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【戦争にひた走る国】  若い世代は「賃金が上がったら、医者に行きたい。」貧困老人も「年金が上がったら医者に行きたい」という日本の現実。国会での安倍首相の「100年安心年金」の答弁を検証してみる。

 最近『最低賃金の引き上げ』が話題となることが多い。そういう記事に続くコメント欄には若い下級国民層の悲痛な声がつづられている。「賃金が上がったら、医者に行きたい」。これが現実の日本である。ここで間違ってはいけないのは若者が老人に『食い物にされている』ようなミスリードを許してはいけないことだ。貧困老人層の声が上がらないのは、彼らがそれを訴えるSNSなどの手段を持っていないことによるものが大きい。

       最賃の引き上げ


 今日年金支給額の通知が来た。「国民年金」ではついに1月当りの支給額が6万円を切るというのだ。下級国民の老人層も若い世代と同様『年金が上がったら、医者に行きたい。』のである。この金額で「健康保険料」を支払った上で、どのようにして「医者にいけるのか」、問いたい。『健康保険料が5000円、医者の診察、投薬費が5000円』の併せて1万円を支払うことは無理である。だから、どちらか一方しかできない。「健康保険料を払う」か「医者に行くか」。『死ぬとき』くらいは医者に診てもらえるように、健康保険料を支払う。いや、支払わないと再三の請求があり、支払いは強制される。脱退は認められない。健康保険は「互助」なのだという。制度はあっても、それは機能していない。

 年金支給額の減額理由は、「介護保険料の天引き」である。しかし、この介護保険も、それを利用するとなれば、「自己負担分」を払う必要が出てくるが、そんな金は無いわけだから、これも利用できない。はっきりいえば、『上級国民が利用する医療費や介護保険の一部をその利用が不可能な下級国民から搾り取っている』だけの制度である。これをあたかも「老若問題」のように取り上げ、世代間の争いのようにミスリードすることは許されない。これは「上級国民と下級国民との争い」であり、利用できない制度からの「脱退する権利」を下級国民は主張すべきである。

 政府も一月5万円、夫婦二人で12万円程度の自己負担が必要だと発表した。この年金制度自体が何度もいうようだが、選挙に利用され、自民公明の基礎的支持者作りに利用されてきた。積み立て方式をやめた当時から「ねずみ講」的なもので、将来、絶対に行き詰ると多くの人が訴えてきた。制度設計を変え、『100年安心年金』などと、愚にもつかないスローガンをいうだけで立ち直るようなものではない。

 『おじいちゃん、おばあちゃん、これからは毎月国からお小遣いがもらえるのですよ。』
 『さすが、うちの先生さま、ありがとうございます。』
 国民年金の発足当時はこんな調子で月『500円』を支払うと、1万円以上の年金が当初もらえた。厚生年金においては、退職時のボーナスを含めた年収分を12で割った金額が支給された。サラリーマンとして、顧客回りをしていて、「リュウマのパパさん、退職して年金になったほうが手取り収入がいいから、これはありがたい。」という声を聞いた。こんな制度、誰が考えても破綻するだろう。そう思ったのだが、「お国のやる事だから、無理になれば税金で補填するはずだから、問題ない。」と多くの政権支持者が考えていた。

 もちろん、制度ができた当初は、『支払う人』の方が圧倒的に多かったわけだから、年金基金は膨大な額が積み立てられていったが、その積立金は『もらう人』が増えればあっという間に無くなっていく。支払うまでの間、数十年あることをいいことにして、政治家はこの積立金を「グリーンピア」などに流用してきた。

 解決策は一つしかない。この制度を一旦やめ、本人の積み立てた金額を利息を含めて、その人に還付する制度に直すべきだ。75歳前後で、本人の積立金を還付し終わった後は、一律『国民年金相当額』とし、それは租税で負担するしかあるまい。砂上の楼閣をいくら修理したところで、基礎が無いのだから、同じ結果しか生まない。ゴルフで英気を養った「安倍総理」が国会で、この年金制度について語っている。国会答弁を buu‏ @buu34さんが書き起こしているのでそれを紹介しておこう。これを聞けば皆さんも年金が今後どうなっていくか、いくらか想像できるだろう。


ゴルフ=「英気を養う」

                                      日テレ24
安倍首相が8日、神奈川県でゴルフをプレーし、来週のイラン訪問を前に英気を養った。 安倍首相「気持ちのいい、そよ風ですね。ほとんど無風ですけど」「(Q来週イラン訪問を控えているが)しっかり準備したいと思います」

                                     buu‏ @buu34
蓮舫 「総理、日本は、一生懸命働いて給料もらって、つとめあげて退職金もらって、年金を頂いて、それでも65歳から30年生きるため、2000万円ないと生活が行き詰まる、そんな国なんですか?」

