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アメリカ、韓国の若者の「反格差」デモから学べ。  グローバル化とは何なのか。

 アメリカと韓国で「大規模なデモ」が起こっていることは、御存知だと思う。日経新聞のテレビ、新聞などを見ると、「韓国を模範として……」のようなことをよく言っている。経済学者も同様で、韓国の2国間貿易協定の進め方を見ていると、TPP加盟を急がない日本は、世界から取り残される、と言う論調である。
  我々99%の民衆の声を聞け!!
    政官民に含まれない「我々99パーセントの庶民の声を聞け」 
 何度か紹介したが、こんなに模範的な(IMFの優等生と言われるほどの)韓国の一般国民の暮らしは一向に良くならないのだ。いや、むしろ悪化していると言って良い。日本企業を追い落とし、世界に君臨している「サムスン・LG電子・現代自動車」などの超一流企業は、最高益を上げ続けているのに……だ。

 確かに、財閥は潤っているらしい。その「お孫さんの誕生パーティ」が高級ホテルを借り切っておこなわれ、その来賓が数十台の黒塗りの高級外国車で列をなしている、そんな情景も伝えた。それと同時に、ソウル郊外では、屋根や窓に青いビニールシートを貼った、たくさんの貧民街があることも紹介した。

 今は学生が学費の値下げを求めて、高圧放水車の放水に耐えながらデモをしている。そんな国をなぜ目指すのか、全く理解できない。なぜ、韓国企業が急速に成長してきたのか、一部には、政府によるウォン安政策の助けによるものだとの意見もある。

 だが、ここへ来て、投機筋からそこを突かれ、歯止めの利かないウォン安になだれ込んだようだ。韓国も経済危機なのである。
                        (以下【ソウル聯合ニュース】引用)
 足元で急激に進むウォン安によって、韓国の輸入食品物価が高騰しつつある。果物価格の上昇が目立つ。

 ウォンの対ドルレートは先月1日に1ドル=1062ウォンだったが、同26日に1ドル=1193ウォンのウォン安水準に。その後もウォン安が続く。流通業界などによると、為替の変動によって果物を中心に小売価格が大きく上昇している。

 ブドウ(800グラム基準)は先月初めに5800ウォン(378円)だったが、今月に入り6500ウォンまで上昇。上昇幅は12%に上る。

 韓国の代表的な輸入果物、バナナは2~3週間成熟させた後に販売するため、まだウォン安が価格に反映されていないが、10月からは大きく上昇する見通しだ。

 10月中旬からは消費者物価安定のために実施されていた特別関税割当(30%)が廃止されることも重なり、1房(2.5キログラム)の価格は現在の4000ウォンから5000ウォン以上になるとみられる。パイナップルも30%程度上昇する見通しだ。

 肉類は輸入在庫が一定量あるため、しばらくは据え置きとなるが、今のウォン安が続けば1~2カ月後には10%程度上昇する。加工食品も在庫が約90日のサークルで変わるため、すぐの値上げはないが、2~3カ月後に小麦粉や食用油、砂糖などの価格が一斉に上がる可能性がある。  (引用終り)

 韓国の最低賃金は、1時間320円だと言う。今韓国と自由貿易協定を結ぶとする。相手国の方が、電子機器、自動車で優位に立っている。であれば、どういうことが起きるか。低い方の賃金に引きづられてしまう。TPP加盟は農業生産者と消費者の問題のようにいわれる。もちろん、それもある。この点でも現在は最低の条件である。

 以前は、外国産農産物は、使用された農薬や生産方法などから『国内産』の安全さを消費者は選ぶだろう、と言われていたが、現在は放射能汚染されていない『外国産』を選ぶに違いない。

 しかし、実際にTPP加盟を推進している『経団連』とやらは、まさか農産物を考えてのことではあるまい。更なる人件費の抑制を考えているのであろう。この点を指摘しない論調に対しては、信頼しない方が良い。

 8月12日のブログで、その日のニュースで「金価格が毎日高値を更新し、信用不安から安心な現物の『金』を買う人が増えている」と伝えられた件について書いた。『おやめなさい。後は、誰がババを引くかだけですよ』と ……
 投機筋は、上手に売り抜けて、また、ウォール街は「平均で6000万円以上のボーナス」を手に入れたようだ。ババを引いたのは(色気を出した)民衆だった。マスコミや専門家は暴落の危険を十分伝えていただろうか。

金価格チャート(日足:3ヶ月分)
              3ヶ月間の金価格の動き  
グラフ上 12.08 が(8月12日)、この日に今から『ババ抜き』と指摘した。


 金価格はともかく、これだけのウォン安でも、韓国内で「円」を使用しても、価値が以前来た時と余り変わらない、と言うのが「韓国を旅行」した人々から伝えられている。どうも、相当のインフレにすでになっているらしい。賃金安の上にインフレ社会。「これが、政官民のめざす未来の日本」なのだ。インフレについて参考程度だが、よく使われているものを紹介しよう。

                        韓国の偉大な物価 (2011.06) から
トイレットペーパ(12ロール) - 22000ウォン/1540円

カラオケ - 20000ウォン/1400円  コカコーラ500ml - 1800ウォン/126円

ビックマックセット - 6000ウォン/420円   おにぎり - 1300ウォン/91円

ガソリン1L - 2500ウォン/175円  ヴォルビック1.5L - 3000ウォン/210円

 この価格では生活が大変と言うのは分かる気がする。
                    以下 最新の「朝鮮日報」10.12より引用
今年春に4年制大学を卒業した人の給与水準

 ある調査の結果によると、韓国で今年2月に四年制大学を卒業して就職した若者のうち、税引き前の月収が150万ウォン、年収にすると1800万ウォン(約118万円)以下の収入しかない人の割合が40.3%に達することが明らかになった。この給与水準は、高卒で工場現場などで働く同年代の若者や、一部のタクシー運転手よりも低い。大学の4年間に総額で数千万ウォン(1000万ウォン=約65万円)の授業料を支払い、苦労して卒業証書を受け取ったとしても、住み込みの家政婦と同じか、それよりも低い給与しか受け取れないというのだ。

 しかし、これだけの給料をもらえればまだ幸いな方だ。正社員であれ非正規職であれ、彼らは大卒後に就職できた50%に含まれているからだ。

 就職できた人の給与水準を調べてみると、100万ウォン(約6万5000円)台が48.9%(7万362人)で最も多かったが、そのほとんどがコンビニでのアルバイトやインターンだった。また、月収100万ウォン以下の人の割合も13%(1万8778人)に達した。

 建国大学のキム・ウォンシク教授は「大学を卒業して社会に最初の一歩を踏み出そうとしても、就職できずにアルバイトなどでわずかな収入しか得られず、多くの若者が社会の底辺で生活するしかないという状況が続いている。これは個人の問題というよりも社会の構造的問題だ。このままでは若者たちに夢を持たせることができない」と指摘した。              (引用終り)

 韓国の経済体制は「韓国国民」が決めることで、我々がとやかく言う必要はない。問題は「このままでは韓国に負けてしまう」と世論を誘導する「学者たち(マスコミ)」である。負の側面を全く言及せず『グローバル化』の波に乗ることのみを主張する姿は、「100ミリシーベルト安心教授」と何ら変わることはない。

 アメリカでも、韓国でも、そしてヨーロッパ諸国でさえも「グローバル化・金融革命」の弊害がはっきり出てきている。この時点においても、まだ『グローバル化』のみを主張するなら、その責任には相当重い「結果責任」がついてくることを覚悟しなければならない。



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Tag:政官民 金価格 TPP

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