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あの風を吹かせた900万人はどこへ行ったか? --参院選を総括する--

 参院選の敗因分析が盛んである。民主党も「敗因」を探っているであろう。マスコミもそうで、彼らの出している敗因は「普天間・消費税」である。本当にそうであろうか。

 下のグラフは参院選での各政党の得票数をグラフ化したものである。

       比例代表得票数
                 毎日新聞 2010年7月12日 引用
 民主党のコアな支持層は2100万人といわれている。私もそう考えるが、前回は「追い風」が吹き900万人が新たに民主党支持に回った。これが「劇的な政権交代」を演出した陰の力である。この人々は何を期待したか、それを考えることが「本当の敗因」を探ることとなる。

 さて、対する自民党の支持層は「良くて1800万人」と言うのが妥当なところであろう。

 比例代表の得票数(政党名と個人名の合計)では、民主党は1845万票にとどまった。自民党も1407万票に減した。

 いずれもが合計でコアな支持層を500万人程度失っている。この層の多くが「みんなの党」に流れていったのであろう。( 得票率をみると、民主は31・6%、自民24・1%、みんな13・6%、公明13・1%。前回の得票率は民主39・5%、自民28・1%で、民主、自民両党に投票した有権者の一部がみんなの党など新党に流れた構図がうかがえる。)

では、「劇的に政権交代」をもたらした900万の浮動票はどうなったのか。

 皆さんもお気づきとは思うが、多くが「棄権」に回った。「消費税・政治と金・普天間」の問題以前に民主党の支持層は逃げてしまっていたのではないか。「期待はずれ」と指摘されるさまざまな「事件」があった。

 風をふかした多くの人々は『脱米』で自由な日本・一部の人々に利益が偏るのでなく公平な日本・国民に広く開示された透明な日本を望んだのだ。それが裏切られた。そう印象付けた「民主党」の責任は重い。民主党が再生するには、それをどう払拭(ふっしょく)できるかにかかっている。

 では「菅内閣」が出来たときのあの高い支持率はなんだったのか。あの時は「相当数」の浮動票が戻ってきていたと思われる。それは「菅直人」が市民運動の出身者であるからだ。だから、鳩山氏と違って「もっとラジカルに」やってくれるかもしれないと言う期待感が高まったのだと思う。官僚に対しても「大バカの霞ヶ関」などと平気で言っていたのだから。

 それが政権を握ったとたん、「経団連と法人税引き下げで合意」「アメリカには、辺野古で忠誠を誓う」財務省官僚に対しては、「消費税増税で軍門に下る」。これで支持率が下がらぬほうがおかしい。

       絶対得票率 旗旗さん
                        旗旗 さんより引用
 こうやって「旗旗さん」のグラフを見ていると、いかに少ない数の国民の支持の上に成り立っているのか、しみじみ分かる。郵政改革もそうであったろう。

 獲得議席では自民党が勝利したが、この勝利も「偶然の産物」としか思えない。それにしても、共産党や社民党のテイタラクは目に余るものがある。

 原因は「訴える力」がない、別の言い方をすれば「演説が下手」と言えよう。社民の瑞穂氏にしても、共産党の志位和夫委員長にしても、総花的過ぎる、論点がどこか --言っていることは正しいのだろうが-- ハッキリしない。その点「みんなの党」は官僚批判一本やりであるから、20分程度の演説であれば分かりやすい。

 そういう点では、みんなの党に学ぶべきであろう。では民主党はどうすればよいのか。

小沢一郎・前幹事長が行っている「約束したことを守るのが政治だ」と言う言葉に尽きる。ただ、小沢氏が政権についたからと言って「その通り」実行できるかは定かでないが。

 今からはあの「ふらふら」した姿勢を止めて、野党時代に約束した事柄を1つ1つ実行するだけであろう。来年度の予算に「見直したマニフェスト」ではなく、当初のマニフェストがどれだけ達成されているか、これを国民は見ているのである。900万人の視線はそこにある。

 コアな支持者のうち、200万人の支持を失ったのは、消費税であろう。確かに「子供手当ての半分、高校授業料の無償化」などは達成しているが、消費税が倍になれば「そんなモノ」は吹き飛んでしまう、と直感したわけだ。 

 これが『民主党』が敗北した原因ではあるまいか。
 皆さんはどう思われているのでしょうか。

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