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三一独立記念日と 日本の朝鮮統治        夏目漱石が 「三四郎」で 語ったこと

                                                            3月1日 NHK
韓国のパク・クネ大統領は1日、独立運動が始まった日を記念する式典で演説を行い、「日本が歴史を直視し責任ある姿勢をとることで、初めて両国は信頼を積み重ね、和解と協力が可能になる」と述べ、歴史認識の問題で改めて日本側の前向きな対応を促しました。
               パク・クネ大統領 日本は歴史直視を
韓国では1日、日本の植民地支配に対する独立運動が始まった記念日にあたり、ソウルで式典が開かれました。
今週就任したパク・クネ大統領は、この記念日としては初めての演説を行い、「加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わらないものだ」と述べました。                             (引用終り)

 韓国大統領が 「三・一独立運動」の記念日に当たり、上のような発言をしても、 日本では 「捏造だ」の 一言で 片付けてしまうだろう。 昔から、 そういうことを 「職業 (それで収入を得る) 」としている人々はいたが、 その主張を 一般人が 信じるようになったのは、 最近だろう。

 台湾統治と比べて 抵抗運動は 極端に少なかった、のは 国力差であり、 日本と対等な合併、 日本人と同等な扱いなど あり得ない話であろう。 (前回書いたように) 上級奴隷を 少し可愛がったかも知れぬが、 いずれにしても、 「清・露・日」の どこかの植民地になるしかない、という 認識をしていた国と 対等な条約を結ぶことは、 ノックダウン目前の相手と ドロー (引き分け) に持ち込むのと 同様である。 それこそ、国益を損なうものであろう。

 夏目漱石の小説 「三四郎」に 次のような文があるのだそうだ。 引用目的は違うが、 私も「流石(さすが)!漱石」と思う。
                                                マスコミに載らない海外記事 引用
 「どうも西洋人は美しいですね」と言った。  三四郎はべつだんの答も出ないので ただはあと受けて笑っていた。

 すると髭の男は、「お互いは哀れだなあ」と言い出した。

 「こんな顔をして、 こんなに弱っていては、 いくら日露戦争に勝って、 一等国になっても だめですね。 もっとも 建物を見ても、 庭園を見ても、 いずれも顔相応のところだが、

 ――あなたは東京がはじめてなら、 まだ 富士山を見たことがないでしょう。 今に見えるから御覧なさい。 あれが日本一(にほんいち)の名物だ。 あれよりほかに 自慢するものは何もない。 ところが その富士山は 天然自然に昔からあったものなんだから しかたがない。 我々がこしらえたものじゃない」 と言って またにやにや笑っている。 

 三四郎は 日露戦争以後 こんな人間に出会うとは 思いもよらなかった。 どうも 日本人じゃないような気がする。

 「しかし これからは 日本もだんだん発展するでしょう」と弁護した。

 すると、かの男は、すましたもので、 「滅びるね」と言った。

 ――熊本で こんなことを口に出せば、 すぐなぐられる。 悪くすると 国賊取り扱いにされる。 三四郎は 頭の中の どこのすみにも こういう思想を入れる余裕はないような 空気のうちで 生長した。

 だから ことによると 自分の年の若いのに乗じて、 ひとを愚弄(ぐろう)するのではなかろうかとも考えた。 男は例のごとく、 にやにや笑っている。 そのくせ言葉(ことば)つきは どこまでもおちついている。 どうも見当がつかないから、 相手になるのをやめて 黙ってしまった。

 すると男が、こう言った。 「熊本より東京は広い。 東京より日本は広い。 日本より ……」で ちょっと切ったが、 三四郎の顔を見ると 耳を傾けている。

 「日本より 頭の中のほうが広いでしょう」と言った。 「とらわれちゃだめだ。 いくら 日本のためを思ったって 贔屓(ひいき)の引き倒しになるばかりだ」                                         (引用終り)

 今、日本人の多くが 「日本より 頭の中のほうが広いでしょう」という 漱石の言葉に 耳を傾けなければなるまい。 狭い見識に閉じこもり、 自分の主張以外に耳を貸さない、 「反日だ」「国賊だ」という 今の風潮と同じことが書かれている。 誰だって 自分の国を悪く言われたいとは 思っていない。 若い方の 「ウヨク君」の多くが、 「日本のためを思って」 主張しているのだろうと思う。

