改善」や「エネルギーの節約」で 何とか乗り切ってきたが、 初めて「円安不況」を 経験するかもしれない。 日銀や政府がコントロールすることが できないほどの 円安局面になれば、 国民には 「輸入物価の暴騰」 の嵐が襲ってくる。 そして 「輸入品に頼っている 貧困層」を それは 直撃する。


 世は妖怪ブーム。ハロウィーンの日、黒田日銀の「追加緩和」という妖怪が飛び出した。市場はビックリ。円相場は1ドル=113円を抜け、東証ダウは一時1万7000円を突破。NY,ロンドン、東京とマネーの熱狂が地球を回った。

 妖怪は倒れそうなアベノミクスを抱き起そうというのだ。今よりきつい劇薬を飲ませ「国債をすさまじく買うぞ」「株や不動産も買い上げるぞ」と宣言した。こんなことをいつまでやるつもりなのか。株高も円安も、日本経済の回復にはつながらないことはこの一年の実績が語っている。

 妖怪は「もっとやればそのうち効くさ」とうそぶくが、劇薬は覚せい剤のような副作用がある。大量投与は日本経済の健康とモラルを破壊する。真っ先に問われるのが日銀のモラルではないか。「通貨価値を護る」という使命に目をつむり自国通貨の下落を煽り立てる。「マネタイゼーション」と呼ばれる事実上の国債の日銀引き受けがより強まる。「これだけはしてはいけない」と言われてきた非常識政策の総動員。忍び寄る最悪の事態を意識しつつ、政権の延命に中央銀行がひざまずく姿を、この際しっかり見ておこう。        -- 中略 --

 長期金利や株価は、日銀の仕事ではなかった。景気回復・デフレ脱却のためなら手段は選ばない。効き目がないならもっとやる、というのが今回の追加緩和だ。無理矢理でも、見せかけでも、株価が上がり長期金利が下がれば国内の投資は活発になる、という筋書きを突き進む。

 これは蟻地獄ではないのか。日銀が買うことで債券や株の市場価格が維持される。日銀マネーに依存した上げ底の価格が形成され、買いが止まれば国債も株も値下がりする。日銀は、ひたすら足を動かし、這い上がろうとするアリのように市場にカネをつぎ込む。足が止まれば餌食になる。                           (引用終り)

 何ヵ月後かに 『民主党政権もひどかったが、 自民党政権は最悪だった。』 と 皆が言うようにならないことを祈るのみである。 




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