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福島 4号機の燃料保存プールからの 燃料取出しの問題点    オスプレイの飛行は その性能以前に 米軍の日本への理解の仕方に問題がある。

                                                「週刊現代」2012年7月14日号

 それは福島原発の復旧作業に携わる人たちにとって絶望的なニュースだった。6月27日、福島第一原発1号機の建屋内の圧力抑制室外側で、毎時10・3シーベルトという破滅的な放射線量が検出されたのだ。

「1号機建屋の地下1階には汚染水が溜まっていますが、東京電力が水面の直上の放射線量を計ったところ、この数値が出たのです。毎時10シーベルトは人間が浴びると即死するレベルです」(全国紙経済部記者) もはや1号機の中心は人間が立ち入れないレベルにまで汚染されている。

 原発事故から1年3ヵ月が経過したいまになっても、なお続く絶望的な状況。1号機だけではない。4号機においても、外壁にこれまで発見されなかった大きな傾きが生じていたことが、東京電力の調査で分かったのだ。

「去る5月に東電が4号機の(外壁)を調査したところ、原子炉建屋の西側に、水素爆発の影響によって傾きが出来ていたことが確認されたのです。 そこで、改めて6月に詳細な調査を行った結果、先月の調査よりもさらに広い範囲で傾きが確認されたのです」(同)

 東京電力は「この傾きは建築基準法で定められた制限値を下回っている」と説明した上で、「解析した結果、耐震性に問題はない」と報告した。

「現場の人間が恐れているのは、建屋の崩壊ではなく、地震によって冷却システムのパイプが損傷してしまうことです。4号機の貯蔵プールには使用前・使用後のものを合わせて約1500体の核燃料が保存され、水を循環させることでこれらを冷却していますが、水を循環させるためのパイプが仮設のもので、どの程度の揺れに耐えられるのかまったく分からないのです」

「大きな地震や津波などによってこの貯蔵プールが壊れて、冷却水が抜けてしまえば、剥き出しになった核燃料の温度が上がり、崩壊熱によって放射性物質を格納している容器が燃え出してしまう。そうなると昨年の事故の十倍もの放射性物質が放出されることになります」  もしそのような事態が起これば、確実に日本は破滅する、と同氏は警告する。

 4号機をめぐる状況は「最悪」の一言に尽きるが、そもそもなぜ危険な核燃料が、原発施設内に保管されているのか。それは「他に持っていく場所がない」からである。  六ヶ所村の再処理施設に投じられた総予算は約2兆円。ところがリサイクル計画は完全に破綻しており、ただの「使用済み核燃料の貯蔵地」となってしまっている。

 そして六ヶ所村も、現在保管可能容量の97%が埋まっているため、これ以上使用済み核燃料を受け入れられなくなっている。そのため使用済み核燃料は各原発施設内に設けられた貯蔵プールに保管しておくほかないのである。

 いま、多くの原発施設で貯蔵プールの容量が満杯に近づいている。内閣府の資料によれば、2011年9月現在で大飯原発の貯蔵割合は69%、伊方原発は63%、玄海原発は78%、柏崎刈羽原発は79%に達している。間もなく貯蔵量のピークを迎えてしまうほどの使用済み核燃料を各原発は抱えこんでいるのだ。               (引用終り)

                                                     ( 詳しくは 現代ビジネス )
     原発建~1     福島第一原発 4号機
        各号機の 使用済み燃料プールでの 保存燃料        上部が取り除かれる 4号機の作業
使用済み燃料プール占有率
           4号機だけには、 使用済み燃料が 桁違いに詰め込まれていることが分かる。

 雨の中、 原発反対の 官邸前デモが どうなったのか、知るすべがない。 ニュースも伝えないし、 ネットの記事にもほとんどない。 7月15日日曜日    FNN 報道2001 世論調査 によると、原発の再稼動に対する 賛否は 次のようなのだそうだ。 まさに、国論を二分している。

