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東電の出した「黒塗り報告書」の影に「経済産業省」がいる。  官僚のやっていることは正しいのか。

 9月3日(土) 「しんぶん赤旗」が次のような記事を載せていた。

 衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会の理事会が2日に開かれ、東京電力が作成した福島第1原発事故時の運転操作手順書が提出されました。しかし手順書は、ほとんどが黒塗りされているなど、事故原因の解明にはほど遠いもの。理事会は、津波後の対応を含む過酷事故対策の手順書を改めて提出するよう求めました。

 日本共産党の吉井英勝衆院議員によると、提出された手順書は見開き12ページ。全200行以上あるうち、原子炉の緊急停止後の炉内の圧力調整の際の当直長や操作員の手順など、13行だけしか読めず、他の部分はすべて黒塗りの状態です。東電は、知的財産が含まれているなどとして非公開としています。

 一方、手順書は、津波到来後の全交流電源喪失による過酷事故への対応は含んでいませんでした。同日の理事会で東電の担当者は、津波後の対応の手順書が存在すると認めました。同委員会の川内博史委員長(民主党)は、津波後を含む過酷事故対策の手順書を、改めて7日の理事会に提出するよう求めました

第1原発の「事故時運転操作手順書」のコピー

                    2011/09/07 19:52 【共同通信】 
 東京電力が福島第1原発の「事故時運転操作手順書」のほとんどを真っ黒に塗りつぶし、衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会(川内博史委員長)に提出していたことが7日、分かった。

 同委員会が「事故原因の徹底的検証に必要」と提出を要求していた。東電は知的財産や核物質防護上の問題があるとして第三者に公開しないように求めていたが、川内委員長は「中身がないので隠す意味がない。(東電は)求めたものを誠実に出してこなかった」として公開した。

 手順書は12ページ。9ページ分は全て塗りつぶされ、読み取れるのは全部足しても十数行。 (引用終り)

 「赤旗」の言う7日に再提出されたものがこれなのか、提出がなかったのか分からぬが、ページ数や読める行数は同じになっている。この共同通信の記事で、「この件」を取り上げているブログが散見される。

 東電の「体質批判」は当然沸き起こるが、TBSニュースで東電は次のように答えている。

 「 (Q.墨塗りにして提出したことについて) 核物質防護上の観点による配慮ですとか、知的財産によります配慮等がございますので、一部黒塗りというかたちで提出をさせていただきました」(東京電力の会見)

 この考えを東電が「自ら」持って、実行したのなら、世に言われているように「潰してしまえ」ですむ。 (まあ、新法でつぶせないようにしてしまっているので、それは出来まいが…… ) しかし、次のような通達が「東電」に行っているとなると、皆さんはどう考えるのだろう?

                経済産業省 

                           平成23・09・05原院第6号 
                           平 成 2 3 年 9 月 6 日

    東京電力株式会社
      取締役社長 西澤 俊夫 殿
 
            経済産業省原子力安全・保安院長 深野 弘行
                   NISA-134d-11-3


     東京電力株式会社福島大一元視力発電所の事故原因の検証に必要
     な資料の提出について (要請)




 平成23年9月2日、衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員長 川
 内 博史から経済産業大臣 海江田 万里に対し、「書類提出要求について」
 (平成23年9月2日付け衆科委177閉第1号)をもって、東京電力株式会社
 福島第一原子力発電所の事故原因の検証に必要な資料を、衆議院科学技
 術・イノベーション推進特別委員会理事会へ提出するよう要求がありました。

  つきましては、貴社に対し、同要求に基づき、当該資料を原子力安全・保安
 院に対して本日中に提出することを要請します。

  なお、当該資料の提出に当たっては、核物質防護上の観点について十分に
 考慮されたい


                   (全文引用 原文は→東電への通達(原文) )

 これでは、「黒塗り」して提出せよと言わんばかりではないか。国民には「資料公開」と思わせて、実際は「隠蔽」を指示しているようなものだ。日本の官僚は「世界でもっとも優秀」という意味が分かるような気がする。こういう意味で優秀なのだろう。正直「腐りきっている」と思える。

 この件と非常に良く似た事件を何ヶ月か前にアップした。ほうれん草が汚染されて、世間が騒いだ時である。

 いろいろな野菜の検査と「その汚染度」を公表する、としておいて、同時に厚労省から各検査機関に「検査手順」が通達された。よく洗ってから検査せよ、特に根元などの重なった部分は注意して……などと書かれていた。

 その後、汚染野菜はほとんどでない。通達の成果であろう。それと同時にマスコミでは、偉い先生が出て「洗えば、汚染度合いは半分になります」などと、解説していたものだ。今でも、この話を信じている主婦がいるのではないか?

 核物質防護とは「盗まれてテロなどに使用されるのを防ぐ」事のようだが、なるほど「燃料棒が粉々になって飛散した」などとは、口が裂けてもいえぬのか。

 近くの『田んぼ』に行けば、プルトニュウムが拾えることになるんだものな。

 官僚は何十年も「その職」にある。2~3ヶ月でころころ変わる大臣など、物の数ではあるまい。この高級官僚と呼ばれる人々が、国民のために働かなくて、どうやって「暮らしやすい日本」が作れるのだ。

 今回の通達の末尾の文章は、「核物質防護上の観点について十分に考慮されたい」ではあるまい。 「誠実に履行されたい」とあるべきだと思うのは、私だけではあるまい。


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