日本国内の報道では、 「世界から見限られた中国」なのだが、世界はそんなに中国に対して冷淡ではない。 護衛艦「かが」の進水式や 「こうのとり」の打ち上げ成功で思う 日本の勝手な言い分

 日本で聞いていると、 中国の「戦勝70周年の記念行事」に 出席するのは、 韓国大統領と ロシアのプーチン大統領だけのようなニュアンスである。 「ほら、見たことか。」と 思っている方が多いのが事実だろう。 ところが、 欧米系の新聞では そこまで 中国との縁を切っていないことがよくわかる。 逆に言うと、 日本のかたくなな態度が 突出していると言えるだろう。 日本がそのような態度をとっているのは、 『日本はアジアの中の大国だ。』 という意識の裏返しでもある。

                                            2015年8月27日 NEWS WEEK 日本語版
 日本では、日米を含む多くの西側諸国が、首脳級の出席を見送ったことが話題になっているが、中国外交部副部長は、8月25日、49カ国の元首、政府首脳、高官が軍事パレードに出席すると発表した。同日付の環球網は、中国が9月3日に行う抗日戦勝記念の軍事パレードに招待した51カ国のうち、日本とフィリピンだけが招待に応じなかったと報じている。

 欧米諸国の元首と首脳は出席しないが、フランスとイタリアの外相は自国政府代表として出席するとし、欧州連合(EU)加盟国としてはチェコのゼマン大統領が、また、オランダとオーストラリアも閣僚級の政府代表が出席すると報じた。アメリカの参加については、カナダ、ドイツ、EU等とともに、駐中国使節団(大使館員)を以て政府代表とするだろうという報道があった。

 西側の首脳級が参加しないことには、もちろん中国は不満だろう。それでも「『外交戦』という形で出席者の肩書きを求めない」と言うのは言い訳がましいが、日本で考えられているほど、国際社会が中国を冷遇した訳でもない。中国としては、首脳でなくとも、元首脳や代表団の参加があれば、その国名を挙げることが出来る。世界の式典であると誇示できるのである。

 中国が、国民と国際社会に見せたいのは、国際社会を主導する正当な権利とその能力を有する中国の姿なのだ。
                                                               (引用終り)

何度も書いているように、 日本の政府も国民も、 「日本はまもなく、 アジアの中進国 (普通の国) 」になることを 認識しなくてはいけないだろう。 外交的には 政治面では 絶交状態、 経済面が何とかつながっている 日本と中国という関係であるが、 中国の株価が暴落すると、 日本もその影響をまともにくらった。 いや、 日本だけでなく 世界の株式市場が テンヤワンヤの騒ぎとなった。 いままで、 こういう世界への影響は 「アメリカの市場」だったはずだが、 はっきり、 中国がアメリカと同程度の地位を占めていることの証左となった。

                                                          足立 正 ‏@ohmistar
南シナ海で中国と日本が対立、前から対話のパイプがある中国とアメリカは後ろで手打ち、日本だけが地理的に中国の隣に取り残される。という状態にならなければよいが。。。


                                                    2015/8/27付日本経済新聞
  【北京=永井央紀】米国のライス大統領補佐官が28、29日に北京を訪問する。9月に予定する中国の習近平国家主席の訪米に向け、外交担当の楊潔篪国務委員と会談する。米国に渡った中国の汚職官僚らの身柄引き渡しや減速する中国経済への対応などについて意見交換するとみられる。南シナ海の埋め立てやサイバー攻撃を巡る摩擦もあり着地点は見えにくい。                                               (引用終り)

 「戦勝式典」にアメリカは 大使館から 代表を出す。 日本もその程度はしておくべきだろうが、 残念ながら 北朝鮮での葬儀の時同様、 全く関係を持とうとしない。 だから、 対話のきっかけすらない。 日本が中国に対して 圧倒的に経済力で勝っていた頃の感覚が 全く抜けない。 今は、日本の2.3倍のGNPを中国は持っている。 さらに、 資源大国である。 取り巻きの一人である 「青山繁晴氏」 が 日本には 「メタンハイドレート」があり、 これを開発すれば 化石燃料など 全く不要になって、外国にさえ輸出できるようになる、 などと テレビで盛んに宣伝し、 ついに安倍政権になってから 開発予算をもらったとたん 押し黙っている。 その時にも書いたが、 自噴する液体の石油と違って 開発方法がとても難しい、 出来るのなら 外国も挑戦しているはずである。

