スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

偏見が 「偏見」だとわからない人々が増えてきた。 ブラジル大使が 「ブラジルは 日本人移民を隔離することなく受け入れた」 その度量と機会の平等を 日本政府は 移民に認めるべきではないのか、と訴えている。

 曾野綾子氏の 「産経新聞のコラム」の問題は ブラジル大使まで「言及」して その「差別観」を問題としている。 多分に  このコメントに賛同されている方々は 「差別意識が無ければ、 それでいいのではないか。」というような 感覚しか持っていない。 後日行われた 南ア大使とのテレビでの討論でも 「司会者」は そう言い続けたし、 その綾子氏も そう言い続けた。

    駐日ブラジル大使=アンドレー・コヘイア・ド・ラーゴ
    駐日ブラジル大使=アンドレー・コヘイア・ド・ラーゴ氏    旭日旗も日の丸も人種差別と結びついてしまう

 アメリカでは こんなことで オバマ大統領が謝罪している。 国内的には 「道徳の教科書に教材として載る人物」である 曾野氏であるが、 海外向け (海外の話題) に発信する場合は 海外の基準に照らして 発言すべきだろう。

 
                                                             放芳置一 @y800e
オバマがカリフォルニア州司法長官の女性に謝罪するということがあった。「彼女は聡明で献身的でルックスの良い司法長官だ」 褒めた言葉が問題に。 聡明で献身的というのは職業的に大事なことだが、美人かどうかは司法長官に必要ではない。 美人が事実であっても司法長官の褒め言葉としては性差別になる。


 もちろん、 日本社会はこういう点は 「甘い認識」しかない。 批判する勢力は弱い。 曾野綾子氏の夫で 元文化庁長官、 「教育課程審議会会長」でもあった 三浦朱門氏などは こんな発言をしても 政府要職を歴任している。

 「女性を強姦するのは、紳士として恥ずべきことだが、女性を強姦する体力がないのは、男として恥ずべきことである」  「レイプ犯人が犠牲者として貞操についてルーズな思想の持主を襲ってくれればよいのです」 「これも自分が魅力的だからこんなことになったのだと、かえってお得意になってくれるかもしれないのです。」 

 のちに野党議員からの追求で 「売文業者として一種のだじゃれのつもりだったが、いろいろな点において書き間違った部分があると反省している」 と陳謝しているが、 教育の中枢を外れたわけではない。 今回の事件と同様、 「間違ったことをいったわけではない。」「少し 書き誤っただけだ」とご自分も思い、 (官僚も含め) 周囲もそう思っている。

 本来は マスコミが 「世界での差別認識」を 正確に報道すれば、 日本国民なら 大半が理解する。 ところが そうではない。 「大和魂ばかり」 報道するから この発言の持つ 差別観が 理解できない。 「黒人は …」といった段階で すでにアウトなのである。 なぜ、 肌の色で物事を判断するのか、と言われてしまう。  従って、 曾野氏の意見は 何度も何度も その中で 「差別観」を覗かせながら進められ、 最後には 住む場所を分けたほうがよい、という とんでもない結論に到達したわけだ。

 日本では十数年前から 東京都知事が 再三にわたり 『人種差別発言』を繰り返したが、 その人物を都知事として 首都に住む 「日本国民」は 選び続けた。 再三にわたり 「朝鮮人」「中国人」を連呼し それに誹謗中傷するデモを 黙認し続けてきた。 ロイターが言うように もう 「我々の方」が 少数派かも知れぬが、 差別に関しては 最後まで反対だ、という国民の多い国になりたい。 そんな中で 御存知かもしれないが こんな「ツイート」に 拍手が集まっている。 

                                                  ほっしぃな @hosssssyna
 同期の仲良しの中国人。日本に来て1年。日本語ペラペラで、すごく努力家で、とても優しくて純粋で、真面目。その反面、いろんな事を抱え込むタイプの人。彼女を励ましたい。中国語をもっと話せるようになりたいと思う毎日。
  うぉーめん、いーちー、じゃーよーぅば!(一緒にがんばろうね!)的な中国語しかかけらんない。彼女は日本語も英語もできるんだけどさ。私は彼女をとても尊敬していて、大好きなんですよ。

 「中国人と韓国人嫌いなのよ。日本人に代わってくれない?」 ってゆーお客様がいたの。 同僚の中国人は顔を真っ赤にして、今にも泣き出しそうだった。 それが聞こえて横から割って入って 「私、日本人です。」 さっきまでの態度と急変させてお客様はあれとこれと…と言ってきた。

 「お客様のお捜しの商品はございません。 お売りできる商品はございません。 どれだけ良いモノをお使いになっても、そういった方は綺麗にはなれないと思いますよ。」 お客様は固まってた。 だって本当だもん。

 お客様は、「これだけ買うのに文句あんの?」って言ってた。 文句あるよ。 当たり前じゃん。 お客様はブツブツ言ってたけど 「あなたの大好きな日本人だけど、あなたのような人と一緒にされたくないです。」 って言ってしまった。
 会社的にはダメかもしんない。でも、店長は私を叱らなかった。

 「お客様は神様」かもしんねーよ。 でも、神様だからって なに言ってもいいわけじゃねーし、神様は山ほどいんだよ。 馬鹿にすんなよ。  接客業失格かもな。 でも、許せないんだよ。 そーゆー事を平気で言う奴らがな。
 金払ってるからって、高額な商品を買うからって、全てが許されると思ったら大間違いだからな。

