臨時国会は開かず解散をちらつかせ…。『憲法違反状態』が目的の安倍政権。国会議員も「敵基地攻撃能力」を求める異常。国民の対立をあおる政策もほぼ限界?。最後の仕事はパソナ利権。
日本語を理解できる中高生に「どういう場合に国会を解散できるのか」と聞いて、何ら特別な指導をせず、日本国憲法を読ませて「7条解散」(天皇の国事行為)を答えられる生徒はいないだろう。憲法草案時にかくして潜り込ませていたのならともかく、これが認められるなら「三権が互いに監視しあう、三権分立」が成り立たず、一方的に内閣優位になるのだから、憲法の想定していた状況と異なる。国会が「内閣不信任」を可決し、内閣は辞職せざるを得ない時、その対抗処置として「衆院の解散」を選択できる。
もし、「7条」が有効であるとするなら、天皇が「衆院の解散が必要である」と考え、それに対し「内閣が承認する」という場合だけだろう。ところが、天皇に政治的権限はなく、内閣が「衆院を解散する」ことを決するわけだ。それに対し「国会」は対抗できない。前回の解散のように「冒頭解散」なら、審議することすらできない。違憲行為であることは間違いないのだが、そう断定するのは「在野の徒」だけであって、最高裁も御用学者も知らぬ顔を決め込む。まあ、「核兵器所有」「憲法改正」「敵基地先制攻撃」をこの憲法下で内閣総理大臣が言うのだから、日本という国のいい加減さは「推して知るべし(ある事実を根拠にして考えれば簡単にわかる)」である。

写真はNHKニュースより
2020年7月30日 朝日新聞
稲田朋美元防衛相ら自民党の女性国会議員でつくる「国防女子の会」などは29日、敵のミサイル基地をたたく敵基地攻撃能力を念頭に「打撃力」を持つことなどを政府に求める提言書を河野太郎防衛相に手渡した。提言書では、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」が配備断念に追い込まれた経緯を説明するよう要請した。敵基地攻撃能力に関して「『打撃力』を持つこと自体は専守防衛には反しない」と指摘し、「日本自身の判断で行使できる抑止力」として保有すべきだと主張した。
先の戦争でも女性は大きな役目を果たした。戦争の責任はたとえば「国防婦人会」などにもあるわけだ。ナチス戦犯の裁判が今でも行われているが、100歳近い被告たちが「有罪判決」を受けている。それも、施設内の歯医者とか門番であった人ですら容赦されない。戦後日本でも、期間は短くとも彼女たちを禁固刑に処すなどの戦後処理をしていれば、今の陽にはなっていなかっただろう。
この女性議員たちは、「国権の発動たる戦争をしない」という憲法の下、その憲法の「擁護義務」がある国会議員である。敵基地を攻撃できる兵器の要望は、明らかに「憲法を土足で踏みにじっている」に等しい行為である。多分、彼女たちがこれから「国防婦人会」を作っていくのだろう。「現憲法がいかに役立たずであるかを国民に知らしめる」という驚くべき日本会議の方針に沿って、彼女たちは動いている。

