フィリピン アキノ大統領の 「中国はナチスだ」発言に 激しく反発する 中国。 北京で年末に行われる 「ASEAN同盟」の設立に フィリピンを除外するのか。

 来日中のフィリピンのベニグノ・アキノ大統領が 「日本の集団的自衛権の拡大」を喜び、 さらに ネトウヨの「天敵」 中国を ナチスにたとえて 批判したことで 右翼勢力は 大喜びだ。 フィリピンの大統領は 「女性」だったように思っていたが … これを機会に ちょっと勉強してみた。 まず、 AFP電から紹介しよう。

【6月3日 AFP】来日中のフィリピンのベニグノ・アキノ(Benigno Aquino)大統領は3日、都内で行った講演で、中国をナチス・ドイツ(Nazi)になぞらえ、世界各国は中国に対し宥和政策をとり続けることはできないとの見解をほのめかした。 中国は、南シナ海(South China Sea)の国際水域において大型軍用機が離着陸できる滑走路の建設を含む埋め立て計画を急ピッチで進めており、各国から懸念の声が上がっている。

 都内で開かれた国際交流会議「アジアの未来(Future of Asia)」に出席したアキノ大統領は、中国の脅威とそれを抑制する米国の役割に関する質問を受け、「真空状態が生じて、例えば超大国の米国が『わが国は関心がない』と言えば、他国の野望に歯止めがかからなくなる」と回答。                               (引用終り)

 ベニグノ・アキノという名前の議員は 3人いて、 (大統領にとって) おじいさんにあたるベニグノ・アキノ氏は 上院議長、(大統領にとって) お父さんにあたるベニグノ・アキノ氏も上院議長だが、 大統領選途中で 『暗殺』されてしまった。 そこで、 急きょ 妻である (大統領にとってお母さんにあたる) コラソン・アキノ元大統領が立候補し、 同情票も含めて 圧勝。 そして、 現在は その息子ベニグノ・アキノ氏が 大統領である。 アキノという名前から 日系のような印象を受けるが、 華僑で そうとうの富豪なのだそうだ。 三代目の「苦労知らずの坊ちゃん」らしい。 --意外と詳しいことは わからない。-- こんなニュースで推測するしかない。

 [2011年 07月 6日 ロイター] フィリピンのベニグノ・アキノ大統領 は5日、昨年のクリスマスに購入し国民の非難の的となっていた中古のポルシェを売却したことを明らかにした。 ポルシェは大統領自身が購入し中古車だったものの、今年初めに実施された調査では、回答者1200人のうち半数近くが大統領のポルシェ購入は適切ではないと回答。支持率低下の原因の1つとみられていた。

 アキノ大統領は記者会見で「(ポルシェを)もはや所有していない」と発言。購入価格と同じ450万フィリピンペソ(約840万円)で売却したことを明かした。

〔2012年02月02日 中央日報〕フィリピンのベニグノ・アキノ大統領(52)が現地で活動中の韓国系女性放送関係者との交際を認めたと、サンスター紙など現地メディアが1日伝えた。

                         22歳年下の韓国人女性と恋愛
                            噂の女性 美人である。(同紙より引用)
サンスター紙などによると、この日、フィリピン・ルソン島のケソン市を訪問したアキノ大統領は放送関係者グレイス・リー氏(30、韓国名イ・ギョンヒ)との交際について尋ねる記者らに対し、「私たちは現在も会い続けている」と交際を認めた。さらに記者の質問が続くと、アキノ大統領は「憲法はプライバシーを保護する権利を保障している」とし、それ以上は答えなかった。                                                       (引用終り)

 安倍内閣の数少ない「賛同者」であろう。 経歴も 「苦労知らずの三代目」という点で 似通っている。 日本政府も 宮中晩さん会などで もてなしている。 どういうわけか、 佳子様が初めて出席のほうばかりが ニュースになっているようだが … 恋人が 「韓国人」だとわかると、 がっかりする大勢の人がいるんだろうな … (爆) …

   フィリピン大統領来日

 その席で 天皇が 次のように述べたことに 右翼勢力が不満を述べている。
                                                      (2015/06/03  時事通信)
天皇陛下はあいさつで、太平洋戦争で多くのフィリピン人の命が失われたことに触れ、「このことは私ども日本人が深い痛恨の心と共に、長く忘れてはならないことであり、 取り分け戦後70年を迎える本年、当時の犠牲者へ深く哀悼の意を表します」と述べられた。

これに対し大統領は「過去に経験した痛みや悲劇は、相互尊重、尊厳、連帯に根差した関係構築に努めるという貴国の約束によって癒やされてまいりました」と英語で述べた。                          (引用終り)

