スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

まず、北海道泊原発が再稼動に……  福島では汚染が高すぎて計器すら入れられない場所があるというのに

 とうとう、北海道の泊原発が動いてしまう。従前から主張していたように「原発の安全性」を主体に考えていくと、相手の思う壺になると言ってきたが、その通りになってきた。
                                 (時事通信 引用)
 北海道議会は15日、定期検査中の北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)の営業運転再開の是非を審議するため、産炭地域振興・エネルギー問題調査特別委員会を16日午後に開くことを決めた。高橋はるみ知事も出席する。道は特別委での各会派の意見を踏まえ、16日中に海江田万里経済産業相に容認の意向を伝える見通しで、早ければ同日中に営業運転が再開される。

 経産相は10日夜、泊3号機の再開に必要な検査終了証は地元の判断を待って交付する方針を表明。知事は11日以降、地元4町村や議会の意見集約を進めてきた。地元4町村は容認する方針を固めている。    (引用終り)

 週刊朝日で「こんな」報道がなされているのにである。「ケイザイガー」族の思うようになっている。恐る恐る他の原発も「稼動」に踏み切るであろう。安全を中心の論議をすれば、必ずこうなる。だから、後の処理を中心の議論になるように、「反原発」の運動に関係する皆さんは、細心の注意を払わなくてはならない。

                     週刊朝日 2011年08月19日号 より引用 

毎時10シーベルト──直接浴びれば100%死に至る高線量が測定された。これは何を意味しているのか。これまで本誌は福島第一原発「最高幹部」の一人による独占告白を掲載してきた。今回の異常事態を受け、改めていま現場で起きている「真実」を聞いた。(本誌取材班) --部分引用--  

 フクイチ(福島第一原発)で「毎時10シーベルト」が測定されたと大きく報じられていますが、現場としては「やはりな」という言葉しか出てきません。正直、「10」くらいは、いつか出るだろうと思っていた。 

 テレビ映像などでは、なかなか感覚がつかめないと思いますが、原発の敷地内、そして建屋内はかなりの広さがあります。正直、すべての場所で細かく線量を計測するのは難しい。

 原子炉建屋の地下には汚染水が大量にあります。皮肉なことに、水は放射能を遮断する効果があるので、この汚染水のおかげで建屋内ではある程度、放射線量が抑えられているところもある。それも、日々の状況によって線量は変わってきます。実は、原発内にはそんな場所がたくさんあります。

 これだけの高線量が検出された理由について、東電原子力・立地本部の松本純一本部長代理は、「事故直後にベントした際に、原子炉内で溶けた燃料から出た放射性物質が配管内を通り、配管の内部に付着した可能性がある」と説明している。

 私自身、本社の発表のとおり、今回の高濃度は「ベント」が原因だったと思ってはいますが、正直、そうだと言い切れないところもある。

 以前(本誌7月22日号~8月5日号)も申し上げましたが、1号機の爆発で、原子炉から核燃料それ自体が外部に飛び散った可能性も、まったく否定することはできない状況ですからね。燃料棒がいまどんな状況なのか、メルトダウン、さらにはメルトスルー(原子炉貫通)しているのか、飛び散っているのか、地中まで溶け落ちているのか、確認ができていない現状では、何とも言いようがない。想定外も考えられます。

 いずれにしても、1号機でベントをしたのは、震災・津波の翌3月12日のこと。あれから4カ月以上、150日近くたって、まだ「10シーベルト」の高い放射線量が残留していた。ということは、大気中にもこちらが想定しているより、かなりのモノが放出されていることになる。

 なにしろ、今回の「10シーベルト」も「5シーベルト」も正確な数値ではなく、計器の針が振り切れて測定不能になった、つまり、それ以上の数値が出ているわけですから。

 爆発のため、建屋のあちこちの空調の配管も傷んでいます。1号機建屋内の「5シーベルト」は、そこから漏れている可能性もあります。きちんと測れば、「5」や「10」くらいの場所は、まだいくらでもありますよ。 

 実際、個々の瓦礫や配管、敷地内の土壌などを細かく調べたら、とんでもない数値になるかもしれない。現実問題として、すでに線量が高すぎることが予想され、計測機を入れることができない場所もあります。   (引用終り)

