石原時代に進んだ『豊洲市場』。「僕、騙されたんですね。」で済むはずがない、トップの責任

 ばかばかしくてすぐ消したが、このニュース番組は私も見ていた。『僕はだまされたんですね。』…、「石原天皇」とまで言われた知事をだます勇気のある都職員は居ないだろう。それ以上に知事の意向に沿うように「都職員」は動いたのだろう。専門家会議が知事の意向と別の結論を出したので、(工法の提言と言う名目で)突然別の人々で別の専門家会議を立ち上げたに過ぎない。言うなら『僕の提言通り、下は空間にしたのですね。』が正しいと思うのだけれど… 「知事の言われた通りの市場にしました。」という報告はなかったかもしれないが、お忘れかもしれないが、石原知事はいつ登庁するのか、今どこにいるのかさえ分からなかった、と言われる。それでも人気があった。トップと言うのは、最終的責任を取る、そういう地位だということは覚えておいてほしい。『僕、だまされたんですね』で済ませることはできない。

                                    スポーツ報知 9月13日
 元東京都知事で作家の石原慎太郎氏(83)が13日、BSフジの番組「プライムニュース」に生出演し、築地市場の移転問題について「(知事時代の)僕はだまされたんですね。結局、してない仕事をしたことにして予算を出したわけですから。その金、どこ行ったんですかね?」と都を批判した。

 築地市場の豊洲移転は石原氏が現職だった2001年に正式決定。その後も自ら移転を推進した立場として、土壌汚染対策の盛り土が行われていなかったことなどが発覚した一連の問題に関し「どうしてやってないことをやったとするのか。現場の人間しか分からないのに。手を抜いたわけでしょ」と不快感をあらわに。「あってはならないこと。(知事時代は)自分なりに自分の発想で新しいことを強引にやらせましたよ。でも、やってないことを『やってない』とは知らされなかった」とも述べた。   (引用終り)

  石原氏の意見
 
                                  2016年9月15日 東京新聞
 築地市場(東京都中央区)からの移転が延期された豊洲市場(江東区)の主要な建物下に盛り土がされていなかった問題で、石原慎太郎氏が都知事在任中の二〇〇八年、地下にコンクリートの箱を埋める案に言及していたことが分かった。長所として工費の安さや工期の短さを挙げていた。土壌汚染対策を検討する専門家会議の盛り土案に反し、都が地下空間案を採用した判断に、石原氏の意見が影響したかどうか、解明が進むことになりそうだ。

 専門家会議は〇七年五月、ベンゼンで土壌が汚染されていた豊洲市場の地下利用について「有害物質が建物内に入る恐れがあるため、地下施設は造らない方がいい」と指摘。〇八年五月十九日、土を入れ替えて盛り土にする方針を決定した。

 二カ月後の七月、専門家会議は敷地全体を盛り土にするよう都に提言した。都は翌月、工法を検討する別の有識者の「技術会議」を設置。その会議で、地下空間を設けて駐車場などに有効利用する公募案を候補の一つに選んだ。この公募案は委員の反対で不採用になったが、「浄化作業のため」とする都の別の提案で地下空間案が設計に反映された。土壌対策費は最終的に八百五十八億円となった。

 石原氏は今月十三日のBSフジの番組に出演し、盛り土にしなかったことを部下から「聞いてません。これは僕、だまされたんですね」と述べた。本紙は十四日、事務所を通じて石原氏に取材を申し込んだが、コメントは得られなかった。                    (部分引用終り)

 どんな暴言を吐いても許された(マスコミも追求しないほど)「石原知事」で、都職員が「騙す」など、畏れ多くてできないだろうと思うのだが…平成25年03月08日の衆院予算委員会でこんなやり取りがあった。

○中山成彬委員  さきの戦争は侵略戦争だった、こういうふうに私たちは思い込まされていますが、一九五一年、昭和二十六年ですけれども、GHQの総司令官であり東京裁判を主宰したダグラス・マッカーサーは、米国議会の上院の軍事外交委員会におきまして、第二次世界大戦について、日本は米国によって閉じ込められ、資源供給の道を断たれた、日本が戦争を始めた目的は主として安全保障の必要に迫られてのことだった、こういうふうに明確に侵略戦争を否定しているんですよ。今の東京は、石原前都知事の指令で、このマッカーサーの発言を副読本として使っているんですね

 「鶴の一声」で、こんなことができる知事であったことを忘れてもらっては困る、そう思うのだが…
日本の経済が(世界のどの国も2倍以上になっているというのに)20年以上も成長せずに、ひたすら崩壊へ向かおうとしているので、若い人々は「日本を捨てて海外に出よ」という意見をよく見る。しかし、近年の教育を受けた若者が「そのまま」外に出ると「つかつかと歩いてきた中国の女子大生から平手打ちを食らった日本の留学生」のような状況になるだろう。あまりに、「身勝手な歴史観」を教え込んでいる。

 多くの「日本研究者」が、戦後の日本を研究し発表することで日本は『高い評価』を世界から受けていた。「日本人は誠実で、嘘をつかずに、誠意があり、平和主義だ」と…。中国の経済力の高まりから、欧米の「日本学科」は急激に『中国学科』に置き換わってきだした。研究予算も学部も縮小の一途だそうだ。そんな「知日学者」、「親日学者」を今『反日的だ』と攻撃する勢力が、政権をとり、その取り巻きが『歴史戦』を彼らに仕掛けている。

 最近では日本の評判はガタガタか(日本はあったことをなかったことにしたり、罪を他に押し付けたり、それがばれると『お前たちもやったではないか』と居直る、と言われているのだそうだ。)、全く関心を持ってもらえないかのいずれからしい。

 8年前、こんな利権と闇金にまみれた政治に嫌気がさした、「自民以外ならどこでもいい。」と国民が「民主党」を選んだ時と似ている。自民党は「何も変わっていなかった」のに、「民主党は自民党と変わらない」とまた「自民党」を選んだのだから、堂々巡りのように、8年前がよみがえってくる。今度は「国内の財産」を、相当食いつぶしているから、再建は難しいだろうが、この事件が政界再編まで突き進むことを祈るばかりだ。 
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