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福島原発の真実はまだ闇の中  放射線の影響を考える。

 朝まで生……を見ていたら、女性の経済学者が「プルトニウムは飛ばないのか」と質問した。原子力の専門家と北大教授が比重が大きいので、遠くへは飛ばない。ほとんどが敷地内に落ちている。として問題にしなかった。また、誰もこの質問を続けようとしなかった。

 世論のリーダーたる者、田原氏を含め、テレビの出演を半分にして(年収は減るが)もう少し勉強したほうが良い。この質問は2chでも良く見られるが、大体同じ論法で押し切られている。

 2chの場合、『~はどうなんだ?』と聞いているから、その答えとして「比重があるから飛ばない。」と言われれば、そのままになる。しかし、2chでさえ、細かくなったら飛ぶのではないか?、と追い討ちをかけている。答えるほうは、こんな例えで答えていた。「10円玉と重さ1トンの木材があって、海に持っていけば、10円玉は沈むが、1トンの木材はアメリカまで流れ着く。もっと、勉強しときなさい。」まあ、こんな答えだったように思う。

 しかし、私は科学者ではないが、1トンの木材にどれだけ息を吹きかけようがビクともしないが、一円玉なら飛んでいく。一円玉のほうが比重は大きいはずである。中国からは「黄砂」も飛んでくる。石であるから、比重(密度)は5はあろう。せめて質問者は黄砂が飛んでくることくらいは引き合いに出して欲しい。

 あれで終りでは、それが正論になり、プルトニウムは飛ばないと言うことになる。プルトニウムとほぼ密度が同じであるウランは3000キロも飛ぶことは、イギリスの研究で分かっているのだから、プルトニウムだけが、ポテ・ポテ落ちるわけはあるまい。
 大気中のウラン量(イギリス)
 上のグラフは、イギリスの研究機関が空気中のウランを測定し発表したものであるが、連合国 (日本では多国籍軍) が劣化ウラン弾を使用して、約1週間程度でイギリスに到達するらしい。その距離は3000キロである。ウランの密度は19を超えるので、プルトニウムとさほど差はない。

 科学的に、プルトニウムだけは飛ばないという、何か根拠があるのかどうか知りたいものだ。このプルトニウムであるが、α(アルファ)線を出して崩壊する。空気中ではアルファ線は数ミリしか進むことが出来ず、外部被曝の場合はほとんど影響がない。飲み込んでも(過去に誤って口に入ったことがあるらしい)全く障害が出なかったことから、飲んでも安全という専門家もいる。

 体内に取り込まれた場合、アルファ線は細胞2、3個分しか進むことが出来ない。このことは「素人」の私などは、安全なのでは?と思うが、実際は逆で、止まるまでに持っているエネルギーをすべてそれらの細胞に与えてしまい、細胞が破壊されるのだそうである。
プルトニウム微粒子のホットパーティクルから出ているアルファ放射の写真
 上の写真は細胞内のプルトニウム微粒子がアルファ線を出しているところの写真だそうである。こんなに周囲を直撃すれば、周りの細胞は破壊されるだろう。

 プルトニウムにしてもそうだが、放射線の被害が「なぜ、全員に出ないか?」「出る時期が人それぞれによってなぜ異なるのか?」「低レベルの放射線は本当に安全なのか?」など、私なりに疑問であった。なかなか明快な答えがない。先日は「宝くじ」を例に、こんな物ではないか、と書いたが、しっくりこない。

 4/29に乳がんの死亡者数とチェルノブイリの事故の関係を取り上げたが、それですら10万人の中の(7人だったのが)15人である。2倍になったとは言え、10万人に影響しているわけではない。なぜ、こんなことになるのか、皆さんはどうお考えなのだろう。もちろん、これが原発の影響でないと考えている方は、0.015パーセントなど、差がないも同然と考えられるだろう。

 リュウマファンの皆様だから、ちょっと私見を述べてみたい。1DKの単身者用マンションに住んでいるとして、そこに1日1回ピストルの弾がどこかを横切ると考えてみる。それは、部屋の片隅かもしれないし、天井の近く、はたまた床付近かもしれない。

 ご想像のように、マンションの部屋が「細胞」、住んでいる私が「遺伝子」、ピストルの弾が「放射線」である。狙って撃っているわけではないので、当たる確率はとても小さい。もし、当たったとしても体を掠めた程度なら、ほとんどなんともない。腕や足を貫通すれば、痛みはあろうが、そのうち傷口は治る。

 逆に、脳や心臓に「運悪く当たった」場合は、死んでしまう。こういう細胞の死はあるらしい。とてもまれに(だから、10年、20年先に、それも同じ部位ではなく)、神経系に当たった場合は、死なずに、下半身不随や、手足の麻痺などが残ってしまう。

 その状態で再生を繰り返す。これが、ガンではないだろうかと思う。こう考えると、放射線による疾病のあの不思議な出方もなんとなく解釈できるのではないだろうか。(人工の放射線以外が、自然発生的なガンを作り出していると言うことになる。)

 すると、低レベルの放射線であっても「危険でない」という考えは成り立たない。正常運転の原子力発電所や原子力関連施設も「危険な存在」ということになる。日本の発ガンの3パーセントは医療用X線のせいで発生していると言う外国の科学者もいるくらいだ。

 考え方によると、乳がんの検診自体が「乳がんの発生を助長」している事だってあり得るのである。

 医療用の放射線は「安全」というわけではない。これは、誤解してはいけないのであって、その危険リスクよりも今の症状を知るほうが大切だと、天秤にかけて「納得」していることになっている。 [参考(日本語字幕あり↓約30分)