 肌の色、言葉、生まれた場所、そんなの関係ない。私は日本に生まれて、日本にしか住んだ事ないけどさ、そんな事を平気で言う奴らに驚いたし、呆れたし、恥ずかしいし、ダサいんすよ。いや、マジで。           (引用終り)

 まだ、 このツイートに 「いいね」が 何万もつく。 しかし、 逆の発言にも それを上回る 「いいね」が付きだしている日本社会。  こういう感覚を 「守る、激励する」ことで、 日本社会の劣化を防ぐしかない。 そうしないと また日本社会は 戦中のように 何も言えない社会へ逆戻りする。

                                                              bandeapart72
“ウチの祖母にも「戦争の時、何が一番怖かったの?」と聞いたら「近所の人達」と答えたっけな”


     神社本庁 日本会議は 会見にまっしぐら

 今神社に行くと、 「憲法改正」の旗や 「憲法改正賛同」の署名簿が置いてあるのだそうだ。 また、 それを訴える 「櫻井よし子」 「山谷えり子」らの 看板やポスターがあるのだそうだ。 明治以後、 あらゆる宗教の最上位に 「国家神道」がおかれた。 その当時の心地よさをもう一度取り戻したいと 「神社本庁」が動いている。 あらゆる民族、人種の上に 「大和民族」を置いた 当時の社会状況を取り戻そうと 「日本会議」が 策略している。

                                                    山崎 雅弘 @mas__yamazaki
皇學館大学は、神社の神職や教員を養成する大学だが、最近は名の知れた神社の宮司(複数)がブログで口汚く隣国中傷のヘイトスピーチを書いていて、日本の「神社」に対する私のイメージは急激に悪化している。今年の正月は遂に、気乗りしなくて初詣にも行かなかった。神社が急速に政治勢力化している。

神社というのは、心穏やかになる非政治的な空間だと思っていたが、表層を一皮めくると、内部にいる人間の心にはこんな醜悪な「差別と偏見の思想」が隠れていたのか、というのがショックだった。もちろん全員がそうではないと信じたいが、今のところ、内部からの自浄作用が働いているようには見えない。                     (引用終り)

 駐日ブラジル大使=アンドレー・コヘイア・ド・ラーゴ 氏は 次のように 曾野氏の 意見に反対している。

                                      日系社会ニュース(Nikkei shinbun) 2015年3月7日
 2月20日付のジャパン・タイムス紙は、曽野氏が問題となった最初の記事の趣旨を説明する試みを掲載する。その中で同氏は南アメリカに於ける日系移住者専用の植民地について言及している。同氏はまた、日本国内に「ブラジル人移住者用のコミュニティーが存在」し、彼等は自ら進んでそこに居住していると述べている。これはブラジルに住む日系人にとっても、日本に居住するブラジル人にとっても事実の歪曲だと言える

 ブラジルに渡った日本人移住者は全国に散り、ブラジルの文化を身に付け、現地の人と結婚して子孫をなした。要するに彼等は祖先の文化を放棄することなくブラジル社会に溶け込んだのである。日本を含む海外各国から移り住んで来た人々は、外国人が各々の祖国の文化遺産を保ちつつも完全なブラジル人となり得る、真の意味での多文化国家としてのブラジルを築き上げる事業に貢献したのである。

 現在、150万人を上回る数の日系人がブラジル社会の良き市民として暮らす。彼等は完全なブラジル人であると同時に日本のルーツに誇りを抱く。日本人移住者は当初、農業の働き手としてブラジルに渡った。努力とブラジル社会への溶け込みと通じて、子孫である日系ブラジル人たちは今ではエンジニア、芸術家、医師、公務員、実業家として各分野で活躍するに至った。

  一方では約17万人のブラジル人が現在、日本国内に居住する。その大部分が日系人であり、「自ら進んで隔離して住む」わけではない。ブラジルが日本人移住者に提供したのと同様の機会と度量を求めて彼等は来日したのである。

  これ等の取り組みに何等かの形で加わっている全ての人々が認識する一つの明白な事実がある。日本は、当地に在住するブラジル人の才能、文化、努力を上手く取り込んで活用する絶好の機会に恵まれている。日本が「分離」を主張する意見を退け、自らの未来をより強くより豊かにし得るこの様な好機を活かすであろうと期待し、且つ確信する次第である。                                                              (引用終り)

 過去に大量の 日本人移民を受け入れた 「ブラジル」から 反論されたのである。 移民といえば 「在日」や 「東南アジア諸国」から 日本に来るだけではない。 日本も出していた時期があった。 それすら 忘れている。 そのブラジルが 日本移民を 隔離した居住をさせたこともないし、 そうしないことで 「日系人150万人」は ブラジル社会の良き市民として暮らすようになった。 

 今、 17万人のブラジル人が 日本に居るが、住む場所を隔離するようなことの無いようにしてほしい。 彼等は ブラジルが 日本人移住者に提供したのと同様の機会と度量を求めて 来日したのである。と、 述べている。  日本は 「分離」する意見を退けるべきである。 と結んでいる。
 
スポンサーサイト

COMMENT - 0

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。