安倍 「あのー、えー、ま、金融庁から、発表された、あ、数字、なんだろうと、こう思って、おりますが、これはえー、、、不正確でありですね、誤解を与えるものであったと、これは、既に財務大臣から、お話をさして頂いている通り、であります」

蓮舫 「不正確でも誤解もしていません。こちらご覧ください、これは報告書です。年金だけでは老後の生活を賄えない。金融庁の審議会WGから出されたもので夫65歳妻60歳以上の無職世帯収入は、9割以上社会保障給付に頼っていますけれども、今、毎月5.5万円の赤字、そこを毎月自分の金融資産で補填するには、20年で1300万、30年で2000万必要、麻生さん、これ、何ですか?」

麻生 「あのー、今ほど言われました話と言うのは、少なくとも、今、安倍総理の方からもお答えがあっておりましたように、色々な高齢者の生活と言うのは、極めて多様であって、それぞれの方が望ましいと考える生活水準の働き方や希望収入資産にょじょ(?)、当然のこと、様々なんですが、今ありました、ご指摘の報告書と言うのは、これは、更に豊かな老後を送るためには、個々人の置かれた状況に応じて、より上手な資産形成が出来るようにすると言うことも、大切ではないか、との見方が述べられたものだと理解を致しております、、(蓮舫氏の方を見ながら)言う事を込めて考えたんだと申し上げております、しかし高齢者の家計について、貯蓄や退職金を活用している、と言うことに触れることなく、家計調査の結果に基づく単純計算で、老後に月5万円、30年で2000万円の赤字であるかのように表現した、という点につきましては、これは国民の皆さまに誤解や不安を広げる不適切な表現であったと私どもは考えております

~(ここから長いあんまり長いので、野党理事クレーム、委員長から「ご答弁は簡潔に」キマシタ)

蓮舫 「この報告書、読みました?」
麻生 「冒頭の部分、一部目を通させて頂きました、全体を読んでいるわけではありません」

(場内、えー)

蓮舫 「これだけ国民の間で怒りが蔓延して大問題になっている、読んだら5分で終わる報告書、読んでいない、このどこに、どこに、豊かな暮らしのために5万円足りないって、書いてありますか?」

麻生 「わた、私ども、私どもが、最初から申し上げておりますのは、これは、年金の、この勉強するグループで出されてきたものを、あげられた、採用だと私ども理解しておりますんで、そういった意味では、この、私ども、あげられた直ぐ後、に、今の中で申し上げてるような、色々な表現にある中で、少なくとも、そういったものを目的として、やろうとしている、と言う事をもうしあげております」

  何言ってるかワカリマセン😩

蓮舫 「間違っています、二つの意味で。一つ、勉強するためのグループが話したものじゃなくて、麻生大臣が、諮問をした審議会のWGですよ、そしてこの報告書には、豊かな老後のために5万円足りないとは1行も書いてありません。その問題認識が甘い。そんないい加減なことで、不適切だと国民に言うのは、私は、その方が不適切だと思います。そもそも、そもそも、麻生大臣にお伺いします、赤字、との表現が不適切、それで国民は納得すると思いますか?」

麻生 「色々な方の、からも私どもに、ご質問を頂いた事は事実であります(は?)けれども、その中に、その点に対して、不適切だというご意見、ご意見に関しては、そうではないんだと言うことで、丁寧にご説明をさして頂き、ご理解を頂いた方も多くいらっしゃいます」    (どこの誰よ)

蓮舫 「いや、不適切でご理解を頂いた方が多くいるって言うのは、麻生さんの周りっていうのは、随分と、忖度される方しかいないんじゃないんですか?この報告書で、国民が怒ってんのは、100年安心が嘘だったと。自分で2000万円貯めろって、どういう事かという憤りですよ。報告書を簡単にまとめると、~豊かな生活のためではなく、足らざる部分のために、もっと働け、節約しろ、貯めろ、公助から自助に、総理、いつ転換したんですか?」

安倍 「あのー、先ほど、麻生、大臣はですね~そのような誤解を与えたと思います。そこで、そこでですね、そこでですね、そこで、あの、100年、安心、と言う事、について申し上げますと、これはですね、高齢期のネン、、生活は多様であってですね、それぞれの方が望ましいと考える生活水準や、働き方の希望収入資産の、状況など、も様々であります、~その上でですね、この上において、年金100年安心が嘘であった、と言うご指摘でございますが、そうではないと言う事を、今、申し上げさしておきたいと、これ、重要な点でありますから、申し上げたいと思いますが、ま、この国民の老後所得の中心となる公的年金制度についてはですね

(蓮舫「委員長」)

