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今の世情は 正に リットン調査団の 国連決議の  前夜の光景                 身贔屓(ひいき)が過ぎる 皇国史観は 更なる 反発を生む 可能性がある。

 私の拙(つたな)い ブログを いつも訪問してくださり、 ありがとうございます。 多分、 皆さんは 「穏健」な意見をお持ちの方だろうと 思う。 尖閣諸島の問題で、 日本側の弱点を指摘してきたが、 FC2 ブログの ランキング 上位には 私のような主張のブログは 無い。 あれば、 もう少し 参考にでき、楽を出来るのだが ……

 皆さん、 勇ましい意見が 並んでいる。 中国、韓国とも、「世界の嫌われ者」「馬鹿さ加減を世界が笑う」と ……、 国交断絶しろ、 さらには、開戦論までひしめいている。 それと共に、 旧日本軍の素晴らしさ、 大東亜共栄圏の 正当性を 主張しておられる。

 正に、 リットン調査団 前夜のような 光景である。 国際連盟のリットン調査団の報告とそれに基づく侵略非難決議で、 賛成42、反対1(日本のみ) 白票1 で、 日本は 国際連盟を脱退した。 当時の国民の認識がどうだったのだろうか、 詳しくは分からないが、 (この調査は 中華民国の 提訴で行われたのだから) ここまでの 大差になるとは考えていなかったのではないだろうか。 

 1933(昭和8)年4月、松岡は失意の中に帰国。 しかし、そこで思いもよらぬ光景を目にする。 交渉に失敗した 松岡を待っていたのは、 国民の大歓声だった。 さらに、朝日新聞の見出しは「連盟よさらば。わが代表堂々と退場す」と 満州国の承認を 否決した 国際連盟の会議の席を蹴った 松岡洋右 を称えた。 新聞は、次のように報じた。 「松岡の姿は、凱旋将軍のようだった。 わが国は始めて、「我は我なり」という独自の 外交を 打ち立てるに いたったのだ」。 松岡は、一躍、国民的英雄となっていた。

 当時、「満州の三スケ」と称された 満州の実力者、鮎川義介、岸信介、松岡洋右であるが、 後に 岸信介は 総理になる。 日本国民は 彼を投票で 議員として 選び続けていくわけだから、「 全く 戦争を反省してない 」 と評されても、 無理は無い。

 櫻井ジャーナル さんが 2012.10.08 付けで 次のような記事をアップされている。         (以下引用)

 尖閣諸島の 領土問題は 世界で 注目されるようになった。9月19日付けの ニューヨーク・タイムズ紙も この問題を 取り上げているのだが、中国側の見方 に近い。 日本の 立場は 悪くなっている。

 日本の外務省が 日本領だとする 根拠のひとつ、 「北京の地図出版社発行の『世界地図集』(1958)」 についても、 国境は 「第2日中戦争(1937年から1945年)」の前に 編集された 地図に基づくという 奥付けについて 触れていないと 記事の中で 批判されている。

 日本政府は 1895年1月に 尖閣諸島を 日本の領土にすることを 閣議決定した としているのだが、 その前年から 日本と中国(清)は 戦争状態に入っている。 翌年の 3月に 日本が勝利し、 4月に 講和条約が 結ばれた。 しかも、この閣議決定は 官報に掲載されていない。 つまり、この決定を 少なくとも 正式には 公表していない。

 また、 日本が ポツダム宣言を受け入れ、 自動的に カイロ宣言にも 拘束されている事実を 日本政府は 無視している。 それだけでも 旗色は悪い。 アメリカ主導で作成された サンフランシスコ講和条約を 根拠にするのは弱すぎる。 日本にとって 戦後の出発点は ポツダム宣言なのである。 この辺の事実関係は『日本の国境問題』(孫崎享著、ちくま新書)に詳しく書かれている。

 田中角栄政権の 時代に 「棚上げ」 になり、 日本が 占有する形で 推移してきた 尖閣諸島の 領土問題に火をつけ、 燃え上がらせたのは3人の政治家。 つまり前原誠司、 石原伸晃、 そして石原慎太郎だ。  (引用終り)

 9月18日以降 私が日本側 主張の弱点と指摘したことだ。 もちろん、 これだけに留まらないことも、指摘してきた。 知らぬは 日本国民だけ …… などと言うことになること だけは 勘弁 願いたい。 

 こういう ことを書いていると、 驚くような 記事を目にすることもある。 

 日産自動車がミサイル開発子会社を所有しているのは知られていますが、トヨタ自動車が軍事用戦闘ロボット(米軍向)を既にタイで生産していることはほとんど知られていません。

 昨年のタイ洪水の時、トヨタの工場内部の映像がほとんど出なかったことに気がつきましたか?日本では全く報道されませんが、私が滞在していたフィリピンでは、堂々とニュースメディアで取り上げられていました。

 フィリピンの方々は無邪気に「日本の技術力は凄い」と褒めてくださるのですが、私の心中は複雑です。日本は再び、危険な道を歩もうとしているのではないのか。
                 (新) 日本の黒い霧 さんより 引用 

