スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今年のビックリ  安倍政権が『慰安婦問題』で「責任」を認めて「謝罪と賠償」なんだって。 『日本を取り戻す』政策で、日本は「卑怯で卑劣な国」という評価に変わった。


 慰安婦問題は日本に全く勝ち目のない討論であることは 何度も書いてきた。特にヨーロッバ諸国では 日本と共同歩調をとってくれる国はないだろうとも述べてきた。『ねつ造だ』『どこの国でもやっていた』と主張していたその張本人が 「責任」を認めて「謝罪と賠償」を 韓国との間で合意した、そういうニュースを見てちょっと「クラクラ」と来ている。

                                        12月28日  NHK
慰安婦問題を巡って日本と韓国の外相会談が行われたことを受けて、欧米のメディアは「画期的な合意だ」などと伝えました。

このうち、アメリカの新聞「ニューヨーク・タイムズ」は「画期的な合意」としたほか、イギリスの公共放送BBCは「歴史的な合意」だと報じました。また、アメリカのAP通信は「中国が台頭し、北朝鮮が核兵器の開発を進めるなか、アメリカ軍が駐留している韓国と日本の関係改善はアメリカ政府にとって優先順位の高いものだった」と伝えました。

                                     読売新聞 12月28日(月)
 【ソウル=森藤千恵】岸田外相と尹炳世(ユンビョンセ)外相は28日の会談後、慰安婦問題の合意を並んで表明したが、会談の正式な合意文書はなく、記者からの質問も受け付けない異例の形式となった。

 日韓外交筋によると、合意文書の作成は、韓国国内の世論の動向を懸念する韓国側の要請で最終的に見送られた。これにより、外相2人の発言で会談の成果を確認することとなり、両外相とも手元の紙を時折見つつ、一言一句、慎重に発言していた。(引用終り)

 ヨーロッパを中心に『日本が韓国に謝罪』と言うような報道がなされている。当たり前のことではあるが、「日本が謝罪」する以外にこの問題に進展はない。日本政府は「これらの合意」において、まず「日本国内にある暴言」を禁止することをしなくては 「合意」が履行されるとは思えない。よくこの件で『韓国はいくら謝罪しても…』という妄言を吐くものがいるが、確かに「総理」による謝罪は幾度かあった。が、そのたびに政府与党の「それなりの地位にあるもの」が全く否定的意見を述べ、その謝罪を台無しにしてきた経緯がある。韓国が…ではなく、日本が…と言った方がよいのが実情である。

 日本では『慰安婦問題』を韓国との問題とミスリードする一部のマスコミが知識人(?)がいるので 一般国民の中にも「そう思っている人々」がいるが、 他国から見れば「日本の戦争犯罪の1つ」なのであって、韓国と日本の問題ではない。主戦場である東南アジアで行われた『慰安所』のすべてが俎上に上る。確かに「アジア女性基金」をつくって、日本国民の募金と政府の補助で 「支援」をしたわけだが、韓国ではこの処理に反感が強く、支援金の受け取りがうまくいかなかった。--日本の論説の中には、いかにも「この金をもらったが、またごねている」ように書いてあるものが多い (こういう書き方をするから、海外で全く信用してもらえない。) 。そんなことはなく、受け取らなかったからもめている、それが問題なのだ。--

 特に若い世代でこの問題に興味を持たれた方は 少なくとも「歴史的」に確定されている「裁判記録」 (現地で行われた裁判の証人の発言など) 程度は 目を通しておくべきだろう。今主張されている日本言い分には「勝ち目がない」ことが分かるはずだ。日本政府の資料にない、などと言う言い分は「大日本帝国は敗戦時に不利な資料はすべて燃やした事」くらいは 世界の常識であるので全く意味を持たないことも知っておくべきである。敗戦の2,3年間は、各県の県政史が空白になる程度に 全く資料がないと言われている。防衛大学が「戦死者の死因」を調べるのに その資料がない、それが実情である。