賛成 11.4%    どちらかといえば賛成 32.0%      どちらかといえば反対 23.0%    反対 31.4%

 賛成派が、 放射能に対する知識が足りないとか、 反対デモに対して、 感情的な反発しか言っていない などの指摘はできても、 彼らが 反対の意見に変わることは まずないのではなかろうか。 そういう意味で、 4号機が倒壊すれば、 彼らも 考えを変えるかもしれないなどと、思っているのだが ……

 さすがに、東電も それは避けたいようで、4号機建屋の4階と5階部分を撤去した。 ずいぶんと、上層部が軽くなったわけで、 今までよりも 「地震に対して強く」 なったと思う。 これで、燃料棒が 簡単に取り出せるかと言うと そうはいかないことは ご存知だろう。

 燃料を取り出すために 100トンの 天井クレーンを設置しなくてはならない。 燃料を 容器 (キャスク) に移すためには、 100トンの水を 燃料プールの上に 入れなくてはならない。 そして、 使用済み燃料の冷却期間が 短いため、 100トン以上の特殊な ドライキャスクが必要となろう。 すなわち、 今の建物の上に 300トンのものを乗せることになる。 乗せたからといって 倒壊することはないにしても、 耐震性は弱くなるのは間違いない。 危険な作業なので、 相当の期間 そういう状態が続くわけだ。

 当初から 過密に入れてある使用済み核燃料が、水がなくなって中央部から加熱が進み、約1000℃で、ジルコニウムの火災が発生することがある。 それが起きたのではないか。 これが進むと、最終的には、 3号機のような 核爆発のような現象も起きるわけだが、 少なくとも 4号機の ジルコニウムには ピンホールのような穴があき、 そこから、気体である放射性物質、 本来は固体である 放射性物質の微粒子が 大気中に出て行ったのではないか、との疑問を持っていたわけである。

 その放射性の超微粒子が風に乗ってかなり遠くまで運ばれ、数百キロメールの範囲に広がり、何十年も影響を与えることとなるわけだ。また、4号機は 過密であったことは、前にも指摘したが、震度6の影響で 使用済み燃料棒の間隔が、計算どおりでなくった場合も考えられる。 そうすると、プールの中で連鎖反応が起こる可能性がある。

 発熱が次々と起こり、核燃料の損傷を速め、燃料プールがメルトダウンする。 一般には、使用済み燃料が溶融点に達するまでには数日かかり、プールに水を入れさえすれば、問題は解決するので 重要視されていないし、2重の安全策も取っていない。 現在もそうだ。 格納容器ばかりに 注意点をそらせている。

 先日お伝えした IAEAの書類で分かるように、 事故当初より 東電は 燃料プールの爆発・炎上と言うことを 理解しているから、 4号機のプールの水は 『重水』(最近知ったのだが) が使用されている。 核分裂反応を遅くする 特殊な水である。 まあ、 なんとも馬鹿にした話である。

 1・2号機は まだ建て屋があって、外部空間と 放射性物質を遮っているので、 内部で高い数値が出る。 3・4号機でも同じ状態なのだが、 建屋がほとんどない。 ただ、それだけで、内部に人が入れるわけであり、 決して 3・4号機が 災害度が 軽かったわけではない。 原子炉、格納容器ばかりに目がいっている 現状は 考え直す必要がある。 使用済み燃料の保管自体が 大変な危険をはらんでいるのである。

 オスプレイの報道や、記事でも 同じような点がある。 余りに 一方に注意が集中すると 他への注意が疎 (おろそ) かになる。 なぜこういう指摘がないのか、ちょっと疑問だが 飛行ルートの地図は ご覧になったろう。 こんな認識で、国内を飛行していて、 本当に大丈夫だと、 軍事専門家は思っているのだろうか。
 オスプレイ飛行ルート

 秋田、仙台の位置はともかく、東京、横浜の位置は全く違う。 名古屋の位置はともかく、大阪、京都、神戸の位置は、でたらめだ。 それ以外も同様である。 こんな地図で、訓練を受けた 兵士によって日本国内を あちこち飛んでいけば、 その内 事故が起きても不思議ではない。

 それは、今問題になっている オスプレイの性能によるものではない。 米軍の日本の理解度が 問題なのである。






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