 日産自動車の 「ミサイル」とは、 下記のものか、 それとも それ以外もあるのか ……、 トヨタの 軍用ロボットに関しては、 全く分からない。 日本では 知りようのない事実なのか、 それとも「誤報」なのか、 確認が取れていないことは 記しておこう。
 
1991年の湾岸戦争において米英軍は201両のMLRS(Multiple Launch Rocket System:多連装ロケット・システム)を初めて実戦で使用し、期待を超える絶大な破壊力を見せ付けた。

イラク軍はその一斉射撃を「スティール・レイン」(鋼鉄の雨)と呼び、その攻撃を恐れて多くのイラク兵が降伏した。
実戦において価値が認められたMLRSは1システムだけで約15億円と値段が高いにも関わらず、日本、韓国を含む14カ国が購入している。

日本では日産自動車がライセンス生産を行っており、陸上自衛隊には1992年度から導入され、主に方面隊直轄の野戦特科大隊に配備が進められている。 1997年までのMLRSの調達数はアメリカが857両、ドイツが150両、日本が81両、イギリスが63両、フランスが55両となっている。                             (引用終り)

 この件は また詳しいことが分かった段階で報告するとして、 先日来の 尖閣、 竹島の 領土問題が 発生して以来、 それまでの 歴史観を 「自虐史観」として 批判する方々が、 勢いを増していることは確かなようだ。 こういう 「皇国史観」を 信じられている人々に言わせると、 「南京事件」も 「従軍慰安婦」も はたまた 「戦犯」すら、 日本にはおらず、 正義の戦争をした 立派な国であった ……、 と主張している。

ビジネスのための雑学知ったかぶり さんが 次のような記事を書いている。

櫻井の論理を注意深く分析すると、先入観に基づく独断 (中国が日本を併合しようとしている)、根拠のない断定 (南京虐殺はなかった)、陰謀論への安易な依存 (真珠湾奇襲はルーズベルトに仕組まれた)、論理のすり替え (相手の論旨に少しでも誤りがあれば全部嘘)だらけです。そして、主張はきわめて偏狭で、ほとんどヒステリックな国粋主義です。

このような人間の発言がなぜ広く支持を集めるか(必ずしも極端な国粋主義者ばかりが支持層ではありません)、不思議といえば不思議です。しかし、テレビなどで櫻井の独特の語り口を聞くと、とても論理性のない偏狭なナショナリストには見えません。  

だからと言って、櫻井のような (分析すればほとんど) 無茶苦茶な論理展開の持ち主に、多くの人が傾倒するのはいささか肌寒い思いがします。諸外国に謝罪するにしろ、断固譲らないところは譲らないにしろ、冷静な事実認識と論理性を持つことは必要です。      (引用終り)

私は 「皇国史観」であっても、「今までの歴史観」 (いわゆる 「自虐史観」) であっても、 世界が納得するものでないと、 特に 外交 (外国とのやり取り) では 立ち行かなくなってしまうと 思っている。 自虐史観を見直す と題された ブログの中に 最初に例として 満州について このように 書いてある。

  満州は・・・日本は日清戦争により正当に割譲された歴史があり、ロシアが三国干渉により清に返させるが、そのあと、ロシアとの日露戦争に勝利して、また日本は取り戻し、この時また清と条約を結び、改めて日本の支配圏となった。正当な条約で、満州は日本の支配下に置かれたのであり、侵略して奪ったわけではない。

 これなどは、 全くの「嘘の羅列」に過ぎない。 日清戦争で、満州は割譲されていない (割譲されたのは 台湾である。)。 三国干渉で 中国に返還したのは、 遼東半島であって、 満州ではない。 日露戦争では 清と条約を結び直すことはしていない、 結び直したのは  第一次世界大戦であって、 その時 「清」は 「中立国」であり、 日本とは戦争をしていない。 よって、 敗戦もしていないので、 正当に 条約を結んで、 満州を 支配下に置くことは出来ない。 いわゆる、「21か条の要求」を 強引に飲ませ (または、 相手国の混乱に乗じて ……  皇国史観によると、 相手国の策略にはまって) 、 満州の利権を 99年間に 延長させたものである。 いずれにしても、 満州は正当に割譲されたことはない。

 問題なのは、こんないい加減な文を (このブログを書かれた方も含め) 人々が ころっと 信じてしまう 風潮にある。 南京虐殺は 捏造で、 そんなことは一人もなかった。 慰安婦は 歪曲と誇張で 我が 「日本」が関与したり、 軍が組織だって行ったものは、 1つもなかった ……  こういう 声が大きくなっている 現在の日本社会が、 見境なく 「皇国史観」に 引きづられている。 続いて彼は 次のように書いている。

