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自民担当記者の終焉   偏向報道を監視せよ

 最近テレビの報道番組やニュース番組を見て、ようやく民主党に対する報道の仕方が落ち着いてきているように思える。政権交代直後は、政権のあら捜しに走り回っているのではないかと思われるような報道をしている局が多かった。

 また、残念なことに……というか、嬉しいことに、というか、最近は自民党に関して静まり返ってしまっている印象を強く受ける。野党とはこういうものなのかなあ、と私が感じる以上に自民党の先生がたは感じているのではないだろうか。

 特に最近は「共産・公明両党」も全く報道に出ないように感じ、出てくるのは民主党の大臣ばかりのようになってきている。こういう状況になるのに約1ヶ月かかった。特に政権交代からの20日間程度は
逆転があるのではないかと思うほど、民主批判が盛んであった。なぜだろう。

 それを解く鍵が池上彰氏の記事にあった。

 「新聞の読者の多くはご存じないことだと思いますが、取材する報道の側の『政権交代』も起きつつあります」。これまで新聞社もテレビ局も、政権与党だった自民党に多くのベテラン記者を充て、野党の民主党にはずっと数少ない、主として若手の記者を配してきた。政権が代わって、記者の配置も、自民党担当を減らして民主党担当を増やすという「政権交代」が必要ということになるが、「自民党幹部と信頼関係を築いてきたのに、手の平を返すように反対政党の取材担当になるのは潔しとしない」という記者も多いという。政治記者が長年にわたり永田町業界紙記者、派閥の御用記者に成り下がってきたので、こういうことになる。

 自民政権の時代、自分の担当している政治家の出世と共に、記者も出世をして、各マスコミの上層部には、森派担当の記者がずらりと座っているらしい。JBプレスの「自民担当「派閥記者」の終焉」によると

 ちょっと前まで肩で風を切って歩いていた自民党町村派担当記者が、永田町から消え去った。今や民主党担当記者が大手を振り、首相官邸記者クラブで政権中枢を取材している。

 マスコミ各社は政権交代前後から自民党担当記者を民主党担当に配置替えするなど、取材態勢の見直しを進めた。あちこちで、「今度、民主党担当になりました」と名刺を切る記者が現れたのだ。

 世論やメディアの関心は、政権交代で何が起こるか、鳩山政権で何がどのように変わるか、新政権の人事や政策は具体的にどうなるか――である。必然的に野党・自民党の記事は後回しとなる。

 例えば、これまで60行書いていた自民党関係の記事は40行もしくは30行にまで減らされ、紙面での扱いが小さくなった。

 「もう野党なんだから、そんなにだらだらと長い自民党の記事はいらない。発想を変えろ!」――。政治部デスクは現場にうるさく指示を出しているのである。

 これに対し、民主党の政策関係記事は多少「生煮え」でも、大きな扱いとなる。特ダネならもちろん、そうでなくても従来より格上げされて新聞の1面記事候補となる。自民党担当記者の政治部内での「地位」は一気に低下したのである。悲哀を味わっているのは、何も自民党だけではない。長年担当してきた派閥記者も一緒なのだ。

 民主党に取材源を持ち、同党幹部らからネタの取れる記者こそが今、最も必要とされている。長年冷や飯を食ってきた民主党担当記者に、ようやく光が当たってきたのだ。一方、自民党担当から民主党へ異動した記者は頭を切り替え、一からの出直しを余儀なくされている。

 こうしてみてくると、今までの報道が「自民政権維持」に重要な役割をしていたことが分かる。さらに高野孟氏のコラムには

 森首相以来、小泉、安倍、福田と約10年間にわたり旧福田派政権が続いてきたために、それに連動してマスコミ各社政治部でも専ら福田派系が出世して主流派を占めてきた。昨春来の「小沢辞任せよ」や「二重権力」論などマスコミこぞっての反小沢論調の横溢、重箱の隅をつつくような民主党の揚げ足取りのキャンペーンも、そのようなマスコミ内の福田派系の専横体制と大いに関係がある。

 この体制はすぐには変わらず、来年春から夏前の人事異動までは大きくは動かないし、上層部の親福田派=親自民的傾向はその後も続くから、当分の間、反小沢=反民主的な論調は続止むことがない。しかし一方で親民主派も次第に台頭してせめぎ合いが起こる。この模様は、官僚体制の鳩山政権への対応の渾沌ぶりと同曲のもので、苔生した上層部には自民党時代へのノスタルジアもあって反民主傾向が強いが、やる気のある中堅・若手の中には積極的に新政権に奉仕しようという流れも出てきて、両者の矛盾が激化する。

 面白いことに、NHKは予算が国会に握られているから新聞社より政権交代には敏感である。朝日の某記者の解説によると、昨夏のNHKの戦争体験発掘のドキュメンタリーには「よくここまでやったな」と思わせる傑作が多かったが、これは、政権交代の予感の中で、これまでだったら上部からブレーキがかかって当たり前だったような内容でも、抑えることが出来ない雰囲気が広まっていたためで、つまりはNHKの政権交代へのそれなりの対応の現れなのだという。

 と書かれてある。NHKの特番の内容や新聞の事件記事の取り上げなども、政権の顔色を見ながら行われてきたことがわかる。大勢の日本人が一応の信頼を置くこれらマスコミの報道は偏向した物とならないように監視する必要がある。

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