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国内報道と 落差の大きい ケリー長官の訪中、 なぜ、 中国は 南沙諸島の問題で あれほど強気で居られるのか、 国内報道では理解できない。

 日頃のニュースを聞いていて こんな整合性の無い話を 「日本国民」が信ずるなど あり得ないと思うのが、 「中国による南沙諸島埋め立てに抗議する東南アジア諸国」と 「中国による アジアインフラ銀行設立に当初から参加する東南アジア諸国」の ニュースである。 

 伝えられているように 「ベトナム」もしくは「フィリピン」の領土である土地を奪われて その土地に 軍事基地を作ろうとしているなら、 日本でなら 「敵国」とみなすだろう。 戦争にいたるか否かは別として 激しい対立を生むはずだ。 その国が 「インフラ投資用の銀行」を造るといっても まず 参加はしないはずであり、 特に 設立前に賛同して 創立時のメンバーに加わるなど とても常識的に考えて あり得ないと 思わないだろうか。

 今度 アメリカの「ケリー長官が 訪中」したのだが、ネットの大半の意見は 「アメリカが 中国に 厳重抗議して、 武力行使も視野に入れている。」などと するものであり、 私のような 「ヒネクレ者」では無いから、 なぜ、 東南アジア諸国が 銀行に参加したかなど 考慮した考えは無い。 アメリカは この件で「中国」に 物申すには 最も立場が弱いと 誰も言わないのが不思議だ。

 詳しく述べると 長くなるし、私も専門家ではないから事細かな事までは知らないが、およそ 「次のよう」であったのだ。 まず、 この地域は すべて 欧米の植民地であった。 本国への貢献が問題とされるのであるから、一々 海の中の石の領有まで大きな問題とはなって居なかったろう。 それが、 第二次世界大戦が始まり、 すべてが「日本の所有」になってしまったのだ。 日本はこれらの地域の独立など 認めていなかったのだから、 日本の敗戦と同時に これらの岩礁は 『所有者なし』の状況に置かれた。

 東南アジア諸国が 次々と独立しても、 連合国の合意でもあれば別だが、 これらの岩礁の近くの国が 勝手に「所有権」を主張することとなった。 だから、 複数の国が所有権を主張する場合が多い。 今問題となっている 南沙(英語名スプラトリー)諸島も 同様で、 初期には 「南ベトナムが 軍を駐留」させて所有していた。 ベトナムは 南北に分かれた国であって、 「南ベトナム」を 米軍が支援して 「ベトナム戦争」が 始まった。

 「北ベトナム」を支援する 中国は 南沙諸島に 軍を送り 「南ベトナム軍」を撃破、軍を駐留させ 「北ベトナム」に 米軍の爆撃を監視し、連絡した。 結果として、 米軍は 戦争から手を引き「南ベトナム」は崩壊し元の持ち主は居なくなったわけであり、 ベトナムとしても 当時のことを考えると それほど中国に対して 強く出ることもできない、 なかなか「うまいこと考えたなぁ」とはいえるかもしれない。 日本も揉める原因を作った国であり 発言する立場としては 弱い。

南沙諸島 地図

 日本の国内向け報道のように 
 【北京・石原聖、ワシントン和田浩明】米国のケリー国務長官は16日、中国を訪問した。 同日、王毅外相と会談する。中国側に対し、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島での岩礁埋め立ての中止を求める見通し。

 17日まで滞在し、習近平国家主席や中国軍高官と会談する。 米国側は中国が造成している人工島の近くに米艦艇の派遣を検討するなど、 中国に対し「強いメッセージ」を伝えるとみられる。中国側は今年に入り、南沙での埋め立て面積を急速に拡大し、 滑走路なども備えた軍事拠点をつくって実効支配の既成事実化を進めている。
 などという見通しが出ること自体が信じられない。

 結果として アメリカが伝えたことは 「埋め立ての速さと範囲を考慮してもらいたい」程度のことであり、 それ以上だと 中国の反発が大きいだろう。 ましてや、 9月に 「習近平氏」を 国賓として招くことをあきらめないなら なおさらのことである。 どの程度の歓待ぶりなのかの方が気になる。 

                                                        時事通信 5月17日(日) 
 【北京時事】中国の習近平国家主席は17日、訪中したケリー米国務長官と北京の人民大会堂で会談した。  ケリー長官は中国がフィリピンなどと領有権を争う南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島で進める岩礁の埋め立てに改めて懸念を伝達したとみられる。一方、習主席は「現在の中米関係は全体として安定している」との見方を示した上で、「多くの対話を通じて信頼を増し、誤解を解きながら協力を深化させていきたい」と語り、米中の「新型大国関係」構築に期待を表明した。

 米国は中国側が南シナ海で緊張緩和に向けた措置を取らない場合、埋め立てた人工島周辺に米軍艦船などを派遣する可能性を示しているが、中国側は埋め立てについて「主権の範囲内」(王毅外相)と譲らない姿勢で一貫しており、双方の対応次第では米中関係が緊張する事態も予想される。                      (引用終り)

 などという 日本国内の見方と 中国が報ずるニュースの差が気になる。 

                                             2015年5月15日(金)  リコードチャイナ
 ケリー米国務長官は16~17日に中国を訪問、習近平国家主席、李克強首相ら政府高官と会談する。会談では、4月末の日米首脳会談の結果を説明するほか、北朝鮮の核・ミサイル問題や南シナ海問題も話し合われる。6月下旬にワシントンで開催する米中戦略・経済対話や、9月に予定されている習主席の訪米について協議する予定。習主席の訪米に当たっては国賓として厚遇される見通し。

                                                        2015-05-18  中国網
習近平国家主席は昨日、訪中したケリー米国務長官と会談した。ケリー長官は今年訪中した米国最高クラスの高官だ。ケリー長官の今回の訪中は、主に習主席の今年9月の訪米、および来月ワシントンで開かれる中米戦略経済対話の地ならしを目的とした。しかし米国の一部のタカ派勢力は、中国の南中国海における人工島の埋立工事を喧伝し、対抗を煽った。17日の会談に関する国内外メディアの報道には、双方が南中国海問題に直接触れたとする内容が見られなかった。

習主席は17日、ケリー長官に対して「広大な太平洋には、中米という二つの大国を受け入れる十分なスペースがある」と発言し、各メディアに転載された。シドニー・モーニング・ヘラルド紙は、「今回の会談は、『習主席とケリー長官が南中国海の緊張を緩和』という結論を導き出した。南中国海の係争は二つの超大国の対抗と懸念を引き起こしている。習主席はケリー長官に対して、二国間関係を損ねぬ方法により係争を処理すべきだと伝えた」と報じた。
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