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「富めるものはさらに富み、そうでないものはそのまま」  TPPの行き着く先は「麻薬戦争」のメキシコだ。

 皆さん、『メキシコ』のことが気になりませんか。なりませんよネェ。そういう私も、つい先日まで全く気にならなかったのですが …… 「反格差デモ」の件で「世界の富豪」のトップがメキシコ人 と言うことから、いろいろ調べてみました。

 意外とデーターも少ない (日本との関係もなく、関心のない証拠かナ。) 少々苦労しましたが、これは、皆さんにお伝えしたいな、と思うようになりました。また、少々「我慢」してお付き合いください。     by ryuma's papa
                          Garbagenews.com 編集引用 
日本はOECD加盟国の中では所得格差は大きい部類に入るようで、「60%以下なら貧困層」の定義ではメキシコ・トルコ・アメリカ・アイルランド・ニュージーランド・スペインに続いて七番目に貧困層の割合が大きくなる。これが「50%以下なら貧困層」と定義すればメキシコ・トルコ・アメリカに次いで四番目になる。
     抽出5か国の貧困層の割合と人口のグラフ(1986年)↓ 
抽出5か国の貧困層の割合と人口のグラフ(1986年)
     抽出5か国の貧困層の割合と人口のグラフ(2003年)↓ 
抽出5か国の貧困層の割合と人口のグラフ(2003年)

上図は2003年と1986年の貧困層の増減を示した図。日本・アメリカ・イギリス・デンマーク・メキシコについて追ってみた(1986・2003年はこの5か国のデータがそろっている)。縦軸が貧困層の割合(所得分布中央値の50%未満)、横軸が総人口円の面積がそれぞれの国の人口の多さを表している。アメリカ・メキシコはやや減少(縦軸で下降している)、デンマークも減っているものの、イギリスと日本は貧困層の割合が増加している=格差が拡大していることが分かる。

格差が総じて拡大しているのは、中間階級世帯や所得分布の底辺に位置する世帯に比べ富裕世帯の獲得所得が特に好調なため(つまり「富めるものはさらに富み、そうでないものはそのまま」)。

・成人若年層や有子世帯の貧困率は上昇しており、「老いが肥え、若きが貧する」傾向。

・所得分布中央値が低く、かつ所得分布の広がりが大きい(格差が大きい)国の貧困層は、所得分布中央値は低いが所得分布が狭い(格差が小さい)貧困層より生活水準が低い。要は格差の大きい国ほど、その上下(富裕層・貧困層)の度合いは大きくなる傾向にある。                (引用終り)

 直感的に「こんな国になりたくない」と思った「メキシコ」を日本は猛追している。メキシコのデーターが少ないので、近々の比較は出来ないが、この傾向は変わるまい。

 前回は「歴史的」にメキシコを考えたが、実際に暮らした方の意見は、さらに現実味がある。それも、専門家や教授でなく「素人」の意見が、何の脚色もされていないので、安心して紹介できる。
                         トラネコ日記 さんより 編集引用
                       2011年08月16日 (写真は別サイト)
首都のメキシ・コシティは人口2000万人を越える世界最大の首都になった。街の中心部は東京に比べても遜色ないくらい、立派な大都会に発展しており、西へ続く新市街区は、東京と同じく高層ビルが立ち並ぶ近代都市である。

しかし一歩周辺部にいくと、その景観も含め、ガラリと雰囲気は変わる。レンガの壁むき出しでトタン屋根の、見るからに貧困層の住宅がびっしりと立ち並ぶのがわかる。
       メキシコ・シティ郊外

メキシコは30年前に初めて訪れて以来、経済発展はかなり遂げたかに見える。かつては若年労働者が非常に多く目に付き、小学生くらいの子供が、店の掃除をしたり、ものを運んだりする光景をよく目にした。

しかし現在こういう光景はほとんど見られない。恐らく経済成長とともに就学率が急速に伸びたおかげだと思う。

現在メキシコ先住民は約1000万人いるとされるが、先住民居住地域はいまだインフラ整備や学校設立などが遅れている。そのためスペイン語が話せないこともあるが、教育を受けていないこともあり、多くが自営の小規模農業経営者で、NAFTA加盟後失業が増えている。