 このような 「夢」というよりも、 詐欺に近い取り巻き連中の話はともかく、 日本には地下資源がない。 外国と友好的な状況を作り、 品質の良い製品を世に出すことこそが 日本の生きる道だろう。 今のように、「観光」や「金融」を 中心とした国づくりは間違っている。 仮に好景気の時に「それらの産業が黒字」になったとしても、不景気になった場合、 最も大きな打撃を受ける産業である。 やはり 『大黒柱は工業』であり、 支柱の一つとしての産業でしかありえない。

 昨日は 本当は国民が知っておく出来事があった。 日本の二隻目の空母が進水式をしたのだ。 

                                                       2015.8.27  産経新聞
 海上自衛隊の新型ヘリコプター搭載護衛艦の命名・進水式が27日、横浜市内で開かれ、「かが」と命名された。今年3月に就役した「いずも」の2番艦で、護衛艦としては最大規模となる全長248メートル、基準排水量約1万9500トン、乗員約470人を誇る。

 艦首から艦尾まで甲板がつながる空母型の構造で、ヘリ9機の同時運用が可能で哨戒活動や災害派遣などが任務の中核となる。平成29年3月に就役する予定だ。                                (引用終り)

 護衛艦 かが と 戦艦大和
            もう先の大戦程度の 軍艦を作っている、知らないのは国民だけ

 日本政府も 自衛隊も 空母とは言わないが、 安倍政権の広報誌『産経新聞』に書いてあるのだから間違いない。 中国が ロシアの中古の空母を買ったと 大騒ぎをし、 「脅威だ」「脅威だ」というのなら、 これらの空母を作った日本は 中国から見れば 脅威に映る。 当然 中国は 日本以上に空母を作ろうとするだろう。 一隻目の空母が 『出雲(いずも)』、 二隻目が 『加賀(かが)』 なのだそうだ。 まさに 中国にあてつけたような名前 (中国との戦争に使用された艦船と同じ名前) である。 

 こういう事が、今必要なのかどうか、 それを考える必要がある。 また、8月18日には 『こうのとり5号』を H-IIBロケットで打ち上げた。 重さは 最大で6トンある。 あの北朝鮮が 『100キログラムの人工衛星』を打ち上げたとき、 大陸間弾道ミサイルとして 「脅威だ」「脅威だ」と マスコミはあおり、 政府は緊急放送すら流した。 発射角が違うのだから、 弾道ミサイルではないうえに、 海外の報道機関に 打ち上げを公開までした。 それなのに 日本は『脅威だ』という。 では、 「6トンのこうのとり」を 日本が打ち上げたとき、 北朝鮮も中国も 「脅威」と感じるはずではないか。

こうのとり5号機
                 6トンもの弾頭を 正確に運ぶ技術を日本は持っている。

 こういう 扇動をする「政府」も「政府内の軍事専門家」の話も 信用することはできない。 外国とのこういう「脅威」をなくすことが 政治の仕事であり、 そのためには 「日本国憲法の存在」は大きかった (過去形の話になったが) 。 

 しかしながら、 高橋さんではないが、『何を言っても分かり合えない人がこんなにもたくさんいる』の代表格である安倍政権と対峙している 多くの国民は 大庭亀夫三の言う 『日本語人の特徴は「相手の話を聴いてない」ことに見えまする。』という言葉に納得してしまうだろう。

                                                     高瀬 慶 ‏@rikuoharuo
日頃は本音を言わない日本人もツイッターのおかげでいろんな人の本音を知ることができて、何を言っても分かり合えない人がこんなにもたくさんいるのかと知ることができて、人間とか社会というものを知ることができて、よかたよかた。

