スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

混沌とした シリア情勢 反政府軍に近代兵器が 続々  戦争に見る 広告戦略

 シリア情勢が混沌としてきた。天下の 『NHK』 がアサド政権の弾圧を、ドキュメンタリーで2本も流すくらいだから、一般の日本人なら、シリア現政権に批判的であるのが普通である。

 マスメディアは 「アサド政権に批判的」 で一色であるのに対し、ネットでは 「強いアサド政権擁護」 の論調を掲げるブログがある。現代の戦争が、 情報戦と言われる中で、 いずれが正しいのかの判断はなかなか容易ではない。

                                2012年 02月24日 00時23分    提供元:FNNニュース

 シリアでは、反体制派への流血の弾圧が激化している。国外から武器や過激派が流入していることがわかった反体制派は、民主化勢力から変質し、政権側も、テロ組織の掃討を大義名分に攻撃を強めている

 シリアの春は、過酷な冬へと迷い込んでいる。民主化運動への激しい弾圧が続くシリア。中部の都市ホムスでは、22日、砲撃により、アメリカ人記者など5人が死傷した。

 エスカレートする政府側の攻撃の目的は、反体制組織のせん滅とみられる。軍から離反した兵士からなるという反政府武装組織「FSA(自由シリア軍)」。その兵力は現在、4万ともいわれる。

 軍事評論家の宇垣大成氏は「この兵士、民兵が持っている武器なんですが、これはシリア軍で使われているものではありませんね」と語った。宇垣氏が指摘したのは、高精度のスコープを装備したアメリカのM16系自動小銃で、国外から持ち込まれたものだという。

 旧ソ連の兵器体系のシリア軍に対し、FSAの兵士には、さまざまな欧米系の新品装備も見え隠れする。中には、アメリカ軍と同等のレベルのものもあるという。

 軍事評論家の宇垣大成氏は「自由シリア軍などは、外国から組織的に援助を受けていると推測できます。一部では、政府軍への攻撃も行ったとされていますが、これは武器・弾薬も含めた物資や活動資金の提供が、どこかからなければできないことです。シリアの問題には、すでに外国が具体的に関与しているということではないでしょうか」と語った。
                               ( 中 略 )

 12日、アルカイダ指導者のアイマン・ザワヒリ容疑者は「わたしは、周辺諸国のイスラム教徒に、シリアの同胞を支援するよう呼びかける」と語った。国際テロ組織・アルカイダが、アサド政権への対決姿勢と、反体制派支援を表明した。これまで、アサド大統領は、民主化運動に加わる市民や反体制組織に対し、「テロリストに鉄ついを下すしかない。外国と手を結び、国家・国民に害をなす者たちに、寛大にはできない」などと述べていた。

 反体制派へのアルカイダの関与は、アサド政権の民主化弾圧への口実になる可能性は高い。すでに、アメリカのクラッパー国家情報長官が「国際テロ組織・アルカイダのメンバーが、イラクからシリアに流入し、反体制派に浸透している」とするなど、憂慮を隠さない。                                             (引用終り)

 今回騒がれている 『英米の新聞記者の死亡』 はホムスと言う街での戦いである。ホムスには、生物・化学兵器の貯蔵庫があるらしい。そんな場所を敵軍にとられたのでは、話にならない。だから、シャカりきになってアサド政権が奪い返そうとしている。早い段階に『戦闘地域』の指定をし、一般住民に退去するように命じたわけだ。

 命じられたから、即座に退去できるわけでもないが、政府側は 「残っているのは、反乱軍」 といういい訳にはなる。だから、町に向かっての砲撃もありうるのだが …… 

 今回、死亡した 「外国人記者」 は、密入国である。どこから入ったかは 「はっきり」 しないが、武装反政府軍の従軍記者としてシリアに密入国したわけで、その反乱軍から提供された報道センターで被弾したわけだ。シリア政府としては、我関せず …… と言われても仕方ない。

 このFNNのニュースが 「本当」 なら、ブログで 「シリア擁護」 を書いていた人々の主張にほぼ近いものになる。その主張とは ……

 シリアの今回の騒動は 「アラブの春」 などとは全く関係のないもので、外国勢力によって引き起こされたものだ。武器も人員も金銭も情報も、支援する外国勢力に頼っている。 -- 単純に言えば、こうなる。--

