スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

リビアやシリアはどのように伝えられたか  コメントの指摘に答える

 3月3日付のブログに関して、こんなコメントをいただいた。シリアに関しての記事に対してであるが、紹介といささかの弁明を書いておこう。お名前も何もないので、返事もできぬ (実を言うと、そのやり方がわからないのだが -笑- ) ので、記事として取り上げよう。  青字 コメントのご意見  白字 筆者

 このブログで引用している文の多くは偏見をもってるとしかいいようがない。

 全く持って同感です。特定のブログしか 「シリア」 の件は取り上げていないのです。ですから、シリアに関しては、はっきり言ってよく分からない、と書いたぐらいです。

イランの大統領が国連演説で9.11テロはアメリカの自作自演だと正気ともいえない不真実を言って、オバマ大統領を怒らせたことがあったが こんな妄想さえ支持してる日本人がいる。

私はアメリカが好きでも嫌いでもありません、まあ少なくとも日本の現状よりは真っ当だとは思っています。


 あまり911については取り上げないのですが、911自作自演 で検索すると、100万件以上がヒットします。イラン大統領だけが言っているわけでもなく、アメリカでも、主流とは言わないまでも、相当多くの人々が口にし、国民の何割かは 「そうでなければ良いが …… 」と考えているようです。

 国連と言う舞台での演説としてふさわしいかどうかはともかく、ずっと経済制裁され続けているのですから、憎しみはあるでしょうね。

 したがって、日本の中にも、そんなことをいう人々がいても不思議ではありません。そういう方の多くが、アメリカ国内で指摘されたり、映像としてアップされたものを根拠に、自説を主張しているのですから。

 アメリカが日本より真っ当であるべきだと思っています。日本はアメリカのように成るべく 政府も国民も がんばっているのですから、当然でしょう。

イスラエルは建国以前から現在に至るまで真っ当ですよ、困難の中でもモラルが十分高いともいえる。

このブログでも前にパレスチナ難民のことに言及していることがありましたが歴史を客観的に冷静に調べれば誰でも分かることですが、パレスチナ難民は発生からして、どう見たってイスラエルのせいではありません、

アラブが作り出した難民です、それをアラブが一方的にイスラエルのせいにして難民の惨状を世界に向けたイスラエル撲滅のための政治宣伝に使ってきたのです。そのへんが日本人には全く分かっていない。


 イスラエルが困難の中で 「国家を維持」 していることには、全く同感です。周りはすべてイスラム教国の中に、ぽつんとユダヤ教の国があるわけですから、防衛意識が高いのは理解はできます。

 しかし、どうでしょう。隣国が、原子力発電所を作るたびに爆撃するのは、余りにも過剰反応だと思えます。あるブログに 「隣家の台所につかつかと入って、お前のうちにある包丁は俺を殺すためのものだ」 と言って、両腕を切り落とすのに等しい …… と書いてありましたが、うまい例え だと思います。この論理でいくと、日本なんか、50回以上空爆されているのですから。

 建国以前から現代に至るまで 「真っ当」 かどうか、議論の分かれるところですし、歴史的にはとても複雑で、紙面を要しますから、ここは簡略に書きますが、 21世紀の現代に 「入植地」 を持ち、そこに国民を移住させ、 その周りを数メートルのコンクリート製の壁で囲んでいる国が、他にありますか。 (写真・地図・下の記事とも Wiki 引用)

分離壁
イスラエル 1947イスラエル 分離壁 2005
      国連による「パレスチナ分割決議」 1947            2005年5月現在の分離壁のルート

イスラエルは自国領・占領地・入植地と、パレスチナ人居住区とを分断する壁を一方的に築いている。イスラエルは「Wall(壁)」ではなく「Fence(フェンス、柵)」であると主張し、「反テロフェンス」と呼んでいる。壁は、イスラエル領土だけで無く、イスラエル領域外の入植地を囲む形で建設が進められている。第1次中東戦争の停戦ラインでパレスチナ側とされた領域も壁の内部に取り込まれており、事実上の領土拡大を進めている。

イスラエルは単に壁を作るだけではなく、道路の通行規制も行っている。パレスチナ自治区であるべき地域に、イスラエル人専用道路(パレスチナ人立ち入り禁止)や、パレスチナ人の通行制限されている道路が多数存在している。


