【日本という国】  日本社会の常識があり得ないくらいに歪んでいることを認識できなければ、世界から永久に『日本は蚊帳の外でいいよ』と言われ続けるだろう。

 日本で「女性」として過ごすことはとても大変な事なのだということがわかった。私は「男性」で生まれたから何とかなったが、女性だったら、当の昔に「自殺」でもしていることだろう。

NHKが実際に行ったアンケート
女性が男性と酒を飲みに行くことに同意したら、その女性が性的被害を受けたとしても責任は彼女にあり、彼女は自分の身を守る術を知らなければならない――日本には、こんな考えが根強く残っている

 上のグラフはNHKの「あさイチ」という番組での「性行為に同意があったと思われて仕方のないと思うもの」の調査結果である、というのだが

      二人で食事     11%
     二人でお酒     27%
     二人だけで車    25% 
     露出気味の服    23%
     泥酔した状態    35%


 私の常識とは懸け離れた「NHKの調査結果」であり、これが今の日本の常識なんだろうな。このブログには4~500の訪問者があるが、どんな気持ちで見ているのだろう。そういえば、拍手は10個くらいしかないし、これでは私の書いている文の意味が通じているかどうか、疑問である。なにしろ「お酒飲んだだけで性行為OKが27%」なんだぜ。「足元がおぼつかないようになってしまったら35%、ミニスカートでもはいていたら、併せて85%」、「帰りは送ったげるよ」となったら100%を超える。「ハイ、一丁上がり」というわけだ。好きか嫌いかという感情もなく、日本ではOKなんだ。

 日本では「性的被害」にあっても、警察に届ける人の割合は4%以下なのだそうだが、届けても「受理」されないこともある。上のような基準で見ていれば、「酒が入っている、酔っている」となれば、ほとんど無理だろう。Me Tooで有名になった伊藤詩織さんも当初は警察から届けを出さないように指導されたという。本当に「こんな事」で、世界に通じると思っているのだろうか。麻生大臣が強気なのも、この調査結果から見て至極当然でもある。

                                       T. Katsumi
2017年4月27日,国際ケーブル放送『アル・ジャジーラ』のWebコネクト版『AJ+』が日本の #MeToo の状況を2分の動画にまとめてTwitterに投稿した。今年発覚した福田前・財務次官のセクハラ=性的加害事件や伊藤詩織さんのケースを取り上げンパクトにまとめた動画のテロップ部分のみを書き起こしました。

日本でも独自の #MeToo 運動が起きているのか?
雑誌 週刊新潮 は、 ある政治家 が女性記者に 性的な発言 を行っているこの 録音記録 を公開した。
「今日ね、今日ね… 抱きしめて いい?」
「いやいやいや、手を縛るか 」
「 手を縛ってあげる 」
「 おっぱい触っていい ?」  (Katsumifは「胸」としているが、titsなので)
福田惇一氏がこのような言動に及んだのは 初めてではなかった という。
この日本の 財務次官 は、複数の 女性ジャーナリストに 性的な発言を行った とされている。
次官は疑惑を否定した。「全体を申し上げれば そういうものに該当しない っていうのは分かるはずです。」 
だが 批判の高まりを受けて福田次官は先週 辞任した。

日本は比較的 #性暴力被害の報告が少ない。日本の レイプに関する法律 (刑法) は性的同意 や デートレイプ について規定していない。だが女性が 通報しない理由 はそれだけではない。

伊藤詩織     ジャーナリストでレイプ被害者

床に寝転がるように言われ、この…  等身大の人形を私の上に置かれました。
そしてそれを動かしながらこう訊くんです。 「こうだったかい?それともこうかい?」と。
そして写真を撮り始めたんです。  あれは……あれはセカンドレイプでした。

伊藤氏は2017年、著名なジャーナリスト に 自身がレイプされたこと を #公表した。
現在日本では、 幾つかの大きな #MeToo の事例が報告されている。

2018年4月20日  千代田区、日本
野党議員 らは #WithYou や #MeToo のプラカードを掲げ、福田氏 に 責任をとるよう 訴えた。
福田氏の一件だけでセクハラ(性的加害)をめぐる日本の沈黙を終わらせることはできるのだろうか?