 下の文書は、 旧日本軍の 「三・一独立運動」 に対して 報告書であるが、 当時の軍部の方が 現在の 「皇国史観ブログ」の方々より、 はるかに優れた 分析をしており 感心する。一度 読んでおいたほうが良い文章である。 


          密一〇二号 其三五七 朝鮮特報二十六号 大正八年七月一四日(旧陸軍文書)

 世界何れの国民と雖も 他の国家国民の為に 併合されたるものにして 不快の念を有せざるものなし  即ち埃及(エジプト)、 印度(インド) 、波蘭(ポーランド)、愛蘭(アイルランド)の如き 表面或は平静を装ふも 征服者たる国家の弱点を見出すときは 必すや之れと離脱せんとす

 被併合者にして 表面事なきか如く 併合者の頤使指導に甘んするは 併合者たる国家の威力と人智とが 被併合者と格段の差ありて 被併合者は併合者の偉大なる国家の勢力内に包擁され 其の蠢動は何等成効の望なく 却て自己に重ねて不利なる影響を齎すを 覚知せるが故なり  圧迫の手より免れんとする 裏面の暗流は 常に旺に流れつつあり

 朝鮮に於ても 四千有余年の歴史を有し 時に他国の隷属たるが如き関係にありしと雖も 不完全なから 一国を為し 一時なりとも 独立国の体面を維持し来りし関係上 独立を希望しあるものにして  李朝五百年の統治は 一方に悪政に苦めるものならんも 他方に於ては恩顧を受けたるもの 少なからず然らざるも 農民の膏血に依り 一身一家の安静豪奢なる生活を為せしもの 亦尠からず 

 之等か 併合なる一大鉄槌に依り 一朝にして 其の地位を失ひ 豪奢を奪はれ 心中平ならざるは当然なり 
                                                            (引用終り)

 お若い方には わかりずらい文章であるので、現代語訳しておくが これは 当時の軍の書類である。 皆さんが よく目にする 「マンガ」や「人気ブログ」に 書かれている内容と比べて欲しい。-- 現代語訳 は 本ブログの責 --

 世界の どの国民であれ、 他の国に併合されて うれしいはずは無い。 エジプト、インド、ポーランド、アイルランドといえども、 見た目は 静かだが 征服者が弱ったと分かれば 必ず 独立しようとするだろう。

 彼らが 一見 なんともなく過ごし、 我々の指導に従うのは、 国力が余りにも違いすぎるので  相手国の勢力内で 何らかの抵抗をしたところで、 自分の不利になるだけだと 知っているからに過ぎない。 支配から抜け出そうとする動きは 見えないところでは  旺盛である。

 朝鮮と言っても、 4千年からの歴史があり、 時には 他国の属国になったこともあるが、 不完全ではあっても、 「国」といえる存在であり、 一時は 「独立国」であった事もあるのであるから、 独立したいと思うであろう。 また、 李朝 5百年の統治は 一方では 悪政であっだろうが、 他方には その恩恵にあずかったものも 少なからずいる。 農民に 重税をかけ 一族が 豪華な暮らしをしていたのも 少なからず いただろう。

 こういうことが、 併合によって 一夜にして 奪われてしまったのだから、 怒っても当然であろう。   ( 終り )


 「韓国併合は、頼まれてしてやった」とか、「対等な合併だった」とか 「朝鮮人は 併合のあと、 日本人として扱った」のに、 その恩も忘れて 「朝鮮人は 恩をあだで返している」などという 論説は ちょっと前までは 誰も信じなかった。 そんなことは無かったことを 皆が知っていたからである。 これらの 「マンガ」や「ブログ」は、このころを生きた方が 書いているのではない。 当時を知らない方が 「さも あったことのように」 書いている。 この独立運動の 報告をした 「陸軍」の文書でさえ、 上のように書いてあるのに。

 誰が考えても、 併合した相手国の人間を 自国の人間と 同様に扱うはずがない。 それは 「官憲」はもちろんのこと、 一般国民も同様だ。 「併合条約」の 字面のみを解釈して 「平等に扱ってやった」「同じ日本人とした」などというのは、 第五福竜丸の日米政府の合意 (サンゴの欠片で 船を汚したことに対するお詫び) や 日本政府の国連に出した 「広島、長崎の原爆被害に対する報告」 (放射能に由来する死者は一人もいない) を そのまま 真 (ま) に受けるのに等しい。