                                            十全外人大庭亀夫 ‏@gamayauber01
英語社会も同じようなもんだけど、どっかがちゃうなーと思って考えていたが、言うかなーどーするかなーと暫く考えるUK人に較べると日本語人は「すぐに口にだす」感じ。「反射神経」的に意見を述べる感じみたい。
よく考えて言え、というのではなくて、言葉が出てくるまでの時間が違うよーです

現実には頭の回転が速くて、なんでもパッパッとテーブルテニスの球を打ち返すように応える人が聡明な人間である場合はほとんどないが、日本語社会では、そういう傾向の人を「頭がいい」と見做す傾向があるんちゃうかなー、という意味

言葉になるまでの「判断猶予」の時間がない事と共に日本語人の特徴は「相手の話を聴いてない」ことに見えまする。相手の言うことが、自分の頭のなかにある、どの選択肢に該当するのかをビンボゆすりしながら聴いている。だから相手の言うことが自分の選択肢の文に書き換えられてしまう事も多いみたい。
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COMMENT 1

椿五十郎  2015, 08. 30 [Sun] 02:40

ちょっと一言

ブログ読ませて頂きました。
色々面白い意見がありますね、大変参考になります。

しかし補足いたしますと「かが」はあくまで護衛艦(対潜ヘリコプター輸送艦)、つまり防衛用です。
たしかに形から分類上は空母ですが、甲板は通常甲板で第2次世界大戦中のレシプロ機ならいざ知らず、蒸気カタパルトとアレスティングワイヤー等の専用設備が無いのにジェット戦闘機の発着は不可能です。
仮に次期戦闘機のF−35があれば甲板改造すれば運用できるかも知れませんがF−35自体まだ保有してませんし改造する手間と予算を考えると無駄ですね、最初から専用空母作った方が早いです。
そもそも自衛隊は戦略用戦闘機・爆撃機を保有していません、全て防衛用ですよ。
ましてや空母の運用には多数の護衛艦が必要となりますが日本はそれだけの船と予算はありません、中国並みの軍事予算があれば別でしょうが。

かつての大戦で様々な武器の名称が付けられましたが時代は変わって武器の多様化・細分化により名称と運用は別物になっています。
形は「空母」かも知れませんが、本物の空母を買った中国と同じにされても運用方法と目的がまるで違います。
本当にこれとオスプレイが東日本大震災の時にあればどれだけの人達を助けられたことか・・・

「こうのとり」に関しても実際に核弾頭を所有し、大陸間弾道ミサイルの発射訓練を行い、拉致を実行して現在戦争中の(一応休戦してますが最近危なかったですね)独裁軍事国家と戦後70年間戦闘行為を行ってい無い日本を比べるのは無理がありますね、フェアではないです。
どちらが平和の脅威になるかは一目瞭然ではないでしょうか。
隣国中国の異常な右肩上がりの軍事予算を見て反応するのは国家として当然では?
日本が脅威と感じても防衛してはいけないんでしょうか。

私の父は戦争に行き当時の話をよく聞きましたし、私自身も連合赤軍の浅間山荘事件をリアルタイムでテレビで見てました。
最近のSEALDsを見てると当時の学生と行動がそっくりですね。
オウム真理教もこの情報化の時代にも関わらず同じような大学生達が集まってました。
当時を知るオヤジとしては彼らが同じ道を歩まないか心配です・・・

集団的自衛権に反対する方々は「戦争法案」とか「強行採決」とかレッテル貼りして反対してますが正直違和感を感じますね。
賛成派は『戦争をしたくない』から賛成してるんですよ、戦争をしたい訳ではありません。
どんな事もメリット、デメリットがあるんですがそれを語らずに一方的に感情論で訴え相手を否定するのは・・・「何を言っても分かり合えない人がこんなにもたくさんいる」と本当に思います。
フランス人みたいに感情的にならず「ボンジュール」「メルシー」と冷静にディスカッション出来る日がいつか来るんでしょうか・・・

チャーチルは言ってました「平和主義者が戦争を起こす」

あ、日本のマスコミがダメダメなのはもう激しく同意します(笑)
長文失礼しました。

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