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福島第一原発の使用済み核燃料棒プールを取り上げても、この程度……問題点も指摘できないマスコミ

 読売新聞が「使用済み燃料プール」の危険性について、少し書いているので紹介する。まぁ、皆さんなら、ほとんどご存知のことで、「何を今さら」というような程度の話である。
                         (2011年6月20日 読売新聞) 引用

 使用済み核燃料は、新燃料にはない、プルトニウムやセシウム、ストロンチウムなどの毒性が強く、半減期が長い放射性物質が含まれ、長期間熱を出し続ける。頑丈な格納容器に覆われた原子炉に対し、使用済み核燃料を長期保管するプールを覆うのはコンクリート建屋の外壁だけで、丸裸に近い。

 福島第一原発では、1~3号機でもプールから白煙が上がるなど遮蔽能力がない分、いったん事故が起きれば、原子炉よりも危険なことが露呈した。

 県内の商業用原発13基のプールには5月末現在、使用済みと、まだ使う予定の燃料計8134体を貯蔵。ポンプで水を循環させて水温を一定に維持しているが、循環が止まれば福島第一原発1号機と同型の原電敦賀1号機のプール(水量約1000トン)は3日で沸騰するという。

 関電、原電は燃料を収納する枠の間隔を詰めて、より多くの燃料を保管できるようにプールを改造する「リラッキング」を既に実施済み。

 だが、使用済み核燃料を再処理する日本原燃の再処理工場(青森県六ヶ所村)は試運転でトラブルが続出、来年10月予定の操業開始が、さらに福島の事故で遅れる可能性が出ている。

 県外での立地を検討している中間貯蔵施設も、関電原子力事業本部の広報担当者は「福島原発事故で新規立地は一層難しくなった」と嘆く。
 
「プール内の使用済み核燃料は、福島のような事態を想定すると安全上は少ない方がいい。電力供給の一定割合を原子力に依存する以上、使用済み燃料の“行き先”など後処理の問題をもっと真剣に考えるべきだ」と指摘する。
                                 一部改変(引用終り)
 何ら目新しいことはない、これのどこにニュース性があるのやら、私には分からないが、少し関心のある「ブロガー」が書くと、次のようにその問題点と解決への道を示してくるのである。新聞記者も「もう少し」勉強したほうが良い。

                              日は又昇る さんより引用

ご存じない方が多いと思いましたのでお知らせしておきます。他の原発に当てはまるかどうか知りませんが、少なくとも福島第一原発の使用済み核燃料棒プールにはバックアップ冷却システムはありません。
 おまけにバックアップの発電機もありません。

つまり地震が起きようと起きまいと、津波が来ても来なくても、ただ停電になれば、あるいは原発が止まって電源がなくなっただけで今ある大惨事は又起きるという事です。

消防隊のみなさん、東電職員の方々、自衛隊の方、及び志願されてこられた方々の英雄的な努力にて一時期は大惨事を免れましたが再び問題が発生したようです。悪い方に行かなければ良いのですが。

下記のサイトで読みましたが開いた口が塞がらないという感じでした。あきれました。原子炉には三つの冷却バックアップシステムと二つのバックアップ発電機があるのに、同じかそれ以上に危険度の高い使用済み核燃料棒用には冷却バックアップシステムが全くないのです。

今まで事故が起きなかったのはただただ運が良かっただけで、技術とか安全性が特別だったわけではないようです。

(以下は英文と日本語訳が交互に載っているので、学生時代に戻った気持ちでどうぞ --笑-- )
【問】次の英文を日本語に直しなさい 

But spent fuel rod pools are actually highly radioactive, very unstable, extremely dangerous and, compared with reactors, not well supported, contained or looked over.

使用済み核燃料棒プールは実際には高い放射性を持ち、非常に不安定で、物凄く危険なものです。 その上原子炉と比べてみるとあまり気にかけられず、補助も良くされず制御もうまくされていません。

The spent rods give off considerable amounts of “decay heat” and thus must be submerged in constantly circulating water.

使用済み核燃料棒は非常に多くの崩壊熱を発していますから常時循環されている冷却水に沈めておく必要があります。

Expose them to air for a day or two, and they begin to combust, giving off large amounts of radioactive cesium-137, a very toxic, long-lasting, aggressively penetrating radioactive element with a half-life of thirty years.

大気中に1~2日放置しておくと燃焼を始め、多大の量のセシウム137(半減期30年の放射性物質)を放出します。 

If the spent rods start to burn, huge amounts of radioactive material would be released into the atmosphere and would disperse across the Northern Hemisphere.

もし使用済み核燃料棒が燃え始めると物凄い量の放射性物質が大気中に放出され北半球全域に分散されて行くでしょう。

Spent fuel pools at Fukushima are not equipped with backup water-circulation systems or backup generators for the water-circulation system they do have.

福島の使用済み核燃料棒プールにはバックアップ用の冷却用水循環システム、及び現存の循環システム用の発電機はありません。


At Fukushima each reactor has between 60 and 83 tons of spent fuel rods stored next to them. Vermont Yankee has a staggering 690 tons of spent fuel rods on site.

福島の一つ一つの原子炉には60~83トンの使用済み核燃料棒が原子炉のすぐ横に保管されています。 バーモント・ヤンキー原子力発電所には690トンものおびただしい量の使用済み核燃料棒が発電所内にあります。

Short of closing plants, there is a fairly reliable solution to the problem of spent fuel rods. It is called “dry cask storage.”

発電所を閉鎖する事以外にも信頼の置ける使用済み核燃料棒問題を解決する方法があります。 ドライ・キャスク・ストーレェイジ(乾燥箱型容器)と呼ばれているものです。

Germany adopted it twenty-five years ago. Instead of storing huge amounts of spent fuel in pools with only roofs over them, small amounts of spent fuel rods are surrounded with inert gas inside large steel casks. These casks are quite stable and secure.

ドイツは25年前から採用しています。 多量の使用済み核燃料棒をプールの中に入れているのではなく、少量の使用済み核燃料棒を不活性ガスを充満させた鋼鉄製のキャスクに入れます。 これらのキャスクは非常に安定性があり安全です。

But there is a problem with dry cask storage: it costs money.

しかし、ドライ・キャスク・ストーレェイジには一つの問題があります、金がかかる事です。                                 (引用終り)

ドライキャスク保管施設

 原因は「分かりましたね」。It costs money.  「安物買いの銭失い」というか、「タダほど高いものはない」というか、今度ばかりは『多額の損害賠償』をせねばならないようです。

 アッ、「国民に負担させたら良い」………


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