                                        (台北 30日 中央社)
林永楽外交部長(外相)は30日、慰安婦問題について来年1月初旬にも日本と交渉を行うと明かした。日本側に対して謝罪と賠償を求める方針。
     comfort women
         『中国は日本の慰安婦への謝罪に懐疑的』とWall Street Journalは報じている。
1月6日には外交部と支援団体の婦女救援基金会、元慰安婦の代表、行政院(内閣)性別平等会、衛生福利部(衛生省)などで話し合う予定。林部長は台日双方の窓口機関などが積極的な意思疎通をしているとし、「進展があるだろう」と語った。(引用終り)

 日本の右翼勢力の中には いまだに『中共』、『半島』などと 平気で述べる者もいるが、そういう数十年も前の感覚で『現代』を処理しようとするから、全く世界から相手にされない日本が生まれてくる。この3年間、『安倍政権』による「日本の主張」の発信は、世界から見れば『卑怯な日本』--自らの誤りを潔く認めない国--という認識を、ますます濃くしてきたにすぎない。「中国」、「韓国」と相手を認めて話し合う 『基本的な意識』の低さだけを露呈している。少しは恥ずかしいと思うことだ。

                                 【東京聯合ニュース】2015/12/30
 旧日本軍の慰安婦問題をめぐり、韓日外相が28日に発表した合意に含まれていない内容が日本メディアにより「内々の合意」事項などとして報じられ、これに韓国政府が反論する事態が相次いでいる。報道は支持基盤である保守層を意識した安倍晋三首相の「希望事項」が反映されたものとみられるが、韓国世論の反発を呼び、ただでさえ危うい合意を根本から揺るがしかねず、懸念が強まっている。

 韓日は外相会談で、慰安婦被害者を支援するための財団を韓国政府が設立し、日本側が10億円程度を拠出すること、日本側が撤去を求めているソウルの日本大使館前に設置された慰安婦被害者を象徴する少女像について、韓国政府が関連団体との協議を通じて解決に努力することなどで合意した。

 朝日新聞は30日、複数の日本政府関係者の話として、少女像の移転が財団への拠出の前提になっていることは韓国と内々に確認済みだと報じた。 これに対し、韓国政府当局者は「完全なねつ造」と即座に反論したが、韓国のポータルサイトなどには報道を受け韓国政府を批判する書き込みなどが殺到している。      (引用終り)

 日韓両政府とも「アメリカの強い意向」を受けての関係改善だと思うが、関係悪化の原因は安倍首相の『日本を取り戻す』政策だったと思う。この結果、「戦後の脅威的復興」で 世界の人々は日本を『奇跡の国』とみていたのが、 単に『卑怯な、卑劣な国』と言う見方に変わっただけだった。両国政府の『告げ口外交』も 韓国側はいくらか成果があったかもしれぬが、「安倍総理」は その冷たい反応に驚いたのではないか、全く外交が動かないことに悄然となったのではないか。取り巻きの知識人の言う事とは 全く違う「世界の見方」を 肌身で感じたと思いたいが… どうなんだろう。

 戦後の日本を語るのに、『ポツダム宣言』すら読んでいない、では世界と討論することは難しい。そんなに長い文章ではないので 若い世代の方々は 是非読んでいただきたい。ただし、どなたかの引用で読んではだめだ。一部を書いていない (今のリーダーたちの論法がそうなのだが) 物すらある。自分の都合の良いところを都合よく解釈している、そういう人々が政権の周りにいる。全文をありのままに読まれたらいい。そうすれば「今の日本の主張」がなぜ通用しないのかはっきりするはずだ。全部を読んでくださることを期待して、大まかにこんな意味になる。
  カイロ宣言を完全に履行する。
  日本の領土は 我々が確定する。
  我々が納得できる政府ができるまで、駐留する。
  日本軍は その場で即時全面降伏しなければならない。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。