【日本という国】  米韓首脳会談で「核廃棄は体制保障を意味することを確認」 日本のマスコミはすべて悲観的見通しなのは不思議だ。

 23日 ロイターは 韓国統一省は23日、北朝鮮が核実験場の廃棄を取材する韓国記者団の名簿を受理し、取材を許可したと発表した、と伝えた。昨日の記事で聯合ニュースからの引用として、北朝鮮記者の次のような言葉を紹介しておいた。

個人の意見だとしながら「(閉鎖の式典の)日程は23~25日で、天気を見て行うため、今この飛行機に乗れないとしても、明日でも(韓国記者団が行く)可能性はある」「今すぐは不可能であることは明らかだが、われわれは(いつも)大胆に事を行うから、希望を持って明日まで待ってみれば良い知らせがあるのではないかと思う」と述べた。

 独裁国家である「北朝鮮」の一記者が、自由にこんな発言をするはずが無い。上位より「韓国記者団に伝えておくように」いわれていると判断するしかないはずだが、それを日本の記事は書かない。「韓国記者団が訪朝出来ない」ことは大きく伝えたが、「出来た」ことはどの程度のニュースになったのだろう。日本国民が正しい判断が出来なくなっている一要因である。

      米韓首脳が会談

 アメフト20分、森友文書10分でニュースの大半が終わってしまう今の日本では、「米韓首脳会談」が行われていること自体、ないに等しい。そこで改めてその内容を紐解いていこう。
                              全文は下のリンク先にて↓

                       2018.05.23  ヤフーニュース 徐台教
 韓国政府によると、「今回の米韓首脳会談は、事前の調節が一切無いまま行われる」と明かし、議題は「『6.12米朝首脳会談をどのように成就させ、重要な合意に到達できるか』と、『合意する場合、それをどのように履行していくか』の2つだけだ」と述べた。

 会談の形式については、「両国の随行員が昼食を共にしながら行う会談があるものの、両首脳が十分な時間をかけて正直な意見交換を行う」とし、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ大統領による随行員を排した単独会談の重要性を強調した。

 当初、両首脳は冒頭発言だけ行い、単独会談に入る予定だったようだ。だが12時10分に冒頭発言が終わるや、トランプ大統領に記者団からの質問が殺到するなか、同大統領はこれにすべて答えるという「即興」を行った。

トランプ大統領は冒頭発言で「文大統領がホワイトハウスに合流したことをとても嬉しく思う。文大統領と私は長い付き合いの下、とても良い友人になった」と切り出した。「我々は様々な問題について協力している。もちろん、北朝鮮問題がもっとも大きい協力の議題だ。それ以外にも韓国との貿易についても議論する。韓国との貿易は今、再交渉中であり遠からず良い知らせがあるだろう」

「シンガポール会談が開かれるか開かれないかは、様子を見る必要がある。もし、それが開かれるのならば、とても良いことになるだろうし、北朝鮮にとっても良いことになる」さらに「もし開かれなければ、それも大丈夫だ」と付け加え、文大統領に対して「様々な協力に感謝する」とした。

一方、文大統領は「『力を通じた平和』という、大統領の強いビジョンとリーダーシップのおかげで、史上はじめての米朝首脳会談が開かれることになり、朝鮮半島の完全な非核化と世界平和という夢に、大きく近づくことができた。トランプ大統領大統領だからこそ、去る数十年間、誰もできなかったことを成し遂げられると私は確信する」とトランプ大統領を讃えた。 「韓国と朝鮮半島の運命と未来にもとても重要な仕事であるため、私も最善を尽くし、米朝首脳会談の成功を手伝い、トランプ大統領といつまでも共にあるという点を約束する」との立場を明かした。

その後、前述したように当初の予定に無かった質疑応答が続いた。主要なものを取り上げる。

記者:北朝鮮の非核化という問題を解くにあたり、文在寅大統領の仲裁についてどの程度、信頼しているのか

トランプ大統領:私は文大統領の能力をとても信頼している。文大統領でなければ、この問題がここまでこなかったはずだ。文大統領は大きな寄与をした。(中略)文大統領は、韓国や北朝鮮だけのために交渉を行うのではなく、朝鮮半島全体のために努力している。その点で大きな信頼をおいている。

しかし北朝鮮との交渉がうまくいくかいかないのかは、様子を見なければならない。(成功する)可能性がとても大きかったのだが、まったくダメになる可能性がある。そのため、いったん行かなければならない。しかし、韓国にとって文大統領が大統領であるということが、とても運がいいと思う。

記者:非核化が一度に一括妥結することを臨むか、あるいは段階的・漸進的に行われるべきかと思うか。

トランプ大統領:一度に、一括妥結することが望ましい。それがより良い。完全にそうすべてきということではないが、全体的に見た場合、一度にビッグディールで妥結するのが望ましい

記者:北朝鮮と金正恩氏がCVID(完全で検証可能かつ不可逆的な核廃棄)を決定する場合、大統領は本当に北朝鮮政権の安全を保障するつもりか?

