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7割進んだはウソ。八ツ場(やんば)ダムの真実を探る。

 
 八ツ場(やんば)ダムについて、ご意見をいただいた。建設的な意見で、たぶん多くの人々も「そう感じておられる」だろうと思う。

 以下は 在日民主党氏からのコメントである。

 群馬県知事 「地元住民や関係市町村、一都五県の意見を聞くことなく建設中止したことは言語道断で極めて遺憾。」
 埼玉県知事 「民主党の公約そのものがルールを無視したもの。」
 東京都知事 「基本的に建設反対に反対。7割もできているプロジェクトをやめる意味は、理解できない。」

 立地予定の群馬県を除く周辺の1都4県の知事は、中止の際には支出済みの負担金約1500億円の返還を求めることで一致した。
 治水の必要性は、河川の流域に住んでおらず、浸水被害を経験したことのない鳩山由紀夫には実感はないはず。
 後始末をどうするのか、例えば、既にできている高さ約100mの巨大な複数の橋脚は、撤去するのか放置するのか民主党は具体策を示さなければならない。


 私は意外と「国家」への猜疑心が強いというか、彼らの言うことを余り信用していない。我々に任せておけば良い。とやかく言うな、という姿勢が強い。

 そして、出てくる情報が少ないか、故意に隠している場合が多い。バカな国民でも意外と面白い意見があるかもしれないというのに。
 民主党も政権をとったら「そうなる」かもしれない。ただし、岡田幹事長だけは「顔に出てしまって」上手くいかないような気がするが。この人だけは、言ったことがそのままではないか、と個人的に期待している。

 問題は八ツ場(やんば)ダムの時に出てくるあの高い橋脚である。諫早干拓の時のギロチンのような仕切り板と同じである。私もこれをどうするか、大変なものを完成させているなあと思う。 

 では、八ツ場(やんば)ダムとはどんなものか。

 利根川流域の洪水対策と首都圏の水資源確保を目的に群馬県長野原町の利根川水系・吾妻川に国が建設を進める直轄ダム。1952年の計画発表後、地元住民による建設反対運動が続いたが、2001年策定の補償基準に従い、既に代替地への住民移転が進んでいる。

 2004年(平成16年)、八ッ場ダム事業は2度目の計画変更を行い事業費が2100億円から4600億円に上昇。事業反対派は建設事業費に基金事業費、起債の利息も含めると総額8800億円になるという試算を示し文字通り日本のダムの歴史上最も高額なダム計画となったとしている。

 現在、道路や鉄道の付け替えなど事業の7割が完了。地元首長のほか、受益者として事業費を負担している埼玉県や東京都など1都5県の知事らが早期完成を求めているが、民主党は治水・利水両面で効果が小さいとして建設中止を公約している。


 以上がおよそマスコミで報じられている八ッ場ダムの概要ではないだろうか。

 それに対して次のような反対意見もある。

 7割というのは、八ッ場ダム建設事業の事業費4600億円のうち、7割が平成20年度までに使われた金額ということであって、工事の進捗率とは全く別物である。

 本体工事は未着手(0%)である。
 関連事業のうち、規模が大きいものは付替国道(6%)、付替県道(2%)、付替鉄道(75%)、代替地造成(10%)であるが、平成20年度末の完成部分の割合はそれぞれ( )内の数値であり、まだまだ多くの工事が残されている。付替鉄道は75%まで行っているとはいえ、新・川原湯温泉駅付近は用地未買収のところがあって、工事の大半はこれからであるから、完成までの道のりは遠い。


 グラフのほうが分かりやすいので、下に進捗状況のグラフを入れておく。
 

八場ダム進行状況



 少しでも政治に関心のある人なら、今までの公共事業、特に「空港」を見ていて、予算の3倍、4倍の事業費が完成までにかかっていることを知っている。このダムも、当初2100億円でスタートしたものがもう、9000億円になろうとしている。
 本体工事がまだ進んでいないとなると、完成の暁にはいったいいくらになるのか。心配しても当然であろう。予算がどんどん膨らんでも、誰も責任をとらない。この仕組みが反対派の不信感の源にある。

 群馬県は総理を3人輩出している。そこでの大型公共事業である。

 本当に必要かどうか。「空港の需要予測」のような操作された数値からは「誤った判断」しか生まれてこない。今、全国でいくつの空港が「閉鎖」を考えなくてはならない状況か、地元の産業のためや小さな利便性に重点を置く人々の意見を別にすると、とてつもない無駄遣いであったことは明白である。

 山口県の国道2号線、それにつながる九州の国道3号線を走ってみると良く分かる。山口市周辺(そこしか走ったことがないので)では、これが一般国道か、と思えるほど立派である。道路両方からの水銀灯やナトリウムランプ、中央分離帯、さすが総理3人を輩出した土地だけある。走り続けて九州に入り、国道3号線となると、普通の地方都市の国道となる。これを宮崎鹿児島へ行く国道10号線に行くと、県道レベルになる。

 中止という「結論ありき」で議論するのはともかく、正しい資料や、今後の予算、完成させた場合の管理、維持費、貯水までの環境への影響、貯水時の災害の危険性、そういった総合判断が必要であろう。

 中止も一つの重要な選択肢だと思う。もちろん住民対策は必要だが。
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Tag:八ツ場ダム 7割進んだ

COMMENT - 2

ゼロちっくな佐藤伸彦  2009, 09. 22 [Tue] 14:34

責任の所在

そもそも今回のダム中止最大の被害者は
地元住民ではなく、我々国民であるということ。
我々の血税が、無駄に使われコンクリートの塊になってることを憂慮すべきだ。
元々、国交省の役人、ゼネコン、町役場、政治家、族議員らが、自分達の利権だけを考え、身勝手に無計画に税金を湯水のごとく使ったことが問題である。
責任者、計画者、実行者すべての氏名を公表し、その責任の所在をはっきりさせ、その者達の資産凍結、没収を要求する。

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kazu  2009, 09. 23 [Wed] 08:12

住民がかわいそう・・・的な報道が目につきますが!

ゼロちっくな佐藤伸彦さんが書かれている通り、同様の問題が全国に山積している日本で、その減資は多くの国民の税金が投入されています。このまま進めば「国家破産」も現実性が高い日本という現実を見て、多くの方が目覚める必要を感じます。
八ツ場ダムも本体完成までには、まだ相当の時間とお金が必要になることは必至でしょうから、血税の投入は一旦止めることが必要だと思います。
住民への保証などは必要でしょうが、全国各地にある同様の問題であまりにも「声が大きな個人」が優遇されすぎているのではないでしょうか?納税者の大多数が住む都市部では様々な不自由な環境の中で暮らす国民がいることも事実です。
その貴重な税金を本当に生かす政府の実現が望まれます。

土地は本質的には国民のモノでしょう?
お金で所有権は獲得できますが・・・・
政治に翻弄されたかわいそうな住民という構図は、
このあたりでちゃんと見直した方がいいですね。
結局は選挙を通じて「選択」を行ったのは住民ですから。

この問題を新政府と住民という関係だけで報道するマスコミに幻惑されないように冷静に見て行きたいと思います。

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