  レイプを立証するため3
       『総理』の著者である山口敬之と伊藤詩織さんの本「black box」

T. Katsumi氏が、匿名の有志の方により記事の全訳テキストが届きました。都度校正しつつ、その内容を @OfficeBALES アカウントにてスレッド展開します。今回の記事で驚いたのは取材対象の多さ。まさに総力ルポです。として紹介している『ELLE』  2018/4/27号の記事のツイートをひとまとめにしてみた。といっても途中までしかコピペしていないが、どのような感じで「フランス語圏」に伝えられているのかがわかる。もう一つの特徴は「海外の報道」の場合は日本と違って、取材範囲の広さ、背景や社会の様相など、記事がしっかりしているということだろう。読者を理論的に納得させるような記事の書き方が多い。

                                『ELLE』  2018/4/27号
    Les Japonaises privées de #MeToo
    「 #MeToo を奪われた日本の女性たち」

性暴力の被害者たちを表すハッシュタグが、世界中の至るところに拡散している。ただし、日本を除いて。日本で沈黙のルールを破った被害者たちは、脅迫や社会排除のリスクを負う。

名前を変えることも、顔を隠すこともしない。

「ええ、怖いですよ。でも現実を見つめなければ。去年の12月に #Metoo を表明してから、私の俳優としてのキャリアは台無しになりました」

石川優実さん(31)は、敢えてこのハッシュタグを使う日本の数少ない女性の一人だ。しかし、これは彼女一人だけの話ではない。何百人もの女優たちにかかわる話なのだと、優実さんは言う。

「私のマネージャーは2人の監督と1人のプロデューサーに、およそ十数回、私をあてがいました。役を得るために男と寝る。映画業界の暗黙の了解だと。とくにデビューしたての女優たちは。女性としてみな通る当然の道だと思っていました。#MeToo を通じて初めて、問題だと認識したのです」

優実さんは [ #MeToo により] まず解放感を感じたが、それも束の間のことだった。「みっともない女」「尻軽」「日本女性として恥に思え」などの批判や侮辱によって、それはすぐに辱めに変わった。

日本では、レイプはスティグマ(社会集団によって個人に押し付けられた負の--奴隷や犯罪者であることを示す肉体的--烙印)化する。とりわけ、レイプの被害を受けたことを語る女性たちは激しく非難される。優実さんは、この破らざるタブーを破った。.「私たちの文化は、私たちの苦痛や、疑問、否定的な感情を内在化することを人びとに求めます」大阪国際大学法学部准教授でフェミニストでもある谷口真由美さんはこう説明する。

日本では、路上や地下鉄、隣人同士の間で、性差別的な言動や侮辱的な表現が飛び交うことはない。人びとの交流は礼節を持って行われ、日常生活は快適そのものだ。「公共の場では人々は”空気”を読み、軋轢を避けることを求められます。人びとは子どもの頃から、大声でものを言わないこと、”私は”と自己を主張して自身を尊大に見せないようにすることを学びます。」

彼女は付け加える。

社会の調和を守り、自身が排除されないよう、無秩序を生み出す要因となるような主張をしない。そいう人を支持しないことが求められる。女子は共感的な姿勢を持つこと(同調)を期待され、若い女の子は「可愛いらしく」、ほほ笑みを絶やさず、男を裏切らない存在でであるべきとされる。

.『 #MeToo 』は、その急進性により、この同調を求める家父長制のドクサ(根拠のない主観的信念)を脅かすのだという。折り込み広告やテレビのに映る舞台の上でも、こうしたステレオタイプが次々形となって表れる。完璧な母親や、超セクシーな肉体を持った若い女と言う風に。「私たちは未だに、男性に支配された、男性のためのみに作られた社会に暮らしているのです」

