スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日露戦争に駆り立てた 「7博士の 提言」 と 現代のオピニオンリーダーの 類似点        アメリカ国民は 尖閣程度で 開戦を決意するとは 思えない。

 前回 日露戦争時の「日比谷焼打ち事件」を 取り上げたが、 例によって 私の 「筆足らず」 のところがあり、 何を意味するのか、 皆さんに伝わったかと 心配している。 もう少し、 この件を 説明してみよう。

 1903(明治36)年5月31日、戸水寛人ら7人の東大教授は、3年前の六博士建議にならって、桂太郎首相を訪問、対ロシア開戦の建議書を提出した。 (ところが、政府側が秘密の約束を破って東京日日新聞にリークした (といわれる) 。) 6月11日、東京日日新聞は、名分のない開戦という野蛮、財政上の戦争能力 といった点を社説で批判した。)6月24日には東京朝日新聞4面に全文掲載。朝日は 強硬論に賛同し、世論の支持もあって、 発行部数を 3割伸ばしたとされる。

 その内容は、桂内閣の外交を 軟弱であると 糾弾して 「バイカル湖まで侵攻しろ (ロシアの半分を占領しろ) 」と 主戦論を唱え、 対露武力強硬路線の 選択を迫ったものであり、 世論の反響も 大きかった。  この意見書を読んだ 伊藤博文が 「 なまじ学のある バカ程 恐ろしいものはない 」 と述べたと言われている。

 東大を、 日本の最高学府だという 思い込みは やめたほうがいい。 大学教授の 意見が 知識があり 正しいと 思うことも やめたほうが良い。 福島原発での 当初のころの あの 「安全発言」を 思い起こせば 誰しも分かることだろう。 日本の 社会環境を 劇的に変えた 「竹中 慶大教授」を 思い出しても良い。 まだ、 そうは思われていないかもしれないが、 防衛問題での 発言も 似たり寄ったり。 本当に 知識人かと 疑いたくなることが多い。

 東大では、 憲法について、 どう 教えているのだろう。 自民党の 東大卒の 国会議員の発言を聞いていて、 つくづく そう思う。 さて、 本論の 「7博士の提言」を おこなった 戸水寛人 東大教授は 日頃 どのような事を 言っていたのかを 紹介すると ……    

・我々が 大いに力を尽くして 日本の人心を もう少し 戦争の方に向けて 領土を広めるより 外ないと 思います。 なるべくならば 世界を ことごとく 併呑したいと思います。 1901(明治34)年3月東亜同文書院での演説(P246)

・私は 元来 侵略主義を 唱えておる者であります。 領土拡張主義を 唱えて おる者で あります。 敵国撲滅策を 唱えておる者で あります。 それが 道徳に反する 言われては 大いに困る ・・・・ 日本も 大いに 侵略主義を 取らなければ 終に亡びるであろうと思う・・・・ 領土の拡張と いうことは 必要であろう ・・・・ 
                               1901(明治34)年3月雑誌「倫理界」の論文(侵略主義と道徳)

 後に、戸水寛人 東大教授は 選挙に立候補し、 圧倒的な 強さで 国会議員になられたらしい。 大学教授から 国会議員になるやつなど、 ろくなものはいない 証 (あかし) か。 このような オピニオンリーダーと 偏向報道を続ける マスコミと、 それに乗せられた 「世論」を 背景に 日露戦争は 始められた。

 まあ、 不幸中の幸いというか、 時の政府も、 軍部も 深入りせずに 講和を結ぼうとした。 なにしろ、 日本国には 金が無かった。 資源も 底をつきかけていた。 逃げるロシア兵を追いかけても、 撃つ 「弾」が 無かったのである。 最近の 「皇国史観」を 信ずる 人々の話にでは、 その辺は 次のように変わる。 こういう話が、 真実として 大声で主張され、 また、 それを信ずるものも 多数いる。 -- 引用先を明示しないのは、 批判的に扱うからで、 ご了承 願いたい。--  文中 ( 色文字 ) は、 リュウマの独り言 の 意見である。       (以下引用)



これでもしロシアが敗戦を認め、巨額の賠償金を日本に払ったらどうなるか。日本の新聞は日露講和で「樺太、カムチャツカ、沿海州のすべてと賠償金30億円」を予想していた。シベリアの半分と言わないところが日本人のつつましさの表れだ。 ( 日本人のつつましさというが、 ロシア国外での戦いである。 それで、 そんなに 取れるはずも無く、 ナポレオンも、 ナチスドイツも ロシア国内にまで 攻め入ったばかりに ロシアの冬に やられ、 惨めな敗戦を喫している。 もし、 講和の決断が無ければ、 ナチスドイツの 二の舞を 日本が演じていたであろう事は 容易に想像できる。)

この賠償金額だけでも清からの賠償金の十倍になる。軍艦二十隻も買える。ルーズベルトが日本の確定勝利を前に急ぎ講和に乗り出した意味はそこにあるのではないか、そしてロシア側は敗戦を認めないままポーツマス条約は賠償金ゼロで決着した。まるで日本は勝っていないみたいな結果に終わった。 

