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今日のビックリ   『オバマ大統領は黒人奴隷の子孫だ』と言う発言は 瞬く間に世界に広まった。そして、日本での「人種差別」「女性、同性愛への差別」など 人権問題への配慮、教育の無さが非難されている。 

 『2年前に墜落したマレーシア航空MH370便のパイロットを台湾で発見』というニュースに似せたデマ情報が駆け回っている。 これが「反日の中国、韓国の内容」だと もっとすごく駆け回るのだろうが… このレベルの「皇国史観」が国内では大手を振っている。

パイロットを台湾で発見? …

 2年も前にそれも大型ジェット旅客機が突然レーダーから姿を消して大騒ぎした事件のパイロットが インド洋まで捜索していたのに台湾で見つかった、とのニュースである。だれでもびっくりする。個人旅行での失踪者と訳が違う。全世界の軍が協力して捜索したのだから… それが『明後日の方向』の台湾で「記憶喪失…」、日本のテレビドラマみたいに突拍子もない筋書きだ。どうもデマらしい…

 びっくりと言えば、参議院議員で憲法審査会委員(自民党法務部会長)でもある「丸山議員」が オバマ大統領に関して『奴隷の子孫』と発言したことだ。このニュースは 英語、スペイン語、ロシア語などで世界へ報じられた。--これは後で検証-- 

                                   2016年2月18日  東京新聞
 丸山氏は憲法審査会での質疑で「日本が米国の五十一番目の州になることに憲法上どのような問題があるのか」と提起。日本が米国の州になった場合は「日本州出身(者)が米大統領になる可能性が出てくる」と自説を開陳した。続けて「米国の建国当初には、黒人、奴隷が米国の大統領になるようなことは考えもしない」と述べた。

 衆参両院の憲法審査会は、憲法に関する総合的な調査や改正原案の審査を担う機関。この日は、衆院、参院の二院制をめぐり、自民、民主両党がそれぞれ推薦した学識経験者の参考人二人から意見を聴取。各党委員が順次、参考人に質問する形式で持論を述べた。丸山氏は参院の役割を論じる中で、唐突に「米国の五十一番目の州」を取り上げ、「奴隷」発言に及んだ。

 審査会後、丸山氏は国会内で緊急に会見し「議事録を精査した上で削除、修正したい。誤解を与える発言をしてしまって大変申し訳ない」と述べた。自身の発言について「(米国では)人種に関係なく大統領になれるということだ。ダイナミックな変化を受け入れる国だということを言いたかった」と記者団に釈明した。(引用終り)

 言葉の一部を取り上げるのは何なので、全体の要旨を載せておくと…

                丸山議員の発言要旨  【参院憲法審査会】
ややユートピア的かもしれないが、例えば、日本が米国の五十一番目の州になることに憲法上どのような問題があるのか。(米国の州になれば)集団的自衛権、(日米)安全保障条約は全く問題ない。拉致問題すら起こっていないだろう。いわゆる国の借金問題についても、行政監視のきかないような、ずたずたの状態には絶対なっていない。

 米国の制度にあれば、人口で下院議員の数が決まる。おそらく「日本州」は最大の下院議員選出数を持つ。世界の中の日本と言うけど、日本州出身が米大統領になる可能性が出てくる。ということは世界の中心で行動できる。

 ばかみたいな話だと思われるかもしれないが、今、米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。はっきり言ってまさか米国の建国当初には黒人、奴隷が大統領になるとは考えもしない。ダイナミックな変革をしていく国だ。                    (引用終り)

 先に「曽野綾子氏」が 産経新聞紙上で『黒人は大家族主義だから、居住区は別にした方がよい』と言う発言をして、「南ア大使」から『人種差別』として撤回を求められた。それに対して、「私は人種差別の意識を持たずに話しているのだから、差別ではない」と言い、産経もフジテレビも同氏に釈明の機会を与え、かつ擁護した。国内的にもこれが「大問題」とはなっていない。と言うのも「日本人自体」に人種差別への関心がないからと言えるのだが…

 アメリカやヨーロッパだと「職を追われる」のは当然というレベルらしい。こんな日本であるから、国会議員も弁護士も「人種差別」に関しての関心は薄い。丸山氏も 「発言撤回」で済むと思っているし、官房長官も総理も「本人が発言を訂正しているのだから…」で済ませようとするだろうが、広がりの大きさにはびっくりするのではないだろうか。