しかし、全く違う証言や考察に対して「戦争を美化するのか」「過ちを認めるのがイヤなのだろう」とワケのわからないことを言い出すのが、日教組、および左翼のようである。

ただ・・・私が使った教科書はウソだったかもしれない疑問は大いに残った。今まで聞いてきた「自虐史観」には胡散臭さを感じる。

例を言うならば・・・南京大虐殺の犠牲者数があれだけコロコロと変わり、確かな証拠がなく、当時、南京市民は20万人だったのに、中国は30万人の犠牲者が出たと言い出し、原爆投下を正当化したいアメリカは40万人だと言い・・・つまり、それだけ不確かで胡散臭いウソっぽい事件であり、日本を悪に仕立てるべく適当にでっちあげられた可能性が高い のではないだろうか。


 日本国民の中に 「不確かで胡散臭い」「適当にでっち上げられた」日本の戦争と言う 意識が 芽生えている。 日本は、何も悪いことをしていない、 そんな気持ちが 芽生え始めている。 それが本当なら、 私もうれしいし、 皆さんも 嬉しいだろう。 

 こういう話を書くと、その最も先頭を走り 他の方に多大な影響を与えている櫻井よしこ氏 について 書かざるを得ない。 白馬事件 -- 白人女に乗れることから そう呼ばれた-- (別名 スマラン事件)について、櫻井氏は 朝日新聞に次のように投稿している(97.1.22)。

 「同慰安所は開設後二カ月足らずで閉鎖された。理由は「(女性が)自発的に慰安所で働くという軍本部の許可条件」が満たされていないためだったと記されている。

  このことから二つのことがいえるのではないか。ひとつは軍人が女性たちを強制して慰安婦にしたこと、もうひとつは女性に売春を強要するのは日本軍部の統一された方針ではなかったということである。開設後二カ月足らずで慰安所が閉鎖されたことがそのことを物語っている。

  他の資料でも慰安所の設置や監督に軍が関与した事実は出てきても、強制連行、つまり、女性たちの強制的な募集に軍がかかわったことを示すものは、私の知る限り、ない」

 この 慰安所がなぜ2ヶ月で 閉鎖されたか は、彼女は知っているはずだ。 それは、 連合国側が、 日本軍の 非道さを言うために、 世界に ニュースとして流したからだ。 ビックリした 大本営は 事実関係を調べ スマランの 収容所を特定し、 急遽 閉鎖したのであって、 日本軍が 自ら閉じたものではない。 また、 その関係者が 処刑されたのも 後の 戦犯裁判であって、 日本国が行ったものではない。 

 この時も 現在と同様、 同意があった (全員ではなかったにしろ ……) ような 言い訳が行われたのであろう。 裁判の証人にたった オフェルネさんらの証言で 国際世論は オランダについてしまった。-- 記憶だけで書くが、 日本軍が オランダ人 捕虜収容所に来て、 若い娘ばかりを 何十人か連れて行こうとした。 そこで、 収容所内の 年齢の高い者が 誰からともなく 手を上げ 若い娘たちを救ったのです。--  こういう話も 櫻井女史は 知っているはずである。

 櫻井氏の主張は 矛盾している。 軍人が 女性たちを 強制して 慰安婦にしたことを 認めておきながら、この場合も 他の資料の場合も、軍 (国としての軍 と言葉を使い分ける) は 強制的な募集に かかわったのではない と主張している。 これで、 国際世論を 納得させられるのか、 他人事ながら 心配である。

 ここで起こったことが、 他の地域では 起こらないと 言い切れる、 その不思議さを 感じないわけにはいかない。 『「なかった」と強弁するのもコトバでは可能だが、単なる理屈にすぎない。』という 指摘もある。強制的な募集に 軍が関わっていない、と 「慰安婦問題」は、 なかったことになるとの 論法だが、 性病の管理を軍医が行い、 給与を 軍がまとめて払い、 日本軍が行く先々に 慰安所が 間髪をいれずに 建っていく。 そういう 状況で日本軍や 政府の関与はなかったと否定して、 世界が認めるかどうか やってみないと分からぬが、 相当難しいことであろう。

 それにもかかわらず、彼女は最近の著書でも念入りに「現段階では、日本軍および日本政府が募集の段階から強制をしたという、私が納得できる資料がない」と 書いている。 日本軍 「白説」を 世に 流している。

 0か、30万人か、 韓国の慰安婦の問題では 「日韓の違い」は そういう 様相を呈している。 不毛の議論で終わるであろう。 領土問題から 派生して 「一歩も引くな」的な 考えが 強く打ち出されている。 皇国史観は 本当に 世界に向けて 発信して 同意を得られるのであろうか。

 いずれにしても、現在 流布されている意見は、 著名人、マスコミ、無名の人々の別なく、 一切 自分で調べ直さないと、 いけないような 様相を呈している。 著名人でも、 曲解や 根拠のない断定を多用したり、一部の人々の中には、 余りに 日本有利に 解釈することで、 第三者的立場で見れば、 「贔屓 (ひいき) の引き倒し」のように、 かえって 更なる 反感 を生みそうなもの まである。 

 まだ、 国民の半数以上を占める  右翼でも 左翼でもない 我々 「中立派」が、 じっくりと それぞれの意見を自分なりに 調べ、検討し、 この国の行く末を 決めようではないか。                             


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