【日本という国】  ポンペイオがシンガポールから「東京」でなく「北京」に行く理由。あっそうか、日本人は北京に行くことすら知らないんだ…

 「明日はソウル、それから、朝鮮半島の非核化を達成するためのチームを作り継続して運営するために北京に行く。」とポンペイオがツイートしている。ワシントンポストの記者が東京が飛ばされたことに「やっぱりね」と冷笑している。世界から見れば、それは当然の反応なのだが、日本政府、マスコミ、評論家を含めて、なぜ「ポンペイオ」がシンガポールから北京に向かうのか、納得のできる説明をできるものは誰もおるまい。

         「東京、ごめん…」

 しかし、皆さんは違う。初めは「半信半疑」で読まれていた方もあろうが、言った通りになっているのだから、「信用する」しかない。そして、米国の「北京」への報告も言ったとおりである。確かに「貿易問題」で米中はやり合っているように見えるが、それは「経済的利益(国益)」を主張しあっているのであり、本気で衝突など考えていない。

 ところが『北朝鮮』に対しては、日本政府も国民も「武力衝突」を望んだ。「あんな国はつぶしてしまえ」と本気で発言していた。戦争の悲惨さを世界が理解しているのに、今は「戦争状態」でない地域で戦争せよ、と叫んできた。「対話でなく圧力を」「対話のための対話は必要ない」と世界に向かって叫び、「北朝鮮のミサイルは世界の脅威だ」と言い、河野外相は「他の国も北朝鮮と国交断絶せよ」と叫びまわった。こんな政府が世界で「信用」されると思うほうがおかしい。こんな外交が評価されるほうがおかしい。

 安部外交の最初の失敗は、アフリカ、中東、中央アジア、ヨーロッパと世界各国に援助をちらつかせながら「中国包囲網の形成」を造ろうとしたことである。 国内的には「中国の横暴」を国民に浸透させ、世論を「反中」に変えていった。もちろん、こういう強い政権を望んでいた一部の国民は前からいたが、中立的な人々の中からも、そういう考えに同調するものが多数出た。

    CNN International

 尖閣だけならまだしも、『南シナ海』についても、日本は口を挟んだ。「航行の自由だ」「国際法遵守だ」といい、中国を攻撃してきた。こういう大きな政策を行えば、成功すれば日本は確固たる地位を得ようが、現状のように「中国包囲網」にただの一国も賛同しない状況になれば、そのしっぺ返しは大きい。ほとんど国際的信用を失ってしまう。だから、どの国でも平気で習主席と首脳会談ができているのに、申し入れしても「来年の6月」と返答を得て、喜んで発表するしかない。

 「中国包囲網」、「米朝会談への反対」のこの2つをとっても(この2つしかやっていないのだが)この内閣の存在する限り「外交」はうまくいくはずがない。経済力がまだ残っているから相手にしてもらえているが、経済の衰退と共にその存在すら気にかけられなくなるだろう。

  ボルトン氏と笑顔で握手2

 誰が星条旗と北朝鮮の国旗が並んで、そこで二人の指導者が握手する図を想像したであろうか。だからこそ、この場面を作り出した国々に賞賛が集まっているのである。日本国内では、今までの予想をことごとくはずした『識者、評論家たち』が臆面もなく「北朝鮮が約束を守るはずがない」などと猜疑心を煽るだけの論評を繰り返している。必ず速いスピードで非核化が進む。それは、もちろん日本の評論家の言うような『非核化』ではない。核弾頭と、核原料、および製造施設の廃棄である。設計図面、実験ノート、科学技術者の国外追放など、馬鹿でもできないことはわかるはずだ。この程度の非核化ができれば、世界にとって充分に安全である。

 それすら、どこかに隠して…などと馬鹿な事を言っているが、今回の一連の動きの中で見せた「中国の行動」をみれば、それはできないことを「北朝鮮」は充分わかっている。中国との交易が9割を占める国で、これから影響力が少し落ちたとしても、輸出が前年比の98%減、輸入にいたっては0なのである。日本はアメリカとの交易はたいした事はないが、それでも突然輸出入が0となったら大混乱が起きる。絶対に政権が倒れるだろうが、8割以上を頼っていた国から、これを突きつけられたわけだから、中国の言うことには従わざるを得ない。従えば見返りは充分にある。

 その中国が「非核化」を求めている。だから、ポンペイオも、今後も「北朝鮮」をよろしく誘導してくれ、と頼みに言ったのであろう。

 トランプも早速やって見せた。『米韓(韓米)合同軍事演習』を中止すると発表した。

トランプ米大統領は12日夜(米東部時間)に放送された米FOXニュースのインタビューで、「われわれが北朝鮮と善意で交渉を進める限り、米韓(韓米)合同軍事演習を行わない」と述べた。

     ボルトン氏と笑顔で握手
                         朝鮮労働党機関紙「労働新聞」より

 日本政府は「ボルトン」らの強硬派と手を組み、戦争を煽り続けた。しかし、トランプは「ボルトン」を使わないといった。彼の主張する「リビア方式」も採用しないと発言した。階段の前から、安倍政権のもくろみは外れそうであったから、安倍晋三は直前にトランプと首脳会談を行って、(国内では)釘をさした。「安易な妥協は困る」と…、内心「この会談自体を快く思っていない」のだが…

 会議の席に「ボルトン」が座っていて、政府も、識者もコメンテーターも安心しただろう。結果はご存知のとおりである。ではなぜトランプは「ボルトン」を座らせたのか。ここからは推測になるが…

トランプは金正恩に「こいつはそんなに悪いやつじゃないぞ。これからは仲良くやってくれ」っていったのではないのか。

 日本国民はかわいそうだ。安倍政権も、そのちょうちん持ちの識者、コメンテーターからも「真実」を聞くことはできず、彼らの妄想ばかりを聞かされている。ポンペイオがなぜ、北京に行くのかわからない。いや、それすら隠されているのではないのか。

  6月4日 リュウマの遺言の写真が思い浮かべられる。今と全く同じだ。つじつまが合わない。何でこうなるんだ。と思いませんか。
  ボルトン氏と笑顔で握手3

 
スポンサーサイト