 皇室外交で 「諸外国」にたいし 謝罪の姿勢を示しているから、 なんとか 「日本」は受け入れられている部分が少なくない。 自国民に対しては、 他の機会がいくらでもあるのだから、 その時に伝えればよい。 「いつまで謝罪するのか。」とか 「日本のために死んでいった若者への配慮」などという考えは、 いかにも「軽率」だと思う。 謝罪して済むような話ではない、 という気持ちこそが 大切なのではないだろうか。 一応 「代表的な声」を 紹介しておく。

 こういう席で、その都度、戦後70年の反省を述べる必要はあるのかと思う。もっと、未来に向けての友好関係を、強調した方がいいと思う。 陛下が、日本国が迷惑をかけたというたびに、日本のために戦地で亡くなった多くの若者のことを思う。何のために、死んでいったのか、あまりにも気の毒だ。理不尽な思いを抱き、亡くなった日本人も多い。相手国に対する配慮は必要だが、遠い海や島で亡くなった日本人のことも、考えてほしい。

 さて、 それはそうと、 問題は「ナチスと言われた中国」のほうであるが 環球時報や新華社を通じて 激しく反発している。
                                                 知足的隠遁者 ‏@SukiyakiSong
(新華社)  アキノ大統領は日本を訪問中に、中国の南海での行為をナチスドイツに例えて語り、超大国の米国が南海問題で役割を発揮するように呼びかけた。1999年以降、艦船の『座礁』によって中国の仁愛礁を盗み取ろうと企んだのはフィリピンだ。2012年に軍艦と武力勢力を派遣し、中国黄岩島海域で正常な作業を行っていた中国の漁船、漁民を襲撃したのはフィリピンだ。

2013年に『国連海洋法条約』締約国として中国が保有する権利を無視し、『南海各方行為宣言』及び両国間の一連の共通認識に背き、関係紛争に対しいわゆる国際仲裁を一方的に申請したのはフィリピンだ。自国の利益だけを考慮し、海域外の国と結託して水をかき回し、中国を中傷誹謗し、攻撃したのはフィリピンだ。フィリピンの一部の人々が幻想を捨て去り、悔い改めさえすれば陸地が見える。煽動と挑発を停止し、二国間協議での対話を通じて紛争を解決する正しい軌道に戻るように再度、勧告する。                                        (引用終り)

 これは、 公式の「新華社電」であるので、 この程度だが、環球時報になると、 もう少し 表現が厳しくなる。

                                                 知足的隠遁者 ‏@SukiyakiSong
(環球時報)  比大統領のアキノは愚か、今度は東京で「中国はナチス」と演説した。この暴言は二度目である。前回はWPの取材で発言し、全世界が驚き、菲国大統領府が発言の取り消しに躍起になった。中国はアキノの悪ガキを知っているので大目に見たが、今回はそうはゆかないだろう。

アキノは香港からの観光客が襲われ8人が殺されても薄笑いしただけで謝罪しなかった。アキノは台湾漁船を菲国海軍が銃撃し機関長を虐殺した時も謝罪しなかった。アキノは菲国の国際的信用性を破壊しつくしている。 アキノ家は福建省鴻漸村が原籍地の華人(客家)であるが、フィリピンでは大富豪であり、その生活ぶりが問題になっている。コンピュータゲームに興じ、猛スピードで車を運転し、女性を追い回すご趣味なのだ。

その道楽息子は、菲国を侵略し植民地にした米国と日本の右翼と懇ろになり、日米右翼を“救いの神”と仰ぐ始末だ。菲国にとってこれほどの屈辱があるだろうか。アキノは1年たてば失脚する。その評判に恐れを抱き悪あがきをしても、支持率は回復できない。                                                  (引用終り)

 どちらの言い分が 正しいのか、 本当はどうなのか、 はっきりはしない。 先日も書いたように、 南シナ海の権利関係は 「ベトナム戦争」の後遺症もあって 複雑である。 「中国寄り」の見方が正しいとも言えないし、「フィリピン寄り」の見方が 正論とも言えない。 ただ、 お互いの国が どのようにみているかを 知っておくことが大事である。 今「国会」で 議論されている 『戦争法案』ですら、 私は「憲法違反」と前にも書いたが、 今日の参考人が 「三人そろって憲法違反」というまでは、 マスコミは一度もそういう視点からの論議をしてこなかった。 そういう考えがあることを 極力隠していた。

 この南シナ海での 「争い」でも、 一方の考えだけを伝えてはいけない。 日本が この問題に 関与するようになった時、 その判断となる材料が 全く歪曲されたものしか知らなければ、 結果が大きく違ってしまう。 そういう意味で 「中国の言い分」も知っておいて 判断する必要がある。 そう私は思っている。


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