司馬遼太郎は「日露戦争があと半年も続いたら日本は国力が尽きて負けていた」という。他の史書も似たようなことを一言う。児玉源太郎の「あと一年戦えば二十五万将兵と十五億円の戦費がいる」という言葉も、「だから戦争継続は不可能」という文脈で使われる。「だからルーズベルトはときの氏神」だという風につながる。

日清戦争の折、明治天皇は三十万円を供出し、官僚は俸給の一割を出した。日露戦争ではそんな話も出ていなかった。広島に原爆を落とされる前の日本は六十余州どこにも満足な街はなかった。それでも戦争継続能力はあった、だから原爆を落とした。 ( 日清戦争時、日本は国際社会から、 独立国として 見られていなかった。 そんな国に どこの国が、 企業が 金を貸すだろうか。 手持ち資金で 戦争をする以外に ない。 条約改正前、 治外法権すら認めていた時代なのである。 太平洋戦争末期に、 戦争継続能力があった といわれる理由は 分からない。 制空権は完全に失い、 都市を無差別爆撃されるにまかせ、軍艦の大半は失い、 米国艦隊を 迎え撃つことも出来ない、ただ ただ 講和の時期を 引き延ばすしか 能がなかった 政府と軍部、 正しい報道をしなかった マスコミ。 こういう状況であっても、 戦争継続能力があった、 と いうのだろうか。)

それに比べれば、なぜ明治三十八年の段階で、十分すぎる海軍をもち、六十余州どこも戦火に濡れていないのに、なぜ戦争継続能力がないのか。

だいたい日本側だけ論じてなぜ前述したようなロシアの窮状は論じないのか。苦しい時は相手も苦しい。こういう一方的な論じ方を持ち込んだ司馬史観の罪は重い。                                ( 引用終り )

 最近の 論調は この類 (たぐい) が多い。 櫻井女史にしても、 石原慎太郎にしても、 ブログで 「皇国史観」 を 説く方々の文にしても、 都合の悪いところには 全く触れない。 日露戦争の戦費も、 やっと 条約改正で 手に入れた 「関税自主権」の 「関税」を担保に 外国で 「国債発行」を して 工面したものだ。 日清戦争時は、 それすらなかった。 歴史の基本だろう。
 
 太平洋戦争でも、 終戦時に 「戦争犯罪」で 裁かれることを恐れた 軍部は 一切の不利な書類を 焼却している。 その上、 報道機関には 次のような 報道規制がされていた。
                                ( 以下 『南京事件の真相』(熊本第六師団戦記)より 引用 )

 藤原武 情報主任少佐参謀 が出発直前に、 熊本駅長室に 従軍記者代表として、 大毎記者五島を命令受領に呼び出す。   「五島、 わが六師団は いよいよ 出発征途にのぼるが、 オレが 情報主任参謀として いっさいの 報道関係の責任者だ。 従軍記者諸君に 伝えろ。 よいか、 軍に不利な報道は 原則として いっさい書いてはいかん。 現地では 許可された以外のことを 書いてはいかん。 この命令に 違反した奴は 即時内地送還だぞ。 記事検閲を原則とし、 とくに 軍機の秘密事項を 書き送った奴は 戦時陸軍刑法で 銃殺だ

というわけで 絶対的な 軍命令の報道規制で、 報道の自由どころか 自由な 従軍記事報道は 許されない。 「銃殺」の厳命で三すくみにふるえあがるようにして、 司令部とともに、 二等車に乗って乗船地門司へ行く。 (引用終り)
--注-- 大阪毎日新聞記者の五島広作氏は 南京事件は 無かった、と主張される方で、決して 「左翼」ではない。

 日中間が ギクシャクする中、 もう1つの当事国、 アメリカについて ロイターが 次のように伝えている。

[ワシントン 16日 ロイター] 中国と周辺国との間で過熱する領有権問題。その核心にあるのは小さな島々で、米国本土からは遠く離れ、オバマ政権の懸案事項としては優先順位も低かった。しかし、ここにきて各国の対立が一段と先鋭化する兆しも見え始め、米国も巻き込みかねない火種になっている。

日本の外務省は13日、中国国家海洋局所属の航空機1機が、尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の領空を侵犯したと抗議。防衛省は航空自衛隊のF15戦闘機を緊急発進させた。一方、中国外務省は「完全に正常」な運航だったと反論するとともに、日本に対して尖閣諸島周辺への進入を止めるよう求めた。

一連の動きは、中国の周辺海域では2013年は緊張の連続になる可能性が極めて高いことを示唆している。また、米外交政策の課題の多くは中東問題が占めているが、国務省は、南シナ海での多国間の領有権争いが世界で最も難しい問題の1つだとみている。

オバマ政権はこれまで、中国に圧力をかけるよりむしろ、主に民間外交や米国の基本姿勢に関する声明を出すことで、アジアの領有権問題がエスカレートするのを防ごうとしてきた。しかし、自国の領有権主張を強める中国に行動を思いとどまらせるには至っていないようだ。

