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日本の報道と安倍外交 … 食い違う「外国の報道」を比較してみる。

 今回のASEANの会議の報道は 『腑に落ちない点』がたくさんある。 頭が整理できないので 間 (ま) をおいて書くつもり としてみたが、 さらにいっそう 不可解な点が続出してきた。 テレビのニュースや報道を「鵜呑み」すれば、 安倍首相は 最近の総理の中では 傑出してうまく外交をこなしている、といえる。

 会議の中では 「中国の 南沙諸島での埋め立て、軍事基地化」を非難し、 アセアン諸国の同意を取り付け、インドとはさらなる軍事強化の協定を結び、中国包囲網を完成させたかのような報道ばかりだ。 中国に対して 世界の会議の真ん中で 『ギャフン』と言わせたのだから、 「さすが、 我らが アベッチ」であろう。 そして、 一般の国民は、「中国には 強気で出ている」 が、平和主義者のように 「戦争をしない。」と言うのだから 非難する点は何もない。 南沙諸島の問題も 『一部に誤解があるが、我が国が参加することはない。』と言う。 『一部の誤解』は 自らが 何度も言ってきたから生まれたものであるのだが…  『自衛隊を出すことも 当然だ』 と言ってきたはずだが …

                                                       【クアラルンプール時事】
 安倍晋三首相は22日午後(日本時間同)、クアラルンプールで内外記者会見に臨み、南シナ海での中国による人工島造成に関し「現時点で自衛隊は南シナ海で常時、継続的な警戒監視活動は行っておらず、具体的な計画も有していない」と述べた。米軍の「航行の自由作戦」への対応についても「一部に誤解があるが、自衛隊の活動とは別のもので、わが国がこれに参加することはない」と明言した。                            (引用終り)

 これについて 中国の報道では 「次」のように 『米中はうまくいっている』と伝えられていると言う。

                                                       宋 文洲 ‏@sohbunshu
安倍は米中の水面下合意も知らず、行く意思を表明したところ、オバマに無視された。恥隠しに急に方針転換。
 「19日の日米首脳会談では、安倍はオバマに『南シナ海への自衛隊を検討している』と申し出たが、オバマに無視された。」

                                                     2015-11-20   多维新闻
日本首相安倍晋三11月19日在日美首脑会谈上向美方传达了将研究派自卫队前往南海的意向,此举凸显出欲在该地区加强有效控制的中国与标榜航行自由的日美两国的对立格局。
        「偶然遭遇」の演習
            海上「偶然遭遇」の演習。米中軍艦が東シナ海で。昨日。-- 宋 文洲 氏 --

 日本のすぐ横で 「米中」が合同演習を行っているのだから、 表面上は 『うまくいっている』と言えぬことはない。 こんな時の日本の立場は「両国とも うまくいっている」と言えばよいわけで、 一方に「敵対」する話ではない。 韓国とも同様で うまくいっている、のが素晴らしいことであるのだが、 それでは「支持者」が納得しないのであろう。
 
 ロシアの『スプートニク』が 大きな写真付きで こんなことを書いている。

プーチン大統領の訪日期日
                                        写真はスプートニク 文字は当ブログで

 安倍首相は会議期間中 分刻みで外国首脳と会ったらしい。 相手が望んだのか、 安倍首相が望んだのかは 書かれていない。 プーチン氏との会議では 「オバマ大統領の同意のもとでお会いする。」と言い、 その直後にあったオバマ大統領に「この一件」を 報告したのだそうだ。 それで 写真中の文字のような 見出しとなっている。 もう日本では誰も 『プーチンと会って 北方領土の解決』などと一言も言わなくなった。 それでも全く問題とならないのは ひょっとすると安倍首相の「人徳の高さゆえ(笑)」かもしれぬ。

 日本の政治家の話は ロシアの『ラブロフ外相』でも横に置いておかないと全く信用できないのだが、 これで「他の国」が一人前に扱ってくれると思う方がおかしいだろう。 -- よくあの会見後でも 外相が務まるものだと感心する。 日本国民の心の広さには感服する以外ない。-- 国連で「常任理事国」ネェー(?) 諸外国が相手にするだろうか。

                                                       2015-11-20  中国網
「中国の友人が我々の大家庭に加わることを歓迎する」東南アジア諸国連合(ASEAN)事務局の広報担当者は、「今週末は、ASEAN発展の歴史の節目になる」ため特に喜んでいるという。ASEAN加盟国の首脳は今週土曜日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれる、第27回ASEAN首脳会議に集まり、ASEAN経済共同体の準備完了を宣言し、「2015年、ASEANの願い」という一連の文書を発表する。中国、日本、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランド、ロシア、米国などの首脳が、この歴史的な瞬間を見守る。          (引用終り)

 日本の報道が この会議の目的を 「中国を懲らしめる(暴支膺懲)」かのような報道をしているのに対し、 中国では 「経済主眼」の報道であり、韓国では (あのクネクネ大統領が提唱した) 「東アジア共同体」に関するものが 目を引く。 これが実現すれば、 韓国にとっては 大きな国益を手に入れることになるだろう。

          ASEANプラス3首脳会議
                  韓国を中心に『日中韓』をまとめられれば、大手柄だろう。

                                                2015.11.21  聯合ニュース
【クアラルンプール聯合ニュース】マレーシアを訪問中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は21日午後、クアラルンプールで東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓中日)首脳会議に出席し、「全ての加盟国が力を合わせて東アジア共同体実現という夢に向かい前進できるよう望む」と強調した。

 朴大統領は「今回の会議で東アジア共同体建設に向けた二つの車輪が整った」と述べた。 「二つの車輪」とは、年内の共同体発足を控えるASEANの加盟国が22日に署名する予定の「ASEAN共同体ビジョン2025」と、この日のASEANプラス3首脳会議で採択された、東アジア共同体建設のロードマップなどが盛り込まれた「第2次東アジアビジョングループ(EAVG II)行動計画」を指す。      (引用終り)

 この会議の全体像、本当の成り行きがつかめるまでには もう少し時間がかかるだろう。 どの国の情報が「正しい判断」をしていたのか、 しばらく 周囲を見渡して分析してみたい。

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COMMENT - 1

緑川夫人  2015, 11. 26 [Thu] 20:33

最近、テレビはニュースも見たくも無くなりましたが、たまに点けると、ASEANでは安倍首相が南沙諸島問題で中国を非難して各国から同意されたかのような報道ばかりでした。でも、こちらの記事を見て、この天木直人氏が「中国の外務省が日本課を廃止した」ということをメルマガに書かれたという記事のことを思い出しました。
http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/470.html

内弁慶政治に追従する内弁慶報道。
いい加減にしてほしいと思います。このままではツケを払うのは国民です。

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