戦争が激しくなり戦死者が増えていく。戦死の公報が入った家に真っ先に行き、「見事な戦死、おめでとうございます。」と家族に言うのが彼女たちの仕事である。今の社会と同様、周りの目を気にし、「非国民」と言われることを恐れ、人々は本当の気持ちを言わなくなった。
2019年8月19日(月) NHK ←リンク
「村長さんとか偉い人と同じように、国防婦人会の人も威厳があった。
反対する人は誰もいなかったと思う。」
その後、戦死者が急増、女性たちは夫や息子の死に直面するようになっていきます。
遺族のもとには、婦人会の女性たちが弔問に訪れ、「戦死は名誉」と称賛。
遺族は、涙を流すこともできなくなりました。
「息子は亡くなって悲しいのは人間の母、それではだめなんだと。
国の母として、息子が死んで国のために死んでよかったと思わなければいけない。」
-- 中略 --
「子どもを亡くしたことに、涙も流せなくなってしまう。
この異様な空気を知る女性は、私たちの取材に対して、『手遅れになる前に、おかしいと思ったことはおかしいと言うことが大切だ』と語ってくださいました。
今や、おかしいことが「おかしい」とだれも言わない社会になってしまっている。国会と内閣が「議院内閣制」で対等な関係にあるという大原則が守れない。最高裁もこの問題の違憲か合憲かの審議を拒否し統治行為論で逃げた。憲法学者からの強い声も伝えられない。不合理に不合理を重ねて、今の政権がある。
今現在も「コロナ対策」<を巡り、野党側が臨時国会を要求している。憲法第五十三条に 内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。に基づいての要求である。それに対し「いつまでに」とは書いていないので、開催をいつにするかは内閣の勝手だという論理で横車を押している。10万年後か、100万年後に開いてくれるようだ。『決定しなければならない。』のだから、開催は10万年後であれ、「いつ開催すると決定だけはなされるべき」だろう。完全な憲法違反の状態である。今や国家全体として「憲法を守る」などという気がない。国民も同じだろう。「おかしい」とはっきり声を上げる報道機関がない。
さらにこの内閣としての特徴は、「肩入れする勢力」と「叩きのめす勢力」をあからさまに分けて、国民を分断することで支持基盤を固めてきた。「他よりもよさそう」などと考えて投票している人々が、「肩入れされる勢力」の中にいれば、それなりのご利益があるだろうが、本当にそうなのか、立ち止まって考える時期に来ている。「おかしい」と報じる報道機関がない。
打越 さく良
第二次安倍政権は、歴代内閣が自粛(メディアを選別しない慣例)していた単独インタビューを積極的に行うように。
20年5月17日までの首相単独インタビュー回数
1 産経(夕刊フジ含む) 32回
2 NHK 22回
3 日テレ 11回
4 日経 8回
5 読売 7回
能川元一
これに加えて『Hanada』が2回、『WiLL』が5回、『正論』が5回。2013年以降のインタビュー、対談、座談会での登場。
ついにNHKは『日曜討論』の番組で、菅官房長官一人を出演させて、その意見を得々と1時間流した。これは「討論」ではない、あまりにひどい、という声が多い。番組を変更して『官房長官に聞く』として報道すべきだろう。でも、今のNHKにはそういう対処する能力さえない。
政府不信に陥った国民は「コロナ対策」でも、政府やその機関の言うことが「真実」だとは思わなくなってきている。
コロナにかかった内科医
感染経路不明、感染経路不明ていつまでこんなこと言ってるんだろう。満員電車で広がらないって言う専門家は満員電車に乗ったことがあるのかと言いたい。あんな換気の悪い箱で関東なら1時間通勤が当たり前、顔と顔が触れそうな距離で広がらないわけない。
こうやって時間軸を重ねてみると今や日本だけがおかしいことは歴然としている。

上 昌広氏のツイートから
もう一つ、情報を…。これを読めば今からぐっすり眠れること間違いなし。(笑) 怒り心頭で、寝付けないこと間違いなしなのだが…。

tomoko isobeさんのツイートから
ふくチャコ
とりあえずパソナ禁止法をつくりたい。
just
これもパソナ利権? これで潤滑に出来る様になったから、国民、有り難く思えてか?
パソナ以外にはないのか?医学部院生とかに直接手配出来ないのか?
Marnie
国民を困窮させて、派遣にリスクある仕事をさせる。 自分たちは丸儲け
最低ですね
もし、「7条」が有効であるとするなら、天皇が「衆院の解散が必要である」と考え、それに対し「内閣が承認する」という場合だけだろう。ところが、天皇に政治的権限はなく、内閣が「衆院を解散する」ことを決するわけだ。それに対し「国会」は対抗できない。前回の解散のように「冒頭解散」なら、審議することすらできない。違憲行為であることは間違いないのだが、そう断定するのは「在野の徒」だけであって、最高裁も御用学者も知らぬ顔を決め込む。まあ、「核兵器所有」「憲法改正」「敵基地先制攻撃」をこの憲法下で内閣総理大臣が言うのだから、日本という国のいい加減さは「推して知るべし(ある事実を根拠にして考えれば簡単にわかる)」である。

写真はNHKニュースより
2020年7月30日 朝日新聞
稲田朋美元防衛相ら自民党の女性国会議員でつくる「国防女子の会」などは29日、敵のミサイル基地をたたく敵基地攻撃能力を念頭に「打撃力」を持つことなどを政府に求める提言書を河野太郎防衛相に手渡した。提言書では、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」が配備断念に追い込まれた経緯を説明するよう要請した。敵基地攻撃能力に関して「『打撃力』を持つこと自体は専守防衛には反しない」と指摘し、「日本自身の判断で行使できる抑止力」として保有すべきだと主張した。
先の戦争でも女性は大きな役目を果たした。戦争の責任はたとえば「国防婦人会」などにもあるわけだ。ナチス戦犯の裁判が今でも行われているが、100歳近い被告たちが「有罪判決」を受けている。それも、施設内の歯医者とか門番であった人ですら容赦されない。戦後日本でも、期間は短くとも彼女たちを禁固刑に処すなどの戦後処理をしていれば、今の陽にはなっていなかっただろう。
この女性議員たちは、「国権の発動たる戦争をしない」という憲法の下、その憲法の「擁護義務」がある国会議員である。敵基地を攻撃できる兵器の要望は、明らかに「憲法を土足で踏みにじっている」に等しい行為である。多分、彼女たちがこれから「国防婦人会」を作っていくのだろう。「現憲法がいかに役立たずであるかを国民に知らしめる」という驚くべき日本会議の方針に沿って、彼女たちは動いている。

