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ガンダーセン氏 7月19日の日本への忠告  稲ワラ問題の本質は距離ではないのか。

 EX-SKF-JPさんが7月19日付のアーニー・ガンダーセン氏のビデオを全訳つきで、紹介している。
                         詳しくはクリックEX-SKF-JP

Ex Japanese Nuclear Regulator Blames Radioactive Animal Feed on "Black Rain" from Fairewinds Associates on Vimeo.



 悲しいかな、ホイホイ意味が分かるほどの英語力はなく--スピードラーニングが必要かな?--こうしていただけることはありがたい。その内容を以下に抜粋引用しておく。

 こんにちは。フェアウィンズのアーニー・ガンダーセンです。今日は7月19日火曜日です。今日お話したいのは、まず福島第一原発の原子炉の現状についてと、もっと重要な問題ですが放射性物質が福島だけでなく日本中で検出されている件について、そして日本で「黒い雨」と呼ばれ始めているものについてです。

 福島からの放射性物質のほとんどは3月と4月に放出されました。現時点では、一日あたりの放出量は3月や4月よりもはるかに少なくなっています。福島からの放射性物質の約90~95%は事故後最初の6週間で放出されました。今も放出は続いているとはいえ、日々の放出量で見たら当初とは比べ物になりません。

 放射性物質の多くは汚染された地下水と現場の汚水となり、当分のあいだはそれを除去する手立てがありません。それどころか日本政府は、格納容器の底に落ちた炉心を取り出す作業に「着手する」までにあと10年かかると発表しています。今はまだ炉心を取り出す技術が存在しないのです

 この作業は、フライパンの底にこびりついた卵を剥がすようなものです。加熱時間が長ければ、剥がすのはそれだけ難しくなります。私たちが直面しているのはそういう状況です。また、それと並行して膨大な量の放射能汚染水の処理も進めなければなりませんが、これには10年か、場合によっては20年かかるかもしれません。

 私がそれ以上に心配しているのは、最近になって原発以外の地域から聞こえてくる情報です。私の友人で、チェルノブイリでも仕事をした生物学者数名が、調査のために日本に行きました。今週私に電話をかけてきて「状況は本当に本当に深刻だ」と話しました。彼らは筋金入りの科学者にもかかわらず、福島の状況は彼らの予想をはるかに超えるひどさだと言うのです。

 その言葉を裏づける証拠も得られてきています。最初はシイタケです。原発から50~60kmくらい離れた地域で、日本の基準値を大きく超える放射性物質が検出されました。興味深いのは、そのシイタケが「屋内で」栽培されていたということです。なぜ屋内で栽培されたシイタケから基準値を超える放射性物質が検出されるのでしょうか。

 2つ目の証拠は、福島県各地と福島県外で汚染牛が見つかっていることです。最初は8頭の牛に汚染が確認されたと伝えられ、やがてそれが40頭になり、130頭以上になりました。この数は時間とともに間違いなく増えると思います。[1400頭以上です。]この問題でいくつか注目したいのは、まず汚染牛が原発から50~60kmくらい離れたところで見つかっていること。そして検出されたセシウムの量が、これまでに定められた食品のいかなる基準をもはるかに上回る高レベルだったことです。

 ですがもっと重要な問題は、牛はどこで放射性物質を取り込んだのかという点です。70km以上離れた農家が稲を刈ってできたわらを、福島県内の農家に出荷していたのです。その稲わらは、1kg当たりの崩壊数が毎秒50万個(つまり50万ベクレル)でした。これはセシウムですので半減期は30年です。つまり、今から30年たってもまだ25万ベクレルの放射能があるということです

 米国原子力規制委員会(NRC)が当初、原発から半径80km圏内のアメリカ市民を避難させるべきだと提言したのを覚えているでしょうか。どうやらNRCは正しかったようです

 今日最後にお話したいのは、その80km圏外で何が起きているかです。汚染された稲わらが見つかったことからもすでに明らかなように、80km圏外であってもチェルノブイリ並みに汚染されている地域が存在します。たとえば東京[首都圏]はどうでしょうか。私は東京についても心配しています。ひとつには、東京の汚水処理施設で放射性物質に汚染された汚泥が見つかっているからです。