 だから、市民対政府の争いではなく、政府軍対武装反政府軍の争いと言うことになる。これも、真実かどうかは分からない。皆さんの中には、その当時を知らない方もいようから、少し詳しく書くが、我々は先の「イラク戦争」で学んだのである。


 1990年8月、イラクのサダム=フセイン大統領は、イラク軍をクウェート領内に侵攻させた。

 同年10月、米国議会下院の公聴会で、ナイラというクウェート人の15歳の少女が証言台に立ち、彼女がクウェートの産婦人科病院で目撃した300人以上の乳児虐殺事件を、涙ながらに証言した。

ナイラは悲しみの名演技
                  ナイラは悲しみの名演技をこなした。
 「乱入してきたイラク兵たちは、生まれたばかりの赤ちゃんを入れた保育器が並ぶ部屋を見つけると、赤ちゃんを一人ずつ取り出し、床に投げ捨てました。冷たい床の上で、赤ちゃんは息を引き取っていったのです」

 この証言は全国ネットでテレビ放映され、イラク兵の残虐行為にアメリカ国民は憤激した。ブッシュ大統領も、「心の底から嫌悪を感じる。彼らは相応の報いを受けることになる」と怒りを露わにした。

 このニュースは、国連安保理事会での議論にも影響し、安保理はイラクに対する武力制裁を容認。91年1月、米英軍を主力とする多国籍軍がイラクを攻撃。この湾岸戦争で、10万人以上のイラク兵が殺されて、イラクは敗北した。イラクは「相応の報い」を受けることになった。

 ところが、解放されたクウェートで、「乳児虐殺事件」の取材をしても、何の情報もない。疑問に思ったニューヨークタイムズ紙の記者がナイラの身元を調査した結果、彼女は駐米クウェート大使の娘で、クウェートには住んでおらず、例の証言はすべて「芝居」だったことが明らかになった。

 しかし、戦争は米軍勝利で終わっており、それ以上の追求はされなかった、そういう事件であった。私もまんまと騙された。それだけではない。『フセイン= 悪者 』の図式が心の奥底にしっかり刻み込まれてしまった。

 私のブログで、フセインが 「善良な指導者」 として出てこない理由のひとつである。なにかしら、引っかかってしまう。人とは弱いものである。あの証言が 「真っ赤な嘘」 と分かっていても …… なのであるから ----

 ポエムコンシェルジュとさがす詩の世界 さんがブログの中で ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫) を紹介して次のように書いている。

それはこの本を読むことで、三つのことが一気に学べるからです。

1つ目は「みんなが正しいといっている見方を疑うこと」の大切さ

2つ目は「情報の伝え方が世界を動かしてしまうこと」の恐ろしさ

最後にもっとも重要なこととして、 「自分が信じていることを今すぐに伝えるには、自分から発信しなければならないこと」 です。

戦争についての情報の幾分かはつくられたものであり、そしてそこに関わるプロがいたということも変えようのない事実です。

今現在も世界中で戦争が行われています。
そしてその大部分の情報は伝わりません。
マスメディアが伝えている情報は、マスメディアにとって利益になる情報が語られています。
大切なことが伝わっているかどうかすら、自分の手で調べなければ分からない

           『タイム』誌の表紙になった「強制収容所」。
                記事中に「例」として紹介された タイム誌の表紙
これはもともとあった有刺鉄線のうしろに男性が立ったという写真です。(収容所の隣の発電所の有刺鉄線越しの写真なのだそうだ。) しかし、この写真は「ボスニア・ヘルツェゴビナでセルビア人が建設した強制収容所」の写真として、アメリカのタイム誌の表紙を飾りました。 マスメディアが不確かな情報をジム・ハーフたちの目的に合うように加工してつかった例です。

 こんなかわいい娘が嘘をつくはずがない、とか これではまさに 「アウシュビッツだ」 と言うような先入観が、物事の判断を誤らせる。 (私の個人的な先入観かも -笑- )

 さらにそれを、その道のプロが仕掛けてくるとなると、たいがいの人がコロッと騙されてしまうであろう。
 「みんなが正しいといっている見方を疑うこと」の大切さを、しみじみ感じてしまう。別の見方はないのか、それを少し意識したい。そういう情報を 取り上げていきたい。


スポンサーサイト

COMMENT - 0

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。