 プラウダと言えば、かつてのソビエト連邦共産党の機関紙で 「泣く子も黙る新聞」であるが、それすら早々にこの件を伝えている。
    Japanese MP calls Obama 'black slave'
   日本の国会議員がオバマを『黒人奴隷』と呼んだ
                                    18.02.2016   PRAVDA
Japanese MP Kazuya Maruyama made a careless remark about US President Barack Obama. The statement from Maruyama, a lawmaker from the ruling Liberal Democratic Party, surprised his colleagues, who now demand his expulsion from the party.Maruyama, speaking at a meeting of the Parliamentary Commission of Japan, spoke about the origins of the American leader.
日本の丸山一也議員は、バラク・オバマ米大統領についての不注意な発言をしました。政権与党自由民主党の丸山議員の発言は彼の同僚を驚かせました。そして、現在彼を追放するように党に要求しています。丸山氏は、日本の議会の委員会で意見を述べて、アメリカのリーダーの起源について話しました。

"In the United States, a black man has become its president. I mean, he is in a bloodline of black people, who were slaves," Kazuya Maruyama said. "People in the country's founding era would have never thought that a black slave would become president," he added.
•「アメリカ合衆国では、黒人はその大統領になりました。つまり、彼は黒人の人々の血統でいます。そして、その人は奴隷でした」と、丸山一也は言いました。
「国の創立時代の人々は、黒人の奴隷が大統領になるとこれまで思いませんでした」と、彼は付け加えました。

The MP later tried to refuse from what he said, but it did not help avoid the scandal. Members of the Japanese opposition demanded Maruyama should be expelled from the Liberal Democratic Party for racism. The MP's colleagues in the coalition condemned his "straightforwardness." Other MPs advised Maruyama should voluntarily resign.
議員は後で、彼が本意ではないと言い逃れようとしましたが、スキャンダルを避けることはできませんでした。日本の野党勢力は、丸山は人種差別主義なので自由民主党から追い出されなければならないと、要求しました。連立与党の同僚議員たちは、彼の「馬鹿正直さ」を咎めました。他の議員は、丸山が自発的に辞任しなければならないと忠告しました。  (引用終り)

 多分、日本のことなどあまり関心のない新聞なのだろうと思うが、上のように述べている。委員を辞職するで済むのかどうか。『人種差別』が世界では「許しがたい行為」として共有されていることがわかる記事だと思う。次に「アメリカの三大ネットCNN」は次のように伝えている。これは、扱いも大きい。

        涙の演説


    Japanese lawmaker apologizes for Obama
         'black slave' remark

日本の国会議員が、オバマ大統領を『黒人の奴隷』だと言ったことに対して謝罪した。
                                   February 18, 2016  CNN

A lawmaker from Japan's ruling political party has apologized for inaccurately stating that U.S. President Barack Obama is a descendant of slaves.
バラク・オバマ米大統領が奴隷の子孫であると不正確に述べたことを、日本の政権与党の議員は、謝罪しました。
"In America, a black man became president. I mean, he's in a bloodline of black people who were slaves," Kazuya Maruyama, a lawmaker from the Liberal Democratic Party (LDP), said Wednesday, during a meeting of the Upper House constitutional panel.
「アメリカでは、黒人は大統領になりました。つまり、彼は、奴隷であった黒人の系統なのです」と、参院憲法審査会の会議の席上で、丸山一也議員(自由民主党(LDP))が水曜日に発言した。
"People in the country's founding era would have never thought a black slave would become president," Maruyama said, making a point about America's "dynamic reform" while discussing constitutional changes being debated in Japan.
「アメリカのの創設時代の人々は、黒人の奴隷が大統領になるなどと、思ってもいませんでした」と、日本で討議されている憲法改正の議論の間に、アメリカの「ダイナミックな改革」について自分流の主張として、丸山は言いました。
Obama, the first African American U.S. president, is not a descendant of slaves. He's the son of black father from Kenya and white mother from Kansas.
オバマ(初のアフリカ系アメリカ人米国の大統領)は、奴隷の子孫でありません。彼は、ケニヤからの黒人の父とカンザスからの白人の母の息子です。
In a press conference after the meeting, Maruyama apologized for the statements that were widely perceived as racist.
"I'm sorry that I made a remark that could lead to misunderstanding," he said, suggesting that his comments be deleted from the meetings' minutes.
会議の後の記者会見では、人種差別主義者として広く認められた声明について、丸山は謝罪しました。「誤解につながる発言をしたのは申し訳ない。」と、彼は言いました。そして、彼の発言が会議の記録から削除されるように提案しました。