 そしてもうひとつ、ある日本人の方が私宛てに検査報告書を送ってくれました。東京[首都圏]の公園近くの道で採取した土を、この方が直接研究所に持ち込み、自分でお金を払ってデータ分析を依頼したのです。これがその報告書です。東京の公園近くの土から、キロ当たり約53,000ベクレルの放射能が検出されています。この方は非常に心配になったので、市長を訪ねました。ところが市長の返事は「私は心配していない」というものでした。

 やはり東京の近くにある国立がん研究センターの病院からです。これは病院のウェブサイトに事故の数日後から掲載されているデータです。この報告書を見ると、事故から9日後の3月24日に計測された屋外の背景放射線量が、屋内の背景放射線量の30倍に達しています[表を見ると実際は約36.6倍]。ホットパーティクル(高放射能粒子)が土に降り、それによって線量が高まったため、測定器が検知して屋内の30倍という数値を記録したのです。

 もうひとつレポートをご紹介します。私は毎日、日本の著名な物理学者であるグレン佐治博士[おそらく、佐治悦郎さんと思われる]からメールをもらいます。佐治博士はかつて原子力安全委員会の事務局を務めていました。彼は2日前のメールでこう書いています。汚染された稲わらが見つかった件についてです。

「汚染の原因は、事故後一週間の間に放射能の雲が通過したときに稲わらを屋外で保管していたためであり、とくに『黒い雨』のせいであると考えます」

 日本人は臨機応変な国民です。そのことは、日曜日のワールドカップサッカーの勝利からもわかります。しかし、日本人は自分たちが直面している問題の大きさに気づく必要があります。そうでなければ適切に対処することはできません。情報を制限するのではなく、放射性物質を制限することが重要です。
                                     (引用終り)
 1号機と3号機の爆発の違いでアーニー・ガンダーセン博士を紹介したのは、随分前である。当初は「デマだ」「ほら吹きだ」だの、博士ではないなど、随分言われたものだが、結果的に「その主張」の大半が、後に事実であることが証明された。今では、多数のブログでその言動が注目を集めている。

 この日本語訳を読んで、ようやく分かった。
 『何が、ですって?』

 私がここ数日「なぜ、稲ワラと牛肉をこんなに騒ぐのか。」そして、こうもすばやく、全量買取を決めたのか、ということである。

 今現在、日本政府は「避難地域の解除」さえ、模索している。そのときにガンダーセン氏の言うような距離の稲ワラが汚染されていたとすると、強制退去地域の拡大さえ考えねばなるまい。皆が「その点に注目」しないうちに事を収めなくてはならないのではないか。

 声が聞こえそうである。「リュウマのパパさん、そんなことしたら後でがん患者が増え、補償が大変なのでは?」…… ところが、これは余り強く言っていないが、「低線量被曝・内部被曝」での発ガン率は、皆さんが恐れるよりも低い。何とでも「言い訳」出来る範囲に収まる。

 裁判に持ち込んでも「勝訴」する可能性は低い。--これが、私が調べた範囲の実感である。-- だから、当初の政府見通しどおりの「原発事故」で済ませるためには、稲ワラ事件は困ったものであったのだろう。「全量買い取り」が決定した裏にはそんなことがあるのではないか。

 裏事情はともかく、福島県民や周辺の人々は「十分」注意して生活したほうが良い。原発によって、「生活」も「信用」も失ったのだ。これをなくすことに、もう躊躇してはいけない。

 放射能汚染だけではない。今後、30年とも100年とも言われる廃炉までの処理、使用済み燃料と放射性廃棄物の保管と処理などは、1万年とも10万年とも言われる。

 誰が責任をもてるのか。考えるまでもない。

 最も発言力のある「福島県の皆さん」を中心に、国と経済界に「廃止」の実現を認めさせよう。


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COMMENT - 2

匿名  2011, 07. 23 [Sat] 14:10

6月末時点で完全な放射能分布マップになっていなかった。

栗駒高原の放射線測定。6月20日頃まで、だれも
しなかったのはなぜだ。観光地や温泉もあるのにね。

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受け付けない  2011, 07. 26 [Tue] 12:21

アーニー・ガンダーセンは4号機建屋再倒壊リスクに言及し、警鐘を鳴らしています。補強工事完了後の耐震強度でさえ全く不十分、との指摘が関係者からも出ております。

震度5強以上の地震に再度見舞われ、5階が崩落しプールの燃料棒1500本が剥き出しで散乱した場合、どのような結果が想定されますか?

我々が備えを考える場合、優先順位をどのようにしたら宜しいでしょうか?

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