 見方によっては 「サヨク君」といわれるかも知れぬが、 吉野作造は 次のように書いている。

              朝鮮問題に就て                 吉野作造

 朝鮮の教育は、 内地人と鮮人とに差別的で、 鮮人を 馬鹿にして居る。 総督府でも 鮮人を高等官にせぬ 不文法あり、 判事の末席はあるが 検事には鮮人が無い。

 彼らは教育を受けても 前途に希望なく、 学校を卒へても、 下らない巡査補か 憲兵補になる位だ。 という俗謡もある。

 例へ 内地人と同じ地位に居ても、 俸給は 内地人の 三分の一位 しか取れぬ。 私の識る 農学士李氏は 斉藤家の養子と成つて 朝鮮の農事試験場に努めて居た所、 鮮人の出であることが分り、 急に俸給が三分の一に減じた。

 民間は この差別が 尚ほひどい。 京城の弁護士会長に 鮮人が推薦されたら、 内地人の弁護士は怒つて 再選挙せんとし、 総督府も 之に応援した。 鮮人が 上に居てはいけぬ と彼らいふ。 実力に依らず、 唯だ鮮人を下に置けよ と云ふ 差別観念が働いて居る。


 最近の 若い 「ウヨク君」の中には なぜか知らぬが、一冊のマンガの本で 歴史を分かったように思う方が増えている。 マンカ 「嫌韓流」の中に 次のようにあるのだそうだ。

「併合してしばらくはそのような抵抗があってもそれは仕方がないことじゃないかしら?」
「朝鮮には改革派もいれば守旧派もいたわけですし」
「韓国側の要望もあって併合という形になったのにその恩を忘れてテロや暴動を起こすなんて身勝手にもほどがあります!」


 この後、話がどう進むかは、ご推察いただけると思うが、 これだけで 「韓国が要望して 併合した」ことが 歴史的事実だと 信じることに 驚きを禁じえない。 この独立運動の後、 日本の憲兵隊による 「原因」調査が行われた。

 その報告書によると … (抜粋)

   「(秘)大正八年 朝鮮騒擾事件状況 大正八年六月憲兵隊長警務部長会議席上報告、朝鮮憲兵隊司令部」

従来吾人の耳にする 鮮人の不平及希望を摘記するに 大略左の通にして 不平の多くは 内鮮人差別的待遇にあるとす -- と書かれ、 日常的に 「朝鮮人差別」があったことが 記録されている。 いくつか 書き出してみると

1.日本人と朝鮮人では、官吏 (役人)になったときに 待遇上に差別ある。 給与は 日本人の 3分の1程度で 民間になると もっとひどい。
2.内地人 (日本人) は一般に朝鮮人を侮蔑するが、 その中でも 中下層社会の日本人の 傲慢 不謙遜 侮辱の
  態度は   実に甚しい。 朝鮮社会で 相当な地位にあるものに対しても 犬豚のように 扱う。
  列車においては 朝鮮人を席から追い立てて 座るし、日本人の医者は 順番を無視して 日本人を優先して診る。
  商売人も同様である。日本人の風呂屋では、朝鮮人を入浴させない。 などなど …
3.内地人 (日本人) は 理由に関わらず 直に殴打するの癖がある
4.朝鮮人だけに 笞刑 が行はれている
             朝鮮笞刑令(1912年3月制令第13号)   -- 参考 --
             第七条 笞刑は笞三十回以下に在りては之を一回に執行し三十迄を増す毎に一回を加ふ
                  笞刑の執行は一日一回を超ゆることを得す
             第十三条 本令は朝鮮人に限り之を適用す

5.人民の権利を無視し(追いたて) 諸種の工事を為すこと
6.諸税徴収の負担が重すぎ また 何にでも税を課するので、 その負担は 韓国時代の暴政以上だという者もある
7.賦役 (夫役) が 重すぎること
8.国費を以てすべき工事の賦役を人民に課すること
9.朝鮮人を官人に登庸しても 実権を与えない                                 (引用終り) 

 「自虐史観」などと へんな「造語」を造って、 「相手から望まれて」「対等な合併」などと 言う必要はない。人間 誰しもが 心の片隅に 「差別意識」は 持っている。 日本人だけではない。 韓国人だって 持っている。 それは、「歴史の1コマ」であり、 その事実を 覆す必要はない。 過ちは 過ちと認めても、 非難されることはあるまい。

 話は飛ぶが (色々すでに飛んではいるが) -- まあ、 ここが良いところだと思って -- 有色人種に対する 白人の本音 を anond.hatelabo が このように書いている。