前出の谷口准教授はこうまとめる。

この世界第三位の経済大国は、世界で最も保守的で差別的な国に位置付けられる。女性議員と女性管理職の割合は一割に満たず、第一子を出産した後、母親たちの大部分は家庭に留まるために仕事を辞める。『世界経済フォーラム』が昨年11月に発表したジェンダー平等性に関する最新の報告によると、日本の「ジェンダー・ギャップ指数」は144か国中114位だった。

レイプを立証するため2

伊藤詩織さんは、日本の #MeToo ムーヴメントの火付け役となったとみられる人物だ。昨年出版された自著『 #BlackBox 』の中で、安倍晋三首相に近い人物から自身が受けたレイプ被害を告発した。3年前、つまりこの事件の起こった時、警察は彼女に告発することを思いとどまらせようとした。加害者とされる男性は法廷で追及されることもなく、詩織さんは国外に住むことを余儀なくされた。

一時滞在中の東京で、彼女は数々の死の脅迫を受けていることを説明した。「自分の国なのに、身の危険を感じました。本を出版した後、昼夜問わず、悪意に満ちたメールが沢山送られて来ました、男性だけでなく、女性からもです。脅迫電話も沢山かかってきました。私に『死ね』と言う内容のものでした。」「私はまず2か月半の間、友人の家に身を潜めました。そして女性の人権のために闘うNGO団体の代表の女性の方からロンドンに行くように勧められました。最悪なのは、私の妹が私のせいで未だ仕事が見つからないことです。私は家族との関わりを絶つしかありませんでした」

ツイッターで16,000人がフォローする熟練の飜訳者である #勝見貴弘 さん(45)は、幾世代にも渡る被害者たちの心の解放を目指し、彼女たちのメッセージを発信し続けている。「詩織さんは、このミソジニスト社会が嫌悪するあらゆる要素を兼ね備えている人です。美しく聡明で、権力に近い者を批判することを厭わない勇敢さを持っている。彼女が受ける激しいバッシングは、日本の女性に声を上げることを躊躇させる効果を持ちます」

「日本のメディアでいうと、被害者に『声』を与えた雑誌など、『エルジャポン] @ellejapan くらいのものです(下記参照)」「取り上げるテーマがセンシティブな内容を含むものであれば、メディアは自己規制をかけます」

強力な公共放送『NHK』の女性記者は匿名を条件にこう断言した。「私は毎日、私の小さい胸のことをからかう上司のセクシストな冗談に笑って応えさせられています。こんな状態で、セクハラ(性的加害)について、真面目な問いかけが行われることがあると思いますか?まるで日本は例外かのように扱われているんですよ」.「自身の苦悩を表明することは利己的といわれるかもしれない。でも、私にとっては #MeToo が最後の砦だったんです」                 (引用終り)

 もちろん、海外でも「性犯罪」は起こっている。それでも、こうやって「被害者」が告発した場合、それを支援する大きな声が社会から沸きあがる。逆に日本では「愛国婦人会(?)」を中心に女性を含めて被害者たたきが始まる。「尻軽女」「日本の恥」となり、被害者が社会的地位を追われ、詩織さんのように海外移住まで余儀なくされる。こういう社会に対して「反省」が起きないならば、世界から永久に『日本は蚊帳の外でいいよ』と言われ続けるだろう。

ダレスのいったとおり
                                        小倉正司
作家の田中康夫氏が指摘。日米安保の生みの親、ダレス米国務長官は欧米への卑屈な劣勢感と中韓に対する根拠の無い優越感が同居する日本人の歪んだメンタリティにつけ込めば、日本をアジアで孤立させ米国に従属させることができると喝破。戦後70数年、まさにダレスのいったとおりになっている。


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