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ニュース解説とは全く逆の世界の動き。マスコミ人の頭は大丈夫か。 今もなお福島原発を詳しく伝える海外報道と日本政府の責任。

 やっぱり今回も『国旗の無い首脳会談』、中国風に言うと「夕涼みの縁台の腰掛話」になったようだ。「習近平主席」が会談の応じたのは『議長国』であったからやむを得ず、そういうことだろう。この両国の関係は冷え切ったままであるが、国内ではそれを喜ぶ大勢の「自民支持者」が存在する。

 テレビでの解説を聞いていると、「日本の正義に対して中国の横暴さ」が際立つ。「なるほど」と思う方も多いだろう。だが、現実は「中国寄り」に動いていく。このことに不思議に思うことはないのだろうか。ヨーロッパ諸国はイギリスを含めて、これほど日本が正義を貫いているのに、中国に各国がすり寄る。それだけではない。今度のG20では『カナダ』すら、中国中心のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加を表明した。G7で参加をしていないのは「アメリカと日本」だけになった。ロシアはドイツが提案した「G7」への再びの参加を断った。ASEAN諸国は「仲裁裁定」を無視し、中国の言うように「行動規範」を作ることで合意しそうだ。

 どうも「聞いている話」とは逆の世界情勢であることに、そろそろ皆も気が付くだろう。なぜこれほど日本に信頼がないのか。安倍総理一人の問題ではなく、経済でアジアに出て行っている日本人が「白人であるかのようにふるまい、相手を見下している」ことが原因であるようだ。日本社会で伝えられている以上に評判は良くない。では白人社会で評判は良いのか、と言うと「アジア、アフリカ」よりはましかもしれぬが「信頼」があるとはとても言えない。

 オバマ大統領の専用機が杭州の空港に着いた際にタラップが用意されなかったことが大々的(?)に報じられた。断片的で、どちらの言い分もはっきりしないので憶測となるが、オバマ大統領側はタラップを降りた瞬間、「報道陣に囲まれての会見」を持ちたかったのだろう…。どこの国の首脳もそうだったが、赤じゅうたんのタラップを降りると歓迎の『花束』をもらってイソイソと会議場絵の道を急いだ。ところが、アメリカはタラップを降りて「会見」をするつもりだったのだが、中国側が「ウン」と言わない。それならタラップはいらない…そういう返事をしたのだろう。--中国側で「タラップをアメリカが断ってきた」と言っている。--

 非常用タラップから降りて、アメリカの記者団との会見となったわけだが、中国の警備当局が記者団を張り巡らしてあるテープの外に追いやろうとした。
 米国 「この飛行機は合衆国の物であり、中には合衆国大統領が乗っている。」
 中国「ここは中国領土であり、この飛行場は中国のものだ。」
 こんなやり取りがあったらしい。世界で唯一、『アメリカの言いなりにはならない国だ』と言うことを他の国に見せたわけだ。日本のようにとる国もあるだろうが、これに拍手する国もある。そういう『マルチ』な解説をしないと世界情勢は分からない。

 さて、話は変わるが、福島の『凍土壁』が完全に凍らないことが発表された。わずかに話題になっただけだが、「アンダーコントロール」と言って東京に五輪を招致したのだから実は大変な問題でもある。大気中や海洋に今でも「放射性物質」を出し続け、それを止める手立てを講じる力がないと発表したわけだから。まず、日本政府のすべきはこれらを処理することで、あっちこっちに外遊して「大金をばらまく」事ではなかろう。

                                   2016年8月18日 朝日新聞
 東京電力福島第一原発の汚染水対策として1~4号機を「氷の壁」で囲う凍土壁について、東電は18日、凍結開始から4カ月半で、なお1%ほどが凍っていないと原子力規制委員会の検討会に報告した。地下水の流れを遮るという当初の計画は達成されておらず、規制委の外部有識者は「破綻(はたん)している」と指摘した。

 東電の報告によると、3月末に凍結を始めた長さ約820メートルの区間の温度計測点のうち、8月16日時点で99%が零度以下になったが、地下水が集中している残りの部分はまだ凍っていないという。東電は、セメントなどを注入すれば凍らせられると主張した。

 凍土壁の下流でくみ上げている地下水の量は、凍結開始前とほとんど変わっていない。外部有識者の橘高(きつたか)義典・首都大学東京教授は「凍土壁で地下水を遮る計画は破綻している。このまま進めるとしても、別の策を考えておく必要がある」と指摘。検討会は、上流でくみ上げた場合の地下水抑制効果の試算などを示すよう東電に求めた。(富田洸平)

 この出来事から10日後、期せずして中東のAl JazeeraとアメリカのThe New York Timesが、福島関連の特集をしている。Al Jazeeraは写真中進の特集だがThe New York Timesは、記事自体も大きな扱いである。除染された土がうずたかく積まれた前にサーファーがたっている写真は、ちょっと『ショッキング』である。日本の人々はこの事故処理に対して責任を感じているのだろうか… そう思わせるような写真だ。またニューヨークタイムスは『日本政府の350億円のギャンブル』と場当たり的な対策を批判している。

                                  29 Aug 2016  Al Jazeera
      Fukushima's surfers riding on radioactive waves
             放射能を帯びた波に乗る福島のサーファーたち
   "We will only know the true consequences of our time in the water 20 years from now."
        20年先に我々は今の時代が海に及ぼした本当の結果を知るだけだろう。
        アルジャジーラ1

Fukushima, Japan - On 11 March 2011, at 2:46 pm, Japan was hit by a magnitude 9.0 earthquake which generated a tsunami along the coast. The casualties of the disaster included 18,500 dead, 90 percent of whom drowned in the tsunami wave. The bodies of 2,561 people were never recovered.

