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【戦争にひた走る国】 『ウラジミール、君と僕は同じ未来を見ている。ゴールまで二人で駆けて、駆けて駆け抜けようではありませんか。』という演説に批判がない日本社会の不思議。トランプもプーチンも韓国も北朝鮮も中国も安倍内閣ではどうにもならない現実 

 プーチンもトランプも「安倍晋三」とはウマが合わない。かえって「わが国は貴国ほど豊かではないので…」と率直に語ることができる「金正恩」の方を信じるタイプである。だから、あの「プーチン熱狂」のご時世に、「もうすぐ誰もプーチンの『プ』の字も言わなくなる。」と記録したし、いまは「安倍、トランプの個人的信頼は何にも勝る」という熱狂の中で、「もうすぐ、だれもトランプの『ト』の字も言わなくなる。」と記録できるのである。

                         2019/09/11  産経新聞
 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領の今年3回目となる首脳会談が今月5日、ロシア極東ウラジオストクで行われた。両首脳の会談は通算27回を重ね、「厚い信頼関係ができている」(外務省幹部)といわれるが、肝心の北方領土問題は解決の兆しが見えない。ロシアの国家安全保障会議で「交渉を急がない」と機関決定されていたことも明らかとなり、プーチン氏に領土問題解決への意思があるのかも疑わしくなってきている。経済協力を進める安倍首相は、ロシアの真意をつかめているのか。

夢幻と湧源

 安倍外交と言われるものは、先日の日ロ首脳会談での安倍演説で国民の目に触れたであろう、あの名演説を思い出せばよい。「ウラジミール、君と僕は同じ未来を見ている。ゴールまでウラジミール、二人で駆けて、駆けて駆け抜けようではありませんか。」プーチン氏の日ごろの言動や指向性を考えて、この名文を書いた「外務省か経産省」の役人の頭が理解不能である。このスピーチを公衆の面前でされたプーチン氏の思いも考えてみたらいい。

 しかし、凄まじいスピーチ文である。「ウラジミール、君と僕は同じ未来を見ている。ゴールまでウラジミール、二人で駆けて、駆けて駆け抜けようではありませんか。」安倍外交の『正体見たり、枯れ尾花』である。これを「外交の安倍、世界をリードする主役」だと持ち上げる日本の有識者たち。腹を抱えて笑うのが世界の大半だろう。もちろん、現内閣を支持する日本国民の6割は「名スピーチだ」と思っているのだろうが、この方たちも私には理解不能である。

 どの面下げて「安倍首相は、ロシアの真意をつかめているのか」などと批判するマスコミ(産経だけではない。)は、自らの記事を検証してみたらよい。自分たちがばらまいた「デマとも思える誤報」について、真剣に謝罪する時が来ている。ロシアは終始一貫、領土問題があると認識していない。「ポツダム宣言を読め」と言った時点で、その点は終わっていたのだ。(ポツダム宣言については、読んでいない方は一度読んでおいたほうがよい。へんなデマにだまされることがなくなる。)国境線の確定は考えたであろうが…。

 コメンテーター諸氏は、「プーチンの支持率が低下しているので、領土返還が言えなくなった」との「天地が引っくり返るような言い訳」を真顔でしている。ラブロフ、岸田外相会談で、共同記者会見の席で領土問題を記者から問われ

 岸田    「突っ込んだ話し合いをしました。」
 ラブロフ  「待ってくれ。領土に関しては議題にも話題にもなったことはなく、
        一言も話していない。」


という事件があったことはすでに何回かここに記録している。今回、台風のさなかに「内閣改造」が行われ、マスコミはそれ一色の報道となった。今頃、台風の被害が「ウンチャラカンチャラ」などと番組を作っているが、改造時に「今はそんなことをする余裕はない」と批判した報道は一つもない。大本営発表だけを垂れ流している、と非難されるゆえんである。この内閣改造でも、こいつらは自分たちが伝えてきた「ニュース」に責任が持てるのか、とつくづく思う。それは「ポスト安倍」だと目される人物が、何の根拠もなく、「岸田」から「茂木」や「河野」に代わっての報道なのだ。昨日まで言っていたことと、全く違うではないか。