マサチューセッツ工科大(MIT)安全保障研究プログラムのM・テイラー・フラベル氏は、最近の中国の行動は「ある意味、米国の(アジアへの)コミットメント強化にも臆していないことを意味する」と語っている。

中国は、フィリピンが自国の排他的経済水域(EEZ)内にあると主張するスカボロー礁(中国名・黄岩島)について主権を主張しており、尖閣諸島では日本の「実効支配」への挑戦を強めている。

アナリストの多くは、2010年以降の尖閣諸島をめぐる中国の姿勢が、16日投開票された衆議院選挙で安倍晋三総裁の率いる自民党が圧勝する一因になったと指摘する。安倍氏は選挙期間中、対中強硬姿勢を訴えていた。

米国は公式には、領有権問題では中立姿勢を示しており、対話を通じた外交的解決を呼び掛けている。すべての関係国に武力行使に踏み切らないよう、年間5兆ドルの物資が往来する海上交通路を妨げないよう求めている。

ただ一部の専門家からは、アジアの外交問題で存在感を示してきたクリントン国務長官とキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が来年退任してしまえば、日本やフィリピンはこれまで同様の支援を米国から得られなくなると懸念する声も聞かれる。

さらに、米国の減税失効と歳出の自動削減開始が重なる「財政の崖」問題が解決しない場合、2013年には防衛費の大幅な削減が始まる可能性もある。もしそうなれば、アジアの同盟国が米国に寄せる信頼は損なわれ、中国の態度はさらに自己中心的になるかもしれない。

米国と日本やフィリピンの間には、長年にわたる安全保障条約がある。尖閣諸島については、日本が攻撃された場合に (攻撃した場合は 含まれない?) 米国が日本を防衛することを定めた日米安保条約の「明らかな」適用対象になると米国は明言している。

米海軍大学のジェームズ・ホームズ氏は、米国にとって長期的なジレンマは、「取れるうちに取っておくという中国の作戦」から世界の秩序を守りつつ、中国との衝突を避けることにあると指摘する。「スカボロー礁は言うまでもなく、尖閣を誰が保有しようと実際には我々にとって大した違いはない」。こう語る同氏は、厭戦(えんせん)感のある米世論に対し、岩礁や島をめぐって中国と戦う選択肢を訴えるのは政治的に難しいとみている。

米太平洋軍のロックリア司令官は先週記者団に対し、「すべての関係国が冷静さを保ち、意思決定や協議に軍事力を不必要に持ち込まないと保証すること」が重要だと述べた。                        (引用終り)

 ブッシュ政権なら いざしらず、 オバマ大統領は むやみに 中国と 事を構えたくないはずである。 311の ような事でもない限りは、 国民は 同意すまい。 日本でも、 同じであれば良いが、 日本の場合は 日露戦争以来の 例がある。  伊藤博文が 「 なまじ学のある バカ程 恐ろしいものはない 」 と述べたように、 変な 学者や オピニオンリーダーが 強硬意見を言い、 その尻馬に 乗る連中が多い。 

 今回の 衆議院選が 「最低の投票率」だったことが、 幸いだった。 まだ、 物言わぬ国民が 冷静に 「最終判断」 を してくれる 希望を持って 今日も 寝るとしますか。 これ以上 起きていても、 心臓にわるいでしょうから …… 

 下のような 「ニュース」を 取り上げて、 あれこれと 思いをめぐらす、 そんな静かな 世界は いつ 訪れるのだろうか ……  2012.12.19 CNN ニュース 引用

(CNN) 古代エジプトの「最後の偉大な王」と呼ばれるラムセス3世の死因について、これまで蛇に噛まれたとする説や毒殺説など諸説が存在したが、最新の研究で王は喉を残忍な方法で切られて殺害されたことが明らかになった。

研究者によれば、王は複数いた妻の1人とその息子が王位継承を狙って企てた陰謀によって何者かに殺害されたという。

英国医師会雑誌(BMJ)に発表された研究結果によると、ラムセス3世のミイラに何重にも巻かれた包帯を除去した後、遺体をコンピューター断層撮影(CT)を使ってスキャンした結果、喉に鋭利な刃物によると見られる深い切り傷が確認されたという。王は、喉や首、複数の動脈を残忍な方法で切られ、即死だったとしている。  -- 中略 --

  ラムセス3世    ラムセス3世神殿
        "ラムセス3世"                      "ラムセス3世神殿"     
またこの研究で、王の殺害を企てた妻とその息子も特定された。殺害を企てたのは王の息子のペンタウアー王子で、王子は裁判で有罪となり、その後自殺を図ったという。

ペンタウアー王子と見られる男性がミイラ化された際、ヤギの皮で体を巻かれているが、当時、王族を埋葬する際に儀式上不浄とみなされていたヤギの皮が使用されることはまれで、王の殺害を企てた罰として取られた措置と見られている。              (引用終り)



 3000年前も 大変だったようですね ……  ご存知でしたか。

スポンサーサイト

COMMENT - 0

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。