 イスラエルは建国以前から現在まで真っ当だ、との指摘なのだが、現代に、これだけ領土を拡大した国は他にないのではないのではないだろうか。一言で片付けられるとは思えない。

まず「不在者財産没収法」。この法律は、1947年11月29日の国連分割決議の日から、翌48年9月1日までに、一度でも自分の居住地を離れた者(不在者)に適用される。戦火が近づいたために近隣の村に一時避難した者、イスラエル軍の命令で村を立ち退いた者、土地・家屋が自分の所有物だという証明書がない者、そしてその期間、村や町を出なかったと証明できない者は、この法律の適用を受け、家屋や財産は没収された。イスラムの財産(ワクフ)も没収された。イスラエルの占領した土地の中にあった370の村のうち300村が、この法律の適用を受けた。

 こうやって難民となった者も大勢いるのに、難民はイスラエルのせいではない、と言い切るのは無理なのではないでしょうか。

        シリア情勢は世界政治の鍵
        シリアの反政府勢力  これでは軍隊でなくては鎮圧はできない。 (写真 ロシアNOW)
そのあたりからマインドコントロール、洗脳を受けた世代がガダフィを支持したり、シリアを支持したりしてるのです。

それに日本はオイルショック以来アラブボイコットが恐くて国を挙げて自らをマインドコントロールにかけてしまったようですね。マスコミの中東報道は偏ってきたし、今だって偏っている。日本人は早くマインドコントロールから醒めてもらいたい。


 世界159カ国における人権状況を網羅した アムネスティレポート ( 50years Amnesty international) には、リビア内乱の当時、次のようなレポートが掲載されていました。

リビアでは、政府の実質的な支配者であるカダフィ大佐が、デモの参加者に対し外国人の傭兵を含む部隊を投入する事態となりました。そして21日、政府は市街地でデモ参加者を無差別に空爆するという強硬手段をとりました。これにより、トリポリやベンガジなどの地域で数百人の死者が出る大惨事となり、正確な数字が把握できないほど死者の数は増え続けています。

アムネスティは国連安全保障理事会に対して、直ちに調査団をリビアに派遣し、国際刑事裁判所(ICC)での訴追を視野に入れた報告と勧告を行うこと、さらにリビアに対する全面的な武器禁輸措置をとるよう訴えています。ベルギーやマルタをはじめ、少なくとも10カ国がリビアの軍・治安部隊に武器または武器生産技術を輸出しているとアムネスティは確認しています。

同時に、アラブ連盟やアフリカ連合などリビアが加盟しているすべての国際機関に対しても、リビアに対し行動を起こすようアムネスティは呼びかけています。
 

 2月に入り、別の人権団体が 「NATOの介入の根拠となったカダフィによる弾圧はなかった。死亡者数も散発的な銃撃戦によって、双方で十数名程度のものであった。」などと、レポートを出し、数行のニュースとして取り扱われましたが、もう本人は殺されています。そして、この件は過去の出来事として、問題にもなりません。

 シリアの問題にしても、次の写真のように『血塗られた』手の向こうに、アサドとプーチンの写真があれば、私など 心の奥底に 「悪党ども」 と 刷り込まれてしまいます。そして、次のように記事が続くのです。
                シリア情報
シリアでは1日ハマのババアムル地区が政府軍により制圧されましたが、2日同地区への人道援助の許可を得ていた国際赤十字は同地区への立ち入りを拒否されたとのことで、その責任者は同地域の住民の苦悩を考えると、一刻も早い救援が必要で、シリア政府の拒否は耐え難いと話していました(BBC放送)
一旦許可を与えながら、それを拒否したシリア政府の真意は何なのでしょうか?
現地では即時処刑とかのニュースが流れだしているとのことで、住民に対する報復虐殺をおこなうとともに、一方では国際社会の目から隠すために、死体の隠ぺいをしている可能性が強いと思います。
他方2日国連総会では、パン事務総長が、シリアでの殺戮、人権蹂躙は限度を超えており、人道法違反の嫌疑が濃厚であるが、その犯行は政権の最高レベルの決定で行われている、と非難しています。


