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貧困からの報告書  これが現実である!!!!

 いくら電話をかけても「話中」である。おかしい。ふと気づいた。

 この電話は「切られている」のではないか。電話代はまだ払っていない。

 電気もガスも、2ヵ月後の最終期日を過ぎると「スパッ」と切ってくる。払えない人が増えているのだと感じる。そう言えば、電気を切られロウソクで生活していた老人の家が火事になったというニュースがあったナァ。

 このブログを読まれている方の中に「貧困層」はいるだろうか。居まいなあ。私も少なくとも2年前までは縁遠い存在だった。

 ところで問題は「電話代」である。たかが2500円。それが問題なのだから悲しい。2~3万は何と言うことはない金額だったのに。

 今年の春、息子の大学の授業料の相談で「社会福祉協議会」なるところへ行った。まず、市役所の教育委員会に相談に行ったが、こちらへ行ってダメだったら来てください、とのことであったから。

 授業料の借り入れができないかを相談したところ、「その年収では少なすぎて無理です。」との返事であった。耳を疑った。「多すぎて」なら分かる。「少なすぎて」は社会福祉にはならないのではないか。

 しかし、これが現実である。これが現実なのである。

 そこで提示された条件は、しっかりした保証人を立てなさい、とのことであった。私はこっそり尋ねた。「他の方は保証人を立てられるのですか。」

 担当者は答えた。「なかなか立てられません。」これが現実なのである。

 確かに「それらしき制度」はあるが使えない。これもまた現実なのだ。国立大学の授業料は現在では50万を超える。その保証人を貧しい人が立てられるのか。

 幸い私の場合は2~3年前まで、自営業でそれなりにやっていたので何とかなったが、派遣やアルバイトで食いつないでいたら、とてもできる相談ではない。

 貧困からの脱出は、これ1つとってみても「なってみないと分からない」問題が山のようにある。現在時間給ではあるが、知人の紹介で何とか職を得ているが、それとて生活するにはとても満足のいく給与にはならない。

 職を決めても、最初の当たり前の給与を得るまでに2ヶ月かかる。面接の翌日から働けるとは限らない。相手方の給料の締め、支払日の関係から2ヶ月はかかるのである。頭の中だけで考えると1ヶ月だと思ってしまうであろうが、現実は2ヶ月かかるのだ。この2ヶ月が大問題なのである。

 格差大国アメリカの実情を堤未果著「貧困大国 アメリカ」から抜粋で下に引用する。

米国では2005年時点で国民の12%が飢餓状態を経験している。貧困層は低賃金で不安定な雇用につきながら、無料給食プログラムのフードスタンプで食いつなぐ。高額の医療費も彼らを苦しめる。

 たとえばニューヨークで盲腸で1日入院すると243万円も医療費がかかるという事実に驚かされる。
 
 貧困の顔が見える取材ルポからは、この国ではお金がないと生き残るだけで大変な悲惨な国であることが見えてくる。

 若者達は大卒の学位を得て貧困から脱したいと願うが、軍はそうした高校生を奨学金や医療保険を餌にリクルーティングして戦争へ派遣する。
 巨大な民間軍需産業は貧困層を戦地へ「派遣のお仕事」に送ることで莫大な利益を得ている。

 貧困層搾取で吸い上げられたマネーは一層の格差拡大につながる体制の強化につながっていく。
 

 貧困層の割合が一定以上になれば「社会は不安定」になっていく。
 貧困層の若者の間で「戦争待望論」が広まっていると聞く。何か守る物がある、何か土台となるものがあって初めて「愛国心も郷土愛も隣人愛も」生まれるのである。
 何もない者にとっては、日本すらも必要ない。若い世代が夢をもてるよう、今の仕組みを少し変えるベきではないだろうか。

 ところで、私も大問題である。ここからの脱出をどうやれるのか、このまま沈んでしまうのか。
 現地報告を今後もするつもりである。


 湯浅誠氏の貧困問題のブログへのリンクです。関心のある方はぜひポチッと押してみてください。→貧困からの脱出


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