ここからが大切なんですよ、そこでですね、アベノミクスの進展によって、もはやデフレではないと言う状況を反映し、今年度の年金は、0.1%のこれですね、年金水準をちゃんと説明しなければ、不安を煽るだけの結果になってんですよ、こうやって説明させないと言う態度は、おかしいと思いますよ

(委員長席に理事参集)(委員長「速記を止めて下さい」)

これはですね、これまで未調整だった分も含めて、将来世代のため、マクロ経済スライド調整を行った上でなお、現在の、給付額がプラスの改定と、今年度はなったわけでありまして、現在の受給者、将来、、、、あ、今、止まってんですか?、、今まで止まったの?、、いや、これはですね、いやしかし

(蓮舫、委員長に「指導して下さい」)

100年安心がね、100年安心が、ではないと言うことをおっしゃったわけでありますから、政府としては、大切な点でありますから、大切な場でありますから、当然反論さして頂きたいと思います。で、速記、止まったの?え?」

西田理事に促され、いったん着席

委員長 「安倍内閣総理大臣」

蓮舫 「長いって言ってるんです、もういいです」

安倍 「いや、今、委員長から、委員長から、皆さんね、年金っていうのは制度の説明ですから、少しは時間かかるんですよ。スローガンを言い合う事ではないんですよ。で、100年安心ではないと言う、非常に重要な点を指摘されましたから、それに対して反論するのはですね、不安を煽らないためにも、これは大切ではないでしょうか。で、そこでですね、簡単にお答えを致します。簡単に致します。そのアベノミクスのですね、進展によってですね、もはやデフレではないと言う状況が出来たことを反映して、今年度の年金は0.1%の増額改定となりました、これはですね、これは、未調整だった分も含めて、将来世代のためのマクロスライド調整を行った上でなお、現在の受給額がプラスの改定になったものであり、これですねぇ皆さんにとって、都合が悪い説明になると、遮るんですか?皆さんにとって都合の悪い説明だと遮るの?で、これはですね、いいですか?いいですか?私が答えますから、いいですか?」   (もしかして、そこまでしか原稿ないの?)

蓮舫 「どうぞ、続けて下さい、どうぞどうぞ」

安倍 「これは、これまで未調整だった分も含めて、将来世代のための、マクロ経済スライド(これで同じとこ3回読んだぞ)調整を行った上でなお、現在の受給額、プラスの改定となったものでありまして、現在の受給者、将来世代の双方にとって、プラスとなるものであります。で、今、正確に制度について説明さして頂いているんですが、止めろよとか、やめろよとか大きな声を出すのはね、皆さん、やめましょうよ。で、なお、デフレが、、で、なおですね。いや、すみません、委員長ですね、委員長ですね、ああいう大きな声で??されて

(蓮舫「どうぞ」「どうぞ」)
(委員長「ご答弁は簡潔に願います」)

安倍 「(野次に気分を害した、という表情)いや、わ、私がですね、答弁し始めて、10秒くらい経った段階で、そうやって大きな声を出されたら説明できないじゃないですか、これ皆さんにとって都合の悪い答弁だからですか?  (とか言いながら、同じ原稿3回も読んだやんなー)

(蓮舫「どうぞお話になって」)

安倍 「じゃ、い、い、よろしいですか?じゃぁつまりですね、マクロ経済スライドによって
(やっぱり、あそこまでしか原稿ないんだ)
マクロ経済スライドによって、100年安心という、ま、そういう年金制度(簡単やなー)が出来たと言うことなんです。それは、いいですか、これは給付と負担のバランスです。それを調整するものができた、そして今年度においては、プラス改正ができた、かつ、マクロ経済スライドも、発動された、マクロ、マクロ経済スライドが発動されたと言うことが、大きなポイントであると言うことは、これ、多くの方々がご理解されてないんで、申し上げさせて頂きたい、こう考えております」

蓮舫 「総理が、説明が、いかに、言い訳じみてる、と言うことがよく分かりました」

蓮舫 「そもそも、平均寿命が延びるとか、長寿化と言うのは、昨日今日分かったことじゃないんです。2004年度、年金制度改革、100年安心と、当時の小泉総理も言ってました。今回の金融庁推計による将来の長寿化の姿を比べてみますと、誤差の範囲です。~つまり2004年時に分かっていた事が、人生100歳、さも今分かったかのように、自分で2000万貯めろと、非常に無責任な、国民を欺いた内容になっているから、私はこうやって問わして頂いている、総理、いかがですか」