 リビアの時は ご存知のように 「革命」が起きる前から、国情を書いていました。トリポリ在住の日本人のブログを取り上げて、「この国では、革命はおきそうにありませんね。」という意見を紹介しました。国民の生活が安定しているようだったのです。旅行者の方は、スーパーでの買い物のときに、「これも持っていきな。」とパンをもらうこともしばしば …… などと記事を書かれていた。

 そういう国で、圧政に耐えかねて 一般国民が 民主化革命を起こすと言うことは、どうしても信じられない思いだった。 これが、単なる権力闘争なら別だが ……

 デジタルマガジン さんでも、次のような記事があります。(2011.03.03)

@amnkLibyaさんはリビアへの現地訪問と調査を重ねている人で、その口から発信された情報は日本のマスコミがただ流しているだけの“ニュース”とは一線を画するものです。

◦デモの中心になっているベンガジは、カダフィがクーデターを起こす前まではリビアの首都だった。そのため、現政府(トリポリ)に対する不満がたまっている。
◦デモは民主化を求めるものというより、発展の集中する首都に対しての不満からくる部族勢力の政治的台頭の思惑。民主化はそれを正当化するためのただの看板。
◦革命前のリビアは北アフリカの最貧国。革命前の1960年代に石油が発見されたものの、利益は王族と一部の有力者が独占し、相変わらず国民は貧しいままだった。
◦1969年のクーデター以降、カダフィ大佐によって石油収入は6,000億円から5年後には2兆円となった。そのお金で家、自動車、病院、工場など国民が必要とするものを整備した。
◦リビアは現在でもその社会主義的経済システムを引きずっており、生活必需品は非常に安価。ガソリンは1リットル13円、ミネラルウォーターは1.5リットル20円、フランスパンは5本で100円。
◦教育費も国公立の学校はすべて無料。そのため肩書きは大卒という若者で溢れかえっている。


 シリアでも、「民族も宗教も考えずに」 生活できる国だ、という声がある。本当に国民から湧き上がった 「革命」なのか、そのところが知りたい。しかし、残念なことに ロシアの同盟国であり続けたため、情報が著しく少ない。出てくる情報が、全く異なる。一方だけを信じることは 「余りに危険」と考えるほうが正しいのではないだろうか。

今なお中東に対して公平で正しい見方も出来ないようであれば世界の中で日本の進路は危ういと思いますが。

 尖閣諸島で起きた 中国漁船の体当たり事件で、海に落ちた海上保安官が中国人から「銛(もり)で突かれた」という話をご記憶の方も多いと思う。この件に対して、当時 テレビの番組で 初代の内閣官房内閣安全保障室長の佐々淳行氏も、1000万都民の選んだ 石原都知事も 『複数の確かな』政府筋から情報として、それが事実ではないか、という話をした。

 お二人とも、その後 「この件」を追求もしない、自分の発言を訂正もしない、こんなことが許されるのか …… このような著名な方が、いかにも真実だと語ったのであるから、当時の日本人の多くが、そう思ったに違いない。

 皆さんは、今振り返ってみて 「真実」 だ、と思われるだろうか。 -- どちらと思われるかは、自由なのだが ……

 どれが 「公平で正しい見方か?」は、自分で判断するしかない。

 いかに 著名人が言おうとも、大マスコミが 伝えようとも、自分の頭で考える時代に突入してしまったのだ。

スポンサーサイト

COMMENT - 1

Y.N  2012, 03. 10 [Sat] 07:31

日本人の平和に慣れた意識と文化的価値観ではイスラエルの行動を正当に評価することは出来ないと思います。その某ブログのたとえは適切ではなく本質をつかんでないと思います。
分断の壁というけれどセキュリティーフェンスは自爆テロ対策に作られたものではなかったでしょうか?写真のような壁は全体のほんの一部であり全長の殆どは柵だったと思います。実際その壁によって自爆テロは殆どなくなりました。
難民、領土、入植、住宅建設、いずれも事情が分からなければ誤解するだけで非難は全く当たってないです。ネットの情報だけでなくなるべく外国人著者の信頼のおける関連書籍で研究されることをぜひお薦め致します。

Edit | Reply | 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。