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猪瀬都知事 オリンピック発言と 高市早苗議員の 靖国参拝発言に共通する アベノリスク

 猪瀬都知事が、 NYT (ニューヨーク・タイムズ紙) のインタビューで オリンピック開催地の 対立候補地について 蔑視した発言をしたことが 伝えられた。 この件で、 マスコミも 国民も 「猪瀬 パッシング」をしているが、 ちょっと前の都知事選で 史上最多得票を得た知事だったことを 忘れてはならない。 マスコミも 「鉄板候補」として この人のみを推奨し、 他は 「泡沫候補」あつかいした。 都民ですら、 同様だったのである。

 猪瀬知事が 当選後 極端に 「人柄」を 変えたわけではない。 副知事時代からそうであったし、 石原都知事時代は もっと すごい 「人種差別発言」を 繰り返していた。 そして、 この人種差別発言が そのまま、 得票力ともなってきた。 その元で 働いたのだから、 致し方ない。 東京都が 許可する 「人種差別デモ」があり、東京都が 不許可にする 「原発反対デモ」がある。 それが、 現在の日本であることを 日本国民は もう少し考えねばならない。
     新大久保にて、在特会のデモ
                     東京都によって 許可されている 「人種差別デモ」
 猪瀬氏の 今回の発言を読むと、 日本人の中には、 特に 「石原氏」を支持する人々の多くは、 内心 同意するだろう 発言が多く含まれている。 いわゆる 「日本人の本音」を そのまま、 国内に居るとき同様 発言したに過ぎまい。 まさか、国際的に 問題になるなどと 思っていなかったのではないだろうか。

猪瀬氏はフェイスブックで、ニューヨーク・タイムズ紙の記事について、「真意が正しく伝わっていない」と不満を述べた。 日本の政治家が この手の問題に良く使う 「フレーズ」である。 以下は 東京都が発表した猪瀬知事のコメント。

私は、IOC(国際オリンピック委員会)の行動規範第14条を十分理解しており、これまでも順守してきている。今後も尊重し順守していく。記事の焦点が、あたかも東京が他都市を批判したとされているが、私の真意が正しく伝わっていない。

私は、トルコに行ったこともあり、イスタンブールは個人的にも好きな都市である。 私には、他の立候補都市を批判する意図は全くなく、このようなインタビューの文脈と異なる記事が出たことは非常に残念だ。


 それに対し、ニューヨーク・タイムズは「取材に絶対の自信を持っており、 インタビューの内容は すべて録音されている」と反論した。 

 オフレコ要請はなく、猪瀬氏が用意した通訳の言葉をそのまま使った、とまで述べた。 ここで、 初めて 謝罪へと変わった。 どこかの国の 「裁判」でも、 取り調べの内容が 秘密裏に 録音されていて始めて、 誤りを認めたのと 同じではないか。 

 では、 どんなことを述べたのか、 一部だけが 大きく取り上げられ、 あとは 全く報じられていないので わかっている限りを書いてみよう。

 「アスリートにとっていちばんよい開催地はどこか。インフラや洗練された競技施設が完成していない、二つの国と比べてください」

 「しかしイスラム諸国に共通するのはアラーだけで、あとはいつも喧嘩ばかりしている。それに彼らには階級制度がある」

 「トルコは日本よりも平均年齢がはるかに若く、貧しいので子供がたくさん生まれる。日本は人口増加も止まり、高齢化が進んでいるが健康的で落ち着いた生活を送っている。トルコの国民も長生きしたいと思っているのは同じだろう。彼らは早死にしたくないのならば日本と同様の文化を創造すべきだ

 「イスラム教国初の開催というが、それは仏教国初やキリスト教国初と同様に重要な意味を持つものではない


 大和民族のみ 「特別」で、 後は愚劣な民族だという 「皇国史観」のような取り巻きに囲まれていると、 平気で 「日本と同様の文化を創造すべきだ」などと 話してしまうのだろう。 こういう主張のブログが、 人気ブログとして 圧倒している現状では、 日本人の中に どこが問題なのか、 わかっていない人々も 多いのではないだろうか。

 自民党の高市早苗政調会長は24日、都内で講演し、閣僚の靖国神社参拝に反発している中国、韓国の両国を批判した。「外交問題になること自体がおかしい。例えば植民地政策や開戦時の国家意志が良かったのか、悪かったのかとなると、フランス、アメリカ、イギリス、オランダはどうだったのか」と述べた。

 高市氏はまた、「(米国の)アーリントン墓地に日本の閣僚が行ったら花を捧げる。では、ベトナム戦争が正しかったのか。東京大空襲は明らかな陸戦法規違反だが、あれが良かったのか悪かったのか。そんなことで慰霊のあり方が変わってはいけない」と指摘した。