戦争が激しくなり戦死者が増えていく。戦死の公報が入った家に真っ先に行き、「見事な戦死、おめでとうございます。」と家族に言うのが彼女たちの仕事である。今の社会と同様、周りの目を気にし、「非国民」と言われることを恐れ、人々は本当の気持ちを言わなくなった。
2019年8月19日(月) NHK ←リンク
「村長さんとか偉い人と同じように、国防婦人会の人も威厳があった。
反対する人は誰もいなかったと思う。」
その後、戦死者が急増、女性たちは夫や息子の死に直面するようになっていきます。
遺族のもとには、婦人会の女性たちが弔問に訪れ、「戦死は名誉」と称賛。
遺族は、涙を流すこともできなくなりました。
「息子は亡くなって悲しいのは人間の母、それではだめなんだと。
国の母として、息子が死んで国のために死んでよかったと思わなければいけない。」
-- 中略 --
「子どもを亡くしたことに、涙も流せなくなってしまう。
この異様な空気を知る女性は、私たちの取材に対して、『手遅れになる前に、おかしいと思ったことはおかしいと言うことが大切だ』と語ってくださいました。
今や、おかしいことが「おかしい」とだれも言わない社会になってしまっている。国会と内閣が「議院内閣制」で対等な関係にあるという大原則が守れない。最高裁もこの問題の違憲か合憲かの審議を拒否し統治行為論で逃げた。憲法学者からの強い声も伝えられない。不合理に不合理を重ねて、今の政権がある。
今現在も「コロナ対策」<を巡り、野党側が臨時国会を要求している。憲法第五十三条に 内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。に基づいての要求である。それに対し「いつまでに」とは書いていないので、開催をいつにするかは内閣の勝手だという論理で横車を押している。10万年後か、100万年後に開いてくれるようだ。『決定しなければならない。』のだから、開催は10万年後であれ、「いつ開催すると決定だけはなされるべき」だろう。完全な憲法違反の状態である。今や国家全体として「憲法を守る」などという気がない。国民も同じだろう。「おかしい」とはっきり声を上げる報道機関がない。
さらにこの内閣としての特徴は、「肩入れする勢力」と「叩きのめす勢力」をあからさまに分けて、国民を分断することで支持基盤を固めてきた。「他よりもよさそう」などと考えて投票している人々が、「肩入れされる勢力」の中にいれば、それなりのご利益があるだろうが、本当にそうなのか、立ち止まって考える時期に来ている。「おかしい」と報じる報道機関がない。
打越 さく良
第二次安倍政権は、歴代内閣が自粛(メディアを選別しない慣例)していた単独インタビューを積極的に行うように。
20年5月17日までの首相単独インタビュー回数
1 産経(夕刊フジ含む) 32回
2 NHK 22回
3 日テレ 11回
4 日経 8回
5 読売 7回
能川元一
これに加えて『Hanada』が2回、『WiLL』が5回、『正論』が5回。2013年以降のインタビュー、対談、座談会での登場。
ついにNHKは『日曜討論』の番組で、菅官房長官一人を出演させて、その意見を得々と1時間流した。これは「討論」ではない、あまりにひどい、という声が多い。番組を変更して『官房長官に聞く』として報道すべきだろう。でも、今のNHKにはそういう対処する能力さえない。
政府不信に陥った国民は「コロナ対策」でも、政府やその機関の言うことが「真実」だとは思わなくなってきている。
コロナにかかった内科医
感染経路不明、感染経路不明ていつまでこんなこと言ってるんだろう。満員電車で広がらないって言う専門家は満員電車に乗ったことがあるのかと言いたい。あんな換気の悪い箱で関東なら1時間通勤が当たり前、顔と顔が触れそうな距離で広がらないわけない。
こうやって時間軸を重ねてみると今や日本だけがおかしいことは歴然としている。

上 昌広氏のツイートから
もう一つ、情報を…。これを読めば今からぐっすり眠れること間違いなし。(笑) 怒り心頭で、寝付けないこと間違いなしなのだが…。

tomoko isobeさんのツイートから
ふくチャコ
とりあえずパソナ禁止法をつくりたい。
just
これもパソナ利権? これで潤滑に出来る様になったから、国民、有り難く思えてか?
パソナ以外にはないのか?医学部院生とかに直接手配出来ないのか?
Marnie
国民を困窮させて、派遣にリスクある仕事をさせる。 自分たちは丸儲け
最低ですね
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