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水素爆発前に福島県は高濃度汚染をつかんでいた。  --阿武隈裏日記さんの告発--

 阿武隈裏日記さんのブログは何度か紹介したことがある。そこに16日付で次のような記事がアップされている。ほぼ全文コピーになる …… (以下引用)

 朝日新聞に前田基行記者が『プロメテウスの罠』という記事を連載している。
その中の「防護服の男」と題されたセクションにこういうシーンが出てくる。

浪江町津島地区に住んでいた菅野(かんの)みずえさん(59)が、3月12日の夕方、自宅の前で防護服を着た二人の男を見つける。男たちは切迫した表情で「なんでこんな所にいるんだ! 頼む、逃げてくれ。放射性物質が拡散している」と叫んだが、すぐにどこかへ去っていった。

この記事の中に、驚くべき記述があった。

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//福島県は、事故翌日の3月12日早朝から、各地域の放射線量を計測している。

同日午前9時、浪江町酒井地区で毎時15マイクロシーベルト、高瀬地区では14マイクロシーベルト。
浪江町の2地点は、ほかの町と比べて、異常に高い数値を示した。
1号機水素爆発の6時間以上も前で、近くには大勢の避難民がいた。

これらの数値は、6月3日に経済産業省のHPに掲載された。
しかし、HPにびっしり並ぶ情報の数字の中に埋もれ、その重大さは見逃された。//

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 最初これを読んだときは、時系列が間違っているのではないかと思った。

 3月12日早朝といえば、1号機が水素爆発する前のことだ。その時点ですでに15μSv/hなどという数値が観測されていた? しかもそれは県が計測していた? 何かの間違いではないかと思ったが、本当だった。

 この元データは、文科省ではなく経産省のサイトに今も置いてある。普通にはなかなか見つけられないような場所で、最初からそこにあると知らなければまず気がつく人はいないだろう。

1afaa9-福島データー

 翌3月13日には、南相馬市原町区、小高区の数か所で計測限界の30μSv/hを振り切るとんでもない数値が計測されている。

 経産省のサイトに掲載されたのが6月3日。それまで3か月近くこのデータは隠されていたことになる。

 重要なのは、この計測は国ではなく福島県が行っているということだ
文科省がサーベイカーを出して原発から北西20km地点に走ったのは3月15日夜のことだ。県はそれより3日も早く、1号機が水素爆発する前に、県内が大変な放射能汚染をしていることを自らの調査で知っていたのだ

 県は3月11日の時点ですでに国からSPEEDIのデータを受け取っている。しかし、そのデータは隠されてしまった。隠したものの、相当慌てて、3月12日に大熊町、富岡町、浪江町などで放射線量計測を始めたのだろう。結果、すでに取り返しがつかないほどの放射性物質漏れがあることが分かった。

 それでも県は、原発の周辺自治体に何の指示も出さなかった。しかも、この、重大な放射能漏れを日本でいちばん早く察知していたであろうデータを隠してしまった。

 これはもう、未必の故意による殺人罪に匹敵する犯罪と言える。
福島県は、県民の命を守るつもりがハナからなかったのだ。    (引用終り)

 この朝日の記事は、15日前後に多くのブログで紹介されていた。私も読ませていただいたが、阿武隈裏日記さんが指摘する点には気がつかなかった。

 皆さんはどうだったろう?  「原発事故」の風化は著しい。特に「遠い」地域では、そうだろう。私の周りでも、話題にすらならない。ただ、影響を感じることはある。

 ホウレン草が1把200円もしたり、キュウリが1本100円もしたり、福岡県産の米が急に店頭から消えたり …… それでも、それらを「原発事故」と結び付けて考える主婦は、九州では少ないのではないか。

 確か、福島県知事は『国の対応』や『遅さ』に怒っていたような気がする。その立場が一転してしまう。

 今回の事故は、「東電」の責任は認められたが、それ以外の『政官民』は誰一人と「責任」を取っていない。

 わずかに「執務室で抱き合ってキスをした」○○さんが、厳重注意を受けたくらいだ。本当に情けない。

 福島で暮らしていたら、福島県は、県民の命を守るつもりがハナからなかったのだ。 と、本当に思うだろう。

 瓦礫処理や災害復興の話にばかり、どうしても目がいくが、二度と起こさないためにも、徹底的な「検証」が必要であろうし、処分されるべき者は「その罪」を償うべきである。



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