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消費税は人頭税と同じ発想 --財政危機を煽っての消費税率アップは認めてはいけない--

 消費税の議論がようやく盛んになってきました。賛成、反対を含めて議論の根拠がとても曖昧(あいまい)なものが多いのは、皆さんもお感じになるでしょう。

 その原因の1つが『資料が少ない』ことに由来します。恣意(しい)的に出していない、と思えるほどです。
                      「日本がアブナイ」さんのブログに

 一般国民の間でも、消費税の話が、かなり出るようになっている。

 (私の)周辺は、ふだん、政治に関心のない人が結構多いのだけど。 でも、消費税の話は別物のようで、TVや新聞で仕入れたであろう知識が会話の中で、次々と出て来る。

 反対派も、「ともかく、税金が上がるのは絶対にイヤ」とか、ともかく、増税は何でも反対みたいな感じの人は少ないし。 「消費税上がると困るわね」と言うだけで終わってしまう我関せずの他人事タイプの人も減っている感じがある。
                  --中略--

 でも、このように、一般国民が、自分たちの納めるべき(国や自治体に納めてやっている)税金について、一方的に国にお任せにするのではなくて、色々と知って、主体的に考えることほど大切なことはないし。これこそ、民主主義の原点ではないかと思うのである。            (引用終わり)

 と書かれていますが、その通りだとは思っても、国民が考えるための資料が余りにもない。よく引き合いに出される「北欧の高税率」も『日本の消費税の高税率』とは、実は似ても似つかぬ物である事が後で分かったりします。

 ただ、税率のみを比べて云々(うんぬん)することは『敢えて誤誘導』しているのではないかとさえ思えるものです。そこで、少し固い話題の設定にはなるかもしれませんが、『税』とはどういうものであるべきかを考えることにしましょう。この意見も多種雑多で、少し論ずるだけで済むとは思えませんが……
              税推移グラフ
  法人税、所得税の変動は大きいが消費税は安定していることが分かる
                  見にくい場合は↑クリックしてください。
 上のグラフを見て分かるように、消費税は大変安定して財源となる税であるので、「財務省」あたりは、大幅な税率アップで政府を安定させたいと考えているのであろう。それは、「財務省」の勝手な話なのであって、本筋とは関係ないことである。私と意見が非常に近い「反戦な家づくり」さんのブログを抜粋、引用して『消費税反対意見』としよう。

 税金というのは、なんらかの「理由」が無くてはならない。「理由」もなしに人からカネをむしるのは、追いはぎである。

 つまり、今の社会は企業の経済活動によって成り立っている資本主義社会だ ということが、税金を取る根拠となる。

 資本による経済活動があり、それによって賃金が支払われ、その賃金によって商品が購買されることによって、資本は増大しながら循環していく。

 この資本の循環活動の中で人間が生きていくのが、資本主義社会である。そのいれ物が、たとえば日本という国なのではなかったか。少なくとも資本主義の国というのは、まず第一義的に、資本の活動の容れ物である。

 しかし、この資本の活動だけでは、あまりに不均等、不公平が生じる。中には、生きることができない人も出てくる。

 そうした、資本だけでは生きていくことのできない不都合を解消するために、国という機関があり、それを運営するために税金というものが必要になる。

 資本は、自らの足りない部分を補ってもらう代わりに、循環の中で増大していく資本の一部を税金として拠出する。つまり、資本主義である限り、法人税や事業税こそが、本来の税金であり、正当な「理由」のある税金である。

 一見資本の活動とは関係のなさそうな生活保護など福祉の分野も、それが無くては世情が不安定になり資本の活動の妨げになるから、行われているに過ぎない。

 もっとはっきり言えば、あまりに貧富の差を激しいままにしておけば、革命が起きてしまうかもしれない。それを事前に防ぐ ということが国家による福祉の必要性なのである。               (引用終わり)

 すなわち、今の日本社会を利用して、多額の金をもうけている人々が中心となって、その対価として「利益の一部」を税として支払っていくべきだと私は考える。

 当然、参政権のないものには「税」をかけるべきではない。消費税のごときに「赤ちゃんの粉ミルクや紙おむつ」からホームレスの食料まで一律5パーセントなどと言う税は、中世暗黒時代の『人頭税』(一人当たりいくら…という税)並みの発想である。

 これに対し、小泉内閣で5年間「金融、財務」のトップとして日本を指導した「竹中平蔵氏」が対極の考えであろうと思うのでここに紹介しておこう。

佐藤雅彦・竹中平蔵『経済ってそういうことだったのか会議』
                   (日本経済新聞社、2002)からの引用)

佐藤 いったいこの世の中に「理想の税」というのは存在しているのか、あるいはこうすればより「理想に近い税のあり方」になるはずだというのがあるのなら、最終的にはその辺までさらにお聞きしたいなと思っているんですけど。

竹中 いきなり理想の税は何かと聞かれるとすごく難しいんですけど、この話の出発点として、あえて話をややこしくさせるために答えるなら、私は人頭税というのが理想の税だと思うんですね。
佐藤 人頭税?
竹中 そうです。佐藤さんにも、私にも、皆同じ金額をかけるんです。国民一人ひとりの頭数にかけるわけですから、これほど簡単なものはないですね。(後略)

佐藤 (前略)国っていうのは正当化されたヤクザと言ってもいいんじゃないですか。
竹中 おっしゃる通りです。税金というのは結局ヤクザのみかじめ料みたいなものです。国は強制的にお金をとるのに大義名分や理屈を並べたてるけど、ヤクザはいちいちそんなことは言わない。みかじめ料と税金の差は、それくらいのものでしょう。

竹中 (前略)・・・やはり多くの人は税による所得の「再分配効果」というのを期待するわけです。

 再分配効果というのは、たとえばこういうことです。佐藤さんはすごく所得が多いとする。こちらのAさんは所得が少ない。そうすると、Aさんは佐藤さんからお金を分けてもらいたいわけです。

 佐藤さんが儲けたお金の一部を自分ももらいたいんですよ。もらいたいときに、政府を通してもらうんですよ。

佐藤 でも、それ、もらいたいって、ずるいじゃないですか。
竹中 ずるいですよ、すごく。『フェアプレーの経済学』という本にもはっきりと書かれているんです。

 著者はランズバーグという数学者なんですけど、すごくシンプルに見ていくと、今の税はおかしいと言うのです。彼はそれをこんなふうに表現しています。

 子供たちが砂場で遊んでいるんです。ある子はオモチャをたくさんもっている。その子はお金持ちの家の子なんですよ。もう一人の子は家が貧しいからオモチャを一個しかもってないんです。

 しかし、だからといって、自分の子に向かって「○○ちゃん、あの子はオモチャたくさんもっているからとってきなさい・・・・・」などと言う親がいるかというわけです。

 ところがそんなことが、国の中では税というかたちで実際に行われているという言い方をしているんですね。これは、みんなのやる気をなくさせる原因になります。                    (引用終わり)


 『消費税』に賛成か反対か、の意見の底流には、ここまでに述べたように2つの考えがあるわけだ。一つは税は公平に負担すべきだ、と言う考え。もう一つは、税はこの社会を利用して利益を得ている人が、率先して払うべきだ、と言うものである。

 あなたがどちらなのかによって『消費税率のアップ』に賛成か、反対かを決めるべきだと私は思うのですが……決して、税収が足らないから、『消費税を上げる』などという論理でこの件を考えてはいけない、とても重要な問題がこの中には含まれています。








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