トランプ大統領:保障する。はじめからそのように話してきた。金正恩氏は安全であるだろうし、とても嬉しいはずだ。北朝鮮はとても繁栄するだろうし、北朝鮮の国民はとてもよく働く国民だ。北朝鮮国民のためにも、韓国のためにもとても良い出来事になるだろう。

今、金正恩委員長は歴史上もっとも大きな機会を前にしている。何かを成し遂げられる機会を持っている。(中略)北朝鮮の国民に対してだけでなく、全世界のために、朝鮮半島のためにとても良いことをする機会が今、金正恩委員長の手の中にある。そしてもう一つ重要な点は、韓国と中国、日本と私は対話をした。この3つの国はすべて北朝鮮を助け、北朝鮮をとても偉大な国家にするため、多くの支援を今、約束している。

記者:中国が北朝鮮に対し、米国との関係について若干、否定的に話をしたと見るか?

トランプ大統領:金正恩委員長が2度目(5月7~8日)に習主席と会ったあと、私が見るに態度が少し変わったようではある。それについて私は良い予感がしない。そうでないことを願う。なぜなら、私は習主席ととても良い関係を維持しているためだ。さらに皆さんがご存知のように、私が中国に行った際、とても歓待された。

文大統領:まず、米朝首脳会談が成功するかしないか、そして北朝鮮の完全な非核化ということが、果たして実現するかどうか。ここに対して懐疑的な見方が米国内にあるという点を良く理解している。米朝間でもこれまで何度も合意があったが、首脳間で合意が図られるのは歴史上はじめてのことだ。

トランプ大統領は今の劇的な対話、肯定的な状況の変化を導き出した。私はトランプ大統領が米朝首脳会談も必ず成功させ、65年間終わらせることができなかった朝鮮戦争を終わらせ、北朝鮮の完全な非核化を成し遂げると同時に、朝鮮半島の恒久的な平和体制を構築し、米朝間で国交も結び、正常な関係を実現させると確信する。

記者:今の局面で、韓国政府の役割は何か。北朝鮮の態度が変わったという憂慮があるが、大統領の考えは。

文大統領:私は米朝首脳会談が予定通り、しっかりと開かれると確信している。米国と共に緊密に協調し、協力する関係と説明したい。


21分間の単独会談、そして昼食会を兼ねた随行員を含めた会談が終わった15時の会見で韓国政府は「6月12日に予定される米朝首脳会談がつつがなく行われるよう、最善を尽くすことで意見を合わせた。北朝鮮がはじめて完全な非核化を明らかにしたことで持ち得る不安感の解消方法などについても議論した。」、「文大統領が『米朝首脳会談の開催について、北朝鮮の意志を疑う必要がない』とし、『米朝間で、実質的かつ具体的な、非核化と体制安定に対する協議が必要だ』と強調した」文大統領は「北朝鮮が非難した『マックスサンダー』米韓連合軍事訓練が終わる25日以降、南北閣僚級会談をはじめとする対話が再開されるだろうと見通した」という。               (引用終り)

 まず、シンガポールの会談開催は日本の報道と違って間違いないだろう。今回のゴタゴタは『マックスサンダー』米韓連合軍事訓練が終わる25日以降正常に戻ると文大統領は考えている。もしくは、北側からそういう話があっているのだろう。余り心配しているようには見えないし、実際確信がなければ「ニコニコと訪米」などできない。

 トランプ大統領の言葉の端々に『北への威嚇』的なものはあるが、両者の一致した認識というのは、今回の一連の出来事は「核廃棄に進む中で北朝鮮が抱いた不安の表れ」であり、『体制保障』を満座の中で行えば安心し、問題にならない、との考えだ。

 中国と米国の関係だが、トップクラスが今現在訪米中であり、ここも日本報道のように心配する必要はない。

文在寅は帰国後、金正恩に「米国が自分を横において世界に向かって体制保障をした」ことを伝えるわけだから、米朝会談は成功に向かって進んでいく。中国自体も「会談を成功させよ。」と金正恩に向かっていっているのだから、日本のマスコミの心配は「杞憂」に終る。

日本のマスコミの見出しの見出しを記録しておこう。どの社も悲観的な見通しである。毎日こういうものを見ていると、そう思わされてしまうだろう。

西日本新聞  米朝の駆け引き 対話への流れを止めるな
朝日新聞   トランプ大統領、米朝会談の延期も示唆 北朝鮮を牽制
毎日新聞   トランプ氏、米朝会談見送りの可能性言及
zakzak  米韓首脳会談を前に韓国“孤立化” 
        世界の脱北者が文大統領を糾弾! 
        米当局関係者「韓国は用済みだ」
産経新聞  文在寅氏“仲介外交”のもろさ露呈 
      米朝会談「成功ありき」楽観論に冷や水


こういう中で、「米朝会談」は成功すると書くことは精神的につらいものだ。

       今日も歴史が一枚積み重なった。
       後世のために記録しておこう。
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