日本だけがあおる 『米中対決の首脳会談』。  国賓として招いて、そのような失礼をするはずがない、と考えるのが普通だろう。

 さあ、米中首脳会談は どうなるのだろう。 NHKは その先行きが危ういとみて、 そのような方向のニュースを流している。 まあ、 それは「1つの見方」として あるわけだから責めるわけにもいかないが、 そういう報道は 的確な情報分析が下にあって行ってこそ成功するものである。 単なる『憶測』で報道してしまうと またぞろ「前回」のように、 つじつまを合わせるために『ねつ造』するしかなくなってしまう。

 中国網では 習主席に対する晩さん会のメニュー、テーブル配置、そして料理人を紹介している。 『国賓』で迎えるということは こういう事であって、おいそれと決定できることではない。 NHKや読売が言うような方向で話を進める気ならば、 単に『首脳会談』ですむ。 夫人同伴で訪米させる以上、 そして『国賓』として迎える以上 双方の『顔が立つ』結果しか発表されない。 日ロ外相会議などは 『例外中の例外』であり、 あんな外交をしているような首脳を持った日本国民がかわいそうだ。

                                       「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月25日
米ホワイトハウスのファーストレディオフィスは9月24日、ホワイトハウスが中国の習近平国家主席と彭麗媛夫人のために開く宴会のメニューを公開し、テーブルの配置などを紹介した。メニューを見ると、紹興黄酒やかぼちゃ月餅が出される。また、ホワイトハウスは、今回の宴会の準備に中華系の名料理人を招いたという。

 チャイナネット1


 NHKは 何を考えてこう伝えているのだろう。
                                                    9月25日   NHK
習近平国家主席は24日(日本時間の25日朝)、シアトルに続く次の訪問地、ワシントン近郊のアンドリュース空軍基地に到着しました。 そのあと、ホワイトハウスでオバマ大統領の出迎えを受けたあと、およそ2時間半にわたる非公式の夕食会に臨みました。両首脳は、ホワイトハウスから200メートルほど離れた迎賓館の「ブレアハウス」まで、そろって笑顔でことばをかわしながら歩いて向かい、友好ムードを演出しました。                 (引用終り)

 ところで、 この前夜の会談は 3時間以上に及び、通訳もSPもなしでの 二人の会談が続いたのだそうだ。 語学力がないと 現代の政治家は務まらぬようだ。 そういう様子も 中国では伝えられている。

米中首脳会談4
 完全に二人だけで 何度も散歩に出た。  二人の首脳は ウィンウィンの両国の関係を印象付けようとした。

 ここ数か月、 何度か アメリカは中国に対して 『警告』を発した。 が、しっかり見ていれば分かるが、 すくさま政府高官を中国に派遣している。 そして、「本意を説明したり釈明したり」している。 ケリー長官など 何度行ったことか… 何も中国は 訪米して 「良い子、いい子」してもらわなくともよい。 訪米しても、 『爆買い』の手土産を持っていくようなものだから、 アメリカの発言の度に 強行に反論している。 いつでも『訪米取りやめ』は あったわけだ。 日本の政治家ではないのだから、 なぜNHKが このような判断をするのかわからない。

 アメリカが 中国を『制裁』できると思っているのだろうか。 アメリカ企業の中国への依存度、 アメリカ本土での中国人への依存度、どれをとっても アメリカが中国政府に対して 「制裁」出来るような環境ではない。 アメリカの国債消化も 「中国の胸先三寸」である。 それに次ぐ『日本』が不況で手も足も動かせないのだから、アメリカは何もできない。

 さらに、 意見を聞いている「戦略国際問題研究所」といえば、 安倍君、麻生君ととても親しい組織ではないか。 ここに聞くな、とは言わないが、もう一か所 別な人物のコメントも入れるべきだろう。 こんな記事を作っていると、 後ろを見たとき『はしごを外され』 大慌てでまた 「ねつ造」に走らねばならないようになる。

                                                   09/25 23:30 NHK総合
米国・オバマ大統領と国賓として初めて訪れている中国・習近平国家主席による米中首脳会談は、歓迎式典の後日本時間の今夜11時前からホワイトハウスで始まった。 地球温暖化対策や、北朝鮮の核開発問題への対応などで協力を確認する一方、米国が懸念するサイバーセキュリティや東シナ海や南シナ海での中国の海洋進出など、双方が対立する問題についても意見が交わされているものとみられる。

サイバーセキュリティでは、米国側が経済制裁などの対抗措置もちらつかせてけん制しているのに対し、中国側はハイレベルの対話を始める用意があると協議を呼びかけている。 南シナ海を巡る問題では、米国側が浅瀬の埋め立てや施設の建設の停止を求めているのに対し、中国側は主権の問題だという立場を崩さないものとみられ、米中両国が対立する問題でどのような話し合いが行なわれるのか注目される。

     国賓待遇で習主席を招いたものの
     米中首脳会談1

 今度の「戦争法案成立」でも、 アメリカは 『その法案の内容と運用の説明』を 中国に特使を送って伝えたという。 中国政府の反応が小さかったのは そのせいだと言われている。 外交機密なので 絶対に表には出ないが、「中国に対しては、この集団的自衛権は使わない。」程度の言質はとったであろう。 --むろん、推測だが… --

                                                      2015.9.23  産経新聞
 【ワシントン=青木伸行】25日の米中首脳会談を前に、米国防総省のクック報道官は22日、黄海上空の国際空域で中国軍のJH7戦闘機が米軍の電子偵察機RC135を捕捉して異常接近し、「危険な方法」で横切ったと明らかにした。現場は中国・山東半島の東約130キロの上空で15日に戦闘機2機が飛来し、うち1機が偵察機の約150メートル先を横切ったとしている。

 中国は9月、海軍艦船を米アラスカ州沖に展開しており、今回の異常接近が意図的である可能性もある。 中国軍機による米軍機の捕捉は東シナ海や南シナ海でもほぼ常態化しており、米上院軍事委員会のマケイン委員長は「アジア太平洋地域で、中国が強引な行動を続けていることを示すものだ」と非難した。         (引用終り)

 まあ、 この件も会談で 「話題」になるかもしれない。 「ほぉー、山東半島の東 130キロで …、 我が国の偵察機も フロリダ半島の西 130キロまで 飛ばしましょうか。」とでも 反論されてしまう。 軍事行動については アメリカは『言い返すもの』がいなかったので 感覚が異常になっている。 そんな場所まで 偵察する必要はない。 日本も発表はしないが しょっちゅう「ロシア機」に スクランブルをかけている。 まだ、 中国の方が おとなしい。 アメリカ、ロシアとも まあそういう意味では 行き過ぎのところが多い。 こう考えてみると、 これは「話題」にすら なるまい。

 まだ、 首脳会談の結果は 発表されていないが、
   『中、米とも ウィンウィンの関係で より良い経済発展のために協力する。』
   『米中とも、 サイバーテロに協力して立ち向かう。』 
   『中国は 国際法規に乗っ取った南中海の開発を行い、 米国もそれを理解する。』 程度の結論でしょう。
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