 ネットでは、 この発言に 「絶賛の嵐」が 贈られている。 「皇国史観の渦」の中にいると、 この発言が とんでもなくおかしいという事に、 「猪瀬都知事」同様 気がつくまい。 高市議員の発言を 順を追ってまとめると 次のように言っているのだ。

 1. フランス、 アメリカ、 イギリス、 オランダの 植民地政策や、 開戦時の国家意思は 悪いものだった。
 2. ベトナム戦争は 間違っていた。
 3. 東京大空襲は 明らかな陸戦法違反である。
 4. 日本の植民地政策、 開戦時の国家意思、 陸戦法違反の戦いは 悪かった。
 5. 1~3の事項が 抗議を受けないのだから、 当然 4の事項を 抗議することはおかしい。
 

 数学なら これで 最後に (証明終わり)と書いたら、「東大」は 合格するかもしれないが、 世界では 通用しない。 絶賛する理由が わからない。 なにしろ、 一方では 「正義の戦争」であって、 「アジアの民族を解放するために」 日本国民は 命をなげうって 戦った、と 主張しているのに 悪かったもの、間違ったものと 比較してどうするのだ …

 では、 日本が悪かったのなら、 この論理は 「通用する」のか。 それもあるまい。 ベトナム戦争が悪かったのなら 「ベトナムとアメリカ」の間の問題となるし、 フランスの植民地政策が 悪かったのなら、 フランスと その植民地とされた 2国間の 話し合いになるであろう。 それは、 各国同士が 話し合うのである。

 もし、日本が悪かったと するなら、 日本と その植民地、 被戦国 (戦わされた国) の問題となり、 中国・ 韓国の言い分を聞かねばならない。 「内政干渉」という事は 難しかろう。 アイツも スピード違反していた、 奴は 40キロオーバーだった、 なのに 「なぜ俺だけ 捕まえるのだ …」などという、 交通違反者と同じ 論理展開ではないのか。 もし、 この論理が正しいのなら、 中韓を含めた アジア各国に 欧米の植民地支配と 日本の軍事侵攻の程度の度合いを 聴かねばなるまい。

 中韓の 意見は 「無視」して、 強硬姿勢を貫くことが 「国民受け」をし、 票につながると 繰り返えされるパフォーマンスは、 今後 日本が抱える 「アベノリスク」 になるだろう。 「対話の窓口」は いつも開けてある、という 安陪首相の 窓口の中には 「拒絶と 強硬姿勢」しか 入っていない。

 さて、 皆さんには ほとんど興味の無いことだろうけれども、櫻井ジャーナル さんが 「イスラエルが 5隻目の潜水艦」を 今年中に就航させる、と書いている。 関連記事として、昨年の「中東の窓」さん記事も 併せて載せておく。 これが、 今回の話と どう関係するのか、 お分かりだろうか。 ドイツの 「戦後賠償」の一環として行われているのだ。 この記事を読んだだけだと その点は良くわからない。

 皆さんは 私のような 「暇老人」では無かろうから、 無理からぬことだが、 私も ヒョンなことから 初めて知って 驚いた。 ドイツは ご存知のように EUの経済危機を 一手に補償している。 従って 財政状態は 厳しいことは 想像に難くない。 ところが、 第二次大戦の 戦後賠償も イスラエルに対して ずっと続けている。 それは、 600万人の 「ホロコースト犠牲者への個人補償」 -- 孫の代の教育費までだそうだ。-- と イスラエル政府への 賠償である。

 イスラエルの 「鉄道」「道路」「鉄橋」「発電所」などの 社会インフラは すべて ドイツ政府によって作られた。 潜水艦も同様で、 無償が前提である。 が、 財政逼迫を理由に なんとか、 半額 3分の1の負担になったことは あまり書かれていない。 そう思って ニュースを見てみると、 違った見方ができる。

                                             2013年05月01日 櫻井ジャーナル 引用
 言うまでもなく、核戦争の主役は潜水艦である。世界有数の核弾頭保有国と信じられているイスラエルはドイツからドルフィン級の潜水艦を1998年から導入、今年中に5隻目が就役するもようだ。4月29日にはドイツのキールで式典が開かれ、イスラエル側から国防省のエウド・シャニ少将、海軍司令官のラム・ルトバーグ提督が出席したという。ドイツもNATOの一員として、中東の不安定化に貢献しているというわけだ。

 核弾頭を搭載でき、射程距離1500キロのポップアイ・ターボSLCM(潜水艦発射巡航ミサイル)を発射できる潜水艦で、イラン攻撃を念頭においているとも言われている。イランが核武装したなら、この潜水艦も使いにくくなるが、今なら実際に発射しなくても脅しに使える。                                        (引用終り)