安倍 「いや、先ほどですね、その、えー、100年安心と言うのが嘘ではないか、と言う趣旨の質問をされましたから、そうではないと答えをさして、えー頂きました。それについては、ご理解頂けたんだろうと、思います。いわば、保険料水準をですね、保険料水準を固定し、H16年の改革とは何だったか、保険料水準を固定し、そしてえー、いわば、えー、5割、現役時代の約5割、モデル世帯に於いてですかね、マクロ経済スライドを導入した、わけであります。マクロ経済スライドが、導入されて、これ、稼働することによってですね、将来世代の、これは、年金、二於いても、給付と負担が均衡がとれる、と言うもの、であります。その、とれていない、と言うことであればですね、確かにそれは、将来、100年安心の前提条件が崩れる、と言うことでありますが、先ほど答弁さして頂いたのはですね、それが今、まさに、これ、えー、今年度に於いてはですね、年金は0.1%の増額、改定となりましたが、これ、プラスとなりました。で、かつですね、マクロ経済スライドも、これ、発動されました。そして、未調整だった分も含めて、発動されたわけで、あります。

(もう、何回目よ、4回は言ってるよね)

それでもなお、かつ、受給額がプラスになった、それは現在の受給者、将来世代の双方にとって、プラスであるものと考えております。なお、これは、デフレが進行した民主党政権時代に於いてはですね、年金水準をプラスにすることは、出来なかった、のでございます、あと、あとですね、あと、いや、こういう事言うと、聞きたく、聞きたくないかもしれませんが、大切なことでありますが、どうぞ、と言われましたから、お答えさして頂きますが、積立金におきましても6年間で44兆円、運営?費は出ています。これまた、申し上げたくないんですが、民主党政権時代の3年間、10倍、これ、増えて、今、横の方が怒っておられますが、これ、事実でありますから、皆さんも向き合った方がいいと思います。ま、これを踏まえればですね、公的年金の信頼性は、より強固なものとなったと、我々は考えております」

-- 「マクロ経済スライド」って、魔法の杖か何かと思ってる? --

蓮舫 「安倍政権になって、GPIFのお金を株式に投資する割合を5割まで増やして、直近では15兆赤字が出ています。いい時もあれば悪い時もある。でも、悪い時があって、次にいい時が来るか分からないから安定運用を、と私達はずっと言ってきた。安倍さんは、全く聞く耳を持たない。そして今、経済が上向かないのは、GDPの6割を占める個人消費の冷え込みです。安倍総理は、デフレだから、だから消費が動かないと。その見方もあるかもしれませんが、私達は、将来の不安が取り除かれないから、消費が冷え込んでる、だから、年金介護医療、育児もしっかりしなければいけないと言っているんですが、この報告書は、政府がこの不安を取り除くどころか、今後足りなくなるから、もっと働け、高齢者も。そしてもっと貯めろ、そして、自分で節約をしろ、むしろ消費を冷え込ませる、そういう内容になっていると思うんですが、撤回された方がいいんじゃないですか?」

安倍 「撤回するかどうかは、役所から、こたえ、答えさして、頂きますが。いわば、ま、フォワードルッキングの運用、GPIFの運用、について、ではですね、確かに、一時的には、15兆円の損益が出た、わけでございますが、この6年間通算ではですね、44兆円のプラスが出ていて、民主党政権の、10倍、の運用益が出ている、わけであります。いわば、そういう政策をとっている時には、そういう運用方法をとるのは、事実、プラスになってるんですから、それを批判するのはどうかと、こう思うわけで、ございます。いずれに致しましてもですね、えーこの、えー積立金も、運用は、大きくプラスになって、おりますし、マクロ経済スライドも発動されましたから、いわば、えー100年安心と言うことはですね、確保された。その上でですね、撤回するかどうかは、えー担当である、三井局長から答弁させます」

最後に、財政検証はいつ発表になるのか

蓮舫 「まさか参議院選挙後に出すと言うことはないですよね?総理、出すと言うことを約束して下さい」

安倍 「あのー、これはですね、政治的に出すか出さないか、と言う事ではなくて、現在、根本大臣の監督のもとに、厚生労働省において、しっかりと作業が進められているものと認識をしております。先ほど申し上げましたように、100年安心というのは、まさにマクロ経済スライドが発動される、と言う事でございますが、このマクロ経済スライドについてはですね、えー、H28年までは0.9だったもの、がですね、31年度においては、0.2まで下がった、これ、0.2まで下がった、と言う事はですね、被保険者、つまり働き始めた人が増えたことによってですね、保険料収入があがって、0.9が0.2に下がった、わけで、ございます。こういうものも含めて、プラス改定が可能になった(すげー飛躍するし)と言う事、でございますので、年金財政を支える経済基盤は、より確かなものとなったと、言うことは確認しております。」

蓮舫 「全く誠実に答えて頂けない事に、本当に憤りを感じるんですが」

ううーーん やっぱり、年金は『100年安心』だ。安倍政権に任せておけば、きっと安心だと思いの方が多いんだろうなあ。なにしろ支持率が高いのだから…。みなさんも今夜は枕を高くして寝られることだろう(爆)。
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