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【日本という国】  まるで「カルト」、日本会議の中心組織は「谷口雅春の信者たち」で締められている。その思想はとても極端な自国優越主義である。

                      China Tips by myokoi のツイッターから
     常州市の人工湖の上にできた展覧場  
常州市の人工湖の上にできた展覧場  近い将来『遣唐使』を派遣して中国の技術を学ぶ時代が来る。

 今年初めに「日本会議」の関係の本を3冊読んでみた。著者はいずれも違い、その経歴もまちまちな方だが、いろいろな角度から「日本会議」について書かれてあり、一方的な思い込みや偏った判断がある本であったとしても、他の2冊との整合性から、そういう見方は排除できるだろう。3冊の本を読んでみて、日本社会を正常に戻すには「少々手遅れかもしれない。」という気がする。

 『日本会議の研究』          … 菅野 完 著
 『日本会議 戦前回帰への情念』   … 山崎雅弘 著
 『日本会議の正体』         … 青木 理 著

 日本会議の『核』の部分には、学生運動時代からずうっとこの運動を運営してきた人々が、今も中心的存在として取り仕切っている。「右と左」の違いはあるが、「革マル、中核派の委員長、書記長が政権を掌握」しているのと同様な構図が浮かび上がる。彼ら「日本会議」の信奉している主張は、左の革マル派などの「マルクス、エンゲルス」ではなく「谷口雅春の言葉」であることにも驚きを禁じえない。こんなばかげた主張を、日本以外のどこで信じるものがいるのだろう。櫻井よし子も安倍晋三も『オブラート』のようなわけのわからぬ言葉で包み込んで話しているが、その端々に、次の谷口雅春の言葉がにじみ出てくる。そう思って、ニュースや討論を見ていると、「納得」することが多いと思う。

 谷口率いる「生長の家」は戦前から戦中にかけて軍部の戦争遂行を全面的に賛美し、教勢を拡大していった。谷口の政治思想には自民族中心主義が抜きがたく横たわっている。こんな風にその著書に書かれている。 (注) 現在の宗教法人「生長の家」は護憲、平和主義を主張している

 『全世界の人類が幸福な人間らしい生活を送るためには、神から先天的に指導者と定められたる日本皇室が世界を統一しなければならない。それは日本自身のためではない。全世界の人類の幸福のために必要なのだ。先天的に日本国が世界の首脳国であり、日本人が世界の支配者として神から選ばれた聖民である。』

 『すべての宗教は天皇より発するなり。大日如来も、イエスキリストも天皇より発するなり。すべての宗祖はラッパに過ぎざるなり。宇宙の宗祖は天皇にてあらせられるなり。』

 『大日本帝国は神国なり、大日本天皇は絶対神におわします。大日本民族はその赤子なり。』
 

 谷口は戦後の一時期、GHQにより執筆追放の指定を受けた。当たり前だが… 戦前の著作は、「トンデモ」の部類だが、戦後においても「反共愛国主義」「大東亜戦争の意義と称揚」「『家』の観念を主体とする日本の伝統(?)」「大和の精神」「日本的なもの」を称揚し日本人の誇りを鼓舞する主張を行って来た。今世間でもてはやされている「日本バンザーイ」の風潮は正にこれを具現化したものであろう。

 ここまでお読みいただいた多くの方が、こんな「トンデモ意見」になぜ多くの人が賛同するのか、疑問に思うだろう。そこに『宗教』の力がある。谷口雅春は『病を治す奇跡』を行ったとされる。今現在も日本会議の中で大きな力を持つとされる『安東巌』、彼は7年間の闘病生活を「谷口雅春の本」を読んで、立ち上がり生長の家の活動に従事しだしたのだそうだ。そして、「谷口雅春」の講演でもその話が取り上げられ、「神の子」としての地位を教団内で築いていくようになる。あるいは、車椅子に乗って「谷口の講話」を聴きに来ていた老婆が、帰りはスタスタと自分の足で歩いて帰ったとか…

 こうやって信心から「谷口」を見れば、彼は教祖であり、彼のいう事はすべて正しいことが前提になってしまう。さらに悪いことに、これら「日本会議の中心メンバーたち」は、全学連運動のカウンターとなって誕生したのである。当時を知らない人々も多かろうから付け足すと、なぜ「全学連」が一般の大学生の心理的共感を得たかというと、『学費値上げ反対』を掲げていたからでもある。もちろん、「アメリカのご都合主義」への反発もあったが…

 学費値上げ反対のためにバリケードで大学を封鎖する左派と学園正常化を掲げてそのバリケードを撤去しようとする右派、そういう戦いであった。池袋の駅に降り立つと、「オッス」という学泉を来た右翼学生が群れている。大学にいくと「下馬棒」と白ヘルメットの数十人のデモが行われている。そんな時「生長の家の学生有志」が、この左翼学生のカウンターとして参加したのだ。『学費値上げ反対、大学の透明化』を主張する全学連は数も多く、武装闘争化していたので、それに対抗する右派は「宗教でも信じていない限り」太刀打ちできなかった。ほとんどの大学で、左派が学生自治会を掌握していた。そんな中で自治会を右派が握ったのは「早稲田」と「長崎大」が最初となった。「早稲田」は現代「新右翼」として有名な鈴木邦夫(一水会)であり、「長崎大」は椛島有三(日本会議事務総長)、安東巌(元生長の家 政治局政治部長)である。事さように「今活躍している右翼」は、『元生長の家の学生活動家』なのである。

 文字も無かった弥生時代からの天皇家の歴史とやらが、あたかも正史であるかのように語る人々、平安時代以降、天皇中心の政治など全く無縁であった日本の歴史を知っているのに「天皇を中心とした2600年の国体」などと本気で信じる人々。すべての宗教が「天皇」を由来にしていると信ずる人々。ISが「アラーは偉大なり」と自爆テロを繰り返すが、それらの人々と同様、宗教的厚意は、いかに論理的に説得しても説得できることは無い。

 「天皇国日本は日本民族が捜索した世界最大級の文化的創作であって、これより大なる芸術は世界のどこにもないことを知って、この国体を尊重してもらいたい。」『神武天皇建国以来、二千六百有余年、連綿として天皇を当地の主権者として継承奉戴してきた、建国の理想と伝統とを、一挙に破壊放棄して、「主権は国民にありと宣言し主張した憲法が今も通用している。」』などという考えに基づいて 今彼等は『憲法廃止』に突き進んでいる。

 また講を改めて「日本会議」について書きたいと思うが、知ってしまうとその余りの「カルト宗教性」驚き、それらの影響下にある現政権と、それの批判を恐れる「マスコミ」に対し、恐怖すら覚える。

 
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