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九工大の元学長の「励ましの言葉」をどう考える。  冷却システムは全て取り外している、は本当か。

 ここ何日か、国会は何をやっていたのだろう。こんな状態で「内閣総辞職も衆議院の解散」もできっこあるまい。何か突発事項があった場合を考えれば分かろう。ブッシュ大統領のアメリカも任期いっぱいは我慢したのだから、他の政策に関しては、同意せずとも良いが、東北大震災向けの予算と、原発の対策だけを緊急課題として「討議」し、早急に予算と原発への対処法を決定すべきだ、と国民誰しもが思っている。

 総理を選ぶのは、その後にしてもらいたい。こんなことは私が書かなくても、皆さんが書いているので、このくらいにして……

 福島県の郡山市の「タウン誌」に下のような寄稿文が載っている。長崎で被曝をされたそうだが、嘘ではあるまい。運良く、後遺症も無く過ごされてきたのだと思うが、被爆者と共に反対運動に立つ「肥田医師」の言葉とは余りの違いに、驚きというより「空(むな)しさ」を感じる。国立の九工大の元学長の言葉である。

福島県郡山市のタウン誌
  (掲載の都合で縮尺してある。クリックして拡大してお読みください。)

 片や一介の「町医者」の言である。一方は「国立大学の学長」の言葉である。どちらの言い分が「正しい」のか、それは各自で判断されれば良い。低線量被曝については、いろいろな説があるのだから。たった1つ、宮里氏が「被爆者が……」と引用されることには疑問を持つ。自説ならともかく、こう書くことに「ためらい」は無かったのか。

[追記:注] 6月2日付「リュウマの独り言」において、紹介した「九州工業大学学長 宮里達郎」氏の文章は、タウン情報紙「ザ・ウィークリー」の捏造であった、との報道が15日の「毎日新聞」に掲載されていたので、皆さんにお伝えして訂正いたします。記事としてアップする際には、十分注意をしておりますが、今回の宮里氏の件は「ご本人」の物ではなかったとのことです

 郡山市で12万部を発行するタウン情報紙「ザ・ウィークリー」(5月7日号)が、放射線で「頭もよくなった」などと被ばくの“効能”を強調する記事を、実在の大学教授からの寄稿と偽って掲載したことが分かった。名前を使われた長崎大特任教授の宮里達郎氏(69)は「寄稿した事実はない。私が被爆者であることや肩書が勝手に使用されたのではないか」と話し、法的措置を検討している。

 同号には「特別寄稿 福島への手紙1『長崎から』」との見出しで「長崎では被爆者が『原爆投下直後に、どんな野菜でも魚でも平気で食べた。おかげさまで、身体は元気で頭もよくなった。世間では何を騒いでいるのか!』と話しています」「被爆者は長命であるとのデータもあります」などと書かれ、「九州工業大学学長 宮里達郎」との署名がある。

 宮里氏は、同紙の編集者と面識はなく、「学長」も8年前に退任している。宮里氏の知り合いの別の大学教授が郡山市で講演した際、宮里氏との個人的な会話やメールのやり取りを紹介。その後、大学教授が講演メモを編集者に渡したことから宮里氏の名前が使われたとみられる。

 記事は複数のインターネットのブログで取り上げられ、「非科学的」などと宮里氏を批判する書き込みが相次いだ。毎日新聞の取材に対し、情報紙を発行する「企画室コア」の三田公美子社長は宮里氏に謝罪したことを認め、「メモを基に、自分が書いた。福島の人を元気づけようと思い、深くは考えなかった」と話した。【引用終り】


 もう一つ、政治団体「日本維新の会」を設立した民主党の原口一博・衆議院議員が2日、福島原発事故に関する記者会見を行い、福島原発について、8年前の自民党政権の時代に、福島第一原発の安全冷却システムが外されていたという衝撃の事実を発表した。との記事が BLOGOS編集部 に出ていた。  (以下引用)

原口一博氏 :これまで当局の発表は「どんなことがあっても原発は安全です」というものでした。

 原発の冷却システムを作ってきた、佐賀大学元学長の上原先生が指摘しているように、蒸発系の冷却システムがあれば、電源喪失しても蒸気が出ている限り循環するので安全だったんです。なのに、事故が起きている。おかしい、作ったはずの冷却システムはどこにいったんだ!?と、なった。
非常用炉心冷却装置(Emergency Cone Cooling System)
                     (四国電力の資料から転載)
 そこで4月3日、私が東電に直接行って、「冷却系の蒸気系のシステムがどこにあるか?」と聞くと、担当者は「ないんです」と言うんです。ないわけない。作ったんだから。という押し問答の末、原子力安全委員会の議事録を読むと、平成15年の自民党政権の時代に、ECCS(非常用炉心冷却装置)の中の冷却系の蒸発システムが取り外されていたんです。