The tsunami hit the Daiichi nuclear power plant as well, a level-7 catastrophe that was the equivalent of the Chernobyl nuclear power plant disaster.

Over the course of five years, nearly 50,000 people have worked to decontaminate the plant and stop leaks according to government press releases. They remove between 5 and 30 cm of contaminated soil every day and place them in plastic bags, which are stored on the outskirts of town, pending a better solution.

In Tairatoyoma beach, a prefecture of Fukushima and some 50km from the nuclear plant, was among the most popular areas for Japanese surfers prior to the nuclear accident.

Surprisingly, despite the presence of radiation in the sand and water, some dedicated surfers continue to come here to catch some waves. They are aware of the risks, and the hundreds of bags of contaminated sand piled up on the beach serve as a constant reminder of the health risks to them.

"I put on sunscreen against the sun, but I haven't found anything against radiation," said one surfer. "We will only know the true consequences of our time in the water 20 years from now."

                           AUG. 29, 2016  The New York Times
Japan’s $320 Million Gamble at Fukushima: An Underground Ice Wall
          福島での3億2000万ドルの日本のギャンブル--凍土壁
Freezing a Wall

FUKUSHIMA DAIICHI NUCLEAR POWER STATION — The part above ground doesn’t look like much, a few silver pipes running in a straight line, dwarfed by the far more massive, scarred reactor buildings nearby.
福島第一原発--地上部分はあまり多くない。数本の銀色のパイプがまっすぐ走る。あまりに遠いので傷ついた原子炉建屋が小さく見える。
More impressive is what is taking shape unseen beneath: an underground wall of frozen dirt 100 feet deep and nearly a mile in length, intended to solve a runaway water crisis threatening the devastated Fukushima Daiichi Nuclear Power Station in Japan.
強い印象を与えるはずのものは目に見えない地下で形を作っている。 それは深さは約30メートル、長さ約1,600メートルに及ぶ地下凍土壁、それは福島第一原子力発電所の状況を危機的なものにし続けている放射能汚染水漏れの解決することを目的としているのだが。
Officially named the Land-Side Impermeable Wall, but better known simply as the ice wall, the project sounds like a fanciful idea from science fiction or a James Bond film.
公式名称は『凍土方式による陸側遮水壁』、しかし凍土壁の名の方が一般的なこの計画は、サイエンスフィクションかジェームズ・ボンドが活躍する映画の中の空想の産物のようにも受け取れます。
But it is about to become a reality in an ambitious, and controversial, bid to halt an unrelenting flood of groundwater into the damaged reactor buildings since the disaster five years ago when an earthquake and a tsunami caused a triple meltdown.

Built by the central government at a cost of 35 billion yen, or some $320 million, the ice wall is intended to seal off the reactor buildings within a vast, rectangular-shaped barrier of man-made permafrost. If it becomes successfully operational as soon as this autumn, the frozen soil will act as a dam to block new groundwater from entering the buildings. It will also help stop leaks of radioactive water into the nearby Pacific Ocean, which have decreased significantly since the calamity but may be continuing.
日本政府が350億円の費用を負担して築かれる人工永久凍土壁は、メルトダウンした3基の原子炉を含む原子炉建屋がある場所一帯を巨大な長方形のバリアを作って隔離することを目的とします。作業が順調に進めばこの秋にも実用化される永久凍土壁は、原子炉建屋の地下部分へのこれ以上の地下水の流れ込みを遮断するダムの働きをすることになります。これにより毎日放射能汚染水が作り続けられている現在の状況を改善し、その漏出を改善する効果が期待されています。          (引用終り)

 さて、最後にASEANの共同宣言は、昨日までの話によると中国マネーを握らせられた、「カンボジア」1か国だけが中国寄りで、他はみな多かれ少なかれ反中国だと言うことだったのだが、何のことはない。中国の主張通りの結論が出るらしい。最後に泣きごとのように「フィリピンとアメリカ」の仲たがいを嘆いて見せている。今までここで解説してきたとおりの流れのようだ。

                                   TBSニュース 09.07
»中国・ASEAN首脳会議、“南シナ海”は中国ペースか
  ラオスで行われているASEAN(東南アジア諸国連合)の関連会議が2日目を迎えましたが、注目の南シナ問題を焦点に行われた中国とASEAN各国との首脳会議は、中国側の意向が色濃い共同声明がまもなく発表される見込みです。ラオスから報告です。

  その声明では、航行と飛行の自由の維持や、国際法にのっとった紛争の解決が盛り込まれるものの、法的拘束力を持つ「行動規範」については、“早期に策定するよう努力する”という表現にとどまる見通しで、中国の主張が全面的に退けられた7月の仲裁裁判所の判決への言及もないものとみられています。

 これに対して日本の安倍総理もASEAN諸国との首脳会議で、中国を念頭に当事国が判決に従うよう改めて求めました。 日本は「法の支配」に基づく解決を主張することで、南シナ海をめぐる中国への包囲網を強めたい考えですが、その一角であるはずのアメリカとフィリピンがドゥテルテ大統領の暴言でぎくしゃくするなど、関係国の足並みがそろわない状況が続いています。(引用終り)
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