                                                     anond.hatelabo 引用
 私が寮生活をしている頃、 スウェーデン人の友人が ある雑誌の記事を持ってきて 私に噛み付いてきたの。 そこには、 六本木で売春する スウェーデン人女性のインタビュ―が載っていてね、 “1ヶ月で 1年分の稼ぎが入るから やめないけれど、 こんなに自分が安っぽく扱われた事はない。” って その女性が証言しているのに 激怒してるんだ、 その私の友人は。 『どうして 日本人は 売春を容認するの!? そのスウェーデン人を 安っぽく扱うことに 日本人として 恥って観念を覚えないの!?』 ってね。

 周りにいた 他のスウェーデン人も 中に入ってきて 一斉に私を非難しはじめたじょ。

 『日本人は 人種差別主義だ、 スウェーデン人を 安っぽく扱って 平気でいる!』

 『日本の男は 最低のクズ野郎だ!』

 わたしゃ慣れっこだったから、 みんなのように 取り乱すことなく、 冷静で かつイヤミたっぷりに反撃したよ。

 “じゃあさ、 みんなに聞くけど 、みんな ロンドンや パリで 売春するスウェーデン人について、 どう思う? ストックホルムの売春婦は どう?  みんな 売春婦に対して 軽蔑するか、 さもなければ無関心でしょ?  ところが、 体を売る相手が 日本人やアラブ人の男だったら  なぜ急に 態度が一変して スウェ― デン人売春婦に同情するの?”

 一同、 気まずい顔をして 黙り込む。 “普段内緒にしていた あなたたち スウェーデン人の潜在意識が ここで顔を出していると 私は感じるよ。 つまり、 あなたたちは スウェーデン人で白人、 黄色ヤロ―(=gulingar)や アラブヤロ―(=blattar)よりも 優位な人種だと信じている。 それなのに、 下等な人種に仕える スウェーデン人の存在が許せない、 黄色ヤロ―のクセに 高慢だって思っているんでしょ?  私は あなたたちこそ、 立派な人種差別主義者だと 言いきれるわね。 どう考えているのか、 私に説明しなくてもいいのよ、 ただ、 あなたたちの心に尋ねてみて、 あなたたちは 私達黄色ヤロ―を低く見ているから、 そこまでヒステリックに反応するんでしょ?”

 気まずい沈黙の後、 言い出しっぺの スウェーデン人の友人が口を開いた。

 『ごめんなさい。 私は 当然のように スウェーデン人は 有色人種よりも優性だと思っていた。 そんな 絶対条件があったからこそ、 優性な私達を買う 下等な劣等人種が憎かった、 プライドが許されなかった。 普段、 教会で 人類平等とか、 人種差別反対とか言っておきながら 恥かしいわ。』

 彼女、涙目になっていた。 彼女は偉いよ、 とても素直で 自分で一番認めたくない部分を ちゃんと認めたからね。 きっと 自分が知らないうちに 差別していたという事実が ショックだったんだろうな。 でも、 そこでショックを受けるスウェーデン人には 救いがあるよ。 それを 恥としているんだからね。 ほとんどの国の人は、 自分がどこの誰よりも優れている、 他は 下等だって思っていることに 恥なんか感じないもんね。                 (引用終り)
              
 この「売春婦」の話は 人種差別でないにしても、 世界は 「人種差別」に対して 厳しい目を持っている。 だから、 この方の反撃に あっさり 「降参」してしまったわけだが、 今 日本では 私の目から見ても これは「人種差別」だろう と思えることが 日常伝えられている。 それに対し マスコミも報道しなければ、 政府も行動を起こさない。 煩いものに 関わり合いたくない、そう思える。

 テレビ番組でも 「雛人形倒し」が 『天皇、皇后を侮辱するもの』として、 その手の方から 抗議を受け 内容が 変わったのだそうだ。 日本はいつから 「治安維持法」が 施行されたのだろう。 

ひな人形を倒すゲーム-1-   ひな人形を倒すゲーム-2-
雛人形は 「天皇皇后」を現す、 それに物を投げるとは何事か、という『ウヨク君』の抗議で 急遽 模様替えをした

 私の認識不足だろうが、 あの人形を 「天皇・皇后」と思ったことはない。 3月3日が過ぎると、 暗い箱の中に突っ込んで 倉庫の片隅に積み上げるなど 『不敬罪』だろうなー。 ましてや、 金で売り買いするなど もってのほかだ、 というような話にならぬとも限らぬ。 恐ろしい世の中になったものだ。

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