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福島の「チェルノ」越えでも、農水省で「応援セール」  全国に広がる放射能汚染

 チェルノブイリ事故の9ヶ月後ほどに日本にも汚染食品が輸入されるようになった。1kgあたり370ベクレル以上は輸入が禁じられている。税関の検査で、輸出国へ送り返しているのである。

 これは、日本国政府が、その量の放射能汚染を危険だ、体に害がある(もしくは恐れがある)と判断しているからであろう。安全だと考えるものを突っ返すはずがない。

    文部科学省が米エネルギー省と共同の放射線汚染調査を発表
    改めてチェルノブイリ並みの汚染が明らかに -東洋経済引用

 文部科学省は5月6日、米エネルギー省と共同で行った航空機による放射線モニタリング調査の結果を発表した。
 
 空間線量率(放射線量)と、放射性セシウム(134、137)による土壌汚染の状況を開示している。この結果は従来、米エネルギー省が発表してきたものとほぼ同じ傾向。
 
 発表によると、福島第一原発から北西30キロメートルにかけて、毎時19マイクロシーベルトを超える高い放射線量(空間線量率)による汚染地域が広がっている(図1)。この地域では年間で約20ミリシーベルトを超える放射線を浴びることになる。
 
 また、放射性セシウムによる土壌汚染地域は、30キロメートルを超えて飯舘村にかけて、1平方メートル当たり100万ベクレル以上の汚染地域が広がっている(図2、3)。この1平方メートル当たり100万ベクレル以上の汚染地域は、チェルノブイリ事故で立ち入り禁止とされた30キロメートル圏内の汚染に相当する(図4)。
セシウム137の地表への累積汚染度
         (図3)セシウム137の地表への累積汚染度
 
 出所:「市民によるチェルノブイリ事故調査団」
       (図4)出所:「市民によるチェルノブイリ事故調査団」 

 なぜだか知らぬが、日米の共同発表である。この地図によると、チェルノブイリの「赤色」が、福島原発の「黄色」、また「紫色」が「赤色」になるのだろう。(厳密には違うが、おおよその感覚で)黄色までが、避難勧告ということになる。

 福島での「赤色」地帯と同レベルの汚染地域を調べた「ロシアの科学者」の話は、5/1付けで紹介した。13名の科学者が「放射能の影響」を調べるべく、調査に入り、そのうち12名はガンを発病して亡くなった。その調査の模様は、そこで取り上げたので、改めては書くまい。
             (詳しくは5/1ブログへ→ロシア科学者の証言)

 この汚染が分かっている段階で、次のような報道がなされている。
 川北新報社-- 福島第1原発事故の影響で、全域が計画的避難区域となっている福島県飯舘村の村振興公社(理事長・門馬伸市副村長)は、村畜産技術センターで肥育している飯舘牛約270頭を全頭手放す方針を固めた。

 公社は生後10カ月の子牛を19カ月間肥育し、市場に出荷している。公社の方針によると、肥育開始後間もない子牛は、県内外の畜産農家に買い取ってもらう。その他の子牛も市場に順次出荷するという。30日の理事会で正式に決める。

 門馬理事長は「(住民の避難に伴い)牛を移動させたりすると、ストレスがかかって肉質に影響する。ブランドの維持は困難だ」と説明した。

 飯舘牛1頭当たりの価格は50万円程度にまで落ち込み、利益を出すのが難しくなっていることも理由という。
 村は1988年に公社を設立し、年間平均300頭を生産。このうち肉質が最高級のA4、5の牛だけを「飯舘牛」のブランドで販売してきた。

 宮崎日日新聞被災地の豚524頭県内へ 綾町と都城市で受け入れ

 東日本大震災の被災地で飼育されていた豚計524頭を、綾町の畜産農家と都城市の農場が避難先として受け入れている。河野知事が22日に明らかにした。

 県畜産課によると、綾町の農家は、福島県内の知り合いが経営する農場から種豚16頭と肉豚6頭を受け入れている。福島第1原発から20キロ付近にあるため、被ばくを恐れて3月下旬に避難してきた。

 また、こんな話もある。福島県は暫定基準値を下回った市町村の原乳を戸別検査をせず、他の市町村産と混ぜた後の原乳で測定した牛乳を安全だと主張し全国に出荷している。

 福島県の県中浄化センターの汚泥がセメント材として栃木県内などに出荷されていた。福島県郡山市の県中浄化センターの汚泥から高濃度の放射性物質が検出された問題で、汚泥がセメント材として栃木県内などに出荷されていたことが、わかった。汚泥は栃木県佐野市の住友大阪セメントの栃木工場でセメント原料として再利用されていた。

 私ならずとも、本当にこれでよいのか、と思うのではないだろうか。最近は、野菜の話は「とんと」聞かなくなった。そればかりか、学校給食や職員食堂に福島県産の野菜が使用される、という話を聞く。「風評被害」を防ぐためらしい。

 そうだろう、そうだろう。何しろ「国民の安全を守る」はずの農水省が次のようであるのだから、手の打ちようがない。

 東日本大震災及び福島第1原発事故による風評被害を受けている生産者等を応援するため、「食べて応援しよう!」被災地を応援する取組の一環として、農林水産省内の食堂において福島県産の農畜産物を使用したメニューの提供や、売店においては米、牛乳・乳製品等の販売を行う「福島応援フェアー」を開催します。
                 記

     日時 平成23年4月18日(月曜日)~5月13日(金曜日)

     場所 農林水産省(中央合同庁舎第1号館)内
      食堂 第1食堂(本館地下1階)、カフェ・チャオ(本館屋上)
            咲くら、日豊庵(北別館1階)
        和幸(別館地下1階)、おむすび権米衛(別館1階)
        売店 総合売店(本館地下1階)

実施方法 福島県産の米、食肉、野菜、果物を使用したメニューの提供やお米、米粉パン、牛乳・乳製品等を販売し、生産者等を支援する。
注(1) おむすび権米衛は4月26日(火曜日)からの取組となります
  (2) 咲くら、日豊庵(北別館1階)は入館証なしでご利用になれます

 テレビでは、わけの分からぬAC(実態は電力会社と大手企業の連合体)とかが、幅を利かせて申し分のないコマーシャルを流し続けている。国民も、大きく二手に分かれている。

 福島を助けるために、「積極的に福島さんの野菜を食べよう」という人々。もう一方は「汚染されていたり、その可能性のあるものは、政府・東電が買い上げて流通させるべきではない」という人々。

 随分前になるが、厚労省の「野菜の放射能測定」の方法を指示する文書を取り上げた。流水でよく洗って、慎重に測定するように指示している。そんな付帯文書が出れば、基準値以上の放射線の値を出せば、「測定者の責任」(洗い方が悪い) のような感じがする。あれ以降、めっきり基準オーバーの野菜は減った。

 先日のタケノコなどは「洗い方が悪い」と後で注意を受けたのではないか、と他人事ながら思う。

 皆さんは、どちら派なのだろう。もちろん、私は後者 (流通阻止) なのだが、根強い応援派もいらっしゃることは確かである。応援される方も、福島の方(農家)が困っているからで、決して放射能を食べたいからではないはずである。

 総理も農水省も腹をくくって、「放射能の拡散はさせない」と、強いメッセージを出す勇気が欲しい。



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