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【戦争にひた走る国】  安倍首相が認めたくない外交上3つの「悪夢」--「トランプ大統領に、安倍首相ほどはっきりと恥をかかされたり、軽んじられた世界のリーダーはほかにはいない」。ダニエル・スナイダー : スタンフォード大学教授--という主張

 G20の「この写真」を見て、日本国内に心配の声が起きないことを不思議に思う。確かに日本国民にとっては「気持ちがよい」ことだろう。米国と中国を従えて自国のリーダーが演説するのであるから…。私はこのツケは相当高いものとして日本に跳ね返ってくると思っている。「なぜそんなことになるのか…。」と後日、日本国民が戸惑いを見せるだろう、アメリカは早い段階、参院選後に日米の交渉結果をまとめる。その時に判る。

 中国はもっと後になるだろうが、日本のマスコミの反応はわかる。「中国はやはり反日だ。」という分析で終わる。この写真のトランプと習近平の席に、金正恩と安倍晋三が座り、 文在寅がその会合にろくに関与もせずに「世界平和の大切さ」を説く演説をしたようなものだ。そういう設定なら日本人にはわかりやすいかもしれない。この写真はそれと同様か、国力を考えれば「それ以上」の、相手国から見れば「利用されただけ」写真である。

トランプも習近平も憮然としている
              2019/07/06  東洋経済オンライン(←全文)
                 ダニエル・スナイダー : スタンフォード大学教授
  安倍首相が認めたくない外交上3つの「悪夢」
          安倍首相ほど恥をかかされたり、
    軽んじられた世界のリーダーはほかにはいない

安倍首相にとって3つ目の悪夢は、来るアメリカとの2国間貿易協議になりそうだ。中国との交渉が崖っぷちから離れたことで、アメリカ通商代表部(USTR)のロバート・ライトハイザー氏率いるアメリカの交渉担当者は、日本に焦点を当てることができるだろう。そして、トランプ大統領が、日本のアメリカへの自動車の輸出を制限する合意を強く進めたいと考えていることは明らかである。

「日本とは交渉している。なぜなら日本は何百万台という自動車を輸出し、われわれは小麦を輸出しているのだから」とトランプ大統領はG20で報道陣に述べた。「これではうまくはいかない」 。

「ライトハイザー代表とトランプ大統領が一方的な要求をするのを聞くのに少しうんざりしている」と、日本側の関係者は明かす。「こちらは確固たる姿勢で対応し、最終的には『最後の一線』を守りたい」。

日本の自動車の輸出を規制する合意は、中米貿易戦争の影響をすでに感じ、秋には消費税が上がる日本経済にとっては最悪なものになりかねない。しかし、当面、安倍首相はアメリカとの親密で友好的な同盟関係のイメージを保持しておく必要がある。 

「外交は、いつも計画どおりにいくとはかぎらないものであり、とくに台風のようなトランプが関わっている場合はそうだ」と、テンプル大学のキングストン教授はコメントしている。「トランプ大統領と関係して面目を失ったり、消え去ったりした人は多数いるが、安倍首相ほどはっきりと恥をかかされたり、軽んじられた世界のリーダーはほかにはいない」。

「安倍首相はこれが悪夢であることをわかっている」と、日本のベテラン政治ジャーナリストは話す。「しかし、安倍首相はそれが普通であるかのようにみせるためであれば何でもするだろう。悪夢であることを認めることは、トランプ政権に対する外交がみじめに失敗したことを認めることになるのだから」。


 残念ながら日本国内ではこのようにはっきりものをいう識者をマスコミは使わない。みな「アベ友」といわれる御用学者のような人々だ。そういう意見はあってもよいが、こういう「正反対の意見」も主張させる番組があってもよいはずである。今マスコミ情報だけでは「安倍総理は素晴らしい外交手腕を発揮している」ことになっている。特にトランプ大統領に対しては、「世界で唯一意見が言えるリーダー」ということになっている。『安倍首相ほどはっきりと恥をかかされたり、軽んじられた世界のリーダーはほかにはいない』など、初めて聞くのではないか、そう思えて仕方がない。

 プーチン大統領に対しては、さすがの日本国民も「分が悪い」ことは認めるだろうが、トランプ大統領に関しては「評論家諸氏」の意見のように思っている人が多い。対ロ外交が失敗であったことは、ようやく多くの方が認めつつある。しかし、ここで対米外交まで失敗となると、「外交の安倍」という評価は木端微塵に吹き飛んでしまう。

             2019年07月03日 時事ドットコムニュース
 「トランプ米大統領は初めて会った時から、日米安全保障条約についていろいろ言っていた」。安倍晋三首相は3日のTBSの番組収録で、トランプ氏が大統領就任前の2016年11月の初会談時から、日米安保体制への不満を首相に漏らしていたことを明らかにした。

 首相は「その時から私はずっと、米国も日米同盟によって大きな利益を得ていると説明している」と強調。「トランプ氏もずっと主張しているが、私はそのたびにしっかり反論している。トランプ氏は『安倍さんは反論の天才だ』と言ったこともある」と語った。


 これは私だけの感覚であるかもしれないが、生徒たちをほめる場合。「天才少女だな」などと言ってほめるのは小学生までである。それ以上になると、「天才」という言葉を使ってほめた経験がない。仮に使うなら「詭弁の天才」とか「天才的詐欺師」のような負のイメージがあるときに使うことはある。アメリカ社会の背景はわからないので一概には言えぬが、大の大人を「天才」と言ってほめることはあるのだろうか。その「天才の安倍氏の説得」に、大統領は納得していないからいまだに「日米安保」について、ああやこうやいうのだろう。その点を安倍総理自身がどう考えているのか、深い闇の中にある。
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