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知って欲しい、米軍への「1次裁判権の放棄」。 Catherine Jane Fisherさんの 「横須賀 レイプ事件」の顛末

 先日 「今日の画像」で 日本が 「1次裁判権」を放棄していることを伝えたのだが、 昨今の 「右翼ブーム」で なかなか 信じていただけないだろうと心配している。 たとえば、 日本の女性が 「性的被害」にあわれたとして、 それを刑事事件にすることも勇気のいることだが、 警察に行って 取り合っててもらえなければ 大半が 泣き寝入りに終わるだろう。

 それでも 行動するものがいたなら、 それを応援するのでなく 非難する声の方が 日本社会には大きい。 最後は 「日本の恥だ」 「それでも 日本人か」などといわれて 余程の根性が座っている人でさえ、 最後まで踏ん張れるかどうか 怪しくなる。
              新原氏が入手した裁判権放棄2

 
 二〇〇二年四月六日未明、オーストラリア人のCatherine Jane Fisherさんは、神奈川県横須賀基地の外の駐車場で、米海軍の航空母艦キティホーク勤務の米兵のBloke Deansにレイプされた。 ジェーンさんは米横須賀基地の憲兵隊事務所へ助けを求め、同事務所の通報により横須賀署員が駆けつけた。が、信じてもらえず、逆に犯罪者と扱われた。-- 彼女は そう感じたが、 日本側として、 できるだけこの種のものは 扱いたくなかったのだろうと思われる。--

 すぐに病院へ行きたいという彼女の訴えは聞き入れられず、事件現場で指差しを指示され写真を撮る「実況検分」への協力を強いられた。しかも、こともあろうか警察は、警察官が加害者役、Janeさんが被害者役となって、レイプの再現を強要し、写真を何枚も撮った。その後も警察署で男性警察官三人による事情聴取が行われた。

 彼女は これについて 「これは、オーストラリアでは、あり得ないことだ。オーストラリアでは、被害者はただちに身体的、精神的な手当てがなされ、レイプテストキットを使って証拠を残すことが常識となっている。」と言う。

 結局、ジェーンさんが診察を受けられたのは朝九時半、病院が開いてからだった。診察が終わって後も警察署での聴取が続き、解放されたのは午後三時になっていた。十二時間もの長い時間、彼女は睡眠も、食事も、一杯の飲み物も、また暴行の際に失われた下着の替えも与えられないまま拘束された。そして、その状態のまま一人で車を運転して自宅に帰った。

 犯人は、事件直後に米海軍憲兵隊によって身柄を拘束されたが、後に七月、横浜地検横須賀支部は理由を明らかにしないままに、不起訴を決定した。更に十月には米海軍が予備審問で「軍法会議は不要」という不起訴に相当する決定を出した。 -- 余程の重要な事件とは みなされなかったのだろう。--

 日本の警察によっても、米軍によっても犯人の処罰がなされなかったため、ジェーンさんは弁護士の支援を受け、犯人の米兵ブローク・ディーンズを相手どり、東京地裁に民事裁判を起こした。しかし、犯人は、審理中に軍の命令で帰国し、名誉除隊してしまい、被告側弁護士も辞任した。

 被告不在のまま裁判は続行され、二〇〇四年十一月、東京地裁はジェーンさんの訴えをほぼ全面的に認め、被告に慰謝料など三百万円の賠償を命じた。 が、本人が日本にいないため、日本政府が判決と同額の見舞金を払った。 このように、 交通事故などでも その賠償金を 「日本政府(いいかえると)税金」が支払うことが多いという事実を 国民はしっかり認識しておくべきだろう。

 親戚も 幼いころからの友人も日本にいない 「オーストラリア人」だからこそ、 ここまでやれたのでは、 というのが 正直な気持ちである。 この 「事件」を検索していくと こんなものが多くヒットする。 自分に対して 「ある事、ない事」非難中傷を浴びる。 それでも踏ん張れば、 その範囲が 「親、兄弟、 親族」へと 拡大していくような 日本社会で 彼女のような生き方は 大変難しいと思う。 余程、 国家的に 「保護」し、 「支援」せねばならないのだが、 以前にも書いたように、 初めから 「裁判権の放棄」を 約束している。 ヤフー知恵袋に こんな「質問?」が載っている。 アンサーは 省略するが、 この質問者の意図はお分かりだろうと思う。

                                                          YAHOO 知恵袋から
2002年、オーストラリア人のキャサリン・ジェーン・ フィッシャーさんは、横須賀に駐留してい た米海軍水兵に暴行レイプされましたが、 犯人は罪に問われることなく本国に逃げ 帰ってしまいました。 キャサリンさんは、この米兵相手にアメリカで裁判を起こしたそうなんですが、もし、彼女が勝訴すれば、日本だけでなく世界で 米軍関係者が犯した犯罪に対する判決の先 例を作ることになるそうです。

しかし、私は疑問を感じるのですが、これまで何度も米兵による暴行被害を受けてきたと主張する沖縄と、その被害者の方達は、なぜ、フイッシャーさんのように暴行を働いた米兵相手に裁判を起こしてこなかったのでしょうか?

そりゃ、裁判となると被害者の方も公の場に出て来て、全てを話さなければならなくなりますからね・・・。 しかし、その前に本当に被害者っているのでしょうか?(笑)  事情通のみなさん、どう思いますか?


 アメリカ兵が罪を犯しても、日本の刑に服させられないということも非常に情けない話だ。 日米地位協定17条1のbには、「日本当局は、米軍の構成員と軍属、およびその家族に対して日本の領土内で起きた犯罪に関しては裁判権を有し、日本の法律により罰することができる」と規定されているが、現実にはほとんどの場合、裁判されない。その理由は密約があるからと言われている。つまり、この協定によって、米軍・米兵に特権を与えているのに等しく、性犯罪の被害者は泣き寝入りの状態である。 -- 起訴すらされないのだから、犯罪自体がなかったことになる。--

 Catherine Jane Fisher
       日本のマスコミではなく、最後に頼るのは 「外国特派員協会」になってしまうのは 情けないことだ。

 ジェーンさんは、「皆さん、レイプの被害者と会ったことがありますか。紹介します。ジェーンです。レイプ被害者に違いはありません。みんな人間なんです。日本には24時間のレイプクライシスセンターが存在していない。被害者が回復していくために必要なんです。私の国には存在しているし、日本の警察のような対応をしたらすぐにクビですよ。警察は私を『ゴミくず』のように扱った。警察が本当に変わらないと次々と被害者が生まれてしまう。この問題をもっと広めようとマスコミに電話をかけたが、取り上げるところはわずかだった。警察の体質など本当のことを書けない体質を持っている。変わってほしい」と訴えた。

 彼女はこの後、 この兵士の居所を偶然 (アメリカで 性犯罪を起こしたことから) 知ることができて、 言葉も通じることもあり、 アメリカの裁判所に訴訟を起こした。 彼女の名誉の問題ということだが、 訴訟費用も重い負担となったようだ。 実際、 「1ドルの賠償金(彼女の訴訟額)」を勝ち取って勝訴したわけだが、 こんなにまでして 「個人」で戦わなければ、 日本では 「米軍と日本政府」に 勝つことはできない。
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