 なぜ、そんなことをしたんでしょうか。「ベントするから大丈夫」というんです。皆さんご存知のように、ベントは放射能を原子炉から出すことですが、「放射能を出すから、安全冷却システムがいらないんだ」という理屈だったようです。これは全く理解できません。

 安全装置を取り外さなかったら、このような大災害は起きなかったのではないでしょうか。少なくとも福島第一原発の冷却システムは全て取り外していることが分かりました。なぜ原子力安全委員会は「最後の砦」を取ったのか、他の原発はどうなっているのかを今、調査しているところです。   (引用終り)

 Wikiによると、原子炉隔離時冷却系(RCIC系:Reactor Core Isolation Cooling system)は、主蒸気隔離弁が作動され原子炉が隔離・閉鎖された場合に、初期水源は復水貯蔵槽から、その後、最終水源には圧力制御プールからの水を炉心シュラウド外側に注水する。

 所内電源と非常用ディーゼル発電機による電力のすべてが失われた事態を考慮して、炉心の崩壊熱による蒸気を使用したタービンによってポンプは駆動される。常に待機状態に置かれ、非常時には30秒で定格回転速度に達する必要があり、暖機運転がなく湿度の高い蒸気にも対応するなど、厳しい条件での運転が求められるため、特殊なタービンが使用される。
とある。

 当初の専門家の解説にも、それが「稼動」したかのようなものがあったと記憶している。無かったのかよー また、東電の後出しジャンケンになるのか。

原口氏も「与党」の一員であるのだから、しっかり調べて、その後を正確に伝えてもらいたいものである。


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COMMENT - 2

九工大卒  2011, 07. 02 [Sat] 19:35

宮里達郎元学長の記事ですが
この記事は掲載された郡山タウン誌社長のねつ造であることが
発覚しています。
宮里元学長の名誉のためにもブログ記事の訂正を
お願いしたいです。

偽寄稿:被ばく「効能」強調、実在教授名を使う--郡山のタウン紙 /福島
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20110615ddlk07040193000c.html

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リュウマのパパ  2011, 07. 03 [Sun] 23:42

Re: タイトルなし

> 宮里達郎元学長の記事ですが
> この記事は掲載された郡山タウン誌社長のねつ造であることが
> 発覚しています。
> 宮里元学長の名誉のためにもブログ記事の訂正を
> お願いしたいです。

6月19日のブログにおいて次のように訂正しております。
[追記:注] 6月2日付「リュウマの独り言」において、紹介した「九州工業大学学長 宮里達郎」氏の文章は、タウン情報紙「ザ・ウィークリー」の捏造であった、との報道が15日の「毎日新聞」に掲載されていたので、皆さんにお伝えして訂正いたします。記事としてアップする際には、十分注意をしておりますが、今回の宮里氏の件は「ご本人」の物ではなかったとのことです。

 郡山市で12万部を発行するタウン情報紙「ザ・ウィークリー」(5月7日号)が、放射線で「頭もよくなった」などと被ばくの“効能”を強調する記事を、実在の大学教授からの寄稿と偽って掲載したことが分かった。名前を使われた長崎大特任教授の宮里達郎氏(69)は「寄稿した事実はない。私が被爆者であることや肩書が勝手に使用されたのではないか」と話し、法的措置を検討している。

 同号には「特別寄稿 福島への手紙1『長崎から』」との見出しで「長崎では被爆者が『原爆投下直後に、どんな野菜でも魚でも平気で食べた。おかげさまで、身体は元気で頭もよくなった。世間では何を騒いでいるのか!』と話しています」「被爆者は長命であるとのデータもあります」などと書かれ、「九州工業大学学長 宮里達郎」との署名がある。

 宮里氏は、同紙の編集者と面識はなく、「学長」も8年前に退任している。宮里氏の知り合いの別の大学教授が郡山市で講演した際、宮里氏との個人的な会話やメールのやり取りを紹介。その後、大学教授が講演メモを編集者に渡したことから宮里氏の名前が使われたとみられる。

 記事は複数のインターネットのブログで取り上げられ、「非科学的」などと宮里氏を批判する書き込みが相次いだ。毎日新聞の取材に対し、情報紙を発行する「企画室コア」の三田公美子社長は宮里氏に謝罪したことを認め、「メモを基に、自分が書いた。福島の人を元気づけようと思い、深くは考えなかった」と話した。【引用終り】

なお、6月2日ブログも訂正するようにいたします。

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