 測定器の針が振り切れ、実際「いくら」であるか分からない放射能源。燃料棒も「吹っ飛んだのかどうか」分からないらしい。5月4日に3号機の燃料棒が福島原発から離れた場所に飛散している、という情報を伝えて3ヶ月。ようやく、そういう事態を認めつつある。次から次に「追認」されるのは恐ろしい。

 
  原発の2,3マイル先に燃料棒破片があるとガンダーセン氏は語った
                            (毎日新聞 引用)
 東京電力福島第1原発事故で、3月12日に起きた1号機の水素爆発について、政府の「事故調査・検証委員会」(畑村洋太郎委員長)の聴取に対し、東電側が爆発前に予測できていなかったと証言していることが分かった。長時間の全電源喪失時に格納容器を守るため実施するベント(排気)のマニュアル(手順書)がなかったことも判明。このため、作業に手間取るなど、初期対応で混乱した様子が浮かび上がった。

 関係者によると、事故調に対し、東電側は原子炉や格納容器の状態に気を取られ、水素が原子炉建屋内に充満して爆発する危険性を考えなかったという趣旨の発言をし、「爆発前に予測できた人はいなかった」などと説明しているという。

 一方、1号機の炉心を冷却するための非常用復水器(IC)が一時運転を中断していたものの、吉田所長ら幹部がそのことを把握せず、ICが稼働しているという前提で対策が検討されていたことも判明。事故調の聴取に吉田所長は「重要な情報を把握できず大きな失敗だった」などと話しているという。 (引用終り)

 原子力発電所の建屋の最上階の壁は、下と比べると極端に薄い。なぜか?水素爆発の際に、最上階の壁や天井が吹き飛ぶことによって、他への被害を減らす設計になっている。それなのに、誰も水素爆発を予想しなかった。本当かいな。ベントの手順書がない、非常用覆水機の運転停止を知らなかったなど、今さら言われてもですね。 

 内閣が変わるそうな。新内閣で、一体、どこに本当の責任があるのか、調べたらよい。

 といっても、また、自分の地位にばかり眼が行って、前政権の検証など出来ないかもしれないが…… 
政権交代後の「後退」を思い出します。さて河北新報によると

 福島第1原発事故で大きな打撃を受けたイメージを一新し、全国に農林水産物の安全性をアピールしようと、福島県は17日、「ふくしま新発売。」プロジェクトをスタートさせた。

 「ふくしま新発売。」には、県全体が新たな未来に向かって歩みだす意味を込めた。専用のホームページを開設し、県産農林水産物のモニタリング結果などを公開するほか、首都圏での販売イベントや福島への収穫ツアーなども実施する

 佐藤雄平知事やプロジェクトサポーターの女優三田佳子さんらが、都内で記者会見して発表した。佐藤知事は「放射能という目に見えない恐怖から、風評被害が深刻。生産者の思いを消費者に伝え、新たな信頼関係を構築していく」と述べた。 (引用終り)なのだそうだ。

 福島のアンテナショップに長蛇の列はどうなったのだろうか。農水省の福島県応援フェアーはどうなったのだろうか。福島を応援するために「福島産野菜を食べる」といきまいていらっした人々はどこに消えたのだろうか。

 まだ「佐藤知事」は、風評被害と思っている。何度も言うように「信用崩壊」したのである。アメリカ産牛肉のとき、中国産餃子のときと同様、「狂牛病の有無」「毒の有無」など関係なく、例え安全でも「しばらくは控えよう」ということなのだ。
 
 いかにデーターを出しても思うようにいくまい。元の信用を得るためには、その信用を生み出したと同じ程度の時間が必要であろう。だから、あのときに世論をバックに『補償を求める』行動をとるべきだったのである。だが、しなかった。

 我々に何が出来るだろう。「はい、そうですか」と福島県産の野菜を、あなたはモリモリたべるだろうか。なかなかそうはいくまい。信頼を取り戻すまでには、長い苦しい道のりが続くだろう。始めの方針を良く考えないと、その痛手はなかなか拭い去れない。


スポンサーサイト

COMMENT - 0

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。