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人間魚雷 「回天」の生き残り兵の証言 『体制に妥協することは、戦争や犯罪につながる。』    日本が言うべきことは 「戦争をしない 手伝わない!」    -- ウィンザー通信 から -- 

                                                           ウィンザー通信 から
           =『鉄のお棺』に乗せられて=
                                                    元特攻兵 岩井忠正さん(94)
 1941年、岩井さんが21歳の時に、太平洋戦争が勃発しました。  慶応大学で西洋哲学を学んでいましたが、兵力の不足のため、1943年から始まった学徒出陣によって、戦争へ駆り出されます。

  『大和魂』や『根性』などの精神論がとびかう中、 「この戦争は必ず負ける。石油と鉄が必要な戦争で、日本がそれを輸入していたアメリカを相手にして勝てるはずがない」と、強く思っていました。  徴兵検査に向かう汽車の中、いっしょに徴兵された弟の忠熊さん(立命館大学名誉教授)と、 「生きては帰れない」 「天皇制は間違っている」と、周囲に分からぬようドイツ語を交えて小声で語り合いました。

 しかし、抵抗することはできませんでした。  「戦争批判は、唱えただけで連行された。 だけど、同じように考えていた学生もたくさんいたはず」 と振り返ります。

 1944年から、対潜学校で、敵の潜水艦を攻撃する方法を学びました。  日本の戦況が次第に苦しくなっていくなか、 「一発必中の新兵器が開発された。搭乗員を募集する」との知らせが。  軍国的な思想強制が嫌で、「1日も早くここから出たい!」と応募。  約400人の学徒兵たちとともに、山口県光市の基地へと送られました。 そこで見せられたのが、水中特攻兵器『回天』、人間魚雷です。

           戦後70年

 「これはお前たちのお棺だ」  上官は、岩井さんたちに言い放ちました。  「俺たちはこれに乗って死ぬのか…」 その場が静まりかえったといいます。 「そこに人権などない。『運命だ』とあきらめるしかなかった」

 ある日、出撃前夜の特攻兵が訪ねてきました。  面識のない彼は慶応出身でした。  激励の言葉はなく、握手を交わす程度だったそう。 「死ぬ覚悟はしていても、死にたくないのは皆同じ。  同窓の私と会うことで、生きてきたこの世とのつながりを確認したかったのだろう」 回天に搭乗して命を落とした若者は、約100人にものぼりました

  「死ぬための訓練」を続けた岩井さんでしたが、風邪で受診した軍医から、結核と診断されました(後に誤診と判明)。
転勤命令が下り、出撃は免れました。 

 その後、広島県呉市の潜水艦基地隊を経て横須賀へ。 そこでまたしても、特攻の訓練を受けることになりました。 人間機雷『伏龍』でした。 これは、潜水服に酸素ボンベを背負い、3mの棒の先端に機雷を仕込んだだけの装備。  兵士はこの姿で海底に潜んで、本土に近づく敵の上陸用舟艇に攻撃する、という作戦でした。 ところが、ボンベの呼吸法が難しく、ボンベ内の苛性ソーダを誤って吸いこみ、肺を焼く事故が多発。  1945年7月、岩井さんも、訓練中の事故で入院。  退院後間もなく終戦をむかえました。

                伏龍

『伏龍』とは“かくたる龍は、時倒れば世に出る俊傑”のたとえから名付けられた水際作戦特別戦闘攻撃隊の隊名である。 海軍第71突撃隊附の『伏龍隊』は、簡易潜水着の隊員が『撃雷』と名付けられた棒機雷を手に持ち、水中から上陸用船艇を突き刺す物であった。 まさに戦争末期のあがきとも考えられるまことに悲しむべき兵器であり、故に この〇九『伏龍特攻』は最後の特攻とも呼ばれた。  -- 写真文とも 酒場人生覚え書き さんより 引用 --


結局、伏龍は実践に導入されることなく、訓練で約50人の死者を出しただけでした。

 戦時中の日本は、戦争に反対する気持ちはあっても、沈黙をせざるを得ない状況でした。 結果、特攻隊員に仕立てあげられた経験を、岩井さんは「失敗だった」と語ります。 抵抗運動を起こせなかったのは、我々の世代の責任。  体制に妥協することは、戦争や犯罪につながる。 それは今でも起こりうること。そのことを知ってほしい」と続けました。

 この体験を初めて語ったのは、戦後40年を過ぎた60代のころ。ふとした誘いがきっかけでした。 しかし今は、「いまの日本の情勢は、戦時中にとても似ている」という危機感で、自宅を訪れる若者たちに語り続けています。(引用終り)

  「戦争をしない 手伝わない! 武器を持たない 作らない!」
           これが、日本が世界に言うべきこと!
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