『日ロ首脳会談』の記事の検証をしてみる。  「領土問題の進展」「訪日時期の検討」という言葉だけがむなしい 日本の情報。  信じていると『インドネシアの高速鉄道』同様、 官房長官の「遺憾である」という言葉を聞くだけに終わってしまうだろう。

 お約束の 『日ロ首脳会談』の検証記事を書かねばなるまい。 最近、 日本語の意味が 「私の解釈」とは異なることが多いので 皆さんがどう受け取っているかは わからないが、TBSだけが ほぼ「私の予想」と 同じ趣旨で伝えている。

 
                                                                     TBS
 国連総会の場で行われた日ロ首脳会談は、年内の実現を目指すプーチン大統領の日本訪問に関して、「ベストなタイミングを探る」との意思確認をするにとどまりました。  プーチン大統領の年内の訪日について、日ロ交渉関係者は、「日ロ双方にとって、成果として発表できる合意事項が見いだせていない。今のところ訪問実現は厳しい状況にある」との見方を示しています。                                               (引用終り)

 産経は 『北方領土交渉の前進』、『大統領訪日実現に向け準備で一致』と報じた。 朝日は『北方領土問題などについて議論 した』、『訪日の実現に向けて引き続き調整』と歯切れが悪い。 もっと尻尾を振らないと 政権が「イイコイイコ」してくれないよ。 NHKは『平和条約締結交渉の前進を図る』、『日本訪問について、最適な時期を探っていくことを確認』と どうともとれる 玉虫色決着でお茶を濁している。 一寸先は闇だから、 何とも言えぬが、私が言ったとおりになるのなら、TBSだけがまともに報じたと言えよう。
                                                                  産経新聞
 菅義偉官房長官は29日午前の記者会見で、米ニューヨークの国連本部での安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領との首脳会談において北方領土交渉の前進を図ることで一致したことを踏まえ、「両首脳は昨年11月の首脳会談で、今年末までの大統領訪日実現に向け準備をすることで一致している。この方針に変更はない」と述べ、プーチン氏の年内来日を目指す方針に変わりがないことを明らかにした。

                                                                  朝日新聞
 国連総会出席のため、米ニューヨーク訪問中の安倍晋三首相は28日午後(日本時間29日午前)、ロシアのプーチン大統領と会談し、北方領土問題などについて議論した。両首脳は、年内のプーチン氏訪日の実現に向けて引き続き調整することで一致した。 日ロ首脳会談は昨年11月以来で、約40分間行われた。最後の10分間は通訳を介して両首脳のみで話し合われた。

                                                                     NHK
ニューヨークを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の29日早く、ロシアのプーチン大統領と会談し、北方領土問題を含む平和条約締結交渉の前進を図るとともに、11月のG20サミットなどに合わせて首脳会談を行うなど、対話を継続することで一致しました。また、プーチン大統領の年内の日本訪問について、最適な時期を探っていくことを確認しました。                                               (引用終り)

 TBS以外は 『領土問題に進展』、『プーチンの来日は時期を巡っての調整』と 一応受け取るだろう。 それが事実であれば問題ない。 しかし、昨年来からの「ラブロフ外相」の発言から見て、 事実と異なるのではないか、 と指摘しておこう。 『そんな予定はない。』『話題になったこともない』と 言っているのだから。 まさに インドネシアの高速鉄道、インドの高速鉄道と 全く同じ構図で 事態の推移を知らせないから 『寝耳に水』のように 慌てふためかねばならない。

 これも何日か前に書いたことだが、 中国が受注したインドネシアの高速鉄道について、インドネシア政府から 日本に『高速鉄道について 日本案は採用されなかった。』と連絡があったとNHKが伝えている。 ニュース価値もないようなニュースで さらに菅官房長官が 『遺憾の意』を表明したらしい。 大笑いである。

     9月29日

                                                           9月29日  NHK
日本と中国が受注を目指していたインドネシアの高速鉄道計画について、インドネシアのジョコ大統領の特使が、菅官房長官と会談し、日本側の提案を採用しない考えを伝えたのに対し、菅官房長官は、遺憾だという考えを示しました。                                                       (引用終り)

 もし、 日本が「中国敵視」をしていないならば、 中国と共同受注などの折衷案さえ考えられるのだが、 ヘイトや「人種差別本」を野放しにしての 政権獲得をした『自民政府』では、 二者択一しか解決方法がない。 今後も 中国の提案を超える提案を出せる見込みもなく、 ずるずると国際競争力を失う。 日本人だけが持つ「中国蔑視思想」だけが論拠の 『日本優位論』で どこまで戦えるというのやら …

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