 当然ではあるが、「岸田」は、あの会見で政治生命を失ったといっていい。だれも「岸田」を相手にする外国首脳はいまい。全くの「嘘」をつく人間であることを世界の面前で明かされたのであるから…。一般にはここで「内閣総辞職」なのだが、高市早苗が「テレビの停波」で脅したので、今は「マスコミは奴隷」になっている。その『悪魔』が、また総務大臣。ギリギリと締め付けが広がるだろう。こんな内閣を支持する「日本国民」を世界の人々の多くが理解不能だと思える。

 反中嫌韓内閣を支持して7年。日本は世界の中にいなくなった。「何でもいいから、他に迷惑にならないようにやってちょうだい」と言われる存在だそうだ。2兆円の経済支援を約束して終わったアフリカ開発会議(TICAD)。中国包囲網の一環として安倍首相の名演説があったわけだが、また1か国「中国」の軍門に下った。

                     2019年9月16日  朝日新聞
 太平洋の島国ソロモン諸島は16日、台湾と外交関係を断絶し、中国と国交を結ぶ方針を決めた。米国が引き留めを図っていたが、中国からの経済支援への期待を優先した。2016年に蔡英文(ツァイインウェン)総統が就任して以来、台湾が断交されるのは6カ国目で、関係を維持しているのは16カ国となる。

 アジア諸国も同じで、「昔は日本との経済力の差があまりに大きかったので、言うことが言えなかった」のだが、最近は縮まってきた経済力を背景に「主張」することが多くなった。Kan Kimura(木村幹)先生がベトナム訪問で「留学生を日本にお願いすると、日本からはどの程度我が国に送ってくれるのか」と言われてびっくりしていた。今まではそんな反応はなかったという。

 岩盤支持層対策として韓国征伐(輸出規制)をぶち上げた安倍内閣であるが、思わぬ方向に展開している。日本では「韓国の理不尽さ」を述べて「根拠は?」と問われると、「個別の案件には答えられない」と菅官房長官が記者会見で言えばそれで済むのだが、国際社会の中では「具体的指摘や証拠の提出」のないこういう問題は日本不利に働いている。

 さらに、日本の最大の弱点で、なんとか「頬かむり」を続けようと秘かに進めていた「原発汚染水処理」を韓国が持ち出してきた。日本の答弁『韓国は海に放出されているのを前提としており、(主張は)全く受け入れられない』は、今後日本の処理方法に大きな制約を与えるものになる。言い換えると日本の戦略の失敗である。

                      2019/9/17   日本経済新聞
国際原子力機関(IAEA)の総会で16日、東京電力福島第1原発の放射性物質を含んだ処理水の処分を巡って、日本と韓国が応酬を繰り広げた。韓国は「汚染水問題は未解決で、世界中で恐怖と不安が増大している」と批判。日本は「事実に基づいておらず、全く受け入れられない」と反論した。

会合の終盤でも日韓が意見を言い合った。日本は「韓国は海に放出されているのを前提としており、(主張は)全く受け入れられない」と反発。透明性をもって国際社会に説明していくことを強調した。一方、韓国は「汚染水の処分についての情報や行動計画を国際社会と共有し、発言したことを実行に移すことが大事だ」と主張した。


 さて、「旭日旗」問題でも、韓国はIOCに『使用禁止』を求めて書簡を送った。日本国内では「大漁旗」や「祝い事」として、広く使われている、などという意見が喧しい(かまびすしい)。女性の方に多いのだが、バージンロードが旭日旗で囲まれていたわけでもなく、花嫁衣装に旭日旗が描かれていたわけでもない人々だ。これはほとんど「デマ」である。現に日本は「北京オリンピック」で、そのように解釈し、呼びかけている。これは7年間の反中嫌韓内閣が作り出した今の世相だといえる。

                          2008年8月8日  ロイター
 北京の日本大使館は、まもなく開幕する北京五輪で中国を訪れる日本人に対し、現地で「旭日旗」を掲げることは避けるよう呼び掛けている。

 同大使館のオリンピック班齋藤法雄氏は8日、ロイターの取材に対し「オリンピックを見に来る方々に安全の手引きの中で、旭日旗を振るとトラブルを起こす可能性があると説明してあります」と語った。 日本大使館はホームページ上にも掲載した「安全の手引き」で、五輪会場では「政治・民族・宗教的な旗や横断幕は禁止」されていると指摘している。


 さて、IOCが「どう判断するか」にかかっているが、また日本が恥をかくかもしれない。

 昼夜にわたり30度超えが続き、なかなか記録ができずにいる。いくらか涼しくなりそうなので、また頑張ってみるか。
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