                                             2012年05月05日 中東の窓 引用
 イスラエルが4隻目の独製ドルフィン級潜水艦を引き渡されたことは先日ご報告しましたが、4日付のy net news は地域の諸国はこのイスラエル潜水艦隊に対抗する手段を有しておらず、イスラエルの潜水艦隊は中東地域の平和を守る最善の保障となろうと論じています。 記事の背景には、イスラエル当局の情宣的意図も見隠れしますが、この種戦略的な記事の少ない我が国にとって、興味ある記事と思われるので、要点のみ次の通り。

イスラエルは4隻に次ぎ5隻、6隻目のドルフィン級潜水艦を独から入手することになっているが(最初の2隻は無償供与で、3隻目は半額は独政府負担で、残りの3隻は費用の3分の1を独政府が負担する)、中東地域の他の国はこれらの潜水艦に対抗する手段を有さない。

イスラエルはさらに新型潜水艦を購入し、10隻体制にすることを考えている、この艦隊はイスラエルの抑止戦力として数十年も優位を保つであろう。イスラエル海軍は沿岸警備隊から抑止戦略へと大きく変貌を遂げ、世界の至る所、特に中東においては敵は少なくとも近い将来これに対抗する手段を有さない。               (引用終り)

 中国への賠償は、 支払いすぎている、などと 馬鹿な事を煽っている 「ブログ」が多いが、 日清戦争時に 日本が (日本領土内での戦争も無いのに) 中国の国家予算の 2年分を 賠償金として、 「金(金貨)」で 受け取ったことは 記憶していたほうが良い。 戦争で負けるという事は、 国家存亡の危機であり、 その正義などは 問われないことは 肝に銘ずべきである。

 「懐古主義」が日本国民の間に広がるのを見るにつけ、 ドイツこそ、 あってしかるべきだ、 「 なぜドイツでは起きないのか。」という 疑問が湧いてくる。 そういう テーマで 何度か書いたことがあった。

[ベルリン 26日 ロイター] ドイツでは今、ヒトラーやナチスといった言わば自国の「闇の歴史」に対する国民の関心が高まっている。

 権力を掌握するに至ったナチスの歴史を扱った展示会には数万人が足を運び、第三帝国をテーマにしたテレビドラマには数百万人の視聴者がつく。ヒトラーが現代のベルリンに現れるという小説は、一夜にしてベストセラーとなる人気ぶりだ。

 ドイツでは今年、ナチスに関する歴史の節目を迎えるため、これまで以上に自国の歴史に興味を持つ人が多くなっているようだ。あの時代に祖父母が何を経験したのか、海外で平和活動に従事する今日のドイツ人にとってナチスの負の遺産がいかに障害となっているか、ギリシャやスペインの失業者がなぜメルケル首相を「新たなヒトラー」と揶揄(やゆ)するのかなど、テレビや新聞、ネット上でもナチスに関する話題は尽きない。

 今年1月と5月はヒトラーの総統就任とナチスの思想に合わないとされた書物が焼き払われた焚書からそれぞれ80年、11月はユダヤ人の住宅や商店が襲撃された「水晶の夜事件」から75年に当たる。

 こうした節目がある種の切迫感を持って迎えられるのは、戦争を生きた世代が少なくなってきているということを実感しているからだ。この世代の人たちがいなくなれば、歴史に興味を持つ若者は、生き証人たちから話を聞く以外の手段を探さなければならなくなる。

 「悪魔は抽象的な歴史の闇から何度でもよみがえる」。ナチス時代について書かれた記事の中で、シュピーゲル誌はこう記している。フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙は、戦時中の若き5人のドイツ人を描いたテレビドラマ「Unsere Muetter, unsere Vaeter(われらの母、われらの父)」を製作したニコ・ホフマン氏のインタビューを掲載。「それが終わることはない」と見出しを付けた。3月に放送されたドラマは700万人が視聴した。


 ビルト紙が「ドイツ兵は本当にそれほど野蛮だったのか」と紙面で疑問を呈したところ、ロシアやポーランドから非難の声が上がり、70年経った今でもデリケートな問題であることが示された。        (引用終り)

 戦争に関する問題は 日本だけではない。 だが、 こういう 問題が 「デリケートな」問題だ、 と 認識できない 「政治家」を 抱えることが 日本のリスクになる。


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COMMENT - 1

受け付けない  2013, 05. 02 [Thu] 04:46

最近になりこのブログを発見したものです
私自身今の日本に”諦め”の感じを抱いていましたが、こういうブログも存在するんだということは励みになります
これからも楽しみにしています

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