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『日本の最低賃金』を報じる ブルームバーグの英語版と 日本語版の記事の違いが教える 『日本人に面と向かっては言わないが』の意味

 十全外人大庭亀夫さんが ブログで 「日本人に面と向かっては言わないが …」と前置きして いろいろ書いてあったことがあったが、 「なるほどねーー」と納得する話であったことは 以前紹介した。 昨日の ブルームバーグの記事を Syntaxさんが 『日本では最低賃金でラーメン1杯しか食えないと出てるね。 日本は全体の賃金水準も低いから、そんな国で働く事自体が低知能だと思うけど…  日本のネトウヨが典型的だけど、右翼主義というのはその国で最底辺の土民から発生するんだね。 理由は簡単。 日本なら「日本人であること」「日本語を話すこと」ここを持ち上げるのが右翼。 つまり、最底辺の土民だから他に何も取り柄がなくて、その国の人なら誰でも持ってるものしか持ってないわけ』 と例によって辛辣に書いている。 

 「えっ、 そんな記事あったっけ…」 と 日本語版の ブルームバーグを見てみる。 まず、 なぜなのか 『見出し』が違う。

                                                   2015/07/31  ブルームバーグ
  ラーメンのトッピングでプチぜいたくも-最低賃金2.3%上昇で
 現在の最低賃金である時給780円はほぼラーメン1杯分に相当する。 昨年の最低賃金引き上げ幅は2.1%だったが、物価上昇ペースには届かなかった。今年の上げ幅の目安は2.3%で、ラーメンのトッピングに卵やチャーシューを追加するプチぜいたくが味わえそうだ。 -- 中略 --

 日本の最低賃金は米国やドイツなど主要国に比べて低い。国際通貨基金(IMF)アジア太平洋地域事務所のシニアエコノミスト、ジョバンニ・ガネリ氏によると、最低賃金を大幅に引き上げることで消費が増え、全体の賃金も押し上げられる可能性があるという。       (引用終り)   実際にご覧になられるなら → ブルームバーグ 日本語版

 英語版で見てみると、次のようになっている。 見出しは 『日本の最低賃金は ラーメン一杯分しかない。 労働者は より大きな賃上げを必要としている。』とある。 そして何より この大きなグラフが日本語版には すっぽり抜け落ちている。 写真入りの大きな扱い、 実際にご覧になられるなら → Bloombelg business

                                           July 31, 2015  Bloombelg business
     Japan's Minimum Wage Only Enough
             for a Bowl of Ramen

And workers need a bigger raise

Japan's minimum hourly wage of 780 yen ($6.30) is about enough to buy a bowl of noodles.  A 2.1 percent bump last year didn't keep pace with inflation, and a possible 2.3 percent yen raise this year would be lucky to get workers an egg or extra slice of pork to drop into their ramen lunch bowl.   -- 中略 --

Relative to median pay, Japan's minimum wage is lower than in many other countries, including the United States and Germany.
This gives it scope for a bigger increase this year, which would help consumption and might help push up average pay across the board, according to Giovanni Ganelli, an economist with the International Monetary Fund in Tokyo.

      minimum wage

 この見出しのニュアンス、 そして グラフによって ずいぶん印象が違う。 記事内容は あまり違わない。 それでも 最低賃金が 韓国以下であること、日本以下は 「スペイン」「ポルトガル」「ポーランド」そして「トルコ」と続き、 財政破たんなどのうわさが飛び交った国々となる。 その一歩手前が日本、 何となく そんなイメージがする。 そして、 賃金の引上げこそが 日本に必要なのではないか、そう思われる。

 これが、彼の言う 『日本人に面と向かっては言わないが…』という 一例なのかもしれない。 海外の報道機関も 日本向けには それなりの事 (あたりさわりのないように) しか書かないようだ。 そういう気持ちで 情報を得ないといけない。

 小泉内閣の時の 「竹中主導の経済改革」は 今も健在で、 安倍政権でも 「経済は竹中平蔵」である。 グローバル化の中で 日本の高賃金は 「競争力をなくす」と 賃金の切り下げをしてきた その結果が 今現れている。 中国、北朝鮮の脅威より まず「自国民の生活」こそが重要だろう。 竹中平蔵の言う 「金融立国」「観光立国」「介護立国」は 誤った経済政策であることは 何度も言ってきたが、 それが数字となって表れただけだろう。 

 戦争法案より先にやることがある。 国民が間もなく気づくだろう。 デモに車道を開放せよ、という意見が出るようになってきたから … 「自由主義的な考え」が 育ってきたから 今のような馬鹿げた「派遣社員制度」などは、 労基法から見て 全くの『違法』だとしか思えない仕組みである。
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