FC2ブログ

【日本という国】 『学生がスラム街の子供達に夢を与えたい!』というプロジェクトが炎上した理由がなんとも日本的だった。 

 下の企画が「大炎上」なのだそうだ。そもそも、この話題を知ったのはKan Kimura 氏のツイートで、言われている視点に「フム、フム」と納得しながら読んでいたのがきっかけだった。

   IWdVL072.jpg
・フィリピンのマニラにあるスラム街に、ごく普通の近畿大学生3人が潜入!『学生がスラム街の子供達に夢を与えたい!』というプロジェクトをドキュメンタリー映像に残し、そのチャレンジを皆さんに共有したい!!!

 ところが「炎上」しているというツイッターを見てみると、何と「相手国への配慮不足」を指摘しているのではなく、「こういう自分の楽しみに他人の金を使うな。自分で働いて勝手に行け」というようなコメントが無数についている。すでにパトロンがつき、10万円集まっているのも気に食わないらしい。Kan Kimura氏のような考えなら、今の日本社会は存在しないわけで、日本社会を余りに善意に考えすぎた。

                                        矢倉喬士
学生がスラム街を視察して夢を与えたいという企画があるようですが、これは「貧困ビジネス」といって貧困や格差問題を解決せず食い物にする手法です。貧しく悲惨な状況であればあるほどこういう奴らがのさばり、貧困は続きます。『シティ・オブ・ゴッド』10年後のドキュメンタリーを見てください。

                                 Kan Kimura (on DL)‏
そもそもボランティアは他人の為にやるものであって、自分の為にやるものじゃない。これは国内でも、海外でも同じ。自己目的化したボランティアはもはやボランティアじゃなくて、趣味や勉強の一種に過ぎない。ボランティアという名の自分の勉強の為に、他人にボランティアを強いてはいけないんだよ。

「昔、日本人のお兄ちゃんが来て、僕たちの貧しい生活を面白おかしそうに見て帰っていったよ」「お兄ちゃんは、俺たちの国は豊かだ。それに比べてお前たちの国は本当に可哀そうだ、と言ってたよ」という経験が、現地の子供たちにどういう記憶として残るかくらいは考えて欲しいなぁ。

自分的には問題はそこではないです。途上国の貧困は見世物じゃない。現地の人も、現地の人と関わりながら仕事をする人も迷惑するから、貧困観光はやめてほしい。


 「自己責任」と「受益者負担」という竹中思想に縛られた意見ばかりが続く。逆に『こんなやり方を考え付いた俺たちスゲェー』とでも言い返されそうだ。誰も、相手国の「貧困」に対して配慮も何もしない。日本は豊かで、アジアは底辺だという考えの誤りを指摘しない。

 昔もきっとそうだったんだろうなぁとおもう。東南アジアに侵攻した日本軍は「土人の言葉は劣っているのだから、日本語を話せ。」と言い、「土人の宗教はばかげているから、神社を建て、国家神道を信じよ。そして、皇居に向かって拝め」と言ったのだろう。こんなことをし続けて、「アジアが感謝している」などと思うほうがどうかしている。--土人という言葉は、結構当時の本に記載されている。--
スポンサーサイト