メキシコの失業率は4~5%で日本とあまり変わらない。NAFTA加盟後は農業自給率が9割から6割に激減し、食料品や農産品の輸入国に転じてしまったが、全体の経済成長率は順調に伸びているという。

また貿易に占める割合が、輸入全体の約48%、輸出全体の約80%をアメリカ合衆国が占めている。完全に対米依存型経済になっているのがわかる。

私のアパートのある地区は比較的金持ちが多い高級住宅街だ、と思っていたが、不動産屋に聞くと、この程度はまだ金もちとはいわないそうだ。日本人の感覚から言えば、かなり豪華な家に見えるが広さが足りないらしい。
   高級住宅地なので、昼間でも誰も歩いていない。
        高級住宅地なので、昼間でも誰も歩いていない。 
最近見つけた山の手の金持ちの家は、日本ではまず見られないだろう。初めは高級ホテルだろうと思っていたら、聞けば個人の邸宅だという。入り口には守衛の家があるのだ。もちろん守衛の家族が住んでいる。ほんとに敷地面積も家自体もお城並みのデカさである。

一部の極端な金持ちと大多数の貧者、富の分配が極度に偏っているのである。これは途上国や共産主義国の典型である。その点日本はかなり富の公平性がある(あった)が、日本が世界でもっとも成功した社会主義国モデルといわれた所以だろう。

首都メキシコ・シティでの平均月収が40000円だというから、多くの国民の平均は20000円前後くらいではないかと推測する。昼の定食が大体30(市場の安食堂)~50ペソ(210円~350円)だから、この賃金ではあまりにも高すぎるのである。

また野菜など生鮮食品はレタス、サラダ菜一個は70円くらい、卵は重さのはかり売りで10個が大体90~100円くらい、豚の丸焼き300グラムが280円、マルちゃんの即席麺1袋20円・・・日本よりちょっと安いくらいの物価で、ドミニカと似たような値段である。

NAFTA加盟後農業へのアメリカ資本参入や安い農産物輸入により、メキシコ農業は深刻な打撃を受け、農民の失業者が大量に出た
  メキシコ農業の実情
          メキシコ農業の実情(グラフ:筆者貼付) 
5~8ヘクタール(日本農業の4~6倍)の耕作地を持つ農民の月あたりの収入が、栽培作物や地域にもよるが、大よそ6~10万円程度だが、これは裕福なほうらしい。これを小作人を雇わず、家族経営(5~10)人で行うから重労働である。

そういうわけで失業農民200万人が職を求めて、一部はアメリカへの密入国したのである。密入国農民の数は推定30万人を越えると見られている。これがさらに麻薬取引や密輸に絡んで多くの事件を起こしている。メキシコ不法移民とか不法滞在とかは、或る意味アメリカの自業自得である。
 メキシコ人の労働力がカリフォルニアの農業を支える
   メキシコ人の労働力がカリフォルニアの農業を支える笑えない現実 

こういう側面をみていると (メキシコの抱える深刻な経済問題) TPP加盟を推進するアホ内閣の能天気さ、或いは悪辣さを憂えてしまう。     (引用終り)

 福島原発の事故処理も大切なことは分かる。しかし、TPP加盟を推進することの危険性も理解しておかねばならない。今頃になって『崩壊した安全神話』などと、特集を組んでも「後の祭り」であると同様、経済の同盟も、その影響を十分考えて実行すべきだ。

 皆さんもご存知だと思うし、余りに強烈なので取り上げないが、「麻薬戦争」がメキシコで起こっている。これも、急激な失業者の増大が原因である。警察官が総辞職して、警察菅のいない都市すら生まれている。

 TPP加盟の長所も短所も十分説明し、国民の納得を得てから実行しても、決して遅くはない。

 政府には、慎重な姿勢で望むことを要望したい。
 皆さんも、是非一緒に考えてみてください。




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COMMENT - 1

ヤス  2011, 10. 17 [Mon] 07:41

原発報道と同じ…

TPPに関する大手メディアの報道内容が、みな同じ切り口で、原発報道を思い出します。今だ小泉さんが1番よかった、なんて言ってる人の多さを見ると、情報格差はメデイアのしかけたものよりも、個々の考えることの放棄から、が何よりの後押しになってるのかと。

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