【日本という国】  財務省はすでに当事者を特定、示談(裏で)で幕引き。それ以外のセクハラ暴露を恐れ、記者クラブ各社に文書送付。反対勢力に「希望を与えない」という政策を守り通している。北朝鮮に「中国特使団」、格段の待遇。

 大方の皆さんは今度の「福田次官」は更迭されると思っていたことだろう。産経新聞でさえ、「一面トップ」で(また、誤報だ…朝日より「自社の誤報を問え」なのだが)伝えていたのだから、普通の感性をお持ちの方なら「辞任確定」と信じたに違いない。それが「お咎(とが)めなし」などという予測をする私をどう思っただろうか。

 結果はご覧のとおりである。まず、全く身に覚えが無ければ「こんな発言はしていない。私ではない。」という反応があるはずだが、「私の声かどうかわからない。相手が女性であるかどうかも疑問だ。」などという反応を、日本の有権者がどう捕らえるか、が問題になるのだが、日本のマスコミの状況からして「福田擁護」のコメンテーターの働き場所を増やしただけかもしれない。

 安倍政権の「反対勢力に希望を抱かせるな。」「国民の声で政策が動くという実感を与えるな。」という基本理念を理解していないと誤った見方、予測をしてしまうのです。(笑)--画像が小さいときはクリックすると拡大されます。--

女性記者を引き渡せ3
財務省が記者クラブ加盟社に送付した文書       財務省の調査結果の一部

 これは憶測に過ぎないが、どうも財務省では「相手」を特定できているように思える。当たり前の人間なら、こんな話を誰としたくらいの記憶はある。「アッあいつが…」となって、官邸よりその新聞社、テレビ局の上層部に連絡が行く。「なんということをしでかしたのか…」となって、現場の上司はこっぴどくしかられ、女性記者ともども、この件に関しては一切無かったことになっているのではないのか。--もちろん、スクープの提供のようなあめを与える約束や、逆に記者クラブの中で「村八分」にする、ムチの場合もある。いずれであっても、示談のような形で、今回の事件は消滅する。という自信が財務省にあるのではないか。--

 ところが、福田次官は一人だけにこういう発言をしたのでなく、複数人にしているので、この件をたとえ片付けたとしても、次から次に出てくるとなると、自衛隊の日報問題のように収拾がつかなくなってしまう。そこで記者クラブ各社に文書を送り、第二、第三の「セクハラ事件」を未然に防ごうとしたのが今回の『文書』であろう。先に手を打ったということだ。

はすみとしこ
 伊藤詩織さんが苛烈な嫌がらせを受けて人権団体の力を借りて海外移住しなくてはいけなくなる国

 「レイプ事件」でさえ、政権関連者は逮捕を免れ、その被害を訴えた女性は「バッシング」のひどさに、日本を離れる国である。この現実を見つめていれば、「職を捨てる覚悟」程度では、財務省と刺し違えることはできない。最悪の場合は「日本に居られなくなる。」ほどの覚悟が要(い)る。

 佐川理財局長が「不起訴相当」と判断されたことを見てもわかるように、裁判にすらならない。裁判の過程で「無罪」や「証拠不十分」なら納得もできるだろうが、それすら行われない。国民は『見て見ぬ振り』を貫き通す。まだまだ、生活ができ、怒りが爆発するほどではないのかもしれない。

 これで日米首脳会談で「高率関税免除(本来は当然、日本はこの中に含まれないはずなのに)」程度の成果(?)をあげ、大々的にマスコミが「外交力」をアピールなどすると、すべてがリセットされてしまう結果になりかねない。そういう国情である。野党が信頼されていない。

 では、この点をクリアーするにはどうすればよいか、それは、政治に関わっていなかった方を党首にする「新党」を立ち上げるしかない。以前は「吉永小百合氏」なんかがよかろうと思ったが、本人に全くそういう話が無いので、今なら前川 喜平氏あたりがいいのではないか。そこに同じ志を持つ者が結集する以外に無いだろう。そして、「安倍政権を検証する」ことを、まずやることだ。数々の疑惑に、まず司直の手が入り、捜査をする。そして、裁判で「白黒をつける」ことを国民に見せる。

 次に憲法第98条の この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。の条文を適用して、安倍内閣での「違憲行為によって生じた法律ならびに行為全般」を無効にする。その位「はっきり」と政権が変わったことをアピールする政府を作ることだろう。選挙公約は第一にこれでなくてはいけない。

宋濤3
           この歓迎振りで制裁継続は無い。一気に正常化したと思ってよい。

 さて、北朝鮮情勢であるが、宋濤が中国芸術団と共に北朝鮮を再度訪問した。前回は「金正恩」と面会できなかったが、今回は破格の待遇でもてなしたようだ。そうロイターが伝えている。

                                [ソウル 15日 ロイター
- 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は14日、訪朝した中国共産党中央対外連絡部の宋濤部長と宋氏が率いる中国芸術団を「温かく」歓迎した。北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)が15日に伝えた。KCNAによると、金委員長と宋氏は会談し、宋氏が習近平国家主席のあいさつを伝えると、金委員長は習主席へのあいさつを宋氏に託した。金委員長の3月の電撃訪中を契機に中朝関係が改善している兆しがうかがわれる。

金委員長は宋氏との会談で、宋氏の親しい友人そしてホスト役として温かく歓待するのは「当然の義務と行為」だと述べた。また、中朝関係を「新たな発展段階」に進展させていく考えを示した。 宋氏が昨年11月に共産党大会の結果を報告するために習主席の特使として平壌を訪問した際は金委員長に面会をすることはなかったため、今回は対照的な好待遇となった。


 これで、中国は「制裁」を解除するだろう。日米がいかに叫べども、「絶交状態」の国であるので、制裁するものが無い。韓国も食糧支援や、日用品の支援を行うだろう。この3カ国対米国という関係で「米朝首脳会談」が行われる。アメリカ側の対応は以前から言っているように、「朝鮮半島の非核化に合意し、国交の正常化に動き出す。」というトランプの決断で決まりになる。

      今日もまた一つ歴史が積み重なった。
       後世のために記録しておこう。
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