         'Certain kind' of Japanese nationalism
           日本のナショナリズムの一定の方向性
Kyle Cleveland, an associate professor at Temple University in Tokyo, has written about racism in Japan and says Maruyama's comments are indicative of a greater issue among some Japanese politicians.
カイル・クリーブランド(東京のテンプル大学の準教授)は、日本の人種主義について書いていて、丸山の発言が一部の日本の政治家のより大きな問題点を暗示していると言う。
"This isn't just one particularly racially outrageous thing that he said about Obama, but it represents a certain kind of nationalism that this generation of politician holds," Cleveland said.
「これは単に彼がオバマについて言ったという特に人種的に突飛なことでなくて、この世代の政治家が持つ特定の種類の国家主義を意味する」と、クリーブランドは言いました。
Cleveland cited Tokyo's controversial former Governor Shintaro Ishihara, who retired in 2014 after a political career full of incendiary and often racially charged statements.
クリーブランドは、物議をか持ち出す前石原慎太郎東京都知事(扇動的でしばしば人種的偏見に満ちた声明いっぱいの政治経歴を残して2014年に引退した)を引用しました。
Ishihara once said sangokujin, a derogatory term used to describe ethnic Chinese and Koreans in Japan, and other foreigners were more likely to commit crimes and would likely cause civil unrest if a natural disaster hit Tokyo.
石原はかつて三国人と言いました、日本で少数民族の中国人、朝鮮人を軽蔑的な語で記述したものなのですが、もし東京が天災にさらされるなら、他の外国人はより犯罪を犯しそうで、市民の不安をたぶん引き起こすでしょう。
Ishihara also made derogatory comments about women, homosexuals, and claimed the Nanking massacre was "a story made up by the Chinese."
石原氏はまた、女性や同性愛者に対して軽蔑的なコメントをした、そして「南京大虐殺」は中国のデッチアゲだと主張した。
Despite outrage over his remarks, Ishihara held office for nearly 50 years."It's a general lack of education on issues related to race, discrimination, and ethic diversity," Cleveland said.
彼の意見が非人道的であるにもかかわらず、石原氏はほぼ50年の間要職についていました。それは、人種、差別と倫理的体系多様性に関連した問題への教育の一般的な不足です」と、クリーブランドは語った。 (引用終り)
          記事が長いのでリンクしておきます。→ February 18, 2016  CNN

 この記事でもわかるように、日本政府が今「国連」で、『慰安婦問題は朝日新聞の誤報、日本の公文書に強制連行を示す文書はない。』などと「櫻井よしこ氏」の言い分と同じことを主張してみても、確定した裁判である「白馬事件」に対する「日本公文書」を対比してみて、それを立証するしかあるまい。この事件の顛末を仔細漏らさずとまではいかなくとも大筋でわかる文書が存在すれば、日本の公文書の信ぴょう性は高かろうが、そうでなければ、終戦とともに「戦犯となることを恐れて」燃やした--世界の常識--か、 初めからその程度は許容されていたか、いずれかと判断されるに過ぎない。

 それでなくとも、『差別意識』の希薄なことを「石原都知事にさかのぼって」報道される現実を直視した方がよい。アメリカでも、極右の組織が「奴隷制度でアメリカは悪くない。アフリカの黒人が奴隷を駆り集め、売っていたから買ったまでで、責任はアフリカにある。」と主張しているのだそうだ。どこかの国の慰安婦問題と同じ構図である。

 この主張をアメリカが、世界が受け入れぬ限り、日本の主張も無駄なことくらいわかるだろう。それにしても、2月はアメリカで『黒人の歴史月間』なのだそうだが、大変良いタイミングで、この事件が起こった。日本の無関心層も少しは「政治」に関心を持つのではないか、と期待している。
 
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