 上のYou tubeは余りに閲覧数が少ないのでのせてみたが、チェルノブイリに関するものである。少しは参考になるし、わざわざ、「リュウマ」さんの所にこられるような方にとっては大いに参考になるかもしれない。

 低レベルの放射線も有害となると、これは、国の考えを根本的に改めないといけなくなる。今止めている原発はそのまま、停止し続けることが「最良」の方策となる。「止める」だけですむならば問題は小さいが、何の役にも立たない原子力発電所を今後30年間以上に渡って「冷やし続けるコスト」を電力会社が黙って負担するだろうか。

 チェルノブイリの事故を調査したナタリア・マンズロヴァ氏のインタビューが diamond on line にあったので引用しておこう。
       ナタリア・マンズロヴァ氏
 ナタリア・マンズロヴァ 生物が放射線から受ける影響を研究する放射線生物学者
 チェルノブイリ事故処理作業に関わった科学者は皆、福島原発事故の報道を見て、「第2のチェルノブイリ」が起きたと思っただろう。私たちはチェルノブイリ事故には肝をつぶすほどに驚いたが、まさかこれほどまでに深刻な事故が日本で起こるとは夢にも思わなかった。

 ソ連では1957年に初めて原子力発電所の事故が起きたがその直後、放射線が水、植物、鳥、動物などに与える影響を研究調査するための研究所が設立された。私はそこで70年代半ばから約10年間働き、汚染地域の放射線量測定や生物影響に関する調査などを行っていた。そしてチェルノブイリ事故が起こり、モスクワ政府から研究所の他の科学者13人といっしょに事故処理作業に加わるように言われた。

 危険ゾーンのなかでは植物が枯れ、動物が死に命あるものすべてが影響を受けた。放射能は動物の脳にも影響を与え、通常は人に寄りつかないキツネが近づいてきたり、気が狂った犬が人を攻撃したりした。

 私たち科学者チームは汚染地域内のあらゆる場所の放射線量を測定したが、線量が高すぎて機器が壊れてしまい、軍用の測定器を使った。

 また、近くには青々と茂った松林があったが放射能を浴びて赤く枯れ、まさに「レッドフォレスト」と化した。汚染された松林から放射性物質が漏れないように、ヘリコプターで空から大量の特殊接着剤が撒かれた。

 福島でも事故処理作業が進められていると思うが、日本は狭い国なので放射能汚染されたものをどこに埋めるかも今後の課題になるかもしれない。

 作業を始めてしばらくして、科学者チームメンバーのほとんどが体調不良を起こした。インフルエンザにかかったときのように高熱が出て体が震え、全身の筋肉が痛んだ。また、突然の眠気に襲われたり、異常に食欲が増して常に何かを食べていないと我慢できないような状態になったりした。体のなかの良い細胞がどんどん減り、悪い細胞が増殖しているのを実感した。
       放射線危険区域内で作業していた当時35歳のナタリア・マンズロヴァさん
  放射線危険区域内で作業していた当時35歳のナタリア・マンズロヴァさん 
――あなたの研究所から作業チームに加わった科学者14人のうち、あなたを除いて全員は亡くなったというが。

 その通りだ。私たちは皆チェルノブイリ事故によってすべての国民が放射能汚染にさらされることを懸念し、作業チームに加わったのだが、不幸にも癌(がん)などにかかり、命を落とした。

 私自身も作業を始めて3年後に甲状腺がんが見つかり、甲状腺の半分を切除して摘出した。そして5年間の作業を終えて家に戻った時は40歳だったが、その後3年間はひどい体調不良で仕事はできず、ほぼ寝たきり状態だった。

 甲状腺がんも再発し、2度目の手術で甲状腺をすべて切除してしまったため、今はホルモン剤治療を受けながら、なんとか生きている。

――チェルノブイリ事故の死者は4千人と報じられているが、実際には100万人が死亡しているとの報告書も出ている。どちらが正しいのか。

 真実は誰にもわからない。しかし、どちらが真実に近いかと問われれば100万人の方だろう。当時、ロシア、ウクライナ、ベララーシ各共和国では医療制度はモスクワ政府の管理下にあった。多くの医師は、患者が放射能汚染が原因と思われる癌などで亡くなったにもかかわらず、死亡診断書にそれを書かなかったことがわかっている。

 福島原発の原子炉からの放射能漏れが完全に止まった時点で汚染地域の放射線量などを測定してからでないと、全体的な健康被害の規模を予測するのは難しい。

 たとえば、一定量の毒物を入れたコップの水を一気に飲めばすぐに死ぬかもしれないが、それを毎日少しずつ飲めばしばらくは元気でいられるかもしれない。しかし、それでも毒は少しずつ体に蓄積され、いずれ命の危険にさらされるだろう。健康被害が早く出るか遅く出るかの問題である。

 国民にとって大切なのは政府発表を鵜呑みにするのではなく、自ら学び、考え、主体的に判断をして行動することである。 (引用終り)

 まだ、福島原発事故は収束したわけではない。これからのほうが、ひょっとしたら、もっと大変なのかもしれない。事件は風化する。大爆発でも起きない限り、1年もたてば関心は薄れる。そういう時こそ、私たちは「自ら考え」なければならなくなる。

 本当に、このまま「手に負えない」原子力と付き合っていくのが正しいのかを………




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